JPS6123486A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転ヘッド型アジマス記録方式ビデオテープ
レコーダーのような、特殊（変速）再生可能な磁気記録
再生装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 ビデオテープレコーダー等の磁気テープを用いた映像信
号磁気記録再生装置において、高速再生あるいは逆転高
速再生をノイズバーなしで実現する手段として、主回転
へ、ラドの再生ヘッド出力のおちこみを、補助回転ヘッ
ドの再生ヘッド出力で埋め込む方式が提案されているが
、画面上の切り換えタイミングにおいて、スキュー歪お
よび色むらが発生し、視覚上問題となっている。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、スチル再生
及びスローモーション再生はもちろんのこと、高速再生
あるいは逆転高速再生においても、ノイズバーやスキュ
ーが発生せず、かっ色信号再生も可能な磁気記録再生装
置を提供することを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明の磁気記録再生装置は
、アジマス角が互いに異なりかつ１８０″離れて配置さ
れた第１および第２の主回転ヘッドと、これら主回転ヘ
ッドに近接配置されかつ略１８０゜離れた主回転ヘッド
と同一のアジマス角を有する第１及び第２の補助回転ヘ
ッドと、磁気テープを記録時のテープ走行速度とは異な
った速度で走行させる時に前記主回転ヘッドの再生ＲＦ
信号のレベルが低下する区間を検出するレベル検出手段
と、前記主回転ヘッドの再生ＲＦ信号が低下した区間を
水平同期期間を単位として前記補助回転ヘッドの再生Ｒ
Ｆ信号で置き換えるスイッチ手段と、このスイッチ手段
の出力である前記主回転ヘッドの再生ＲＦ信号と前記補
助回転ヘッドの再生ＲＦ信号とを遅延させる可変遅延手
段と、この可変遅延手段の遅延時間を変化させて前記切
換時に発生するスキューを除去する制御手段とを備えた
構成としたものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明
する。

第１図は本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
回転ディスクの説明図、第２図はアジマス記録された磁
気テープのトラックパターンの説明図である。第１図に
おいて、（１）は回転ディスク、（２ａ）は＋６°のア
ジマス角を有する主回転ヘッド、（３ａ）は−６°のア
ジマス角を有する補助回転ヘッド、（２ｂ）は−６°の
アジマス角を有する別の主回転ヘッド、（３ｂ）は＋６
″のアジマス角を有する別の補助回転ヘッドであり、主
回転ヘッド（２ａ）と（２ｂ）とは互いに１８０＠離れ
ている。補助回転ヘッド（３ａ）と（３ｂ）とも互いに
１８０’離れている。

これらの主回転ヘッド（２ａ）　（２ｂ）と補助回転ヘ
ッド（３ａ）　（３ｂ）とは、たとえば、映像信号の２
水平信号水平信号期間に相当する距離だけ離れて、回転
ディスク（１）の同一回転平面上に取り付けられている
。なお回転ディスク　（１）の代わりに回転ドラムを用
いてもよいことは勿論である。第２図において、（９９
）〜（１１０）はトラックであり、トラック（９９）（
１０１）　（１０３）　（１０５）　（１０７）　（１
０９）は＋６°のアジマス角を有する回転ヘッドで記録
されたもので、トラック（１００）　（１０２）　（１
０４）　（１０６）　（１０８）　（１１０）は−６″
のアジマス角を有する回転ヘッドで記録されたトラック
である。第２図の各トラック（９９）〜（１００）にお
ける実線は、水平同期信号記録位置を示し、その傾斜角
は、アジマス角を示している。また隣接トラックにおけ
る実線のずれは、記録時の水平同期信号がシリンダのジ
ッタ等のためにずれていることを示している。第２図は
１倍速で走行しているときのトラックパターンを示して
おり、高速再生時の一例として、第２図の破線で、９倍
速再生時の例を示す。このとき主回転ヘッド（２ａ）は
。

＋６″のアジマス角を有するため、第３図（Ａ）に示す
ようなヘッド出力信号を得る。また補助回転ヘッド（３
ａ）は、−６°のアジマス角を有するため、第３図（Ｂ
）に示すようなヘッド出力を得る。ここで第３図（Ａ）
に示すような高速再生時において、フィールド内に数本
のノイズバー（ヘッド出力信号が零の部分）が生じる。

これは、主回転ヘッド（２ａ）の再生ＲＦ信号の出力低
下部分を、第３図（Ｂ）に示すような補助回転ヘッド（
３ａ）の再生出力信号で置き換えることにより、取り除
くことができる。しかし上記のように、主回転ヘッド再
生信号と補助回転ヘッド再生信号とを切り換える際は、
記録された水平同期信号のずれが、再生される水平同期
信号の間隔の変化となり、切換え点でスキューがおこる
。

主回転ヘッド（２ａ）（２ｂ）と補助回転ヘッド（３ａ
）（３ｂ）との切換えは、たとえば９倍速の場合は次の
ようにおこなう。第４図において、（４）〜（７）は増
幅器、（８）〜（１０）はスイッチ、（１１）はスキュ
ーおよび色補正回路、（１２）〜（１６）は端子である
。スイッチ（８）　（９）は、第３図（Ｄ）のようなヘ
ッドスイッチ信号がハイレベルの時はたとえば端子（ａ
）側に、ローレベルの時は端子（ｂ）側に接続される。

いま、ヘッドスイッチ信号がハイレベルとすると、主回
転ヘッド（２ａ）及び補助回転ヘッド（３ａ）から、た
とえば第３図（Ａ）（Ｂ）にそれぞれ示すような再生出
力が得られる。同様に、ヘッドスイッチ信号がローレベ
ルの時は、主回転ヘッド（２ｂ）及び補助回転ヘッド（
３ｂ）から、第３図（Ａ）（Ｂ）に示すような信号が得
られ、これらがスイッチ（１０）に入力される。

スイッチ（１０）の可動片は、たとえば端子（１５）に
与えられる信号がハイレベルの時は端子（ｂ）側に、ロ
ーレベルの時は端子（ａ）側に切換えられる。端子（１
５）に第３図（’Ｅ）に示す主ヘツド補助ヘッド切換信
号を与えて切換を行なえば、スイッチ（ｌＯ）の出力端
には第３図（Ｃ）に示す再生ＲＦ信号が得られる。これ
をスキューおよび色補正回路（５）によりスキュー補正
および色補正を行ない、端子（１３）に出力する。

次にスキューの補正方法について説明する。第５図はス
キューおよび色補正回路（１１）の回路ブロック図で、
（１７）は映像信号復調回路、（１８）は水平同期信号
分離回路、（１９）は位相比較器、（２０）は電圧制御
型発振器、（２１）はローパスフィルタ、（２２）はサ
ンプルホールド回路（２３）　（２４）からなる演算回
路、（２５）はチャージカップルドデバイス（以下ｒｃ
ｃＤＪと称す）　、（２６）はクロックドライバー、（
２７）は電圧制御型発振器、（２８）はタイミング回路
、（２９）は輝度信号処理回路、（３０）は色信号処理
回路、（３１）　（３２）は１Ｈあるいは数Ｈの遅延線
、（３３）は色位相補正回路、（３４）　（３５）はス
イッチ、（３６）　（３７）は加算器である。まずスキ
ュー量の検出は、位相比較器（１９）とローパスフィル
タ（２１）と電圧制御型発振器（２０）　（以下ｒＶｃ
ＯＪと称す）とから成る閉ループ回路より、次のように
して得る。映像信号復調回路（１７）より得られる出力
から水平同期信号分離回路（１８）により水平同期信号
を取り出し、位相比較器（１９）に入力する。位相比較
器（１９）に入力された水平同期信号は、Ｖ　ＣＯ（２
０）の出力と位相を比較される。位相差は、誤差信号電
圧となって位相比較器（１９）の出力端子に現われる。

この出力は、ローパスフィルタ（２１）を経てＶ　ＣＯ
（２０）の発振周波数を制御する。このようにして得ら
れた誤差信号電圧を、サンプルホールド回路（２３）　
（２４）で構成される演算回路（２２）に入力し、Ｖ　
ＣＯ（２７）の制御電圧を得る。

上記演算回路（２２）の動作を次に説明する。位相比較
器（１９）の出力に得られた誤差信号電圧は、サンプル
ホールド回路（２４）の出力と加算器（３６）により加
算されて、タイミング回路（２８）より出力されるサン
プルパルスにより、サンプルホールド回路（２３）に記
憶される。この時、サンプルホールド回路（２４）には
、サンプルパルスが入力されず、出力値は変化しない。

次にタイミング回路（２８）よりサンプルパルスがサン
プルホールド回路（２４）に送られ、その値をホールド
し、出力する。このように、誤差信号電圧が次々と積算
されて、サンプルホールド回路（２４）の出力に現われ
る。また、２つのサンプルホールド回路（２３）　（２
４）は、垂直同期信号が端子（１６）を介して入力され
てリセットされ、誤差信号電圧が積算されて回路が飽和
するのを防がれる。

以上のようにして得られた演算回路（２２）の出力を、
ＣＣＤ　（２５）を駆動するクロックドライバー（２６
）のクロックを制御するＶ　ＣＯ（２７）に印加し、ス
キュー量に比例した電圧によって、ＣＣＤ　（２５）の
クロックを連続的に可変して、スキュー補正を行なう。

以上のように、スキュー補正のされたＲＦ　信号を、そ
れぞれ輝度信号と色信号とに分離し、従来のビデオテー
プレコーダーと同様に、輝度信号は復調し、色信号はＶ
ＴＲの再生カラープロセス（ＡＰＣループのかかった色
信号処理）を通して３．５８ＭＨＺの搬送色信号に変換
したのち、輝度信号と色信号とを混合して出力すること
により、色信号処理が可能な方式を実現できる。

このように、水平同期信１号の間隔変化を検出し、ＣＣ
Ｄ　（２５）によって連続的に補正するのであるが、ｃ
ｃｏ　（２５）のクロックを変えた瞬間は、ＣＣＤ（２
５）のライトとリードとのクロックが変わるために、１
Ｈから数Ｈ区間、正確な映像信号にならない。従って、
その期間の信号は、水平同期信号の間隔が補正されてい
ないので、切換直前の１Ｈあるいは数Ｈ前の情報を保持
し、この情報で前記水平同期信号不正規区間をおきかえ
る。つまりタイング回路（２８）から補正処理を行なう
間ハイレベルとなる信号がスイッチ（３４）に送られ、
その時可動片が端子（ａ）側に切換えられる。その結果
、補正処理を行なう間は、ＬＨ又は数Ｈの遅延線（３１
）を経た信号、すなわち１Ｈ又は数Ｈ前の信号におきか
えられ、それが再生出力として得られる。

以上のように構成すると、ヘッド切換点でのスキューが
とれ、輝度信号の補正された画面が得られるが、ヘッド
切換時の色信号の不連続、色位相の不連続により、ＡＰ
Ｃが侵されるために、色むらが発生する。そこで、ＡＰ
Ｃが安定になり、正常な信号になるまでの期間の信号は
、切換直前の１Ｈあるいは数Ｈ前の色信号の情報を保持
し、この色信号の位相補正を行ない、色位相をあわせた
後、前記不正規区間をおきかえる。つまり、タイミング
回路（２８）から色信号補正を行なう間ハイレベルとな
る信号が、スイッチ（３５）に送られ、そのとき可動片
が端子（６）側に切換えられる。その結果、ＡＰＣの色
むらのある区間は、１Ｈ又は数Ｈの遅延線（３２）を経
た信号、すなわち１Ｈ又は数Ｈ前の信号におきかえられ
、それが再生出方とじて端子（１３）に得られる。

なお、上記実施例では、１Ｈ切換をしているが、数Ｈ切
換えてもよい。この１Ｈ又は数Ｈ切換の遅延線としては
、デジタルメモリーでもよく、可変遅延線についてもデ
ジタルメモリーでよい。更に、スキュー補正のみでは、
ヘッド切換時の色むらは補正できないため視見上見苦し
いが、上記実施例では、Ａ、ＰＣの応答が安定になるま
での期間、１Ｈ又は数Ｈ前の信号を、１Ｈ又は数Ｈ繰り
返して使用するため、シンプルでかつローコストな色信
号補正ができ、フリーノイズやスキューや色むらのない
高画質の特殊再生画面を実現することができる。

発明の詳細 な説明したように本発明によれば、スチル再生、スロー
モーション再生はもちろんのこと、高＝１２− 速再生あるいは逆転高速再生においても、ノイズバーや
スキュー色むらの発生を良好に防止できる。

またＲＦ帯で可変遅延、手段によりスキュー補正するよ
うにしたので、色信号再生が可能となり、ベースバンド
（ＦＭ復調した映像信号）で可変遅延手段によりスキュ
ー補正する場合に比べ、可変遅延手段におけるＣＯＤの
クロック切換時におけるＤＣレベル変動やＤＣゲイン変
動やリニアリティ（入力信号に対する出力信号のリニア
リティ）等の問題がなくなる。またＲＦ帯では、ＦＭ変
調されているので、色々な外乱ノイズに対し強い。また
、１Ｈ切換の問題に対しても、ベースバンドで切り換え
るとノイズに対して弱いが、ＲＦ帯で切換えるという心
配もない。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
ヘッド配置の説明図、第２図はアジマス記録された磁気
テープのトラックパターンの説明図、第３図は本発明の
一実施例における磁気記録再生装置の信号のタイムチャ
ート、第４図は同磁気記録再生装置の要部の回路ブロッ
ク図、第５図は同磁気記録再生装置におけるスキューお
よび色補正回路の回路ブロック図である。 （２ａ）　（２ｂ）−主回転ヘッド、（３ａ）　（３ｂ
）−補助回転ヘッド、（８）〜（１０）・・・スイッチ
、（１９）・・・位相比較器、（２９）・・・電圧制御
型発振器、（２１）・・・ローパスフィルタ、（２５）
・・・ＣＯＤ、（２６）・・・クロックドライバー、（
２７）・・・電圧制御型発振器、（３１）（３２）・・
・遅延線、（３３）・・・色位相補正回路 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、アジマス角が互いに異なりかつ１８０°離れて配置
   された第１および第２の主回転ヘッドと、これら主回転
   ヘッドに近接配置されかつ略１８０°離れた主回転ヘッ
   ドと同一のアジマス角を有する第１及び第２の補助回転
   ヘッドと、磁気テープを記録時のテープ走行速度とは異
   なった速度で走行させる時に前記主回転ヘッドの再生Ｒ
   Ｆ信号のレベルが低下する区間を検出するレベル検出手
   段と、前記主回転ヘッドの再生ＲＦ信号が低下した区間
   を水平同期期間を単位として前記補助回転ヘッドの再生
   ＲＦ信号で置き換えるスイッチ手段と、このスイッチ手
   段の出力である前記主回転ヘッドの再生ＲＦ信号と前記
   補助回転ヘッドの再生ＲＦ信号とを遅延させる可変遅延
   手段と、この可変遅延手段の遅延時間を変化させて前記
   切換時に発生するスキューを除去する制御手段とを備え
   た磁気記録再生装置。 ２、制御手段は、位相比較器と電圧制御発振器とローパ
   スフィルタとから成るスキュー検出ループ回路と、可変
   遅延素子と可変遅延素子用クロックドライバーと電圧制
   御発振器と演算回路とから成るスキュー補正回路とによ
   り構成されている特許請求の範囲第１項記載の磁気記録
   再生装置。 ３、主回転ヘッドと補助回転ヘッドとの切換時に発生す
   る切換ノイズを、１Ｈ又は数Ｈの遅延線により、切換直
   前の１Ｈあるいは数Ｈ前の情報を保持し、この情報で切
   換ノイズの区間を補償することにより除去する構成とし
   た特許請求の範囲第１項記載の磁気記録再生装置。 ４、主回転ヘッドと補助回転ヘッドとの切換時に発生す
   る切換ノイズを、１Ｈ又は数Ｈの遅延線により、切換直
   前の１Ｈあるいは数Ｈ前の情報を保持し、色位相補正回
   路により色位相をあわせ、この補正した情報で切換時の
   所定区間の色信号を補正することにより除去する構成と
   した特許請求の範囲第１項記載の磁気記録再生装置。