JPS631271A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、特殊再生に画像メモリ回路を用いた磁気記
録再生装置に関する。

［従来の技術］ 映像信号の記録に用いられる磁気記録再生装置には、信
号記録時と同じテープ速度で再生する標準再生のほかに
、信号記録時とは異なるテープ速度でもって再生するい
わゆる特殊再生機能をもったものがある。これらの特殊
再生には、磁気テープの走行を停止して同一トラックを
繰り返し再生する静止画再生や、磁気テープの間欠走行
再生と静止画再生を交互に繰つ返すスローモーション再
生、或は標準再生速度の数倍のテープ速度でもって再生
する倍速再生等がある。しかし、静止画再生ではノイズ
バーを画面外に追い出すために、モード指定後磁気テー
プを数フィールド分走行させなければならず、実際に静
止画が見られるようになるまでに時間を要したり、スロ
ーモーション再生にあっては、間欠走行再生時の水平走
査周波数の変動をサーボ回路にて補正しているために、
垂直走査周波数が変動してしまい、再生信号の時間軸変
動による画像の乱れが避けられない等の欠点があった。

これら従来の磁気記録再生装置の特殊再生に関する欠点
を除去するため、例えば第２図に示した磁気記録再生装
置】のように、映像信号をフィールド単位で記憶するこ
とのできる画像メモリ回路２を切り替えスイッチ３を介
して磁気記録再生回路４に接続し、画像メモリ回路２に
記憶させたノイズのないきれいな映像情報を、繰り返し
或は随時再生することで、特殊再生にともなうノイズバ
ーを追放する方式が提案された。切り替えスイッチ３は
、磁気記録再生回路４がらのモード変更司令によって磁
気記録再生回路４側又は画像メモリ回路２側に切り替え
られる。また、画像メモリ回路２は、クロック発生回路
５から供給される動作クロックにもとづいて書き込みと
読み出しの各動作を行う。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記従来の磁気記録再生装置１は、切り替えスイッチ３
を標準再生モードにて再生中の磁気記録再生回路４側か
ら画像メモリ回路２側に切り替えて静止画再生を行った
あと、再び切り替えスイッチ３を磁気記録再生回路４側
に切り替えて標準再生を行った場合、画像メモリ回路２
自体、は、静止画再生期間中ずっと磁気記録再生回路４
の再生動作とは別個の独自の読み出しクロックにて動作
していたため、静止画から標準再生画に切り替わった際
に、静止画再生に並行して標準再生画を送り続けていた
磁気記録再生回路４からの映像信号と、それまで静止画
として映し出されていた映像信号との同期信号の位相が
連続せず、このため標準再生画の最初の部分で画像に乱
れが生じゃすい等の問題点があった。

［問題点を解決するための手段］ この発明は、上記問題点を解決したものであり、一対の
回転磁気ヘッドが磁気テープを交互に斜交走査して映像
信号を記録し、記録した映像信号は前記一対の回転磁気
ヘッドにより交互に再生する磁気記録再生回路と、この
磁気記録再生回路に接続され、再生映像信号をフィール
ド単位で記憶する画像メモリ回路と、前記一対の磁気ヘ
ッドを切り替えるためのヘッド切り替えパルスが（％給
され、このヘッド切り替えパルスを逓倍し、前記磁気テ
ープに記録された水平同期信号の整数倍の周波数のクロ
ック信号を形成し、前記画像メモリ回路に動作クロック
とＬ７て供給するクロック発生回路とから構成したこと
を特徴とするものである。

［作用］ この発明は、磁気記録再生回路の再生出力を記憶する画
像メモリ回路の動作クロックを、磁気記録再生回路内の
一対の回転磁気ヘッドを切り替えるためのヘッド切り替
えパルスを逓倍して得、磁気記録再生回路の再生出力に
含まれる水平同期信号の整数倍の周波数をもつ動作クロ
ックでもって画像メモリ回路を動作させることにより、
画像メモリ回路による静止画再生から磁気記録再生回路
による標準再生に切り替えたときに、水平同期信号の位
相飛びを防止する。

［実施例コ 以下、この発明の実施例について、第１図を参照して説
明する。第１図は、この発明の磁気記録再生装置の一実
施例を示す概略回路購成図である。

第１図中、磁気記録再生装置１１は、画像メモリ回路１
２として映像信号を１フイ一ルド分記憶するフィールド
メモリ回路を用いており、この画像メモリ回路１２の動
作クロックを発生するクロック発生回路１５が、磁気記
録再生回路４内の一対の回転磁気ヘッドのヘッド切り替
えパルスを逓倍してクロック信号を形成する構成とした
ものである。すなわち、この実施例では、ヘッド切り替
えパルスとして、回転磁気ヘッドと一体回転するヘッド
ドラムの回転を検出する回転センサ１３の出力であるド
ラムタックパルスを用い、このドラムタックパルスをク
ロック発生回路１５に供給するようにしている。

クロック発生回路１５は、上述のドラムタックパルスと
内部で分周した信号とを位相比較する位相比較回路Ｉ６
を有しており、この位相比較回路１６の出力でもって電
圧制御発振器１７の発振動作を制御する位相ロックドル
ープ回路構成をとる。

電圧制御発振器１７の出力は、ドラムタックパルスを逓
倍したしのとなり、水平同期信号の整数倍の周波数ｆｃ
に一致させるために、この実施例では画像メモリ回路Ｉ
２の動作クロックとなる電圧制御発振器Ｉ７の出力を、
画像の水平方向の画素数Ｎを分周比とする１／Ｎ分周回
路１８とこれに続＜１／Ｍ分周回路１９にて逐次分周し
たのち、位相比較回路Ｉ６にフィードバックするように
しである。さらにまた、この実施例では画像メモリ回路
１２としてフィールドメモリ回路を用いたので、画像の
垂直方向のライン数に対応する１／Ｍ分周回路１９の分
周比Ｍを、フィールド周期でもって２６２と２６３に切
り替えるようにしている。

従って、回転センサＩ３によって検出されたドラムタッ
クパルスは、奇数フィールドと偶数フィールドとでｆ　
ｃ　／　２６２　Ｎかｆ　ｃ　／　２６３　Ｎの周波数
の分周出力と位相比較されることになる。このため、回
転センサ１３の出力である６０Ｈｚのドラムタックパル
スに周波数変動がないと仮定した場合、画像メモリ回路
Ｉ２の動作クロックの周波数ｆｃは、フィールドごとに
６０ｘ２６２Ｎ又は６０ｘ２６３ＮＨｚのごとく切り替
えられ、水平同期信号周波数に対する逓倍比の違いに従
って、当然信号遅延素子としての画像メモリ回路１２の
信号遅延時間も変化することになる。このことは、画像
メモリ回路１２としてフィールドメモリ回路を用いる上
で重要であり、２６２５本の水平走査線で構成されるフ
ィールド画像を、奇数と偶数の各フィールドの接続部で
スキューを発生させることなく再生するための前提とし
て欠かすことのできない条件となる。

このような構成のクロック発生回路Ｉ５を用いる磁気記
録再生装置１１は、磁気記録再生回路４の再生出力を記
憶する画像メモリ回路１２の動作クロックが、磁気記録
再生回路４内の一対の回転磁気ヘッドを切り替えるため
のヘッド切り替えパルスを逓倍したものであって、しか
も磁気記録再生回路４の再生出力に含まれる水平同期信
号の整数倍の周波数をもつ動作クロックでもって画像メ
モリ回路１２を動作させることができるので、画像メモ
リ回路１２による静止画再生から磁気記録再生回路４に
よる標準再生に切り替えたときに、水平同期信号の位相
飛びを確実に防止することができる。このため、再生モ
ード切り替え直後の再生画像の乱れを防止し、ノイズ発
生をともなうこ□となく再生モードの変更が可能である
。

ところで、この実施例では、磁気記録再生回路４側で特
殊再生モードを選択する場合を考慮し、この特殊モード
選択時にＩ／Ｍ分周波回路１９の分周比Ｍを固定するた
めの制御回路２０が、磁気記録再生回路４とクロック発
生回路Ｉ５の間に接続しである。この制御回路２０は、
上記特殊再生モード時に磁気記録再生回路４から送られ
てくるフレーム周波数（３０Ｈｚ）の信号を検出して動
作し、Ｉ／Ｍ分周回路１９の分周比Ｍを２６２か２６３
のいずれか一方（実施例では２６２）に固定する一方、
画像メモリ回路１２に対して磁気記録再生回路４側のモ
ード変更にともなう若干の動作補正命令を出力する。従
って、磁気記録再生回路４側で特殊再生モードを選択し
、かつその特殊再生出力を画像メモリ回路１２として用
いたフィールドメモリ回路に記憶させて静止画再生する
場合は、画像メモリ回路１２の動作クロックの周波数を
奇数フィールドと偶数フィールドで切り替えることをせ
ず、−方の周波数に固定することになる。そして、こう
することにより、磁気記録再生回路４の特殊再生時に問
題となるＨオフセットに起因するスキューの発生を、押
さえ込むことができるのである。なお、Ｈオフセットは
、特殊再生時に磁゛気ヘッドが１回にトレースするトラ
ック長さが標準再生時とは異なることによって生ずる単
位時間当たりの再生水平同期信号数の変動を指すもので
、標準再生と異なり特殊再生にあっては、再生水平同期
信号数が整数化するための対抗処置として、ｌ／Ｍ分周
回路１９の分周比Ｍを固定するのである。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明は、磁気記録再生回路の
再生出力を記憶する画像メモリ回路の動作クロックを、
磁気記録再生回路内の一対の回転磁気ヘッドを切り替え
るためのヘッド切’）　ｆｆえパルスを逓倍して得、磁
気記録再生回路の再生出力に含まれる水平同期信号の整
数倍の周波数をもつ動作クロックでもって画像メモリ回
路を動作させる構成としたから、画像メモリ回路による
静止画再生から磁気記録再生回路による標準再生に切り
替えたときに、水平同期信号の位相飛びを防止すること
ができ、これにより再生モード切り替え直後の再生画像
の乱れを防止し、ノイズ発生をともなうことなく再生モ
ードの変更が可能である等の優れた効果を奏する。

また、この発明は、磁気記録再生回路側で特殊再生モー
ドを選択し、かつその特殊再生出力を画像メモリ回路と
して用いたフィールドメモリ回路に記憶させて静止画再
生する場合に、フィールドメモリ回路の動作クロックの
周波数を奇数フィールドと偶数フィールドで切り替える
ことをせず、−方の周波数に固定する構成とすることに
より、磁気記録再生回路側での特殊再生時に問題となる
、磁気ヘッドが１回にトレースするトラック長さが標準
再生時と異なることによって生ずるＨオフセットに起因
するスキユーの発生を、良好に防止することができ、こ
れにより磁気記録再生回路側の特殊再生から画像メモリ
回路側での特殊再生に支障なく移行させることができる
ようになり、磁気テープの摩耗やそれに付随する信号欠
落等の問題を、磁気記録再生回路側での特殊再生依存度
を減らすことによって、解消することができる等の効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の磁気記録再生装置の一実施例を示
す概略回路構成図、第２図は、従来の磁気記録再生装置
の一例を示す概略回路構成図である。 ４１６．磁気記録再生回路、１１．、、磁気記録再生装
置、＋２．、、画像メモリ回路、＋３．。 、回転センサ、＋５−、クロック発生回路。 ２０、、、制御回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対の回転磁気ヘッドが磁気テープを交互に斜交走査し
   て映像信号を記録し、記録した映像信号は前記一対の回
   転磁気ヘッドにより交互に再生する磁気記録再生回路と
   、この磁気記録再生回路に接続され、再生映像信号をフ
   ィールド単位で記憶する画像メモリ回路と、前記一対の
   磁気ヘッドを切り替えるためのヘッド切り替えパルスが
   供給され、このヘッド切り替えパルスを逓倍し、前記磁
   気テープに記録された水平同期信号の整数倍の周波数の
   クロック信号を形成し、前記画像メモリ回路に動作クロ
   ックとして供給するクロック発生回路とからなる磁気記
   録再生装置。