JPS63135716A - 車両用保温機の燃焼異常検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車両用保温庫を加温する燃焼装置の異ｌｌ！！
−九績出＋ス古市ｍ瓜袖拠＾潜講田轡偽山鯖嬰ｌず関す
る。

（従来の技術） 積載物品を加温しながら輸送する車両用保温庫では、従
前はエンジンの排気ガスの熱量を熱源に用いて保温を用
いていた。しかし、排気ガスの熱量では保温庫の熱源と
して熱容量が不足するので、燃料を燃焼させるバーナと
、燃焼熱を回収して保温庫に暖気を導く熱交換器と、保
温庫内の温度に応じて暖気を制御する制御装置とからな
る車両用保温庫の燃焼装置の提案が特願昭６０−５３９
７２号に示されて、いる。

（発明が解決しようとする問題点） 上記の特願昭６０−５３９７２号の提案においては、熱
容量の不足はバーナへの燃料供給量を制御することによ
り解決できるが、燃料の燃焼装置の異常、例えば燃料の
未着火や燃焼器のオーバーヒートなどの異常時の検出や
対策がなされておらず、このため燃焼装置の火災や破損
など不測の事故が発生する虞を生ずる。

本発明は上記の闇Ｗｉ占に鑑みてかきれ士もΦ字あり、
その目的は車両用保温機の燃焼装置の異常状態の発生時
に、関連部材の作動を検出して原因を検知し、適切な対
策を行おうとする車両用保温機の燃焼異常検出装置を提
供するにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、複数の作動部分に動作を検出する検出
手段を設け、これら検出手段からの信号により、車両用
保温機の燃焼機構の異常を検出する車両用保温機の燃焼
異常検出装置が提供される。

（作用） 本発明では燃料の燃焼器内の温度が上昇しない場合、燃
焼ブロワと燃料ポンプとの作動のチェックの後、異常の
ない場合は気化燃料に着火する点火グロープラグをチェ
ックして、その断線の場合はサブ点火プラグを作動させ
気化燃料に着火する作用がある。

また、燃焼ブロワの送風路が詰って風量が不足の場合、
燃料は不完全燃焼であるが燃焼ガスは高温度となるので
、燃焼器内のフレームセンサの作動をチェックして、高
レベルのときは燃料流量を減じて燃焼状態を正してオー
バーヒートを防止する作用がある。

（実施例） つぎに本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。

第１図は本発明の車両用保温機の燃焼異常検出装置の一
実施例を示す構成ブロック図である０図において、１は
燃料の燃焼器であり、燃焼用空気を送風する燃焼ブロワ
１１．燃料を気化する気化グロープラグ１２、気化燃料
に着火する点火グロープラグ１３、燃焼器ｌの燃焼温度
を検出するフレームセンサ１４を備え、燃焼ブロワｔｔ
の作動により着火された高熱の燃焼ガスを下流方向に接
続した熱交換器２に送風するものである。なお、気化グ
ロープラグ１２は抵抗温度係数を有する加熱ヒータを内
蔵し、直列に接続した微小抵抗値の抵抗器１２ａの電圧
降下値を計測することにより、気化グロープラグ１２の
加熱ヒータの温度により変化する抵抗値を検出可能に構
成されている。１２ｂは気化グロープラグ１２への電流
を抑制する制御抵抗器、１２ｃは制御抵抗器１２ｂを短
絡して抑制を解除する切換スイッチである。

また、点火グロープラグ１３も抵抗温度係数を有する加
熱ヒータを内蔵し、直列に接続した微小抵抗値の抵抗器
１３ａ、制御抵抗器１３ｂおよび切換スイッチ１３ｃが
送電回路に接続され、前記の気化グロープラグ１２の送
電回路のそれぞれの部材と同様に作動するよう構成され
ている。なお、これらの両グロープラグの適正温度は気
化グロープラグ１２が４００℃、点火グロープラグが９
００℃に加熱されるものである。また、６はサブ点火プ
ラグであり１点火グロープラグ１３の断線のときの予備
として使用するものである。

４は燃料タンクであり、燃料供給路には燃料ポンプ４１
．燃料弁４２が設けられ、これらはともに後述する電子
制御装置からの指令にて制御される。

熱交換器２は燃焼器ｌから送風される燃焼ガスの執播を
　ウ架り人口２１九ちめ札催ン楓亦洒ｌ、て温風ブロワ
２２の作動により吹出口２３から保温庫５内に吹出させ
るものであり、熱交換器２の内部には多数の熱交換用の
フィン２４が設けられている。そして、熱交換後の燃焼
ガスは排気ガスとして排出口２５より大気中に排出され
る。

保温庫５は保温を要する積載物品を収納して、吹出口２
３からの温風を熱源として保温するものである。

５１は温度計であり、保温庫５の内部に取付けられ、電
子制御装置７に検出した温度信号を送信する。

電子制御装置７はマイクロコンピュータよりなり、演算
処理や、後述する制御信号の時間をカウントするタイマ
処理を行う中央処理装置、燃焼器や保温庫を制御するプ
ログラムや異常発生時の処理を行うプログラムなどを格
納する各種メモリ装置、入／出力装置などを備えており
、温度計５１からの信号の外、燃焼器ｌに設けた気化グ
ロープラグ１２１点火グロープラグ１３の温度に対応す
る抵抗値の信号や、フレームセンサ１４からの信号を入
力するものである。また熱交換器２に設けた熱交換器温
度センサ２６、吹出口２３に設けた温風センサ２７から
の温度に基づく信号も入力され、さらに、燃焼ブロワ１
１．燃料ポンプ４１からは作動が正常か否かの信号が入
力されている。

なお、電子制御装置７の出力としては燃料ポンプ４１、
燃料弁４２．燃焼器ｌの燃焼ブロワ１１、切換スイッチ
１２ｃおよび１３ｃ、温風ブロワ２２、異常信号灯８４
などにそれぞれの制御指令を発するよう構成されている
。

８１は大気の温度を検出する気温センサ、８２は保温庫
５の内部温度を設定する温度調節スイッチ、８３は動作
スイッチであり、それぞれ電子制御装置７に信号を伝達
するよう接続されている。

第２図は本実施例の作動の一例を示す処理フロー図であ
り、つぎに第２図を用いてその作動を説明する。

まず、動作スイッチ８３がオンに投入され、保温庫５に
設けた温度計５１の温度信号ＴＲが積載物品を保温する
所定温度Ｔ１より低い場合は点火′グロープラグ１３の
抵抗値を計測する（ステップ１〜３）。

ステップ４では点火グロープラグ１３の温度をチェック
するため、ステップ３にて求めた抵抗値Ｒ１と所定抵抗
値Ｒ１とを比較し、Ｒ■＞Ｒ１のときはステップ５に進
んで点火グロープラグ１３に通電し、点火グロープラグ
１３の温度が９００℃のときの抵抗値Ｒ９ｏｏと、計測
した抵抗値ＲＩとを比較してＲ１＞Ｒ９０ｏの場合はス
テップ６よりステップ７に進み気化グロープラグ１２に
通電する。ここでは気化グロープラグ１２が４００℃の
ときの抵抗値Ｒ４００と気化グロ７プラグ１２の抵抗値
ＲＥとを比較し、４００℃の抵抗値以上を示していると
きはステップ９に進んで燃料弁４２を開いて気化グロー
プラグ１２を介して燃焼器ｌに送油し、燃料を気化する
とともに点火グロープラグ１３にて着火する。

前記のステップ４において、点火グロープラグ１３の抵
抗値ＲＫがＲ１より低い場合はステップ１０に進んで気
温センサ８１からの信号ＴＡＭを読込んで大気温度をチ
ェックする。そして所定温度Ｔ２より高い場合はステッ
プ１１に進み、点火グロープラグ１．３に通電する。ス
テップ１２では通電した点火グロープラグ１３の抵抗値
ＲＩと９００℃における抵抗値とを比較し、Ｒ１＞Ｒ９
゜。の場合はステップ９に進むことになる。なおステッ
プ１２にて９００℃の抵抗値に達していないときはステ
ップ１３にて制御抵抗器１３ａに並列接続の切換スイッ
チ１３ｃを閉じ、制御抵抗器１３ａを短絡して点火グロ
ープラグ１３に大きな電流を通じその温度上昇を計る。

そして電子量ｍ装置７の内部のタイマにより所定時間の
通電を行った後通電を断とし、ステップ１４よりステッ
プ９に進む。

また、ステー、プｌＯにて大気温が低く、所定温度Ｔ２
に達していないときはステップ１５〜１７に進み、点火
グロープラグ１３に通電するとともに切換スイッチ１３
ｃをオンにして制御抵抗器１３ｂを糟緒１−　雷子醐御
剖１のタイマ処理にで所定時間の通電を行い、温度急上
昇させてからステップ７に移行する。なお、ステップ１
８．１９は上記のような温度を急上昇させる手段のステ
ップであり、ステップ２０．２１は気化グロープラグ１
２における温度急上昇の手段のステップである。

ステップ９にて燃焼器ｌの内部にて気化燃料に着火して
燃焼開始後は、ステップ２２にて温風ブロワ２２はオフ
にして、燃焼ブロワ１１を作動させ、燃焼状態が良好に
なるよう所定時間の経過を待ち（ステップ２３．２４）
、ステップ２５にて燃焼器ｌに設けたフレームセンサ１
４からの温度信号ＴＦＳをチェックする。そして温度信
号ＴＦＳが燃焼状態の良好な所定温度Ｔ３に達している
ときはステップ２６に進んで温風ブロワ２２を作動させ
て保温庫５の内部に温風を送風する。

ステップ２７では熱交換器２に設けた熱交換器温度セン
サ２６からの温度信号ＴＨＥをチェックして熱交換器２
の異常温度Ｔ５と比較して異常温度Ｔ５に達していない
ときはステップ２９に進むが、Ｔ５に達しているときは
ステップ４４に進んで異常信号を発し、燃焼停止のフロ
ーに進むことになる。なお、ステップ２５にてフレーム
センサ１４からの温度信号Ｔｙ　ｓが前記所定温度Ｔ３
に達していないときは燃焼状態が不良であるので。

異常検出のためステップ４０に進む。

このステップでは燃焼器ｌに送気する燃焼ブロワ１１の
回転をチェックして良好の場合はステップ４１にて燃料
ポンプ４１の作動をチェックする。そして燃料が良好に
送油されているときは点火グロープラグ１３の作動をそ
の抵抗値Ｒｊにより判断し、９００℃に達していないと
きはその断線と判断してステップ４２よりステップ４５
に進み、燃焼器１に設けたサブ点火プラグ６を加熱して
着火作動させる。

つぎにステップ４３では気化グロープラグ１２の抵抗値
ＲＥにより４００℃に達していないときは、その断線で
あっても他の作動部材に異常が検出できないため、ステ
ップ４４に進んで異常信号を発することになる。

ステップ２９では保温庫５の内部温度を設定する温風調
節スイッチ８２のポジションをチェックし、そのポジシ
ョンが１ｓｔに操作されているときはステップ３０．３
１に進み、燃料ポンプ４１と温風ブロワ２２とをそれぞ
れ１ｓｔ位置に制御して保温庫内に温風を送風する。

ステップ２９にてポジションが１ｓｔでなく。

２ｎｄのポジションの場合はステップ３３〜３６に進み
、燃焼ブロワ１１、燃料ポンプ４１．温風ブロワ２２と
をそれぞれ１ｓｔより強めの２ｎｄのポジションに制御
して、保温庫内の温度を高める制御を行う。

また、温風調節スイッチ８２が３ｒｄのポジションの場
合はステップ３３からステップ３７〜３９に進み、燃焼
ブロワ１１、燃料ポンプ４１、温風ブロワ２２とをそれ
ぞれ最強の３ｒｄポジシヨンに制御して、保温庫５の内
部温度を高い温度にて積載物品を保温するよう制御する
ことになる。

つぎにステップ４６にて燃焼ブロワ１１がオンであり、
ステップ４７にてフレームセンサ１４からの信号が適切
な燃焼状態の温度Ｔ５より高温レベルＴ６に達する場合
は、燃焼用空気通路の詰りのため燃料の不完全燃焼状態
で燃焼ガス温度が上昇したと判断し、ステップ４７より
ステップ４８に進んで燃料ポンプ４１の燃料流、量を減
少させ。

る、このため燃焼器１の内部の燃焼状態が正されて、オ
ーバーヒートによる事故を防止することになる。なお、
ステップ４６にて燃焼ブロワ１１の作動不良や、ステッ
プ４７にてフレームセンサ１４からの信号が非常に低温
度の場合はステップ５２に進んで異常信号を発して燃焼
停止のフローに進む。

ステップ４９では保温庫５に設けた温度計５１の温度信
号ＴＡを読込み、所望する温度Ｔ４より高温度の場合は
、燃焼器ｌや関連するブロワなどの作動を停止するため
、ステップ５３．５４における、温風ブロワ２２、燃焼
ブロワ１１をともにオフにするとともに、燃料ポンプ４
１を逆転させて送油管の内部の燃料を回収して、余熱に
よる炭化によるパイプ詰り防１トした後、燃料ポンプ４
１の通電を断にする（ステップ５０．５１）。

なお、ステップ４９における温度計５１の温度信号ＴＡ
が所望する温度Ｔ４に達しない場合は、前記ステップ２
７に戻ってフローを繰返すことになる。

以上、本発明を上記の実施例により説明したが、本発明
の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、本実施例で
は車両用保温機の異常の検出として説明したが、一般の
暖房装置の異常検出にも応用できるものであり、これら
を本発明の範囲から排除するものではない。

（発明の効果） 本発明によれば、車両用保温機の燃焼器の温度が上昇し
ない異常時に送風、送油部材の作動をチェックし、さら
に着火部材の作動をチェックして着火部材の点火グロー
プラグの断線の場合は。

予備のサブ点火プラグを作動させるので、燃料未着火の
異常が検出でき、その対策が行える効果が生ずる。

また、燃焼器内の温度が高レベルであり、オーバーヒー
ト気味の異常時には送風部材の作動と燃焼器内温度とを
チェックして、送風路の詰りを検出し、燃料の供給量を
制御して燃焼状態を正すので、オーバーヒート気味の異
常の原因が検出でき、未然にオーバーヒートによる事故
の発生を防止する効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の車両用保温機の異常検出装置の一実施
例を示す構成ブロック図、第２図はその作動の一例を示
す処理フロー図である。 ｌ・・・燃焼器、２・・・熱交換器、５・・・保温庫、
６・・・サブ点火プラグ、７・・・電子制御装置、ｌｌ
・・・燃焼ブロワ、１２・・・気化グロープラグ、１３
・・・点火グロープラグ、１４・・・フレームセンサ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の作動部分に動作を検出する検出手段を設け
   、これら検出手段からの検出信号により、車両用保温機
   の燃焼機構の異常を検出することを特徴とする車両用保
   温機の燃焼異常検出装置。
2. （２）前記作動部分は燃焼機構に燃焼用空気を送風する
   送風装置と、燃料を供給する燃料供給装置と、気化燃料
   と空気との混合気に着火する点火装置と、燃料を燃焼さ
   せる燃焼器であり、前記燃焼機構の異常は混合気の未着
   火と、前記燃焼器のオーバーヒートであることを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）項記載の車両用保温機の燃
   焼異常検出装置。