JP3148260B2 - 無線通信機 - Google Patents

無線通信機

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JP3148260B2 JP02058691A JP2058691A JP3148260B2 JP 3148260 B2 JP3148260 B2 JP 3148260B2 JP 02058691 A JP02058691 A JP 02058691A JP 2058691 A JP2058691 A JP 2058691A JP 3148260 B2 JP3148260 B2 JP 3148260B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無線通信機に関し、
特に局部発振器等の発振器部構成を簡略化した無線通信
機に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信機においては周波数変換のため
の局部発振器等の発振器が複数個用いられている。例え
ば、通常の無線通信機の構成例が図4に示されている。
図4において、この種の無線通信機の周波数処理系は、
送信系と受信系とから成る。送信系では、マイクロフォ
ンMICからの音声信号(SSB信号)とキャリア周波
数発振器12からの455KHzのキャリア信号とが平
衡変調器(BM)7Tに供給される。平衡変調された信
号は、バンドパスフィルタ6Tで455KHzで帯域制
限され、ミキサー5Tに入力される。ミキサ5Tには、
CTCSSのためにサブトーン発振器23からの発振信
号が入力されている第3の局部発振器22からの8.3
75MHzの信号も供給され、その出力がバンドパスフ
ィルタ4Tで8.83MHzで帯域制限され、ミキサー
3Tに入力される。ミキサー3Tには、第2の局部発振
器11からの64.22MHzの信号が供給され、その
出力信号がバンドパスフィルタ2Tにより77.05M
Hzで帯域制限された後、ミキサー1Tに入力される。
ミキサー1Tには、第1の局部発振器10から可変周波
数(73MHz〜103MHz)の周波数信号が供給さ
れ、その出力が、切替スイッチSWの接点TXを介して
アンテナ(ANT)8に送出され、電波信号として発信
される。第3の局部発振器22には、FM送信時にサブ
トーン発振器23から88.5Hzのサブトーン(SU
B TONE)信号が入力されている。また、発振器2
4からは、800Hz(CW)のサイドトーン(SIDE TO
NE)信号が出力されている。
【0003】一方、受信系においては、送信系とは逆に
縦属接続された複数個のミキサーにより周波数逓減処理
が行われる。すなわち、アンテナ8で受波した受信信号
は、スイッチSWの接点TRを介してミキサー1Rに入
力され、第1の局部発振器10からの周波数信号と混合
された後、ハンドパスフィルタ2Rにおいて、73.0
5MHzで帯域制限される。ミキサー3Rは、バンドパ
スフィルタ2Rの出力と第2の局部発振器11からの周
波数信号とを混合し、その出力を8.83MHz帯域の
バンドパスフィルタ4Rに送出する。モニター用発振器
(MLO)21からの8.83MHz周波数信号は、検
知器9でバンドパスフィルタ4Tの出力と混合され、モ
ニターAF出力が得られる。ミキサー5Rは、バンドパ
スフィルタ4Rの出力と、第3の局部発振器22からの
周波数信号とを混合し、出力信号をバンドパスフィルタ
6Rに送力する。バンドパスフィルタ6Rで455KH
z帯域制限された信号は、検波器7Rに出力され、キャ
リア周波数発振器12からのキャリア周波数と混合さ
れ、AF出力が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述構成の従来の無線
通信機においては、各種の周波数発振器10〜12,2
1〜24を設け、無線通信機の送信、受信または通信モ
ード動作に対応している。 しかしながら、これら周波
数発振器は、上記各機能毎に常設されており、回路構成
が複雑となっている。また、上記各種周波数発振器が必
要とされる機能とは、常時必要とするものではなく、通
信モードによって不要な周波数発振器は、他の目的のた
めには利用できず、一時的に無用回路となり、当該周波
数発振器の発振をON/OFF困難であるときには不必
要な発振を続行することになる。
【0005】例えば、第1の局部発振器10、第2の局
部発振器11、第3の局部発振器22は、送受信両モー
ドで必要であるのに対して、モニタ用周波数発振器21
はモニタ出力を必要とするSSB送信時のみ必要である
し、サブトーン発振器23はFM送信時のみ必要である
し、サイドトーン発振器24は、CWモード時のみに必
要な発振器であるため、それぞれ他モードでは不要な発
振器である。以上のように従来の無線通信機において
は、周波数発振器の利用は効率的なものではなく、回路
構成の複雑化、コスト、消費電力増大等の問題を生ず
る。
【0006】そこで、この発明の目的は、周波数発振器
を最小限の数に減少し、回路の簡素化、消費電力低減等
を可能とする無線通信機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、この発明による無線通信機は、SSB及びCWの通
信モード動作で送信または受信可能な無線通信機であっ
て、前記SSBやCWの通信モード動作に各々対応した
信号処理部と、前記SSBやCWの通信モード動作に各
々対応したモニター用周波数信号及びサイドトーン周波
数信号を発生するデジタル周波数シンセサイザーと、モ
ニター用周波数信号及びサイドトーン周波数信号を各々
通すフィルタとを設け、前記通信モード動作に対応して
前記デジタル周波数シンセサイザーの所望周波数出力信
号を切り換え、前記SSBやCWの通信モード動作に対
応した信号処理部に前記フィルタを通して供給するよう
に構成される。
【0008】
【作用】この発明では、少なくとも1つの、出力周波数
可変でSSBやCWの通信モード動作に対応した周波数
信号を発生するデジタル周波数シンセサイザーを設け、
上記SSBやCWの通信モード動作に対応してデジタル
周波数シンセサイザーの所望周波数出力信号を周波数混
合処理等の処理を行う上記SSBやCWの通信モード動
作に対応した信号処理部に択一的に供給している。
【0009】
【実施例】次に、この発明について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明による無線通信機の一実施
例を示す構成ブロック図である。図1において、図4と
同一符号が付与されている構成部は図4の構成部と同一
機能を有する。この実施例では、図4のモニター周波数
発振器21、サブトーン周波数発振器23およびサイド
トーン周波数発振器24を一つのデジタル周波数シンセ
サイザ(DFS)13で置き替え、デジタル周波数シン
セサイザ13の出力を切替スイッチ14で切り替えて利
用している。
【0010】すなわち、SSBの送信モード時、モニタ
ーを必要とするときには、切替スイッチ14を制御して
検知器9にデジタル周波数シンセサイザ13の出力を供
給する。また、CW800Hzのサイドトーンを必要と
するときには、デジタル周波数シンセサイザ13の出力
を切替スイッチ14を介して出力させる。デジタル周波
数シンセサイザ13の出力は、更に、切替スイッチ14
を介してデジタル周波数シンセサイザ15の変調用デジ
タル入力端子に入力され、周波数変調が行われて第3の
ミキサー5T、5Rに供給されている。このデジタル入
力は、変調のON/OFFが可能で、デジタル周波数シ
ンセサイザ13がモニター(MLO)信号やサイドトー
ン(SIDE TONE)周波数信号を出力しているときには、デ
ジタル周波数シンセサイザ15に変調はかからない。
【0011】尚、前述のように、モニター周波数(ML
O)、サイドトーン(SIDE TONE)周波数およびサブトー
ン(SUB TONE)周波数は、8.83MHz,800Hz,
88.5Hzであり、それぞれ離れた周波数であるの
で、切替スイッチ14を用いずとも、フィルタを用いる
ことにより容易に分離でき、切替器14の設置に伴うコ
スト上昇を避けることができる。また、SSB受信、A
M等のデジタル周波数シンセサイザ13からの信号を必
要としないモードでは、当該シンセサイザ13の動作を
停止させて不要な発振を停止させることができる。
【0012】図2には、デジタル周波数シンセサイザ1
3,15の公知の構成例が示されている。加算器(AD
DER)212には、周波数データと、スイッチ211
で、その入力がON/OFF制御される変調データが供
給されており、加算出力が加算器213に入力される。
加算器213の出力は、位相レジスタ(PHASE R
EG.)214に格納され、その出力が加算器213の
他入力に供給される。位相レジスタ214からの位相出
力は、ROM215に入力され、位相データ(PHAS
E)から正弦波データ(SIN)に変換されたデータ
が、デジタル周波数データとして出力され、また、D/
Aコンバータ216に入力される。D/Aコンバータ2
16は、デジタルデータをアナログ周波数信号として出
力し、低域通過フィルタを通すことのより、所望の周波
数信号を発生する。
【0013】図3は、この発明による無線通信機につい
てのの他の実施例を示す構成ブロック図である。この実
施例は、図1の実施例がデジタル周波数シンセサイザ1
個を用いているのに対して、複数のデジタル周波数シン
セサイザを設け、いずれかのデジタル周波数シンセサイ
ザが故障したときに直ちに他のシンセサイザで対応可能
としている。
【0014】図3においては、3個のデジタル周波数シ
ンセサイザ13,16,17を設け、切替器18,1
9,20,25で必要なデジタル周波数データを出力す
るように構成されている。切替器18は、デジタル周波
数シンセサイザ13の出力を、検知器9、切替器19、
デジタル周波数シンセサイザ16、切替器25、サイド
トーン信号出力端子に切り替え出力する。切替器19、
第3のミキサー5Tと5Rには、デジタル周波数シンセ
サイザ13の出力、デジタル周波数シンセサイザ16の
出力、切替スイッチ20の出力が切り替え出力されてい
る。切替器20は、デジタル周波数シンセサイザ17の
出力を切替器19と切替器25に切り替え出力する。切
替器25は、切替器18と20の切替出力を変調器(B
M)7Tと7Rにキャリア周波数信号として供給する。
バンドパスフィルタ6Rで455KHz帯域制限された
受信信号は、検波器22で検波され、FMまたはAM検
波信号が得られる。モニター機能は、無線通信器に必須
な機能ではないのでデジタル周波数シンセサイザ13
は、他のデジタル周波数シンセサイザ16,17の故障
時に全モードでその動作を補うことが可能となる。デジ
タル周波数シンセサイザは、瞬時に大きな出力周波数を
変化させたり、ON/OFF制御が可能であるので、上
述実施例の他、種々変形、応用が考えられる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による無
線通信機は、従来設置されていた複数の周波数発振器を
1つのデジタル周波数シンセサイザで代用させ、その出
力周波数を可変とし、動作モードに応じて所望の周波数
をそれぞれ必要な部位に出力させているので、構成が簡
略化およびコスト低減されるだけでなく、デジタル構成
されているので種々変形、応用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による無線通信機の一実施例を示す構
成ブロック図である。
【図2】この発明によるデジタル周波数シンセサイザの
に一構成例を示すブロック図である。
【図3】この発明による無線通信機の他の実施例を示す
構成ブロック図である。
【図4】従来の無線通信機の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1T,1R,3T,4R,5T,5R ミキ
サー 2T,2R,4T,4R,6T,6R バン
ドパスフィルタ 7T 平衡変調器 7R,9 検波器(ミキサー) 8 アンテナ 10,11,12,21,22,23,24 周波
数発振器 13,15,16,17 デジ
タル周波数シンセサイザ 14,18,19,20,25 切替

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SSB及びCWの通信モード動作で送信ま
    たは受信可能な無線通信機であって、 前記SSBやCWの通信モード動作に各々対応した信号
    処理部と、前記SSBやCWの通信モード動作に各々対
    応したモニター用周波数信号及びサイドトーン周波数信
    号を発生するデジタル周波数シンセサイザーと、モニタ
    ー用周波数信号及びサイドトーン周波数信号を各々通す
    フィルタとを設け、 前記通信モード動作に対応して前記デジタル周波数シン
    セサイザーの所望周波数出力信号を切り換え、前記SS
    BやCWの通信モード動作に対応した信号処理部に前記
    フィルタを通して供給する ことを特徴とする無線通信
    機。
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JPS51117510A (en) * 1975-04-07 1976-10-15 Shintou Denki Kk Double superheterodyne receiver
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JPS61195134U (ja) * 1985-05-14 1986-12-05

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