JPS63124607A - 周波数変換回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマイクロ波帯通信用へテロダイン受信機に用い
て好適な周波数変換回路に関する。

〔従来の技術〕

ヘテロゲイン受信機では、受信機のイメージを改善する
ための１つの方法としてイメージキャンセル型の周波数
変換回路が提案されている。

この回路は、第２図に示すように、局部発振器１から出
力された局部信号は０−９０”分配器２に入力され、そ
れぞれ別々のミキサ３，４に入力される。受信信号は同
相で分配されミキサ３，４に入力される。局部信号が９
０°の位相差をもっているため、ミキサ３．４における
各希望受信信号及びイメージ信号の夫々の位相差は＋９
０°または一９０″となる。

したがって、ミキサ３，４からとり出した中間周波信号
を０−９０”合成器５で合成すれば、イメージ信号を逆
相にして打ち消し、希望受信信号だけを取り出すことが
できる。また、０−９０’合成器５の接続を変えて、ミ
キサ３．４の出力を逆に接続すると希望受信信号が打ち
消され、イメージ信号のみを取り出すことができる。

なお、第２図中の実線および破線の矢印はそれぞれ受信
信号およびイメージ信号の位相関係を模式的に示したも
のである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、マイクロ波帯通信用へテロダイン受信機では
、局部発振器に位相の安定な電圧制御型発振器が主に使
用される。一般に、安定な発振器では高いＱを有する共
振器とトランジスタ等の能動素子を組み合わせて発振を
行なわせ、バラクタダイオード等の素子で電子的な周波
数制御をしている場合が多い。このため、共振器のＱを
高めるのに伴って電子的に変化できる範囲が狭くなり、
必要な周波数帯域をカバーするためには複数の局部発振
器を切替えながら使用しなければならず、機器が複雑に
なるという問題がある。

本発明は局部発振回路の発振周波数範囲よりも広い範囲
での受信を可能にした周波数変換回路を提供することを
目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の周波数変換回路は、局部発振器の信号をＯ−９
０’分配器により９０″位相の異なる信号に分配し、こ
れを一対のミキサにおいて夫々受信信号と合成し、かつ
これらミキサの出力信号を０−９０°合成器で合成する
構成の周波数変換回路において、０−９０”合成器に入
力させる各ミキサの出力を相互に切り換える切り換えス
イッチを各ミキサと０−９０°合成器との間に介装する
とともに、前記０−９０°合成器の出力側に反転回路を
接続し、この反転回路の動作に連動して前記切り換えス
イッチを切り換え動作させるように構成している。

〔実施例〕

次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す回路図である。

図において、局部発振器１は周波数を変化することがで
きるように構成しており、ここから出力される局部信号
は０−９０°分配器２に入力され、更に別々のミキサ３
．４に入力されるように接続している。また、これらミ
キサ３，４には受信信号が入力端子１０から同相で入力
される。

前記各ミキサ３，４の出力は０−９０°合成器５に夫々
人力されるが、この合成器５とミキサ３゜４の間には双
極双投の切り換えスイッチ６を介装し、このスイッチ６
の切り換えによりミキサ３゜４を夫々０−９０”合成器
５に対して逆向きに切り換え接続することができる。

前記０−９０”合成器５の出力は復調器７を通し、更に
出力を反転させるための反転回路８を通して出力端子１
１に出力させている。

ここで、前記局部発振器１及び切り換えスイッチ６は、
前記反転回路８と連動して動作するように構成している
。

次に、この回路の動作を説明する。

今、希望受信周波数が局部信号周波数より低い場合に、
回路が正常に動作しているとする。例えば、切り換えス
イッチ６が第１図に実線で示す切り換え状態にあり、第
２図で説明した動作状態にあるものとする。この条件で
の受信可能な周波数範囲は、局部発振器１の変化可能な
発振周波数範囲をｆＬＩからｆｔ、ｔ　（ｆＬｚ＞　ｆ
ＬＩ）とし、中間周波数の中心周波数をｆｌＦとすると
、ｆＬｌ　　ｆｌＦからｆｔ２　　ｆｌＦの範囲となる
。

一方、高い周波数を受信しようとするときは、切り換え
スイッチ６を第１図の鎖線で示す状態に切り換え、希望
受信周波数が局部信号周波数より高い方が受信できるよ
うにする。これにより、受信可能な周波数範囲はｆＬｌ
＋ｆｌ、からｆＬＩ”ｆｌＦの範囲となる。

このとき、中間周波信号のスペクトラムが反転するので
、復調後の信号を正常な値にもどすために反転回路８を
動作させる。これら一連の動作を電子的に行えば、ｆＬ
Ｉ　　ｆｌＦからｆｔ２　　ｆｌＦ及びｆＬＩ＋ｆｌＦ
からｆＬＺ十ｆｌＦの範囲の周波数間を連続的に受信す
ることが可能となる。

また、それぞれの周波数関係を、 ｆｔ２　ｆｌＦ≧ｆＬＩ士ｆｌＦ 、’、ｒｔｚ　　ｆＬＩ≧２ｆ＋ｒ とすれば、ｆＬｌ　　ｆｌＦからｆＬｚ＋ｆｌｙの範囲
が連続的に受信可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、０−９０’分配器で分配
されかつ夫々ミキサで受信信号と合成されたミキサの信
号を切り換えて０−９０”合成器で合成させ、かつこの
切り換えと同時に出力を反転する構成としているので、
受信信号とイメージ信号を切り換えて受信することが可
能となり、これにより局部発振器の発振可能周波数範囲
よりも広い範囲の受信を可能にする効果がある。

【図面の簡単な説明】

第Ａ本発明の一実施例の回路図、第２図は従来の周波数
変換回路の回路路である。 １・・・局部発振器、２・・・０−９０’分配器、３．
４・・・ミキサ、５・・・０−９０’合成器、６・・・
切り換えスイッチ、７・・・復調器、８・・・反転回路
、１０・・・入力端子、１１・・・出力端子。 第　１ 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）局部発振器と、この局部発振器の信号を９０°位
   相の異なる信号に分配する０−９０°分配器と、この分
   配器からの各出力信号を夫々受信信号と合成する一対の
   ミキサと、これらミキサの出力信号を合成する０−９０
   °合成器とを備える周波数変換回路において、前記０−
   ９０°合成器に入力させる各ミキサの出力を相互に切り
   換える切り換えスイッチを各ミキサと０−９０°合成器
   との間に介装するとともに、前記０−９０°合成器の出
   力側に反転回路を接続し、この反転回路の動作に連動し
   て前記切り換えスイッチを切り換え動作させるように構
   成したことを特徴とする周波数変換回路。
2. （２）局部発振器の発振可能周波数範囲は、中間周波数
   の中心周波数の２倍よりも広く設定してなる特許請求の
   範囲第１項記載の周波数変換回路。