JPS63128609A - マグネツトロ−ル及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はマグネットロール及びその製造方法に関し、更
に詳しくは極間角度の位置づれが小さく、従って複写特
性の変動が改善されるとともに、工程が簡略化された新
規マグネットロール及びその製造方法に関するものであ
る０本発明のマグネットロールは電子式複写機、プリン
ター等の現像装置やクリーニング装置に用いられる。

「従来技術と問題点」 従来、この種のマグネットロールは、第１図（Ａ）、第
２図（Ａ）に典型的な例をそれぞれ示したが、極数分の
樹脂又はゴムマグネットを同形状又は多くの場合は異形
状に押出したマグネット（２ａ）〜（２ｄ）をシャフト
（１）の周囲に所要極数貼り付けてなり、これを図示し
ていないが、複写機等の現像機のマグネットロール支持
部に取り付け、その外周にアルミ、５ＵＳ３０４等の非
磁性材料からなるスリーブを取り付け、粉状現像剤等の
（絞送に用いられる。

しかるに、上記の如きマグネットロールにあっては第１
図（Ｂ）、第２図（Ｂ）に示した様にマグネットの接着
貼り合わせ時のズレにより〔第１図（Ｂ）では（２ａ）
、（２ｄ）が矢示方向にズレ、また第２図（Ｂ）では（
２ａ）が矢示方向にズした結果、隙間（３）（３°）が
発生している〕、各種のピーク磁界が現れる位置、即ち
極間角度、極の表面磁界強度が変動し、その結果、複写
特性が低下する。また、ｔａ極数だけ貼り合わせ作業が
必要で、製造コストが７１ｉ　くなるという問題を孕ん
でいる。

「問題点を解決するための手段」 本発明者らはかかる実情に鑑み、上記問題点を解消すべ
く鋭意研究の結果、本発明に到達したものである。

即ち、本発明の第１は押出成形による断面形状が実質的
にＯ型もしくはＣ型の樹脂もしくはゴムマグネットを断
面が多角形又は凸部もしくは凹部を有するシャフトに貼
り合わせてなることを特徴とするマグネットロールを、
本発明の第２は磁場配向押出成形により樹脂もしくはゴ
ムマグネット材料を断面形状が実質的にＣ型のマグネッ
トをそのＣ型の開口部が互いに対向するように２条押出
しを行い、前記対向するＣ型マグネットの開口部間に断
面が多角形又は凸部もしくは凹部を有するシャフトを挿
入し、ついで該シャフトを挟む形で該Ｃ型マグネットを
接着固定することを特徴とするマグネットロールの製造
方法をそれぞれ内容とするものである。

本発明の実施態様を示す図面に基づいて説明すると、第
３図（Ａ）、（Ｂ）において、断面が四角形状のシャフ
ト（ｌｌ）の周りに断面形状が実質的にＣ型のマグネッ
ト（１２ａ＞（１２ｂ）をｔＤ着剤を介して貼り合わせ
て構成されている。

本発明における断面形状が実質的に０型もしくはＣ型の
樹脂もしくはゴムマグネットは等方性、異方性いずれで
も良いが、表面磁界を高く保ち乍ら任意の極数を設定で
きる点で極異方性のものが好ましい、また、該断面Ｃ型
マグネットの数は特に制限されないが、図示した如く２
個をシャフトの両側から挟むように貼り合わせるのが該
マグネットの本数も少なく好適である。尚、断面Ｃ型の
マグネットは必ずしも同形状である必要はない。

また、断面Ｃ型マグネット同志の接合面は必ずしも密接
している必要はなく、少し開いていても良い、シャフト
（１１）は断面が多角形又は凸部もしくは凹部を有する
もの、又は凸部もしくは凹部を有する形状のもので、か
かるシャフトを用いることにより、押出し方向のネジレ
を防止することができ、複写特性の良いマグネットロー
ルを得ることができる。多角形としては概ね３〜８角形
が好ましい、シャフト（１１）の素材としてはプラスチ
ック、金属、その他公知の材料のものが用いられる。接
着剤はエポキシ系、シアノアクリレート糸環公知のもの
が用いられる。

本発明の樹脂もしくはゴムマグネット材料としては、公
知の樹脂又はゴムが用いられ、例えばＥＶＡ、ポリアミ
ド、ＰＰ、ＰＥ、、ＰＶＣ，アクリル樹脂、メククリル
樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、ＰＥＴ、ＰＢＴＳＰＰ
Ｓ、ポリカーボネート、ノリコーン系ゴム、ＮＢＲ，Ｓ
ＢＲ等が単独又は混合して用いられ、また、本発明に使
用される磁性粉としてはマグネトプラムバイト型のＳｒ
又はＢａフェライト及び希土類全屈を含む金属間化合物
磁性粉が好適である。添加剤としては公知のものがその
目的に応じて用いられる。部ち、磁性粉の分散性につい
ては使用する樹脂に応じて適当な表面処理剤が用いられ
、例えばシラン系カップリング剤、チタネート系カンプ
リング剤、ジルコアルミネート系カップリング剤、高級
脂肪酸及びその金属塩、フォスフオン酸エステル等がこ
れに含まれる。また安定性向、Ｆ剤、抗酸化剤、紫外線
吸収剤、滑剤等の添加剤もその目的に応じて、また樹脂
との関連に応じて適宜使用される。

第４図（Ａ）、（Ｂ）は本発明の他の実施態様を示し、
凸部（１３）−（１３）を有するシャフト（１１）の周
りに断面形状が実質的にＣ型のマグネソ）　（１２ａ）
（１２ｂ）が接着剤を介して貼着されている。上記突起
（１３）は貼着される該Ｃ型マグネットｌ　＋ｌ］ｇ当
たり少なくともＩＩＩＩＩ設けられる。

第５図（Ａ）、（Ｂ）は本発明の更に他の実施態様を示
し、凹部（１４）　　（１４）を有するシャツ）　（１
１）の周りに断面形状が実質的にＣ型のマグネット（１
２ａ）（１２ｂ）が接着剤を介して貼着されている。

本発明のマグネットロールは下記の如き方法により好適
に製造される。

第６図及び第７図において、押出成形機（１５）より実
質的にＣ型断面形状のマグネット（１２ａ’　）（１２
ｂ’　）を該Ｃ型が互いに向かい合うように２条押出し
た後、所定の長さに精度切りして得られたＣ型断面形状
マグネット（１２ａ）（１２ｂ）の開口部間に接着剤（
図示せず）を塗布した断面が四角形のシャフト（１１）
を挿入して、該シャフト（１１）を前記Ｃ型断面形状マ
グネット（１２ａ）（１２ｂ）で挟み込む形で接着固定
され、第３図に示す如きマグネットロールを得る。

図中、（１６）、（１７）はそれぞれガイドロールであ
る。第７図に、４極配向用電磁石付押出成形機の電磁石
の磁極との位置関係を示した。同図中、（１８ａ）　　
（１８ｂ）は空隙、（１９）は軟磁性ヨーク、（２０）
は電磁石コイルである。

「実施例」 以下、実施例、比較例を挙げて本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらにより何ら制限を受けるもので
はない。

実施例１〜２、比較例１〜２ 第１表に掲げた配合物を高速回転刃攪拌機で混合下後、
コニーダー混練機（ブス社）で混練し、直径３酎×長さ
３關のペレットを作製した。

第　　１　　表 フエライ）（ＧＰ３３０、戸田工業り９０ｆｔＮ；ｔ％
塩化ビニル樹脂 （Ｓ１００Ｉ、鐘淵化学工業製）　　７　・［）ＯＰ　
　　　　　　　　　　　　　　　　２．８　　〃トリベ
ース　　　　　　　　　　　　　　　０．１〃ステアリ
ン酸鉛　　　　　　　　　　　０，１＃上記ペレフトを
用いて、第３図及び第４図に示した本発明のマグネット
ロールを２種類作製した。

同時に、比較のために第１図（Ａ）、第２図（Ａ）に示
した従来のマグネットロールを得た。

得られたマグネットロールについて、表面磁界ピーク角
度位置ズレ変動中（ｎ＝３０）を測定し、複写特性を観
察した。結果を第２表に示す。

第２表 「作用・効果」 叙上の通り、本発明によれば表面磁界ピーク角度位置ズ
レ変動中が小さく、従ってそれに起因する複写特性の変
動が改善される。また、貼り合わせるマグネットの数を
減らすことができるので生産工程が簡略化され、製造コ
ストの低減を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）、第２図（Ａ）はそれぞれマグネットロー
ルの概略図、第１図（Ｂ）、第２図（Ｂ）はそれぞれ貼
り合わせの位置ズレが生じた状態を示す概略図、第３図
（Ａ）は本発明のマグネットロールの実施態様を示す概
略図、第３図（Ｂ）は同部分斜視図、第４図（Ａ）は本
発明マグネットロールの他の実施態様を示す概略図、第
４図（Ｂ）は同部分斜視図、第５図（Ａ）は本発明マグ
ネットロールの更に伯の実施態様を示す概略図、第５図
（Ｂ）は同部分斜視図、第６図は本発明の工程の一例を
示す概略図、第７図は第６図の八−Ａ断面図、第８図は
４極配向用電磁石押出成形機の電磁石と磁極との位置関
係を示す概略図である。 ｌ・・・シャフト ２・・・２ａ〜２ｄ・・・マクネット ３．３゛　・・・隙間　　１１・・・シャフト１２ａ’
　、１２ｂ’　　・・・押出されたＣ型断面形３．３゛
　・・・隙間　　１１・・・シャフト１２ａ’　、１２
ｂ’　　・・・叩出されたＣ型断面形状マグネット １２ａ、１２ｂ・・・ネｎ度切りされたＣ型断面形状マ
グネット １３・・・凸部　　　　　１４・・・凹部１５・・・押
出成形機 １６．１７・・・ガイドロール １８ａ、１８ｂ・・・空隙 １９・・・軟磁性ヨーク ２０・・・電磁石コイル 第１図 １４４　　図 第５　図 （Ａ）　　　　　　　　　　　　　　（Ｂ）第６　図 冨７　図 第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、押出成形による断面形状が実質的にＯ型もしくはＣ
   型の樹脂もしくはゴムマグネットを断面が多角形又は凸
   部もしくは凹部を有するシャフトに貼り合わせてなるこ
   とを特徴とするマグネットロール。 ２、樹脂もしくはゴムマグネットが極異方マグネットで
   ある特許請求の範囲第１項記載のマグネットロール。 ３、磁場配向押出成形により樹脂もしくはゴムマグネッ
   ト材料を断面形状が実質的にＣ型のマグネットをそのＣ
   型の開口部が互いに対向するように２条押出しを行い、
   前記対向するＣ型マグネットの開口部間に断面が多角形
   又は凸部もしくは凹部を有するシャフトを挿入し、つい
   で該シャフトを挟む形で該Ｃ型マグネットを接着固定す
   ることを特徴とするマグネットロールの製造方法。