JPS6312809B2 - - Google Patents
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- JPS6312809B2 JPS6312809B2 JP21351281A JP21351281A JPS6312809B2 JP S6312809 B2 JPS6312809 B2 JP S6312809B2 JP 21351281 A JP21351281 A JP 21351281A JP 21351281 A JP21351281 A JP 21351281A JP S6312809 B2 JPS6312809 B2 JP S6312809B2
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は車両用のウインドウの製造方法に関
するものである。
するものである。
自動車のオペラウインドウはウインドウガラス
の外周縁に合成樹脂で一体的に枠を形成して製造
されている。第１図は自動車の車体の一部を示す
斜視図、第２図および第３図はそれぞれ別の従来
の製造方法を示す垂直断面図であり、図面におい
て、１はボデー、２はオペラウインドウ、３はガ
ラス、４は合成樹脂製の枠、５はマスク治具であ
る。
の外周縁に合成樹脂で一体的に枠を形成して製造
されている。第１図は自動車の車体の一部を示す
斜視図、第２図および第３図はそれぞれ別の従来
の製造方法を示す垂直断面図であり、図面におい
て、１はボデー、２はオペラウインドウ、３はガ
ラス、４は合成樹脂製の枠、５はマスク治具であ
る。
第２図の製造方法は、取付ボルト６が設けられ
た枠４の非塗装部にマスク治具５を被せ、塗装ガ
ン７から塗料を噴射して矢印ａで示す塗装部に塗
装を施し、取付ボルト６により枠４をガラス（図
示せず）に取付けてウインドウを製造している。
第３図の製造方法は、ガラス３の外周縁に合成樹
脂で一体的に枠４を形成し、非塗装部にマスク治
具５を被せ、塗装ガン７から塗料を噴射して塗装
部ａに塗装を施し、ウインドウを製造している。
このようにして製造されたウインドウは緩衝材８
を枠４に取付け、シール材９を介して車体パネル
１０に取付けられる。
た枠４の非塗装部にマスク治具５を被せ、塗装ガ
ン７から塗料を噴射して矢印ａで示す塗装部に塗
装を施し、取付ボルト６により枠４をガラス（図
示せず）に取付けてウインドウを製造している。
第３図の製造方法は、ガラス３の外周縁に合成樹
脂で一体的に枠４を形成し、非塗装部にマスク治
具５を被せ、塗装ガン７から塗料を噴射して塗装
部ａに塗装を施し、ウインドウを製造している。
このようにして製造されたウインドウは緩衝材８
を枠４に取付け、シール材９を介して車体パネル
１０に取付けられる。
しかしながら、このような従来のウインドウの
製造方法においては、非塗装部への塗料の付着を
防止するため、その部分へ金属または樹脂製のマ
スク治具を被せて塗装するようになつていたた
め、次のような問題点があつた。
製造方法においては、非塗装部への塗料の付着を
防止するため、その部分へ金属または樹脂製のマ
スク治具を被せて塗装するようになつていたた
め、次のような問題点があつた。
すなわち第２図の方法では、枠４の先端部を支
持しないでマスク塗装を行うため、枠４がたわん
でマスク治具５の密着性が悪くなり、塗装部と非
塗装部の見切線が不鮮明となり、見映えが悪い。
また第３図の方法では、マスク治具５をガラス３
に密着させるとガラス３を傷つけ、密着させない
と見切線が悪くなるという問題点があつた。
持しないでマスク塗装を行うため、枠４がたわん
でマスク治具５の密着性が悪くなり、塗装部と非
塗装部の見切線が不鮮明となり、見映えが悪い。
また第３図の方法では、マスク治具５をガラス３
に密着させるとガラス３を傷つけ、密着させない
と見切線が悪くなるという問題点があつた。
この発明は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、ウインドウガラスの表面に予
め剥離可能なコーテイング層を形成し、枠の形成
および表面処理を施したのち、不要なコーテイン
グ層を取り去ることにより、上記問題点を解決す
ることを目的としている。
てなされたもので、ウインドウガラスの表面に予
め剥離可能なコーテイング層を形成し、枠の形成
および表面処理を施したのち、不要なコーテイン
グ層を取り去ることにより、上記問題点を解決す
ることを目的としている。
この発明はウインドウガラスの外周縁に合成樹
脂で一体的に枠を形成するウインドウの製造方法
において、 ａ ガラスの少なくとも外周縁を含む部分に予め
剥離可能なコーテイング層を形成する工程、 ｂ コーテイング層を形成したガラスをインジエ
クシヨン成形型にセツトして、ガラスの全外周
縁に周縁部からガラスの両面を挟持するように
枠を形成する工程、 ｃ 枠およびコーテイング層に表面処理層を形成
する工程、および ｄ 枠の内周縁に沿つてコーテイング層を切りと
つて剥離する工程、 を含むウインドウの製造方法である。
脂で一体的に枠を形成するウインドウの製造方法
において、 ａ ガラスの少なくとも外周縁を含む部分に予め
剥離可能なコーテイング層を形成する工程、 ｂ コーテイング層を形成したガラスをインジエ
クシヨン成形型にセツトして、ガラスの全外周
縁に周縁部からガラスの両面を挟持するように
枠を形成する工程、 ｃ 枠およびコーテイング層に表面処理層を形成
する工程、および ｄ 枠の内周縁に沿つてコーテイング層を切りと
つて剥離する工程、 を含むウインドウの製造方法である。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。第
４図ないし第１１図はこの発明の一実施例による
ウインドウの製造方法を示す垂直断面図、第１２
図は第１１図の斜視図、第１３図は取付状態を示
す水平断面図であり、第１図ないし第３図と同一
符号は同一または相当部分を示す。
４図ないし第１１図はこの発明の一実施例による
ウインドウの製造方法を示す垂直断面図、第１２
図は第１１図の斜視図、第１３図は取付状態を示
す水平断面図であり、第１図ないし第３図と同一
符号は同一または相当部分を示す。
ウインドウの製造方法は、ガラス３の側面の少
なくとも外周縁を含む部分に予め剥離可能なコー
テイング層１１を形成しておく。コーテイング層
１１は液状で固化してフイルム状となる物質、例
えばオレフイン系樹脂、ポリ塩化ビニル等の合成
樹脂コーテイング剤をスプレーコート等により塗
布して皮膜を形成し、これを固化してフイルム状
に形成する。もちろん上記材質からなる樹脂やポ
リカーボネイト樹脂、ポリエステル樹脂、ABS
樹脂などのフイルムを貼りつけて形成してもよ
い。またコーテイング層１１はガラス３の全面に
形成してもよく、外周縁のみに形成してもよい。
なくとも外周縁を含む部分に予め剥離可能なコー
テイング層１１を形成しておく。コーテイング層
１１は液状で固化してフイルム状となる物質、例
えばオレフイン系樹脂、ポリ塩化ビニル等の合成
樹脂コーテイング剤をスプレーコート等により塗
布して皮膜を形成し、これを固化してフイルム状
に形成する。もちろん上記材質からなる樹脂やポ
リカーボネイト樹脂、ポリエステル樹脂、ABS
樹脂などのフイルムを貼りつけて形成してもよ
い。またコーテイング層１１はガラス３の全面に
形成してもよく、外周縁のみに形成してもよい。
コーテイング層１１を形成したガラス３は第４
図ないし第７図に示すように、インジエクシヨン
成形型にセツトして、ガラス３の全外周縁に周縁
部からガラスの両面を挟持するように枠４を形成
する。この工程はいわゆるアウトサート射出成形
によるものであり、ガラス３の外周縁に相当する
部分にキヤビテイ空間１２を形成した下型１３お
よび上型１４間にガラス３を挿入し、ABS樹脂
等の合成樹脂を射出して枠４を一体的に形成する
ものである。第４図はガラス３を下型１３上にセ
ツトする状態、第５図はガラス３を下型１３上に
載置した状態、第６図は上型１４を合せて型締め
し、スプルー１５、ランナー１６およびゲート１
７を通して樹脂を射出する状態、第７図は押出ピ
ン１８により、枠４の形成されたガラス３を押出
す状態を示す。
図ないし第７図に示すように、インジエクシヨン
成形型にセツトして、ガラス３の全外周縁に周縁
部からガラスの両面を挟持するように枠４を形成
する。この工程はいわゆるアウトサート射出成形
によるものであり、ガラス３の外周縁に相当する
部分にキヤビテイ空間１２を形成した下型１３お
よび上型１４間にガラス３を挿入し、ABS樹脂
等の合成樹脂を射出して枠４を一体的に形成する
ものである。第４図はガラス３を下型１３上にセ
ツトする状態、第５図はガラス３を下型１３上に
載置した状態、第６図は上型１４を合せて型締め
し、スプルー１５、ランナー１６およびゲート１
７を通して樹脂を射出する状態、第７図は押出ピ
ン１８により、枠４の形成されたガラス３を押出
す状態を示す。
枠４の成形を終つたガラス３はつづいて表面処
理工程に移る。表面処理としては、クロムメツキ
等のメツキ、真空蒸着、スパツタリング等の金属
蒸着、または塗装などがあり、これらは単独であ
るいは組合せて施すことができる。第８図は金属
蒸着を行つた状態を示し、枠４を含めてガラス３
上のコーテイング層１１の全面に金属蒸着層１９
を形成する。つづいて第９図に示すように、非塗
装部にマスク治具５を被せ、塗装ガン（図示省
略）から塗料を噴射して塗膜層２０を形成する。
理工程に移る。表面処理としては、クロムメツキ
等のメツキ、真空蒸着、スパツタリング等の金属
蒸着、または塗装などがあり、これらは単独であ
るいは組合せて施すことができる。第８図は金属
蒸着を行つた状態を示し、枠４を含めてガラス３
上のコーテイング層１１の全面に金属蒸着層１９
を形成する。つづいて第９図に示すように、非塗
装部にマスク治具５を被せ、塗装ガン（図示省
略）から塗料を噴射して塗膜層２０を形成する。
以上により表面処理工程を終つたガラス３は、
第１０図に示すように、枠４の内周縁に沿つてカ
ツター２１によりコーテイング層１１に切目を入
れ、第１１図および第１２図に示すように不要部
分のコーテイング層１１を剥離して取り除く。第
１１図は第１２図のＡ‐Ａ断面を示し、矢印ｂは
剥離方向を示す。
第１０図に示すように、枠４の内周縁に沿つてカ
ツター２１によりコーテイング層１１に切目を入
れ、第１１図および第１２図に示すように不要部
分のコーテイング層１１を剥離して取り除く。第
１１図は第１２図のＡ‐Ａ断面を示し、矢印ｂは
剥離方向を示す。
以上によりウインドウは完成し、第１３図に示
すように、緩衝材８を枠４に取付け、シール材９
を介して車体パネル１０に取付ける。なお第２
図、第３図、第９図ないし第１１図の緩衝材８、
シール材９および車体パネル１０は仮想位置を示
すものである。
すように、緩衝材８を枠４に取付け、シール材９
を介して車体パネル１０に取付ける。なお第２
図、第３図、第９図ないし第１１図の緩衝材８、
シール材９および車体パネル１０は仮想位置を示
すものである。
上記実施例において、第８図および第９図の表
面処理は、いずれか一方のみを行つてもよい。コ
ーテイング層１１の材料および形成方法は限定さ
れず、また表面処理の材料、実施方法も限定され
ない。さらにコーテイング層１１の剥離方法とし
て、表面処理後にカツター２１により切目を入れ
る場合について説明したが、表面処理前に切目を
入れてもよい。この発明はオペラウインドウに限
らず、他の車両用ウインドウにも適用可能であ
る。
面処理は、いずれか一方のみを行つてもよい。コ
ーテイング層１１の材料および形成方法は限定さ
れず、また表面処理の材料、実施方法も限定され
ない。さらにコーテイング層１１の剥離方法とし
て、表面処理後にカツター２１により切目を入れ
る場合について説明したが、表面処理前に切目を
入れてもよい。この発明はオペラウインドウに限
らず、他の車両用ウインドウにも適用可能であ
る。
以上説明してきたように、この発明によれば、
表面処理前にガラス表面に形成した剥離可能なコ
ーテイング層の不要部分のみを表面処理後に取り
去るように構成したため、マスク治具を使用しな
くてもメツキ、金属蒸着、塗装等の表面処理を行
つて優れた見切線を形成することができ、マスク
を使用する場合でもガラスを傷つけることなく、
完全に密着させて優れた見切線を形成することが
できる。また枠はガラスの全外周縁に周縁部から
両面を挟持するように形成されているため、コー
テイング層が剥離可能な場合でも剥離のおそれは
ない。
表面処理前にガラス表面に形成した剥離可能なコ
ーテイング層の不要部分のみを表面処理後に取り
去るように構成したため、マスク治具を使用しな
くてもメツキ、金属蒸着、塗装等の表面処理を行
つて優れた見切線を形成することができ、マスク
を使用する場合でもガラスを傷つけることなく、
完全に密着させて優れた見切線を形成することが
できる。また枠はガラスの全外周縁に周縁部から
両面を挟持するように形成されているため、コー
テイング層が剥離可能な場合でも剥離のおそれは
ない。
第１図は自動車の車体の一部を示す斜視図、第
２図および第３図はそれぞれ別の従来の製造方法
を示す垂直断面図、第４図ないし第１１図はこの
発明の一実施例によるウインドウの製造方法を示
す垂直断面図、第１２図は第１１図の斜視図、第
１３図は取付状態を示す水平断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、１はボデー、２はオペラウインドウ、３はガ
ラス、４は枠、５はマスク治具、７は塗装ガン、
８は緩衝材、９はシール材、１０は車体パネル、
１１はコーテイング層、１２はキヤビテイ空間、
１３は下型、１４は上型、１９は金属蒸着層、２
０は塗膜層、２１はカツターである。
２図および第３図はそれぞれ別の従来の製造方法
を示す垂直断面図、第４図ないし第１１図はこの
発明の一実施例によるウインドウの製造方法を示
す垂直断面図、第１２図は第１１図の斜視図、第
１３図は取付状態を示す水平断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、１はボデー、２はオペラウインドウ、３はガ
ラス、４は枠、５はマスク治具、７は塗装ガン、
８は緩衝材、９はシール材、１０は車体パネル、
１１はコーテイング層、１２はキヤビテイ空間、
１３は下型、１４は上型、１９は金属蒸着層、２
０は塗膜層、２１はカツターである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ウインドウガラスの外周縁に合成樹脂で一体
的に枠を形成するウインドウの製造方法におい
て、 ａ ガラスの少なくとも外周縁を含む部分に予め
剥離可能なコーテイング層を形成する工程、 ｂ コーテイング層を形成したガラスをインジエ
クシヨン成形型にセツトして、ガラスの全外周
縁に周縁部からガラスの両面を挟持するように
枠を形成する工程、 ｃ 枠およびコーテイング層に表面処理層を形成
する工程、および ｄ 枠の内周縁に沿つてコーテイング層を切りと
つて剥離する工程、 を含むウインドウの製造方法。 ２ コーテイング層は液状で固化してフイルム状
となる物質により形成する特許請求の範囲第１項
記載のウインドウの製造方法。 ３ コーテイング層は樹脂フイルムを貼りつけて
形成する特許請求の範囲第１項記載のウインドウ
の製造方法。 ４ 表面処理層はメツキ、金属蒸着または塗装に
より形成する特許請求の範囲第１項ないし第３項
のいずれかに記載のウインドウの製造方法。 ５ コーテイング層は、表面処理後に枠の内周縁
に沿つて切目を入れて剥離する特許請求の範囲第
１項ないし第３項のいずれかに記載のウインドウ
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21351281A JPS58110786A (ja) | 1981-12-24 | 1981-12-24 | ウインドウの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21351281A JPS58110786A (ja) | 1981-12-24 | 1981-12-24 | ウインドウの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58110786A JPS58110786A (ja) | 1983-07-01 |
| JPS6312809B2 true JPS6312809B2 (ja) | 1988-03-22 |
Family
ID=16640415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21351281A Granted JPS58110786A (ja) | 1981-12-24 | 1981-12-24 | ウインドウの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58110786A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0340408A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-02-21 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 巻線形チップインダクタ |
| JPH0523511U (ja) * | 1991-08-31 | 1993-03-26 | 太陽誘電株式会社 | リード端子付チツプ形電子部品 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1259090A (en) * | 1983-09-26 | 1989-09-05 | Libbey-Owens-Ford Co. | Preformed window assembly and method of making the same |
| JPS6315263U (ja) * | 1986-07-16 | 1988-02-01 | ||
| JP3626091B2 (ja) | 2000-12-18 | 2005-03-02 | 東海興業株式会社 | 樹脂成形品付きパネルの製造方法 |
| ITPD20040014A1 (it) * | 2004-01-22 | 2004-04-22 | Geox Spa | Calzatura con suola e tomaia traspiranti ed impermeabili |
-
1981
- 1981-12-24 JP JP21351281A patent/JPS58110786A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0340408A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-02-21 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 巻線形チップインダクタ |
| JPH0523511U (ja) * | 1991-08-31 | 1993-03-26 | 太陽誘電株式会社 | リード端子付チツプ形電子部品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58110786A (ja) | 1983-07-01 |
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