JPS63126771A - サ−マルヘツド駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は印字ヘッドとしてのサーマルヘッドを駆動する
サーマルヘッド駆動装置に関する。

従来の技術 従来、料金はかりの出力装置としては第５図のようなラ
ベル発行機が使用されている。このラベル発行機ではヘ
ッド固定形のサーマルヘッド４が使用されている。サー
マルヘッド４の一端は水平軸５のまわり〔矢印Ｂ方向〕
に回転自在に支持されており、他端の発熱部６がプラテ
ンローラ１の側に所定の力で付勢されている。プラテン
ローラ１とサーマルヘッド４の前記発熱部６との間には
、感熱ラベル１１が等間隔で貼着された帯状の剥離台紙
３が介在しており、プラテンローラ１が水平軸２のまわ
り〔矢印Ａ方向〕に回転駆動されることによって、剥離
台紙３がその長手方向　〔矢印Ｃ方向〕に搬送される。

前記発熱部６は第６図のように、基板７の上に前記剥離
台紙３の幅方向に沿って１１膳の間に５個程度のピッチ
で抵抗発熱体８・・・が−列に配置されており、コモン
線９と各セグメント線ｌＯ・・・との間に通電すること
により発熱する。従って、前記プラテンローラ１とサー
マルヘッド４とで剥離台紙３を挟持して搬送しながら前
記抵抗発熱体８・・・に記録内容に応じて選択的に通電
すると１発熱部６を通過した感熱ラベル１１には第８図
のようなドツトによる記録が得られる。その記録濃度は
抵抗発熱体８の温度によって決まる。

サーマルヘッド４は第９図のように、電源装置１２との
間に、印字内容に応じた抵抗発熱体８に選択的に通電す
る駆動基板１３が介装されており、電源装置１２と駆動
基板１３との間、駆動基板１３とサーマルヘッド４との
間はそれぞれ接続コード１４．１５によって接続されて
いる。

第１０図は第９図の等価回路を示し、Ｒ１とＲ３は接続
コード１４の抵抗成分、Ｒ３とＲ４は接続コード１５の
抵抗成分、Ｒ６とＲ６は駆動基板１３の内部抵抗成分、
Ｒ１は各抵抗発熱体８の抵抗値、Ｒ７とＲ９はサーマル
ヘッド４におけるＲ１を除く抵抗成分、ＲｔａとＲ１１
は電源装置！１２の内部抵抗である。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、駆動基板１３は印字内容に
かかわらず一定のパルス幅ｔでサーマルヘッド４に電圧
を印加するため、実装時に接続コード１４．１５の線路
長が長くてＣＲｘ＋Ｒｚ）−（Ｒ１＋Ｒ４）が大きくな
った場合には、駆動される抵抗発熱体８の数が多くなっ
て負荷電流が大きくなると、接続コード１４．１５によ
る電圧降下が大きくなって、抵抗発熱体８の両端に実際
に印加される電圧ｖ１が第１１図のように正規の電圧ｖ
ｉ、からＶユ。

に低下し、駆動中の抵抗発熱体８に入力されるエネルギ
ーが、 ｖ　　ｍ　　　　　　ｖ　　２ （ｆｆｉ、　ｔ　）から（１セ・ｔ）にに小さくなるた
め、印字濃度が低下して印字品質が悪化する。

本発明は接続コード１４．１５の線路長が長い場合に発
生する印字品質の悪化を低減できるサーマルヘッド駆動
装置を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明のサーマルヘッド駆動装置は、サーマルヘッドの
各抵抗発熱体のうちの印字内容に応じたものに駆動パル
スを印加するよう構成された駆動基板を電源装置とサー
マルヘッドとの間に介装するとともに、前記駆動基板の
出力側の電圧値ｖ２と、駆動基板の出力側からサーマル
ヘッド側を見たときの抵抗発熱体を除く抵抗成分Ｒｏと
、駆動基板の出力側から電源装置側を見たときの抵抗成
分Ｒｉと、電源電圧Ｖｏとから、 ｖ、＝＝ｖ、　−”’　　（Ｖｏ−Ｖ、）ｉ によって計算される抵抗発熱体の端子電圧Ｖ、に応じて
前記駆動基板の出力に発生するパルス幅を変更して前記
抵抗発熱体への注入エネルギーを補償するパルス幅制御
回路を設けたことを特徴とする。

作用 この構成によると、駆動基板の出力電圧が低下すると、
パルス幅制御回路がサーマルヘッドの抵抗発熱体の端子
電圧を計算してパルス幅を長くするよう働くため、発熱
抵抗体への注入エネルギーが安定する。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図に基づいて説
明する。なお、第９図〜第１１図と同様の作用を成すも
のには同一符号を付けてその説明を省く。

第１図は本発明のサーマルヘッド駆動装置を有するラベ
ル発行機のサーマルヘッドの電源回路の等価回路を示す
、駆動基板１３には、サーマルヘッド４の各抵抗発熱体
８のうちの印字内容に応じたものに駆動パルスを印加す
る回路の他に、パルス幅制御回路１６が組み込まれてい
る。

パルス幅制御回路１６は駆動基板１３の出力側電圧ｖ２
のパルス幅を、前記駆動基板の出力側の電圧値ｖ８に応
じて変更して、前記抵抗発熱体８への注入エネルギーを
補償するよう構成されている。

第４図がその具体構成を示す、電圧値ｖ２に応じてパル
ス幅を変更するとは、第３図のようにｖ２が正規のレベ
ルＶ２１のときに抵抗発熱体８に規定の印字濃度を得る
エネルギーを与えるために必要なパルス幅がｔ〔基準パ
ルス幅〕であるとしたときに、同時に駆動される抵抗発
熱体８の数が増加して負荷電流が増加し、これによって
Ｒ１〜Ｒ，による電圧降下が増加してｖ２が正規のレベ
ルｖ２□よりも低いＶ。に低下してｖｌが低下した場合
には、次のようにしてパルス幅制御回路１６が必要パル
ス幅ｔ３を決定している。

第１図の等価回路は駆動基板１３の出力端子と接続コー
ド１５との接続点を書きなおせば第２図のように表わせ
る。Ｒｉは（Ｒ□＋Ｒ，＋　Ｒ，＋　Ｒ，＋　Ｒ，。

＋Ｒ１ｘ）−Ｒｏは（Ｒ，＋Ｒ４＋Ｒ，＋Ｒ，）である
。

ｖＯは電源装置１２の出力電圧で、定電圧源で構成され
ている。第４図においてメモリ装置！１７には既知であ
る＋＋　Ｖｏ、Ｒｉ、Ｒｏ、ｔが書き込まれておす、電
圧読み取り手段１８は電圧値ｖ２をデジタル変換して時
々の電圧値を読み取っている。演算手段（１９）では、
第１の演算部２０において、Ｖ、　−−Ｂ−？（Ｖｏ　
−Ｖ、）　＝　Ｖ。

によって抵抗発熱体８の端子電圧を計算し、第２の演算
部２１では第１の演算部２０で計算されたｖｌに基づい
て。

によって、必要パルス幅ｔ、を読み出している。

なお、ここでｔは基準パルス幅で、規定の印字濃度を得
るに必要な印加エネルギーをＥｏとすると、ｔ＝Ｅｏ／
　（Ｖｏ”／Ｒｓ） と表わすことができる。

前記第２の演算部２１の計算結果のｔゎはパルス幅制御
手段２２に入力されて、パルス幅制御手段２２ではサー
マルヘッド４の側へ送り出されるパルス幅がｔｔｌとな
るように制御している。

発明の効果 以上のように本発明は、サーマルヘッドの各抵抗発熱体
のうちの印字内容に応じたものに駆動パルスを印加する
駆動基板の出力を測定して得られる電圧値ｖ２と、読値
として得られるＲｏ、　Ｒｉ。

Ｖｏとから抵抗発熱体の端子電圧ｖ１を計算し、計算さ
れた端子電圧ｖＬに応じて前記ｖ２のパルス幅を変更す
るパルス幅制御回路を設けたため、駆動基板と電源装置
ならびにサーマルヘッドを結ぶ接続コードが長い場合に
おいそち、同時に駆動される抵抗発熱体の数にかかわら
ず印字濃度をほぼ一定に保つことができ、従来のように
パルス幅が一定の装置に比べて印字品質を改善できるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を示し、第１図は本
発明のサーマルヘッド駆動装置を組み込んだサーマルヘ
ッドの電源系統の等価回路図、第２図は第１図を駆動基
板の出力側を中心に書いた等価回路図、第３図はパルス
幅の制御状態を示す波形図、第４図はパルス幅制御回路
の構成図、第５図はラベル発行機の構成図、第６図は第
５図におけるサーマルヘッドの底面図、第７図はサーマ
ルヘッドの要部拡大図、第８図は印字例の説明図、第９
図は従来のサーマルヘッドの電源系統の構成図、第１Ｏ
図は第９図の等価回路図、第１１図は従来の駆動装置の
波形図である。 ４・・・サーマルヘッド、８・・・抵抗発熱体、１２・
・・電源装置、１３・・・駆動基板、　１４．１５・・
・接続コード、１６・・・パルス幅制御回路。 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第１図 第３図 ′ｃ　　　　　　　　　　　　′Ｇル 第４図 第Ｓ図 第２図 第７図 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、サーマルヘッドの各抵抗発熱体のうちの印字内容に
   応じたものに駆動パルスを印加するよう構成された駆動
   基板を電源装置とサーマルヘッドとの間に介装するとと
   もに、前記駆動基板の出力側の電圧値Ｖ＿２と、駆動基
   板の出力側からサーマルヘッド側を見たときの抵抗発熱
   体を除く抵抗成分Ｒｏと、駆動基板の出力側から電源装
   置側を見たときの抵抗成分Ｒｉと、電源電圧Ｖｏとから
   、 Ｖ＿１＝Ｖ＿２−（Ｒｏ／Ｒｉ）（Ｖｏ−Ｖ＿２）によ
   って計算される抵抗発熱体の端子電圧 Ｖ＿１に応じて前記駆動基板の出力に発生するパルス幅
   を変更して前記抵抗発熱体への注入エネルギーを補償す
   るパルス幅制御回路を設けたサーマルヘッド駆動装置。 ２、パルス幅制御回路を、基準パルス幅をｔとしたとき
   に、 ｔ＿ｎ＝（Ｖｏ／Ｖ＿１）＾２・ｔ によって駆動基板の出力パルス幅ｔ＿ｎを計算、するよ
   う構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のサーマルヘッド駆動装置。