JPS63133027A

JPS63133027A - 電子体温計

Info

Publication number: JPS63133027A
Application number: JP61279693A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Yoshinaka; 吉中　康浩; Yutaka Muramoto; 村本　裕
Original assignee: Terumo Corp
Current assignee: Terumo Corp
Priority date: 1986-11-26
Filing date: 1986-11-26
Publication date: 1988-06-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は電子体温計に関し、特に体表面の長時間の温度
測定が可能な電子体温計に関する。

［従来の技術］従来の電子体温計は感温部が棒状形態をしており、該感
温部を脇下・直腸・口中等の特定部位に挿入固定して温
度計測を行なっていた。従って、上記以外の部位、例え
ば体表面の温度測定を行なう場合には、その形状からし
てＰ！、？Ｍｒ部を体表面に固定することが困難であっ
た。

また、従来の電子体温計は測定結果を液晶等の素子で表
示するものであった。従って、体温の日内変化を測定す
るような場合には、いちいち表示温度を目視して記録す
る必要があり、取り扱いが繁雑で記録も間違えるおそれ
があった。

［発明の目的］本発明は上述した従来技術の欠点を解決すべく成された
ものであって、その目的とする所は、体温の長時間に亘
っての自動記録及び時間データと温度データが１対１対
応の可能な電子体温計を提供することにある。

［発明の概要コ本発明の電子体温計は上記目的を達成するため、電源電
池と、被測定部位の温度を検出して該温度を示す温度デ
ータを発生する温度検出手段と、前記温度検出手段によ
る温度の検出を所定周期で行う制御手段と、前記温度検
出手段が発生する温度データを順次蓄積する蓄積手段と
、外部からの読出要求信号に応じて前記蓄積手段が蓄積
した温度データを順次外部に送信する送信手段を備える
ことをその概要とする。

また好ましくは、送信手段は無線送信手段であることを
その一態様とする。

また好ましくは、外部からの時間データ書込手段を備え
、蓄積手段の所定番地に前記時間データを格納すること
をその一態様とする。

また好ましくは、制御手段は蓄積手段が所定数の温度デ
ータを蓄積したことにより温度検出手段による温度の検
出を停止することをその一態様とする。

また好ましくは、温度検出手段は、体温の感温部と、該
感温部からの体温情報に基づき体温を測温する測温手段
を備えることをその一態様とする。

以下、添付図面に従って本発明の実施例を詳細に説明す
る。

［第１実施例コ第１図（ａ）は第１実施例の電子体温計の上面図、第１
図（ｂ）は第１図（ａ）の（ｂ）−（ｂ）断面図、第１
図（Ｃ）は第１実施例の電子体温計の底面図である。

第１図（ａ）において、１は柔軟で断熱性のマウント部
材であって、その中に電子体温計の電子部品をマウント
し、体温計全体としての柔軟な構造を保持する。２は体
温計が蓄積した温度データを外部に取り出すためのコネ
クタ、３は電源として交換可能なフィルム型リチウム電
池（ＬＢ）である。

第１図（ｂ）において、４は後述する電子回路を１チツ
プ内に収めたＬＳ　Ｉ　（Ｃ−ＭＯＳ）、５は温度変化
に応じて抵抗値を変化させるチップサーミスタ（Ｒｔｈ
）、６は各電子部品間を柔軟に保持し、電気的に接続す
るフレキシブル基板、７は体表面の皮膚に直接貼り着け
る貼着面である。該貼着面７はフレキシブル基板６及び
マウント部材１からなる全体的に柔軟な構造と相まって
、その貼着面の形状を体表面に適合可能である。

第１図（Ｃ）において、チップサーミスタ５の感温部は
貼着面７の略中央部に設けられた開口部７ａを介して体
表面に接触し、温度を検出する。

その際に、断熱性マウント部材１は外部温を有効に遮断
し、体表面の正確な温度測定を可能にする。また電子体
温計の径は貼る場所、コネクタの取扱い等を考慮して各
種のものを製造できる。

第２図は実施例の電子体温計のブロック構成図、第３図
はその動作タイミングチャートである。尚、第１図（ａ
）〜（Ｃ）と同一の構成には同一番号を付して説明を省
略する。第２図において、４１は基準クロック信号Ｆｓ
を発生する発振回路、Ｘは周波数安定化のための水晶振
動子、４２は基準クロック信号Ｆｓを分周して温度デー
タのサンプリング信号ＳＧ及びメモリへの書込パルス信
号ＷＰを発生するタイミング回路、４３は各サンプリン
グ信号ＳＧのタイミングにチップサーミスタ５の感温抵
抗Ｒｔｈを検出してこれをデジタル温度の書込データＷ
Ｄに変換すＡ／Ｄ変換部、４４は外部からの測定開始時
間データ及びその後にサンプリングした温度データＷＤ
を所定数記憶するランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、
４５はＲＡＭ４４の読／書アドレスを制御するアドレス
カウンタである。

第３図において、リチウム電池３が挿入されると発振回
路４１は発振し、基準クロック信号Ｆｓを出力する。タ
イミング回路４２は基準クロック信号Ｆｓを分周して、
例えば１分に１回の割合で所定パルス巾のサンプリング
信号ＳＧを出力し、これと同期して温度データＷＤの書
込パルス信号ｗｐを出力する。Ａ／Ｄ変換部４３の温度
検出回路はコンデンサＣ１抵抗Ｒ、チップサーミスタ５
、インバータ回路■より成るマルチバイブレータである
。その発振クロック周波数Ｆｔｈはチップサーミスタ５
の抵抗値Ｒｔｈの変化に応じて変化し、一般に、Ｆｔｈ＝ＫＸ１／（Ｃ−Ｒｔｈ）により与えられる。カウンタ回路４３１はサンプリング
信号ＳＧの所定パルス巾時間だけマルチバイブレータの
発振クロック信号Ｆｔｈをカウントする。従って、カウ
ンタ回路４３１からは検出温度に比例した温度データＷ
Ｄが得られる。該温度データＷＤは、アドレスカウンタ
４５のアドレス信号ＡＤＤ　（例えばｎ）に従って、Ｒ
ＡＭ４４に書き込まれる。書込パルスＷＰはＲＡＭ４４
への温度データＷＤの書き込みを可能にし、該パルスＷ
Ｐの立ち下がりのタイミングにアドレスカウンタ４５の
内容を＋１する。こうして、各温度データＷＤはＲＡＭ
４４に順々に蓄積される。そして、ＲＡＭ４４の蓄積が
いっばい（アドレスカウンタ４５の内容が所定値）にな
ると、ゲート信号ＦＵＬＬが出力され、該信号ＦＵＬＬ
はタイミング回路４２の動作を停止する。アドレスがリ
サイクルして前に蓄積したデータを壊さないためである
。従って、ＲＡＭ４４の内容は外部から読み出すまで失
われない。

温度データの読み出しはコネクタ２にケーブルを接続し
て行う。外部からのリードゲート信号ＲＧをＬＯＷレベ
ルにするとＲＡＭ４４は読み出しモートになる。コネク
タ２とＲＡＭ４４を結ぶデータラインＲ／Ｗ−Ｄは双方
向性バスで結ばれており、ＲＡＭ４４が読み出しモード
のときはＲＡＭ４４の読み出しデータが有効になる。外
部からダミーのパルス信号ＳＰを送るとアドレスカウン
タ４５の内容が＋１されて、そのアドレスＡＤＤは０°
°になる。これにより、“０”番地の温度データＲＤが
コネクタ２に出力されるから、外部装置（不図示）はこ
の温度データＲＤを取り込む。次に外部から読出パルス
信号ＳＰを送るとアドレスカウンタ４５の内容が＋１さ
れて、そのアドレスＡＤＤは°１”になる。同様にして
、外部装置はこの温度データを取り込む。その際に、前
記ダミーのパルス信号ＳＰによってゲート信号ＦＵＬＬ
は解除されるが、読出パルス信号ＳＰの周期は書込パル
ス信号ＷＰの周期よりも非常に短いので、最初の書込パ
ルス信号ＷＰが発生するよりも十分前に全温度データＲ
Ｄの読み出しを終了する。従って、再びゲート信号ＦＵ
ＬＬが発生し、タイミング回路４２を停市し、初期状態
に戻す。

好ましくは、常に測定開始時の温度データがＲＡＭ４４
の０番地に蓄積され、測定終了時の温度データがＲＡＭ
４４の最終番地に蓄積されるべきである。このためには
、通常、全温度データＲＤを読み出した状態でゲート信
号ＦＵＬＬを立て、不使用時にはこの状態で体温計を放
置する。一般に、Ｃ−ＭＯＳのＩＣは非動作時の電力消
費が小さいから、リチウム電池３にとっても都合かよい
。そして、放置後の体温計を使用する時はケーブルを接
続してダミーのパルス信号ＳＰを１つ送る。また、放置
せずに、読み出し後の体温計をすぐ使うときは、読み出
しの際に読出パルス信号ＳＰを１つ余分に送る。ゲート
信号ＦＵＬＬはオフにされ、タイミング回路４２が作動
する。

本実施例にはもう１つの測定開始方法がある。

それは、測定開始の際にＲＡＭ４４の例えば０番地に外
部から測定開始時間データを書き込んでおく方法である
。まず外部からダミーのパルス信号ＳＰを送るとアドレ
スカウンタ４５の内容が＋１され、そのアドレスＡＤＤ
は０”になる。次に外部からのり−ドゲート侶号ＲＧを
ＨＩＧＨレベルにするとＲＡＭ４４は書き込みモードに
なる。

これにより、データラインＲ／Ｗ−Ｄでは外部から供給
する測定開始時間データが有効になる。その際、カウン
タ回路４３１からの出力を無効にするためにはカウンタ
回路４３１の出力に３ステ一ト回路を使用し、これに信
号ＳＧをゲートしておけば良い。次に外部から書込パル
ス信号ｓｐを送ると０番地に測定開始時間データが書き
込まれ、パルス信号ＳＰの立ち下がりでアドレスカウン
タ４５の内容が＋１され、そのアドレスＡＤＤは１”に
なる。次にコネクタ２を外すとプルアップ抵抗Ｒの作用
によりＲＡＭ４４は書き込みモードを保ち、前記の如く
して引籾続き１番地から温度データが書き込まれる。こ
うして、外部からの温度データの読み出しの際は、０番
地には測定開始時間データがあることの約束をしておけ
ばよい。

どれ程の時間体温計を使用すればＲＡＭ４４がいっばい
になるかは容易に知れる。例えばサンプリング周期が１
分で、アドレスカウンタ４５の所定値が３６００なら１
２時間用である。途中で体表面から外してもよい。また
、測定開始時間が解っていれば、あるいは測定開始時間
データを書き込んであれば全ての温度データはその温度
データが検出された時刻に１対１対応する。従って、病
院等の診断管理システムに組み込まれるように、よく適
合する。

尚、リチウム電池３と直列にスイッチ回路を設けたり、
アドレスカウンタ４５の内容を任意時にリセットできる
ような信号回路Ｒ３等を設けてもよい。しかし、本発明
に係る電子体温計は、いたずらに機能的にするよりも、
人体の多点同時測定等、その小型性、単純性、廉価性、
若しくは一定の診断管理システムに組み込まれることに
おいて、その威力を発揮するであろう。

［第２実施例］第４図は第２実施例の電子体温計の部分断面図である。

第１図（ｂ）との相違点はコネクタ部に光通信を用いて
データの受は渡しを行なうことである。第４図において
、２１は光信号を通すと共にコネクタ部を密閉する透明
ガラス部材、２２は外部からの光信号を受信するフォト
トランジスタ、２３は外部に光信号を送るＬＥＤ素子、
２４は光フアイバーケーブルである。こうすることで、
体温計自体を防水構造にすることが可能になり、消毒が
容易かつ完全に行なえる。また、コネクタ部を小さくで
き、電子体温計のサイズを小さくできる。

第５図は第２実施例の電子体温計のブロック構成図、第
６図はその動作タイミングチャートである。第２図と相
違する点は、光通信方式を用いるため、８ビツトパラレ
ルな読出データＲＤをＰＳインタフェース４７でシリア
ル変換して外部にシリアルデータＳＲＤを出力すること
である。このために、タイミング回路４２からはシフト
クロック信号Ｆｃが出力される。

第６図において、外部から読出パルス信号ＳＰが人力さ
れると、その立ち上りでＲＡＭ４４の読出データＲＤが
ＰＳインタフェース４７にラッチする。そして、シフト
クロック信号Ｆｃは該ラッチした内容を順々にシフトア
ウトする。しかし、読出パルス信号ＳＰとシフトクロッ
ク信号Ｆｃは同期していない。従って、外部装置は最初
のデータビットかいつ現れるか分らない。そこで、常に
最初に現れるシリアルビットとして、例えば°゛１″’
、”ｏ”のスタートビットを各温度データに付する。こ
うすれば、外部装置は読出パルス信号ＳＰを送った後の
シリアルデータの最初の立ち下がりでスタートビットを
認識でき、以後の同期が取れる。ちなみに、最初の読出
パルス信号ＳＰはダミー信号であるから、外部装置はま
ずこれにより同期を取り、以後はシフトクロツタ信号Ｆ
ｃに同期の取れた読出パルス信号ＳＰを送ることも可能
である。

［第３実施例コ第７図（ａ）は第３実施例の電子体温計の外観斜視図で
ある。第７図（ａ）において、１０１は柔軟で断熱性の
マウント部材であって、その中にチップサーミスタを収
めるプローブである。２は体温計が蓄積した温度データ
を外部に取り出すためのコネクタ、３は電源としてのリ
チウム電池である。４は回路基板であり、この上に１チ
ツプ型のＬＳＩを有する。

第７図（ｂ）は第７図（ａ）のプローブの断面図である
。図において、チップサーミスタ１０５の感温部は接触
面１０８の中央部に設けた開口部１０７を介して体表面
に接触し、温度を検出する。その際に、断熱マウント部
材１０Ｂは外部の温度を有効に遮断し、体表面の正確な
温度測定を可能にする。

尚、上述実施例では有線方式で外部にデータを取り出し
たがこれに限らない。無線方式でも行なえることは明ら
かである。

［発明の効果コ以上詳述したように、本発明に係る電子体温計によれば
長時間に亘って体温計を取り外すことなく体温の自動記
録が可能となった。しかも、記憶機能をもっているため
、被検者に余計な心理的負担を与えず、より真価に近い
平常体温を測定できる。また、温度データとその測定時
刻が対応するので後の処理には万全である。以上により
、この電子体温計は単に健康管理のみならず、心理学等
の他分野まで応用が広がり得る。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は第１実施例の電子体温計の上面図、第１図（ｂ）は第１図（ａ）の（ｂ）−（ｂ）断面図、第１図（ｃ）は第１実施例の電子体温計の底面図、第２図は第１実施例の電子体温計のブロック構成図、第３図は第１実施例の電子体温計の動作タイミングチャ
ート、第４図は第２実施例の電子体温計の部分断面図、第５図は第２実施例の電子体温計のブロック構成図、第６図は第２実施例の電子体温計の動作タイミングチャ
ート、第７図（ａ）は第３実施例の電子体温計の外観斜視図、％　７　図（ｂ　）は第７図（ａ）のプローブの断面図
である。図中、１・・・マウント部材、２・・・コネクタ、３・
・・フィルム型リチウム電池（ＬＢ）、４・・・ＬＳＩ
Ｃｌ３・・・チップサーミスタ（Ｒｔｈ）、６・・・フ
レキシブル基板、７・・・貼着面、２１・・・透明ガラ
ス、２２・・・ホトトランジスタ、２３・・・ＬＥＤ、
１０１・・・プローブ、１０２・・・コネクタ、１０３
・・・リチウム電池、１０４・・・回路基板、１０５・
・・チップサーミスタ、１０６・・・断熱材である。第４図第７図　（○）第７図　（ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電源電池と、被測定部位の温度を検出して該温度
を示す温度データを発生する温度検出手段と、前記温度
検出手段による温度の検出を所定周期で行う制御手段と
、前記温度検出手段が発生する温度データを順次蓄積す
る蓄積手段と、外部からの読出要求信号に応じて前記蓄
積手段が蓄積した温度データを順次外部に送信する送信
手段を備えることを特徴とする電子体温計。
（２）送信手段は無線送信手段であることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の電子体温計。
（３）外部からの時間データ書込手段を備え、蓄積手段
の所定番地に前記時間データを格納することを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の電子体温計。
（４）制御手段は蓄積手段が所定数の温度データを蓄積
したことにより温度検出手段による温度の検出を停止す
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電子体
温計。
（５）温度検出手段は、体温の感温部と、該感温部から
の体温情報に基づき体温を測温する測温手段を備えるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電子体温計
。