JPS63129525A - 光デイスク装置のフオ−カスサ−ボ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は光ディスク装置のフォーカスサーボ装置に関
し、特に、装置起動時点からフォーカスサーボを開始す
るまでの初期引き込みの制御技術に関する。

従来の技術 光ディスク装置のフォーカスサーボ装置は、一般に第２
図に示すような構成になっている。

第２図において、１は光ヘッドから光ディスクに照射さ
れたレーザービームの反射光を受光するように光ヘッド
に組込まれた４分割式の光センサ、２は光センサ１の各
出力を演算処理して非点収差法によりフォーカス誤差を
検出するフォーカス誤差検出回路、３はゲイン交点にお
ける位相余裕を大きくとってフォーカスサーボを安定化
するための位相補償回路、４は光ヘッドの光学系を変位
させて光ディスクに照射するレーザービームのフォーカ
ス位置を照射方向の前後に変化させるだめのボイスコイ
ル型のアクチェータ、５はアクチェータ４の駆動回路、
６は光ディスク装置の全体的なシーケンス制御等を行な
うコントローラである。

フォーカスサーボの動作中は、スイッチ７は後述のよう
にオンしており、フォーカス誤差検出回路２からのフォ
ーカス誤差信号が位相補償回路３、スイッチ７を経て駆
動回路５に入力され、フォーカス誤差が最小となるよう
にアクチェータ４が駆動され、光ディスクの情報記録面
にレーザービームのフォーカスが合ったジャストフォー
カス状態が保たれる。

装置の停止状態ではアクチェータ４は原点に戻っており
、装置起動時に、以下に説明する初期引き込み制御が働
いて、アクチェータ４をジャストフォーカス状態まで変
位させ、その後に上記のフォーカスサーボが働いてジャ
ストフォーカス状態を維持する。

初期引き込み制御を行なうとき、コントローラ４はスイ
ッチ７をオフするとともにスイッチ８をオンし、同時に
引き込み電圧発生回路９から漸増電圧を出力させ、その
１［圧をスイッチ８を介して駆動回路５に入力する。こ
れでアクチェータ４は原点から徐々に変位し、レーザー
ビームのフォーカス位置が徐々に光ディスク面に近づい
ていく。

第３図に示すように、光ディスクの情報記録面］０は透
明基板１１の一方の面に形成されており、さらにその上
には例えば保護層１２が形成されている。

光ヘッドからのレーザービームは透明基板１】の反対の
而１１ａの側から記録面１０に向けて照射される。

初期引き込み制御によってレーザービームのフォーカス
位置が徐々に光ディスク面に近づいていく際に、透明基
板１１の表面１１ａでの反射があるために、この面１１
ａにフォーカスが合った状態でフォーカス誤差信号が一
度ゼロになる。さらにフォーカスが記録面１０に近づい
ていくと、フォーカス誤差信号は増加そして減少と変化
し、記録面１０にフォーカスが合った状態で再びゼロに
なる。

初期引き込み制御時には、フォーカス誤差信号はジャス
トフォーカス検出回路１３で監視される。

このジャストフォーカス検出回路１３は、第４図に示す
ように、フォーカス誤差信号のゼロになったとき所定幅
のパルス信号を出力するゼロクロス検出回路１３ａと、
フォーカス誤差信号を微分する微分回路１３ｂと、その
微分出力をレベル弁別するコンパＬ／−タ１３ｃト、コ
ンパレータ１３ｃの出カドゼロクロス検出回路１３ａの
出力との論理積をとるアンド回路１３ｄとからなり、光
ディスクの透明基板１１の表面１１ａおよび情報記録面
１０にレーザービームのフォーカスが合った状態でそれ
ぞれ、アンド回路＋３ｄからパルス信号（ジャストフォ
ーカス検出信号）が出力される。

また初期引き込み制御時には、アクチェータ４の駆動電
圧がコンパレータ１４で監視される。この駆動電圧の変
化はアクチェータ４の変位と対応している。コンパレー
タ１４は、駆動電圧に基づいてコンパレータ１４の位ｆ
ｔ　（すなわちレーザービームのフォーカス位置）を２
値弁別する回路であって、弁別のしきい値は、フォーカ
ス位置に置き換えると、透明基板ＩＩの表面１１ａと記
録面１０との中間である。つまりコンパレータ１４ハ、
レーザービームのフォーカス位置が透明基板１１の表面
１１ａの手前にあるか（出力はＬレベル）、既に越えた
か（出力はＨレベルに変化する）を弁別する。

ジャストフォーカス検出回路１３の出力とコンパレータ
Ｉ４の出力とがアンド回路１５に入力され、その出力が
コントローラ６に入力される。

以上の構成において、初期引き込み制御を開始した出初
はコンパレータ１４の出力はＬレベルであり、その状態
でレーザービームのフォーカス位置が透明基板１１０表
面に達するとジャストフォーカス信号が出力される。し
かし、このときはアンド回路１５の出力はＬレベルのま
まである。さらにフォーカス位置が記録面１ｏに近づい
ていくと、コンパレータ１４の出力がＨレベルになり、
その後記録面１０ニフオーカスが合うと２発目のジャス
トフォーカス検出信号（パルス信号）が出力される。こ
のときのパルス信号はアンド回路１５を通過してコント
ローラ６に入力される。コノドロー２６はこの入力に応
答し、スイッチ８をオフ、スイッチ７をオンにする。つ
まり、初期引き込み制御を終了してフォーカスサーボの
制御を開始する。

発明が解決しようとする問題点 上述した従来の装置では、透明基板１１の表面１１ａに
フォーカスが合った時点で初期引き込み制御からフォー
カスサーボに切換わってしまうという誤動作が発生しや
すかった。

その原因は、アクチェータ４の駆動電圧をコンパレータ
１４でレベル弁別する方式では、フォーカス位置が基板
表面１１ａの手前なのか越えているのかを正しく弁別で
きないことにある。駆動電圧に対するアクチェータ４の
変位特性が急峻であると、上記弁別の精度、信頼性は非
常に悪くなる。また、光ヘッドと光ディスク面との間隔
が大きく変動する場合も、上記弁別の信頼性は著しく低
下する〇この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、初期引き込み制御時に透明基板
の表面に対するジャストフォーカスに惑わされずに、情
報記録面へのジャストフォーカスに正しく導けるように
することにある。

問題点を解決するための手段 そこでこの発明では、初期引き込み制御を開始してから
２発目のジャストフォーカス検出信号が発生した時点で
フォーカスサーボ制御に移行する構成とした。

作用 ディスク面に近づいていくフォーカス位置が基板表面に
達すると１発目のジャストフォーカス検出信号が発生し
、さらに進んで情報記録面にフォーカスが合うと２発目
のジャストフォーカス検出信号が発生する。このときフ
ォーカスサーボの制御に切換わる〇 実施例 第１図はこの発明の一実施例によるフォーカスサーボ装
置を示している。第１図における光センサ１、フォーカ
ス誤差検出回路２、位相補償回路３、アクチェータ４、
駆動回路５、コントローラ６、スイッチ７、スイッチ８
、引き込み電圧発生回路９、ジャストフォーカス検出回
路１３の構成および動作は第２図の従来装置と同じであ
る。従って、これらについては先の説明を援用する。以
下では本発明による改良部分を説明する。

ジャストフォーカス検出回路１３の出力信号はフリップ
フロップ１６のセット人力Ｓとアンド回路１７とに入力
される。フリップフロップ１６のセット出力Ｑはアンド
回路１７に入力され、このアンド回路１７の出力がコン
トローラ６に入力される。またフリップフロップ１６は
、コントローラ６によって初期引き込み開始時にリセッ
トされる。

以上の構成において、初期引き込みを開始してから１発
目のジャストフォーカス検出信号が回路１３から出力さ
れると、そのパルス信号の立ち下がりタイミングで７リ
ツプフロツプ１６がセットされ、Ｑ出力がＨレベルにな
る。しかし、この時点ではアンド回路１７の出力はＬレ
ベルのままである。次に２発目のジャストフォーカス検
出信号が出力されると、そのパルス信号がアンド回路１
７を通過してコントローラ６に入力される。コントロー
ラ６はこの入力に応答し、スイッチ８をオフ、スイッチ
７をオンにする。つまり、初期引き込み制御を終了して
フォーカスサーボの制御を開始する。

発明の効果 以上詳細に説明したように、この発明にあっては、初期
引き込み制御中の２発目のジャストフォーカス検出信号
に応答してフォーカスサーボ制御に移行する構成したの
で、光ディスクの基板表面に対するジャストフォーカス
に惑わされずに、常に正しく情報記録面へのジャストフ
ォーカス状態に導くことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるフォーカスサーボ装置
のブロック図、第２図は従来のフォーカスサーボ装置の
ブロック図、第３図は光ディスクの断面構造の概略図、
第４図はジャストフォーカス検出回路の一例を示すブロ
ック図である。 ２・・・フォーカス誤差検出回路、４・・・アクチェー
タ、９・・・引き込み電圧発生回路、１３・・・ジャス
トフォーカス検出回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光ディスクに照射するレーザービームのフオーカス位置
   を照射方向の前後に変化させるためのアクチエータと、
   上記レーザービームの上記光ディスクからの反射光を受
   けて、その反射面に対する上記フォーカス位置の誤差に
   対応したフォーカス誤差信号を出力するフォーカス誤差
   検出手段と、上記フォーカス誤差信号が最小となるよう
   に上記アクチエータを駆動するサーボ制御手段と、装置
   起動時に上記サーボ制御手段に代わって上記アクチエー
   タを所定方向に変位させるように駆動する初期引き込み
   手段と、この初期引き込み手段の動作中に上記フォーカ
   ス誤差信号を監視して上記反射面に上記フォーカス位置
   が合致したときにジャストフォーカス検出信号を発生す
   るジャストフオーカス検出手段と、上記装置起動後に上
   記ジャストフォーカス検出手段から２発目の上記ジャス
   トフォーカス検出信号が出力された時点で、上記初期引
   き込み手段に代わって上記サーボ制御手段を動作させる
   切換え制御手段とを備えた光ディスク装置のフォーカス
   サーボ装置。