JP2555749B2 - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

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JP2555749B2 JP2009127A JP912790A JP2555749B2 JP 2555749 B2 JP2555749 B2 JP 2555749B2 JP 2009127 A JP2009127 A JP 2009127A JP 912790 A JP912790 A JP 912790A JP 2555749 B2 JP2555749 B2 JP 2555749B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低域変換カラー記録方式のビデオテープレ
コーダに関する。
〔従来の技術〕
一般に、低域変換カラー記録方式のヘリカルスキャン
ビデオテープレコーダにおいては、ビデオテープの各ト
ラック毎に低域変換カラー信号の位相(以下単にカラー
位相という)を所定の規則に基いて変更することによ
り、隣接するトラック間でカラー信号のスペクトラムが
重なり合わないようにして、クロストーク妨害を除去し
ている。第5図は、低域変換カラー位相を変更する規則
の一例を示す。この例では、交互に配置されるトラック
1とトラック2において、1H(水平走査期間)毎に90度
ずつ右回りに移相する右回りローテーションと、1H毎に
90度ずつ左回りに移相する左回りローテーションとを記
録時に行う。すなわち、トラック1では、オリジナルカ
ラー信号の位相に対して、図示するベクトルのように右
回りローテーションで移相し、トラック2では、左回り
ローテーションで移相することにより、互いに4Hで360
度がずれる。これにより、オリジナルカラー信号が有し
ている水平同期周波数fHの間隔毎にピークを持つスペク
トラムが1/4fHずつトラック毎に反対方向にシフトする
ため、隣接トラック間でスペクトラムが重なり合わなく
なる。
第6図は、このような規則に従って記録再生を行なう
装置の従来の構成の一例を示す。ビデオテープ200の記
録側および再生側には、それぞれ記録カラー位相処理回
路202および再生カラー位相処理回路204が設けられてい
る。第7図に示されているように、記録カラー位相処理
回路202と再生カラー位相処理回路204は、正反対の処理
を行い、カラー位相を元に戻す。さらに、第6図および
第7図に示されているように、加算回路208は、再生カ
ラー位相処理回路204の出力と、この出力を1H遅延させ
る1H遅延回路206の出力とを加算して、クロストークを
キャンセルする。
すなわち、記録カラー位相処理回路202は、低域変換
カラー信号の位相S11を、1H毎に90度ずつローテーショ
ンしてカラー位相S12とし、磁気テープ200に記憶させ
る。このローテーションの方向は記録カラー位相処理制
御信号に対応して1フィールド毎に所定のタイミングで
切換えられる。
磁気テープ200から再生された信号のカラー位相S13
は、再生カラー位相処理回路204において再生カラー位
相処理制御信号に対応して元のカラー位相S14に戻され
る。
カラー位相S14は、1H遅延回路206により1H遅延された
カラー位相S15と加算器208において加算され、カラー位
相S16となる。
第8図は、第6図の記録及び再生カラー位相処理回路
202および204の右ローテーションおよび左ローテーショ
ンの切換えを制御する従来のビデオテープレコーダの一
例の構成を示す。
ビデオ記録回路212は、第6図の記録カラー位相処理
回路202を含み、ビデオ再生回路214は、第6図の再生カ
ラー位相処理回路204、1H遅延回路206、および加算回路
208を含んでいる。外周にビデオテープ200が巻付けられ
ドラム216の互いに180度回転位置が異なる第1および第
2位置には、それぞれマグネット220および222が配設さ
れている。ドラムピックアップヘッド218は、ドラム216
の回転によりマグネット220および222が通過する毎にパ
ルスを発生し、第1波形整形回路224は、ドラムピック
アップヘッド218からパルスを受ける毎に状態が変化す
る(すなわち、ローレベルからハイレベル、あるいはハ
イレベルからローレベルへ信号レベルが変化する)ドラ
ムフリップフロップ(以下DFFと略称)信号を発生す
る。
DFF信号は、ビデオ記録回路212およびビデオ再生回路
214にそれぞれ内蔵された記録および再生カラー位相処
理回路202および204に、カラー位相のローテーション方
向を指示する記録および再生カラー位相処理制御信号を
構成する。
また、第8図に示された従来装置は、ドラム216に取
付けられた2つのビデオ記録/再生ヘッド226および228
の出力を切換えて、ビデオ再生回路214に供給するヘッ
ドスイッチング回路230の制御信号として上記DFF信号を
使用する。従って、カラー位相処理制御信号とヘッドス
イッチング制御信号の発生タイミングが同じである。
記録時、入力ビデオ信号から垂直(V)同期分離回路
243により分離された垂直同期信号が第2波形整形回路2
44により波形整形された後、スイッチ246を介してコン
トロールヘッド249に供給され、磁気テープ200のコント
ロールトラックにコントロール信号として記録される。
また、記録位相スイッチング回路245は、垂直同期信号
に同期して1フィールド毎に反転する所定の信号をスイ
ッチ247を介してドラムサーボ回路241に出力する。ドラ
ムサーボ回路241はこの信号とDFF信号とを比較し、その
位相誤差信号に対応してドラムモータ242を駆動し、ド
ラム216の回転を制御する。
再生時、スイッチ246,247は図中上側に切り換えられ
る。コントロールヘッド249は磁気テープ200のコントロ
ールトラックからコントロール信号を再生し、スイッチ
246を介してトラッキング調整回路248に出力する。トラ
ッキング調整回路248で所定の位相に調整された信号
は、スイッチ247を介してドラムサーボ回路241に出力さ
れる。ドラムサーボ回路241はこの信号とDFF信号の位相
を比較し、その誤差信号に対応してドラムモータ242を
駆動する。
記録時、入力ビデオ信号はビデオ記録回路212におい
て所定の処理が施された後、記録増幅器253により増幅
され、スイッチ251,252を介してヘッド266,228に供給さ
れ、磁気テープ200に記録される。この記録ビデオ信号
はスイッチ256を介して図示せぬ回路に出力され、モニ
タされる。
ヘッド226,228より再生された信号は、スイッチ251,2
52を介して再生増幅器254,255に入力され、増幅され
る。ヘッドスイッチング回路230はDFF信号に対応して再
生増幅器254,255の一方の出力を選択し、ビデオ再生回
路214に出力する。ビデオ再生回路214は入力信号を復調
処理し、スイッチ256を介して図示せぬ回路に出力す
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記DFF信号は、ドラムサーボにより垂直(V)同期
信号の手前、例えば6.5H付近に設定されるが、ドラムサ
ーボのゆらぎ、再生時のトラッキング調整、ならびに記
録および再生のドラムサーボロック位相の微妙なずれ等
により、ビデオ信号の垂直同期信号に対して若干の位相
ずれを発生する。従って、第9図に示すように、カラー
位相処理制御信号の状態変化点、すなわちローテーショ
ン方向指示の切換点が変動してしまう。その結果、上記
従来技術によると、次のような問題点がある。
(1)記録時、ドラムサーボのゆらぎでDFF信号が垂直
同期信号の位相に対して変動するため、カラー位相処理
制御信号の状態変化点、すなわちローテーション方向指
示の切換点が変動する。このため、再生の際に、正確な
時点でカラー位相処理制御信号が状態変化しても、テー
プ上では記録時と再生時のカラー位相処理切換点がず
れ、色ずれや色消えが発生してしまう。
(2)再生時、トラッキング調整やドラムサーボのゆら
ぎのため、DFF信号が垂直同期信号の位相に対して変動
する。このため、記録時に、カラー位相処理切換えが正
確に行われたとしても、記録時と再生時の位相処理切換
点がずれ、色ずれや色消えが発生してしまう。
(3)上記従来装置により記録および再生の双方を行う
と、記録時と再生時の位相処理切換点がずれるため、位
相処理切換点の近傍で色ずれや色消えが発生してしま
う。
本発明は、これら従来の問題点(1)、(2)または
(3)を解決することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に記載のビデオテープレコーダは、ビデオテ
ープの各トラック毎に低域変換カラー信号の位相を所定
の規則に基いて変更することにより、隣接するトラック
間でカラー信号のスペクトラムが重なり合わないように
したビデオテープレコーダにおいて、外周に巻付られた
テープから信号を再生または記録するドラムの回転位相
の変化に応じて状態が変化するドラムフリップフロップ
信号と、ビデオ信号に含まれる同期信号とを受けて、こ
の同期信号に含まれている垂直同期信号に対して第1の
所定のタイミングで状態が変化する信号を生成し、この
信号を受けて、垂直同期信号に対して第1のタイミング
より後の第2のタイミングで状態が変化するように調整
したドラムフリップフロップ信号を、低域変換カラー位
相の変更方向をトラック毎に指定するカラー位相処理制
御信号として出力するカラー位相処理制御信号発生回路
と、カラー位相処理制御信号発生回路の出力に従って所
定の規則に基いて低域変換カラー位相を変更する位相変
更回路とを備える。
請求項2に記載のビデオテープレコーダは、ビデオ信
号が記録ビデオ信号であり、位相変更回路が、ビデオ信
号の記録時に低域変換カラー位相を変更することを特徴
とする。
請求項3に記載のビデオテープレコーダは、ビデオ信
号が再生ビデオ信号であり、位相変更回路が、ビデオ信
号の再生時に低域変換カラー位相を変更することを特徴
とする。
請求項4に記載のビデオテープレコーダは、複数のビ
デオ再生ヘッドと、これらのヘッド出力を切換えてビデ
オ再生回路に供給するヘッドスイッチング回路と、ドラ
ムフリップフロップ信号を所定時間遅延させる遅延回路
とをさらに備え、遅延回路の出力をヘッドスイッチング
制御信号としてヘッドスイッチング回路に供給すること
を特徴とする。
〔作用〕
請求項1に記載のビデオテープレコーダにおいては、
ドラムサーボのゆらぎ、トラッキング調整、または記録
および再生時のドラムサーボロック位相のずれ等のため
に、DFF信号がビデオ信号の同期信号に対して変動して
も、垂直同期信号に対して所定のタイミングで状態が変
化するようにDFF信号が調整されるので、記録時と再生
時のカラー位相処理切換点を一致させることができ、色
ずれや色消えを防止できる。
請求項2に記載のカラー位相処理制御装置において
は、記録時に、垂直同期信号に対して所定のタイミング
で状態が変化するようにDFF信号を調整するので、記録
時にドラムサーボのゆらぎがあっても、再生時に、正確
な時点でカラー位相処理制御信号の状態変化をさせれ
ば、テープ上で記録時と再生時のカラー位相処理切換点
がずれることがなく、色ずれや色消えは生じない。
請求項3に記載のカラー位相処理制御装置において
は、再生時に、垂直同期信号に対して所定のタイミング
で状態が変化するようにDFF信号を調整するので、再生
時に、トラッキング調整やドラムサーボのゆらぎがあっ
ても、記録時に正確な点でカラー位相処理切換えが行わ
れていれば、テープ上で記録時と再生時のカラー位相処
理切換点がずれることがなく、色ずれや色消えは生じな
い。
請求項4に記載のビデオテープレコーダにおいては、
DFF信号を遅延させた信号で再生ヘッドを切換えるの
で、記録時と再生時のカラー位相処理制御信号の状態の
切換点(遷移点)のずれがなくなることにより色ずれや
色消えが発生しなくなった場合に目立ってくるヘッドス
イッチング部のスキュー等を、遅延時間分モニターで観
察してより下の画面外に出すことができる。
〔実施例〕
第1図は、本発明によるビデオテープレコーダの一実
施例の構成を示すブロック図である。ローディングポー
ル2および4は、ビデオテープカセット(図示せず)装
填時にカセットからビデオテープ10を引き出してドラム
16の外周に巻付ける。ドラウ16は、ドラムサーボ6の制
御の下に回転するドラムモータ8によって駆動される。
ドラム16の互いに180度回転位置が異なる第1および第
2位置には、それぞれマグネット20および22が配設され
ている。ドラムピックアップヘッド18は、ドラム16の回
転によりマグネット20および22が通過する毎にパルスを
発生する。第1波形整形回路24は、ヘッド18からパルス
を受ける毎に状態が変化する(すなわち、ローレベルか
らハイレベル、あるいはハイレベルからローレベルへ信
号レベルが変化する)ドラムフリップフロップ(以下、
DFFと略称)信号を発生する。従って、DFF信号はドラム
16の回転位相の変化に応じて状態(信号レベル)が変化
する。
ビデオ記録回路12は、第6図に示された記録カラー位
相処理回路202を含み、ビデオ再生回路14は、第6図に
示された再生カラー位相処理回路204、1H遅延回路206、
および加算回路208を含んでいる。ビデオ記録回路12に
は、記録(REC)時に、ビデオ信号入力を受け、第5図
および第7図に示された所定の規則に基いて低域変換カ
ラー位相を変更(ローテーション)したビデオ信号を、
記録増幅器35、スイッチ32、および34を介して、ドラム
16の外周に配設されたビデオヘッド26および28に供給す
る。なお、スイッチ32および34は、記録時はREC側に接
続され、再生時はPB側に接続される。また、記録時、外
部から供給された入力ビデオ信号は、REC側に接続され
ているスイッチ36を介してビデオ信号出力として外部に
供給され、モニタされる。
ビデオ再生回路14は、再生時にビデオヘッド26および
28がテープ10から再生したビデオ信号をスイッチ32およ
び34、再生増幅器37、および38、ならびにヘッドスイッ
チング回路30を介して択一的に受け、第7図に示された
所定の規則に基いて低域変換カラー位相を変更(ローテ
ーション)して、再生ビデオ信号として外部に出力す
る。
垂直(V)同期分離回路44は、スイッチ36より出力さ
れる再生又は記録ビデオ信号に含まれる垂直同期信号を
検出する。カラー位相処理制御信号発生器40は、DFF信
号を受けるとともに、垂直同期分離回路44によって検出
された垂直同期信号を受けて、この垂直同期信号に対し
て所定のタイミングで状態(信号レベル)が変化するよ
うに調整したDFF信号を、カラー位相の変更方向(ロー
テーション方向)をトラック毎に指定するカラー位相処
理制御信号として、ビデオ記録回路12およびビデオ再生
回路14に出力する。
ビデオ記録回路12およびビデオ再生回路14にそれぞれ
内蔵された記録カラー位相処理回路202および再生カラ
ー位相処理回路204は、カラー位相処理制御信号に従っ
て(すなわちその信号が示すローテーション方向に)、
第5図および第7図に示された規則に基いて低域変換カ
ラー位相を変更する。
遅延回路46は、DFF信号を2水平走査期間(2H)分遅
延させた信号をヘッドスイッチング回路30に対し、スイ
ッチング制御信号として供給する。
記録時、入力ビデオ信号から垂直(V)同期分離回路
61により分離された垂直同期信号が第2波形整形回路62
により波形整形された後、スイッチ64を介してコントロ
ールヘッド67に供給され、テープ10のコントロールトラ
ックにコントロール信号として記録される。また、記録
位相スイッチング回路63は、垂直同期信号に同期して1
フィールド毎に反転する所定の信号をスイッチ65を介し
てドラムサーボ回路6に出力する。ドラムサーボ回路6
はこの信号とDFF信号とを比較し、その位相誤差信号に
対応してドラムモータ8を駆動し、ドラム16の回転を制
御する。
再生時、スイッチ64,65は図中上側に切り換えられ
る。コントロールヘッド67は磁気テープ10のコントロー
ルトラックからコントロール信号を再生し、スイッチ64
を介してトラッキング調整回路66に出力する。トラッキ
ング調整回路66で所定の位相に調整された信号は、スイ
ッチ65を介してドラムサーボ回路6に出力される。ドラ
ムサーボ回路6はこの信号とDFF信号の位相を比較し、
その誤差信号に対応してドラムモータ8を駆動する。
第2図は、第1図に示されたカラー位相処理制御信号
発生器40の具体的構成例を示す。第2図のカラー位相処
理制御信号発生器40は、第1および第2タイミング回路
50および52、ならびに3つのD型フリップフロップ54、
56および58から構成されている。
垂直同期分離回路44は入力信号S1(第3図)から垂直
同期信号を検出し、検出信号S2(第3図)を出力する。
第1タイミング回路50は、垂直同期分離回路44によって
検出された垂直同期信号S2の立上りから時間W1後にハイ
レベルに立上るパルスS3(第3図)を発生する。第2タ
イミング回路52は、垂直同期分離回路44によって検出さ
れた垂直同期信号S2の立上りから時間W2後にハイレベル
に立上るパルスS4(第3図)を発生する。時間W2は時間
W1より長い時間に設定してある。第1フリップフロップ
54は、ローレベルのDFF信号S5(第3図)をデータ入力
に受けた後、第1タイミング回路50の出力パルスS3の立
上りエッジをクロック入力で検知したときに、出力に
ハイレベルの信号S6(第3図)を出力する。第2フリッ
プフロップ56は、第1フリップフロップ54の出力から
ハイレベルの信号S6をデータ入力に受けた後、第2タイ
ミング回路52の出力パルスS4の立上りエッジをクロック
入力で検知したときにQ出力にハイレベルの信号S7(第
3図)を出力する。
第2タイミング回路52が設定する時間W2は、第2フリ
ップフロップ56のQ出力の立下りエッジが、垂直同期信
号の立上りエッジの6.75H手前に固定されるように決め
られる。
第3フリップフロップ58は、第2フリップフロップ56
のQ出力S7からハイレベルをデータ入力に受けた後、水
平同期信号をクロック入力で感知したとき、Q出力にハ
イレベルのパルスS8(第3図)を出力する。第3フリッ
プフロップ58のQ出力が記録又は再生カラー位相処理制
御信号となる。
第3図を参照しつつ第2図のカラー位相処理制御信号
発生器の動作をさらに説明すると、今、DFF信号の立下
りが第1フリップフロップ54のデータ入力に与えられた
とする。これだけでは、第1フリップフロップ54の出
力はローレベルのまま変化しない。垂直同期分離回路44
によって検出された垂直同期信号S2の立上りエッジから
時間W1が経過すると、第1タイミング回路50の出力パル
スS3の立上りエッジによって第1フリップフロップ回路
54の出力S6が立上る。
垂直同期分離回路44によって検出された垂直同期信号
S2の立上りから時間W2が経過すると、第2タイミング回
路52の出力パルスS4の立上りエッジによって第2フリッ
プフロップ回路56のQ出力S7が立上る。従って、第2フ
リップフロップ回路56のQ出力S7の立上りまたは立下り
は、垂直同期信号S2の立上りの6.75H手前に固定され、
ドラム16の回転のゆらぎ等の影響を受けなくなる。
第2フリップフロップ回路56のQ出力S7は、第3フリ
ップフロップ回路58によって水平同期信号でラッチさ
れ、最終的なカラー位相処理制御信号S8となる。従っ
て、この制御信号S8は、カラーバースト信号の手前のH
ブランキング期間で遷移する(すなわちハイレベルから
ローレベルあるいはローレベルからハイレベルに状態が
変化する)信号となる。よって、カラー位相処理制御信
号の遷移点が水平走査の途中の信号部分にくることはな
く、各水平走査ごとに唯一のカラー位相処理が指定さ
れ、色ずれが発生しない。
なお、第1タイミング回路50と第1フリップフロップ
54は、第2タイミング回路52によって決定されるカラー
位相処理制御信号の遷移点とDFF信号の状態(レベル)
変化点が時間的にずれても、第2フリップフロップ56の
Q出力のローレベルおよびハイレベルが、DFF信号のロ
ーレベルおよびハイレベルに対応するように設けられて
いる。すなわち、第1タイミング回路50および第1フリ
ップフロップ54が無いと、DFF信号が第2タイミング回
路52の立上りに対して遅れた場合、カラー位相制御信号
がDFF信号の位相に対して180度ずれた、すなわちローレ
ベルとハイレベルが逆転した信号となってしまう。
第4図は、DFF信号S5、ビデオ信号およびカラー位相
処理制御信号S8をHレートで見たタイミング関係を示
す。第9図の従来例との比較から明らかなように、カラ
ー位相処理制御信号の遷移点がビデオ信号の垂直同期信
号に対して固定されたタイミングにあり、ドラム16の回
転のゆらぎ等の影響を受けなくなることがわかる。
第1図の遅延回路46は、DFF信号を2H分遅らせた信号
によってヘッド26および28による再生信号のスイッチン
グを行わせるが、これにより、カラー位相処理制御信号
の遷移部分で記録および再生のタイミングずれによる色
ずれや色消えが発生しなくなった場合に目立ってくるス
イッチング部のスキューを、2H分モニター上で見てより
下の画面外に出すことができる。
〔発明の効果〕
請求項1に記載のビデオテープレコーダによれば、カ
ラー位相処理切換点を垂直同期信号に対して一定点に固
定できるので、記録時と再生時のカラー位相処理を一致
させることが可能となり、カラー位相処理変化点が画面
上見える場所にあっても色ずれや色消えを防止できる。
また、カラー位相制御信号の位相が逆転してしまうこと
を防止することができる。
請求項2に記載のビデオテープレコーダによれば、記
録時、ドラムサーボのゆらぎで、DFF信号が垂直同期信
号に対して変動しても、カラー位相処理切換点を垂直同
期信号に対して固定でき、記録テープ上どの時点の信号
がどのような位相処理を受けているかが明確となり、再
生時に、正確な時点でカラー位相処理制御信号の状態変
化をさせれば、テープ上で記録時と再生時のカラー位相
処理切換点がずれることがなく、色ずれや色消えは生じ
ない。
請求項3に記載のビデオテープレコーダによれば、再
生時、トラッキング調整やドラムサーボのゆらぎで、DF
F信号が垂直同期信号に対して変動しても、カラー位相
処理切換点を垂直同期信号に対して固定でき、テープ上
どの時点の信号がどのような位相処理を受けて再生され
るかが明確となり、記録時に、正確な点でカラー位相処
理の切換えを行えば、テープ上で記録時と再生時のカラ
ー位相処理切換点がずれることはなく、色ずれや色消え
は生じない。
請求項4に記載のビデオテープレコーダによれば、ヘ
ッドスイッチング部のスキュー等を画面外に出すことが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明のビデオテープレコーダの一実施例の
構成を示すブロック図、第2図は、第1図のカラー位相
処理制御信号発生器の一構成例を示すブロック図、第3
図は、第2図のカラー位相処理制御信号発生器の各部の
信号の波形図、第4図は、第1図および第2図の回路に
よって得られるカラー位相処理制御信号の遷移点とビデ
オ信号との関係を示すタイミングチャート、第5図は、
記録時に低域変換カラー位相を変更する規則の一例を説
明するベクトル図、第6図は、従来の記録側と再生側の
カラー位相処理装置の一例の構成を示すブロック図、第
7図は、第6図の各部の信号の関係を示すベクトル図、
第8図は、従来のビデオテープレコーダの一例の構成を
示すブロック図、第9図は、第8図の装置によって得ら
れるカラー位相処理制御信号の遷移点とビデオ信号との
関係を示すタイミングチャートである。 12…ビデオ記録回路、14…ビデオ再生回路、16…ドラ
ム、18…ドラムピックアップヘッド、20、22…マグネッ
ト、24…波形整形回路、26、28…ビデオヘッド、30…ヘ
ッドスイッチング回路、30…カラー位相処理制御信号発
生器、44…垂直同期信号分離回路、46…遅延回路、50、
52…タイミング回路、54、56、58…フリップフロップ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオテープの各トラック毎に低域変換カ
    ラー信号の位相を所定の規則に基いて変更することによ
    り、隣接するトラック間でカラー信号のスペクトラムが
    重なり合わないようにしたビデオテープレコーダにおい
    て、 外周に巻付られた前記テープから信号を再生または記録
    するドラムの回転位相の変化に応じて状態が変化するド
    ラムフリップフロップ信号と、ビデオ信号に含まれる同
    期信号とを受けて、この同期信号に含まれている垂直同
    期信号に対して第1の所定のタイミングで状態が変化す
    る信号を生成し、この信号を受けて、前記垂直同期信号
    に対して前記第1のタイミングより後の第2のタイミン
    グで状態が変化するように調整したドラムフリップフロ
    ップ信号を、前記低域変換カラー位相の変更方向を前記
    トラック毎に指定するカラー位相処理制御信号として出
    力するカラー位相処理制御信号発生回路と、 前記カラー位相処理制御信号発生回路の出力に従って前
    記所定の規則に基いて前記低域変換カラー位相を変更す
    る位相変更回路と、 を備えるビデオテープレコーダ。
  2. 【請求項2】前記ビデオ信号が記録ビデオ信号であり、
    前記位相変更回路が、前記ビデオ信号の記録時に前記低
    域変換カラー位相を変更することを特徴とする請求項
    (1)記載のビデオテープレコーダ。
  3. 【請求項3】前記ビデオ信号が再生ビデオ信号であり、
    前記位相変更回路が、前記ビデオ信号の再生時に前記低
    域変換カラー位相を変更することを特徴とする請求項
    (1)記載のビデオテープレコーダ。
  4. 【請求項4】複数のビデオ再生ヘッドと、これらのヘッ
    ド出力を切換えてビデオ再生回路に供給するヘッドスイ
    ッチング回路と、前記ドラムフリップフロップ信号を所
    定時間遅延させる遅延回路とをさらに備え、前記遅延回
    路の出力をヘッドスイッチング制御信号として前記ヘッ
    ドスイッチング回路に供給することを特徴とする請求項
    (1)記載のビデオテープレコーダ。
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