JPS63132605A - 靴の月型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は靴、特に中距離及び長距離競走用の運動靴のた
めの弾性的、特に硬弾性的な材料から成る月型であって
、踵の上方及び内側及び外側のくるぶしの下方で少なく
とも内側及び外側のくるぶしまで延びているか又は内側
及び外側のくるぶしを越え延びている形式のものに関す
る。

従来の技術 皮革、合成皮革又はプラスチックから成る月型（踵当て
）は一般にＵ字形に曲げた壁部かも成る。月型は場合に
より内向きに突出した縁、いわゆる釣込み部を備えてい
る。

特に運動靴、例えば中距離及び長距離競走用の運動靴で
は、靴底は踵領域で多かれ少なかれ緩衝されており、従
って踵は衝突時にまず比較的はげしく靴底内へ沈下する
。その場合、釣込み部の構成若しくは月型材の硬さによ
っては踵及び又は靴が損傷を受ける。

本発明が解決しようとする問題点 本発明の課雇は上述の欠点を取除くと共に、特に靴底、
有利には緩衝性を有する中間靴底への圧力分配を踵領域
で良好にすることにある。

問題点を解決するための手段 上記課題を解決した本発明の要旨は月型によって囲われ
た面に圧力分配ダイヤフラムが設けられていることにあ
る。

本発明の作用・効果 本発明によれば月型によって囲われた面に圧力分配ダイ
ヤプラムが設けられていることによって、後方の靴底領
域で靴底及び中間靴底の比較的大きな面へ圧力分配が生
じる。これによって、衝突時に踵が靴底、特に中間靴底
内へ著しく沈下することが回避されると共に、特に中間
靴底に所望の緩衝作用が維持される。さらに釣込み部か
ら靴底への不都合な移行が生ぜず、従って踵の損傷及び
又はこの個所での靴の早期の摩耗が回避される。

本発明の有利な実施態様は特許請求の範囲の従属項に記
載されており、かつ以下に図面に示した実施例について
説明される。

実施例 符号１は弾性的、特に硬弾性的な材料から成る月型を示
す。この月型１の材料としては、ポリウレタン、ポリア
ミド、ポリミド、ポリビニールクロライド、サーモブラ
スト又は天然ゴム若しくは合成ゴムをベースとした材料
が使用される。この材料は単独で又は２種類若しくはそ
れ以上の成分の混合物として使用されて射出成形法によ
って加工されることができる。

月型は足の内側２及び外側３のところでくるぶしの下方
まで、有利にはさらにそれより若干上方のくるぶしの手
前まで延びており、従って、踵骨全体がこの刃型ｌによ
って良好に囲われる。

有利には刃型１が内側２で前方へ中足の中央領域４まで
延びている。面５全体にわたって圧力分配ダイヤフラム
６が延在している。この圧力分配ダイヤフラム６は踵領
域７、少な（とも踵骨の領域内で効果的に下方へわん曲
して踵に適合している。圧力分配ダイヤフラム６は閉じ
た面として形成されてもよく、又は切欠を備え又は重量
の節約のために格子として形成されてもよい。

本発明の有利な１実施例では、刃型は縁領域８で上向き
に補強されて側壁９を形成しかつ下向きに圧力分配ダイ
ヤフラム６へ向かって補強されている。補強部はアング
ル状の横断面を有している。補強部への移行は有利には
連続的である。補強は、前述の縁領域８内での刃型１の
肉厚増大又はこの領域内での特別な支持壁１０の接着又
は一体成形、有利には射出法による一体成形によって行
なうことができる。

有利には後方の踵領域１１における補強部は上向きに引
上げられてシェル状の補強部分１２を形成し、これによ
って衝突時の踵の保持及び案内を良好にする。効果的に
はこの補強部分１２は外側３では内側でより前方へ延び
ている。これによって、特に曲線走行時に踵の側方案内
が良好となる。

効果的には刃型１及び場合によって補強部は後方の上縁
１３　、１３’のところでアキレス鍵の刺激又は損傷回
避のために下方へ切欠かれている。

補強として特別な支持壁１０を使用する場合には、支持
壁１０は刃型の材料に比して硬い材料から成る。支持壁
１０の材料としては、刃型１のために提案される材料、
有゛利には大きな硬度を有する材料が適している。

刃型１の肉厚はほぼ１．０乃至２．０ｍ、特に１゜２乃
至１．６１１１１であり、この領域での刃型の材料厚と
支持壁１０の肉厚との合計はほぼ２．２乃至３．５ｆｉ
、特に２，４乃至３．○職であり、圧力分配ダイヤフラ
ム６の肉厚はほぼ０．６乃至１．５簾、特に０．８乃至
１．２鰭である。

本発明に基づ（刃型は内側の刃型並びに後側の筒材の上
方に取付けられる外側の刃型のいずれとしても使用可能
である。

本発明に基づく刃型の特別な別の利点は靴の踵領域での
効果的な圧力分配が得られるのみでなく、圧力分配ダイ
ヤフラムによって刃型の支持作用が従来のものに比して
著しく改善されることにある。なぜならば、下向きの著
しいわん曲（第２図で符・号６のところ）を圧力分配ダ
イヤフラムに与えることによって、刃型の縁領域（第２
図で符号１３のところ）の支持作用が増大するからであ
る。これによって、刃型の弾性的な縁領域が強い力によ
って踵に近づき若しくは踵の囲りに引寄せられる。

本発明で「圧力分配ダイヤフラム」とは刃型の下方の循
環する縁領域の面状の結合部材を意味し、この面状の結
合部材は切欠のないシート状のダイヤフラム、切欠を備
えたダイヤフラム又は格子状のダイヤフラムから成るこ
とができる。

硬弾性的な材料とは、５０より大きなショア硬さＡを有
する材料を意味する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づく刃型の平面図、第２図は同月型
の側面図、第３図は同月型を背後から見た図である。 １・・・刃型、２・・・内側、３・・・外側、４・・・
中央領域、５・・・面、６・・・圧力分配ダイヤフラム
、７・・・踵領域、８・・・縁領域、９・・・側壁、１
０・・・支持壁、１１・・・踵領域、１２・・・補強部
分、１３　、１３’・・・上縁 図面の浄：（内容に変更なし） 手続補正書（方式） ％式％ １、事件の表示　　昭和６２年特許願第２１０３７９号
２発明の名称 靴の刃型 ３、補正をする者 ５、補正命令の日付 昭和６２年１１月２４日　　（発送日）６、補正の対象 図面

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、靴、特に中距離及び長距離競走用の運動靴のための
   弾性的、特に硬弾性的な材料から成る月型であつて、踵
   の上方及び内側及び外側のくるぶしの下方で少なくとも
   内側及び外側のくるぶしまで延びているか又は内側及び
   外側のくるぶしを越え延びている形式のものにおいて、
   月型（１）によつて囲われた面（５）に圧力分配ダイヤ
   フラム（６）が設けられていることを特徴とする靴の月
   型。 ２、圧力分配ダイヤフラム（６）が、月型によつて囲わ
   れた面全体にわたつて延在している特許請求の範囲第１
   項記載の月型。 ３、圧力分配ダイヤフラム（６）が閉じた面を形成して
   いる特許請求の範囲第２項記載の月型。 ４、月型（１）の内側が中足の中央領域（４）内へ延び
   ている特許請求の範囲第１項から第３項までのいずれか
   １項記載の月型。 ５、圧力分配ダイヤフラム（６）が踵領域（７）では少
   なくとも踵骨の領域で下向きにわん曲している特許請求
   の範囲第１項から第４項までのいずれか１項記載の月型
   。 ６、少なくとも下方の循環する縁領域（８）が補強され
   ている特許請求の範囲第１項から第５項までのいずれか
   １項記載の月型。 ７、補強が月型材の肉厚増大によつて形成されている特
   許請求の範囲第６項記載の月型。８、補強が接着された
   又は一体成形された支持壁（１０）によつて形成されて
   いる特許請求の範囲第６項記載の月型。 ９、補強が月型（１）の側壁（９）から圧力分配ダイヤ
   フラム（６）内に達しており、これによりほぼ直角の横
   断面を形成している特許請求の範囲第６項から第８項ま
   でのいずれか１項記載の月型。 １０、補強が後方の踵領域（１１）において引上げられ
   てシェル状の補強部分（１２）を形成している特許請求
   の範囲第６項から第９項までのいずれか１項記載の月型
   。 １１、補強部分（１２）が月型（１）の外側（３）では
   内側でよりも前方へ延びている特許請求の範囲第１０項
   記載の月型。 １２、月型（１）及び補強部分の後方の上縁（１３、１
   ３′）が下方へ切欠かれている特許請求の範囲第１項か
   ら第１１項までのいずれか１項記載の月型。 １３、支持壁（１０）が月型（１）より硬い材料から成
   る特許請求の範囲第８項から第１２項までのいずれか１
   項記載の月型。 １４、月型（１）及び支持壁（１０）が、ポリウレタン
   、ポリアミド、ポリミド、ポリビニールクロライド、サ
   ーモプラスト、天然ゴム又は合成ゴムから成る特許請求
   の範囲第８項記載の月型。 １５、肉厚が補強領域でほぼ２．２乃至３．５ｍｍ、圧
   力分配ダイヤフラム（６）の領域でほぼ０．６乃至１．
   ５ｍｍ、その他の領域でほぼ１．０乃至２．０ｍｍであ
   る特許請求の範囲第３項から第１４項までのいずれか１
   項記載の月型。 １６、月型の互いに隣接する互いに異なる肉厚が支持壁
   （１０）へ連続的になめらかに移行している特許請求の
   範囲第１５項記載の月型。