JPS63127226A - 光スイツチ - Google Patents

光スイツチ

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Publication number
JPS63127226A
JPS63127226A JP27471386A JP27471386A JPS63127226A JP S63127226 A JPS63127226 A JP S63127226A JP 27471386 A JP27471386 A JP 27471386A JP 27471386 A JP27471386 A JP 27471386A JP S63127226 A JPS63127226 A JP S63127226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
mqw
electric field
optical switch
semiconductor layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP27471386A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ajisawa
味澤 昭
Sukiya Hiroshima
廣嶋 透也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP27471386A priority Critical patent/JPS63127226A/ja
Publication of JPS63127226A publication Critical patent/JPS63127226A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光通信、光情報処理の分野において、光伝送路
における光信号の開閉を行なう光スィッチに関するもの
である。
〔従来の技術〕
光通信システムの超高速化やコヒーレント伝送に代表さ
れるようなシステム高度化、更に光交換機、光コンピュ
ータ等の研究の進展に伴い、光スィッチ等の光制御素子
の特性向上が強く望まれるようになっている。このよう
な要求を実現する手段として雑誌「エレクトロニクス・
レターズ(Electronics Letters)
」、第21巻、1985年、693〜694頁に報告さ
れているような多重量子井戸(MQW)構造の電界効果
を利用した導波型光スイッチが考えられている。
この光スィッチは電界印加によるMQWの吸収 ′端長
波長側に於ける吸収増大を利用したもので、MQW構造
を用いることにより吸収端の急峻化、エキシトン共鳴吸
収の有効利用が可能となり、従来のダブルへテロ(DH
)$11造光導波路を用いた電界吸収型光スイッチに比
べ高効率動作が可能となる。また、キャリアの寿命に支
配されない動作機構によっているため、超高速動作が可
能で実際に100 psec (半値全幅〉の短光パル
スを創り出した例が報告されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この型の光スィッチは電界印加によるMQWの吸収端の
長波長側へのシフトによる吸収係数の増加を動作原理と
している。また、吸収端のシフト量はMQWの井戸厚(
Lz )に大きく依存し、同じ電界強度でもLZにより
吸収係数の変化量は大きく異なる。従来のものはLzに
関する検討が為されていないため、光スィッチとして十
分な低電圧化、高消光比化が実現されていなかった。
本発明の目的はこのような問題点を解決し、低電圧、高
消光比という高効率な特性が得られる光スィッチを提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による光スィッチは、ド・ブロイ波長程度の厚み
の第1の半導体層をこの第1の半導体層よりバンド・ギ
ャップの広い第2の半導体層によりはさんだ量子井戸構
造を層厚方向に多重に有する多重量子井戸構造と、この
多重量子井戸構造の層方向に垂直に電界を印加する手段
とを有し、第1の半導体層の層厚が120Å以上の範囲
にあることを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の詳細な説明するために、まずMQWの電界によ
る吸収端のシフトとそれに伴なう吸収係数の変化につい
て説明する。第2図はMQWに電界Fを印加した時とし
ない時の吸収スペクトルを示している。この様にMQW
の層方向に垂直に電界を印加すると、MQWの量子井戸
内での波動関数のシフトにより、吸収スペクトルはΔε
だけ長波長側(低エネルギー側)へシフ1〜すると同時
に吸収確率の減少が見られ、吸収係数は無電界時の吸収
係数に比べαF/α0だけ減少する。この時吸収端の長
波長側近傍^lに着目すると、吸収係数はΔαだけ増加
する。この吸収係数の増加Δαがこの様な吸収型変調器
の動作原理となる。
また、ΔεとαF/α0はM Q Wのウェル厚Lzと
電界強度FによりΔε=CI F2Lz 4゜αF /
llo =I  C2F2LZ6と表わせる。ここでC
1,C2は比例定数であり、GaAs基板1上 GaA
sMQWにおいてはFをK V / cIl、 L z
を100人単位で表わした時、C1=1.17X 10
−3. C2=1、月Xl0−’である。
第3図にはF=60KV/C11とした時のL2に対す
るΔε(m e V )とαF/α0を示した。F=6
0KV/cmは光スィッチの低電圧化、高消光比化に必
要な値の1例として選んだ。これより一定の電界強度の
場合、Lzを大きくとれば得られる吸収端のシフト量Δ
εは大きくなるが、吸収係数減衰比αF/α0は減少す
ることがわかる。吸収端の裾の部分での吸収係数の増加
量Δαを考えた場合、Δαはほぼ吸収端のエネルギーシ
フト量Δεと吸収係数の減衰の割合αF/α0の積に比
例し、Δα=03 ・Δε・αF/α0で表わされると
考えられる。ここで03は吸収端の急峻性を表わす比例
定数である。
以上のことより第4図にLZに対するΔαを示した。F
 = 60 K V / craと一定の時、ΔαはL
zが130〜140人の範囲において極大値をもつ。ま
たF=80KV/cnの時はLz〜120人にF = 
40 K V / cIlの時はLz〜150人に吸収
係数増加量Δαは極大値をもつ。低電圧化に必要な電界
強度をF<80KV/amとすると、その電界強度にお
ける吸収係数増加量の極大値Δα+eaxはウェル厚が
Lz>120人で存在する。ウェル厚Lzの上限は量子
サイズ効果が失なわれない限界の値として選ばれる。従
って、この範囲のL2をもつMQWを用いることにより
同一電界強度においては他のLz(例えば〜100人)
をもつMQWに比べ大きな吸収変化が得られ、高効率な
光スィッチが実現できる。本発明はこの事実を利用した
ものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明による光スィッチの1実施例を示すもの
である。まず、本実施例の光スィッチの製作について説
明する。n” −GaAs基板1上にn”−GaAsバ
’yファ層2、n+−八e GaAsクラ・ンド層3、
i −GaAs基板I GaAsM Q Wガイド層4
、p+−Ae GaAsクラッド層5、P” −GaA
sキャブ層6を分子線エピタキシャル(MBE)法によ
り成長する。次に、ウェハ・エピタキシャル層側にTi
/Ptを蒸着し、幅3〜8μmの導波路パターンとなる
メタル・ストライブ電極7をフォトリソグラフィ法によ
り形成し、続いてメタル・ストライプ電極7をマスクと
してp+−Ae GaAsクラッド層5迄をエツチング
して除去する。ウェハ裏面にはオーミック電極となる人
uGeNi電極8を蒸着し熱処理によりアロイ化する。
また最後に図示はしていないがボンディング用パッド部
にTi/Auを部分的に積層し、入出射端面をへき開に
より形成する。
次に、この実施例の光スィッチの動作について説明する
。MQWではバンドギャップはウェル2バリア間のポテ
ンシャル高さとウェル厚Lzにより、屈折率はウェル、
バリアの組成とその厚みの比により制御できるため混晶
に比べ導波路の設計の自由度が高い。ここではi −G
aAs基板f GaAsM QWガイド層4のウェル厚
Lz”135人、バリ14135人を13周期、バリア
のAff GaAs層の八lの組成比x=Ojとし、n
 ” −Ae GaAsクラッド層3、p ” −人f
f GaAsクラッド層5の層厚をそれぞれ1μm、^
lの組成比x = 0.45とする。
ここでMQWのバンドギャップ波長はλg〜855nm
となる。この時、使用波長λ=880nmにおいてn 
” −ke GaAsクラ’yド層3、i −MQWガ
イド層4、p”  ke GaAsクラッド層5の屈折
率はそれぞれ3j4j、56,3.34となり前述した
各層の厚さより単一モード・ガイドを実現することがで
きる。
このような光ガイドにMQWガイド層の吸収端855n
mより長波長側の光(ここではλ−880nrnを用い
た)を入射させ、電極7,8間に逆バイアスを印加する
とMQW層には電界が印加され、それに応じた吸収が生
じ、導波光はMQW内で吸収され出力端より出射されず
光スィッチはOFF状態となる。ここではMQWのウェ
ル厚を135人としているために2V (F〜60KV
/CIm)と非常に低い電圧で十分な吸収係数の増加が
得られ、素子長500μmの光スィッチでも20d8と
高い消光比が得られる。これは従来のし2〜100人の
MQWに比べれば同一電界強度において約2倍の吸収係
数変化量であり、これにより従来のものよりも高消光比
化あるいは低電圧化、又は素子長を短くすることによる
低導波損失化が実現できる。
この実施例では、装荷型の導波構造を採っているが、特
にこれに限らず埋め込み構造などを用いてもよい。また
導波構造でなくてもMQWの層方向に垂直に光を入射す
る固型構造を採ってもよい。またMQWのウェル、バリ
アの組成も実施例に限るものではなく、更に同様な効果
が得られれば他の半導体材料を用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば超高速変調
が可能な2V程度という低電圧で動作し、更に消光比が
十分とれる吸収型の光スィッチを得ることができ、光通
信、光情報処理等の分野に非常に大きく貢献することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は電界印加
によるM Q Wの吸収スペクトルの変化を示す図、第
3図はMQWに一定の電界を印加した場合の吸収端のエ
ネルギーシフト量と吸収係数の減衰比のウェル厚依存性
を示す図、第4図はMQ  。 Wに一定の電界を印加した場合の吸収係数の増加量のウ
ェル厚依存性を示す図である。 1−1− n ” −GaAs基板、2− n +−〇
aAsバッファ層、3−n ”−Ae GaAsクラッ
ド層、4−・−1−Ga^s/ke GaAsM Q 
Wガイド層、5 、、、 p+−AI GaAsクラッ
ド層、6・・・p”−GaAsキャップ層、7,8・・
・電極。 扁2図 J五人 箔3 口 箭4図 シュルノ丁 1z(Ii)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ド・ブロイ波長程度の厚みの第1の半導体層をこの第1
    の半導体層よりバンド・ギャップの広い第2の半導体層
    によりはさんだ量子井戸構造を層厚方向に多重に有する
    多重量子井戸構造と、この多重量子井戸構造の層方向に
    垂直に電界を印加する手段とを有し、前記第1の半導体
    層の層厚が120Å以上の範囲にあることを特徴とする
    光スイッチ。
JP27471386A 1986-11-17 1986-11-17 光スイツチ Pending JPS63127226A (ja)

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JP27471386A JPS63127226A (ja) 1986-11-17 1986-11-17 光スイツチ

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61212823A (ja) * 1985-03-18 1986-09-20 Nec Corp 光変調器
JPS61226729A (ja) * 1985-04-01 1986-10-08 Hitachi Ltd 光素子およびその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61212823A (ja) * 1985-03-18 1986-09-20 Nec Corp 光変調器
JPS61226729A (ja) * 1985-04-01 1986-10-08 Hitachi Ltd 光素子およびその製造方法

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