JPS63131499A - クライオポンプの排気及び再起動方法 - Google Patents

クライオポンプの排気及び再起動方法

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JPS63131499A
JPS63131499A JP61276922A JP27692286A JPS63131499A JP S63131499 A JPS63131499 A JP S63131499A JP 61276922 A JP61276922 A JP 61276922A JP 27692286 A JP27692286 A JP 27692286A JP S63131499 A JPS63131499 A JP S63131499A
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JP
Japan
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cryopump
cryopanel
gas
adsorbent
temperature
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Pending
Application number
JP61276922A
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English (en)
Inventor
大津 康顕
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は核融合中性粒子入射装置(以下車にNBI装置
という)等に用いられるクライオポンプの排気及び再起
動方法に関し、詳細には液体ヘリウムによって冷却され
ているクライオパネルに付着凝固させるべきガス分子を
選択し、クライオポンプの再起動を安全かつ効率的に実
施できる方法に関するものである。
[従来の技術] クライオポンプを使用するNBI装置の概略を第2図に
示して説明する。NBI装置は真空弁10及び高速シャ
ッタ9を介して核融合炉2と接続される。核融合炉2の
運転時には真空弁10を開とし、核融合炉2及びNBI
装置1は、図示しない真空ポンプによって高真空に保持
されている。中性粒子Bの入射に際しては高速シャッタ
9を開放し、イオン源ガス配管4を通じて供給される重
水素(以下D2という)をイオンビーム発生器5でイオ
ン化して加速する。そしてイオン中性化セル6で中性化
させてから核融合炉2中へ高速度で入射する。一方中性
化セル6によって中性化されなかったイオンAは偏向磁
石8によって運動の向きを変えられ、ビームダンプ7に
よって運動エネルギーを吸収した後クライオポンプ3b
に吸着凝固させて排気する。
また核融合炉2から逆流してくるD2やトリチラム(以
下車にT2という)等は矢印Cに示す如くクライオポン
プ3aに吸着排気される。こうして所要の中性粒子が入
射されると中性粒子の発生を止め、高速シャッタ9を閉
じて次の入射に備える。
上述の様にクライオポンプ3a、3bには重水素(D2
)、トリチウム(T2)及び水素(N2)等が夫々吸着
排気され高度の真空が得られる。クライオポンプの構造
としては第3図に示す様なものが一般に使用される。ク
ライオポンプ3は液体ヘリウム(LHe)が供給される
クライオパネル11及び該クライオパネル11を常温の
輻射熱から遮断するためのシールド板13.バッフル(
ブラインド状の反射板をも含む)12によって構成され
ている。シールド板13&びバッフル12には液体窒素
(LN2 )が供給されて一196℃まで冷却される。
尚クライオパネル11は液体ヘリウムの沸点温度(約−
269℃)に保たれている。
[発明が解決しようとする問題点] NBI装置運転中に装置内に侵入するN2゜D2,72
等のガス分子は前述の如くクライオパネル11に付着凝
固されるが、NBI装置内部には各種機器からの脱ガス
などで生成する酸素(02)や窒素(N2)等の一般ガ
ス分子なども混在しておりこれらのガス分子もクライオ
パネル11表面に付着されていく。その結果クライオポ
ンプの運転を継続し、クライオパネルに次第にN2.D
2.T2が蓄積すると、ガス化した時02と反応しNB
I装置内に大爆発を起こす危険がある。
そこでクライオポンプは一定量のガス蓄積が完了したと
ころで(N2 、D2 、T2の許容蓄積量はガス分圧
で約11 Torr)運転を中止し、クライオポンプの
再生を行ないその後再起動を行なう。
通常クライオポンプの再生を行なうときは、LHeとL
N2の供給を止めて昇温し、凝固したガスをクライオパ
ネル11から脱離させ、該脱離ガスをターボ分子ポンプ
等の真空ポンプ18によってクライオポンプ外へ排出さ
せる。そして排出したガスのうちN2 * D2 、T
2は回収装置19で回収し、残りの02.N2は放出管
20から廃棄してしまう、そしてクライオパネルの温度
が常温以上になり、クライオパネルに付着したガスが完
全に除去された後、冷却用のLHe及びLN2を供給し
てクライオポンプの再起動を行なう。
ところが前述の様にクライオパネル11に付着したN2
.D2.T2,02.N2が同時に脱着されると混合ガ
スとなってNBI装置、真空ポンプ及び回収装置等で大
爆発を起こす危険があるので、N2.D2.T2と02
.N2とを別々に分けて回収する必要がある。
またクライオポンプの再起動は該ポンプ全体が常温以上
にまで昇温された後再冷却して行なうものであるから、
再冷却するときに大量のLHe。
LN2の供給が必要であった。
そこで本発明者らは、混合ガスによって引き起こされる
大爆発の危険性を回避し、しかも冷却用LHe、LN2
の使用量が少なくて済むクライオポンプの排気及び再起
動方法について種々研究を積み重ね、本発明を完成する
に至った。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決した本発明方法は、LN2が供給さ
れるバッフル及びシールド板表面に吸着剤を設けて02
やN2等を吸着し、前記クライオポンプの再生時にはク
ライオパネルをLN2沸点以下近傍まで昇温し、該クラ
イオパネルに付着凝固されているN2.D2.T2を気
化脱着する方法である点に要旨が存在する。
[作用] 高真空下に保たれたNBI装置内部で発生するガス成分
のうちN2.D2.T2ガスだけがクライオパネルに付
着凝固されるようにする為に、他のガス成分であるN2
や02等はクライオパネルとは別に設けた吸着剤、即ち
LN2を供給するシールド板やバッフルの表面に設ける
吸着剤に吸着させてしまう。これによ゛って02の完全
除去及びN2.T2.D2等との分離除去が可能となる
のでNBI装置内で爆発を起こすのを防止できる。
クライオパネルに対するガス蓄積が飽和に達する以前に
NBI装置の運転を止めて、クライオポンプ内のガス成
分をNBI装置外へ除去するが、この方法としてN2.
D2.T2の沸点がLN2の沸点よりの低いことを利用
する。即ちLN2の供給を続けたままクライオパネルへ
のLHeの供給を中止して徐々にLN2沸点以下近傍温
度まで昇温し、該クライオパネルに凝固させたガス成分
であるN2.D2.T2を先にガス化させて、クライオ
ポンプ外に設けた真空ポンプによって引き出し、常法に
よって夫々回収する。吸着剤は大量のN2やo2を吸着
できるのでその都度脱着するということをせず、破過状
態に達してから一気に脱着する。こうしてクライオパネ
ルからのN2゜D2.T2の脱着が完了すると再びLH
eをクライオパネル内に供給してクライオポンプを再起
動させる。こうして再生・再起動を繰返すうちに吸着剤
に対するN2,02の破過が近づくので、それ以前にN
2と02の脱着を行なう、該脱着に際しては、前記要領
でクライオパネルに付着したガス成分(N2.D2.T
2)を除去した後、クライオポンプ全体を常温近傍まで
昇温させ、吸着剤に吸着されていたN2.02を真空ポ
ンプによってクライオポンプ外へ取り出してしまう。
[実施例] 本発明に使用されるクライオポンプの概略図を第1図に
示して説明する。クライオパネル11′ELびシールド
板13.バッフル12の配設は第2図に示したものと同
様であり、相違する点はクライオパネル11を常温の輻
射熱から遮断するためのシールド板13及びバッフル1
2(バッフルは輻射熱だけをさえぎり、ガス分子は透過
できる様に構成したものを総称し、第1図に示す形の他
波形状のブラインド等も含まれる)表面に活性炭等の吸
着剤21を被覆している点である。
従って吸着剤を被覆した点以外は自由に設計変更できる
。シールド板13−又はバッフル12への吸着剤の取付
は手段は特に制限を受けないが、代表的なものを例示す
ると、第4図(a)に示す様に、球状又は1a維束状の
吸着剤21aを金網22によって包み込んでシールド板
13等に固定させるか、或は第4図(b)に示す様にシ
ールド板13の形状に合わせて吸着剤21bを成形した
ものを取付けるのが良い。
従ってクライオポンプ稼動時には、02+N2の各ガス
分子は吸着剤21に吸着されるが、N2.D2.T2ガ
ス分子は吸着剤21には吸着されず、LHeが供給され
るクライオパネル11表面に付着凝固される。このよう
にNBI装置で発生したガスはN2.D2.T2の群と
02゜N2等の群に夫々分離して排気又は吸着される。
クライオポンプ3での排気を停止して、付着或は吸着し
たガス成分を脱着して再起動させるには、まずクライオ
パネル11に吸着凝固したN2.D2.T2を脱離する
為にLHeの供給を停止し、クライオパネル温度をLN
2の沸点以下近傍温度まで徐々に昇温させる。その結果
吸着されていたN2.D2.T2は徐々に脱離されてく
る。これをターボ分子ポンプ等の真空ポンプ18によっ
てクライオポンプ3からNBI装置の外へ取り出し、回
収装置19により回収して再利用又は貯留する。
またN2,02等が吸着剤21に破過状態近くまで吸着
されて吸着剤21を再生する必要が生じた場合には、ひ
き続いてLN2の供給を停止して常温近傍までの昇温を
行ない、02.N2の脱着を行なうか、又は吸着剤を交
換してしまう。この場合H2,D2.T2の沸点はN2
の沸点より低いため、上述のクライオパネルの昇温過程
で全て除去されてしまっており、真空ポンプ18によっ
てクライオポンプ外へ取り出されるガス中には)12.
D2,72等が混入している恐れはなく、そのまま排出
管20から排出してしまっても構わない。常温までの昇
温による02.N2等の脱着取出しはしばしば実施する
必要はなく、クライオパネル11のLN2沸点までの昇
温による脱離回数に対して数分の1回で十分である0例
えば排気面積6d、排気速度3.8X105ぶ7秒のク
ライオポンプにおいては、シールド板及びバッフルを常
温からLN2沸点まで冷却するのに要するLNz量は約
320にgであり、クライオパネルを常温からLHe沸
点温度まで冷却するのに必要とするLHe量が約428
0 Kgであフたが、クライオパネルに付着したN2.
D2.T2をり、N2沸点まで昇温して脱離する本発明
方法を利用した場合には、(1)該脱離中の保冷に使わ
れるLN2量約100Kgと(2)クライオパネルをL
He沸点温度まで冷却させるのに要するLHe量約20
0Kgだけで済ませることができる。従ってタライオボ
ンブの再起動時に使用されるLN2 、及びLHe量を
大巾に削減することができるようになった。
[発明の効果] NBI装置のタライオポンブの排気及び再起動に本発明
を採用することにより、NBI装置の稼動中にタライオ
ポンブ内でN2.D2.T2ガス等が02ガスと混合さ
れて爆発を起こす危険性、及びタライオポンブの再生時
に上記ガスの混合が起こって爆発を誘引する危険性が回
避できる。
またタライオボンブの再起動時に消費されるLN2.L
He量を削減することが可能となり、運転コストを大幅
に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に使用するタライオボンプの実施例
を示す概略説明図、第2図はNBI装置を示す概略図、
第3図は従来使用されるタライオボンブの例を示す概略
説明図、第4図(a) 、 (b)は吸着剤の固着手段
を夫々示す説明図である。 1・・・中性粒子入射装置(NBI装置)2・・・核融
合炉 3.3a、3b・・・タライオボンプ 4・・・イオン源ガス配管 5・・・イオンビーム発生器 6・・・イオン中性化セル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 核融合炉の中性粒子入射装置内に組込まれたクライオポ
    ンプによってガス成分を真空排気する方法であって、液
    体窒素が供給されるバッフル及びシールド板表面に吸着
    剤を設けて酸素や窒素等を吸着し、前記クライオポンプ
    の再起動時にはクライオパネルを液体窒素沸点以下近傍
    まで昇温し、該クライオパネルに付着凝固されている水
    素、重水素、トリチウムを気化脱着させることを特徴と
    するクライオポンプの排気及び再起動方法。
JP61276922A 1986-11-20 1986-11-20 クライオポンプの排気及び再起動方法 Pending JPS63131499A (ja)

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