JPS63123880A - 溶接用裏当材の製造方法 - Google Patents
溶接用裏当材の製造方法Info
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- JPS63123880A JPS63123880A JP27041986A JP27041986A JPS63123880A JP S63123880 A JPS63123880 A JP S63123880A JP 27041986 A JP27041986 A JP 27041986A JP 27041986 A JP27041986 A JP 27041986A JP S63123880 A JPS63123880 A JP S63123880A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はアーク溶接等の溶接用裏当材及びその製造方法
に係り、特に高温度域まで非常に安定した熱膨張特性を
示し、割れや亀裂発生等の問題が改善された溶接用裏当
材及びその製造方法に関する。
に係り、特に高温度域まで非常に安定した熱膨張特性を
示し、割れや亀裂発生等の問題が改善された溶接用裏当
材及びその製造方法に関する。
C従来の技術]
アーク溶接用裏当材は、通常、上面にスラグポケット用
凹部を有する矩形平板状の小片であり、その使用に際し
ては、複数の溶接用裏当材をアルミ箔テープ上に接続配
列して用いる。
凹部を有する矩形平板状の小片であり、その使用に際し
ては、複数の溶接用裏当材をアルミ箔テープ上に接続配
列して用いる。
従来、アーク溶接用裏当材1′としては、第2図に示す
如く、上面にスラグポケット4′を有し、両端の側面2
’ 、3’が互いに相補関係のジグザグ面とされ、真当
材1′を接続配列する際、隣接する裏当材1′同志が接
合性良く接続し、溶接時の溶接ビード澗れを防止するよ
うに構成されたものが用いられている。
如く、上面にスラグポケット4′を有し、両端の側面2
’ 、3’が互いに相補関係のジグザグ面とされ、真当
材1′を接続配列する際、隣接する裏当材1′同志が接
合性良く接続し、溶接時の溶接ビード澗れを防止するよ
うに構成されたものが用いられている。
しかしながら、このような形状の真当材1′を製造する
には、その構造上矢印A方向の縦型成形が必要となるが
、縦型成形では次のような問題を有し、工業的に不利で
ある。
には、その構造上矢印A方向の縦型成形が必要となるが
、縦型成形では次のような問題を有し、工業的に不利で
ある。
■ 原料粉体の充填率が不均一になる。
■ 充分な充填率を得るためには2000kgf/ c
rn’程度の圧力が必要であり、金型の寿命が短くな
る。
rn’程度の圧力が必要であり、金型の寿命が短くな
る。
■ 成形型、特に下型のストロークが長いため(約50
mm)、横枠および下型の材質及び精度を向上させる必
要がある。
mm)、横枠および下型の材質及び精度を向上させる必
要がある。
■ 成形体の脱型時に約600 k g f / c
rn’以上の押上げ力が必要であり、そのため脱型時に
成形体の破損が多い。
rn’以上の押上げ力が必要であり、そのため脱型時に
成形体の破損が多い。
■ 成形体の破損を防止するためには原料粉末に有機バ
インダー(ポリビニルアルコール(PVA)、カルボキ
シメチルスルロース(CMC)及び/又はアクリル樹脂
エマルジョン等)を2〜3mi%程度添加する必要があ
り、原料コストが約2倍になる上に、セラミック強度も
劣化する。
インダー(ポリビニルアルコール(PVA)、カルボキ
シメチルスルロース(CMC)及び/又はアクリル樹脂
エマルジョン等)を2〜3mi%程度添加する必要があ
り、原料コストが約2倍になる上に、セラミック強度も
劣化する。
■ 成形歪が生じ易いため、焼成時及び使用時に割れが
生じ易い。
生じ易い。
このような問題を解決するものとして、本出願人は第3
図に示す如く、側面2.3に下表面又は上表面に対して
実質的に垂直な面と実質的に水平な面とで構成され互い
に相補関係にある切欠部20.30を形成した溶接用裏
当材1及びそれを製造する方法について、先に特許出願
した(昭和61年9月24日出願「溶接用裏当材及びそ
の製法j以下「先願」という。)。(なお、第3図中、
4はスラグポケットである。) 先願に係る裏当材1であれば、矢印B方向の横型成形が
可能であるため、前記■〜■の問題が解決され、金型の
耐久性、原料粉末の充填の均一性が向上され、且つ相対
的に安価な原料粉末を用いて比較的低いプレス圧にて簡
単に製造することができる。
図に示す如く、側面2.3に下表面又は上表面に対して
実質的に垂直な面と実質的に水平な面とで構成され互い
に相補関係にある切欠部20.30を形成した溶接用裏
当材1及びそれを製造する方法について、先に特許出願
した(昭和61年9月24日出願「溶接用裏当材及びそ
の製法j以下「先願」という。)。(なお、第3図中、
4はスラグポケットである。) 先願に係る裏当材1であれば、矢印B方向の横型成形が
可能であるため、前記■〜■の問題が解決され、金型の
耐久性、原料粉末の充填の均一性が向上され、且つ相対
的に安価な原料粉末を用いて比較的低いプレス圧にて簡
単に製造することができる。
[発明が解決しようとする問題点]
ところで、このような溶接用真当材は、熱膨張率が小さ
く、溶接棒からの鉄、鋼等から成る溶接用灼熱ビードが
表面に載った際に、該裏当材が僅かに溶解(従って、ビ
ードが固化した際に溶接面が滑らかになる)するもので
あって実用的強度を有するセラミック材料から成ること
が要求され、かかる材料として、従来、ムライト、コー
ジェライト、リチウム長石、リチウム長石とコージェラ
イトとの混合物等が提案されている。
く、溶接棒からの鉄、鋼等から成る溶接用灼熱ビードが
表面に載った際に、該裏当材が僅かに溶解(従って、ビ
ードが固化した際に溶接面が滑らかになる)するもので
あって実用的強度を有するセラミック材料から成ること
が要求され、かかる材料として、従来、ムライト、コー
ジェライト、リチウム長石、リチウム長石とコージェラ
イトとの混合物等が提案されている。
特に、裏当材の熱膨張特性については、使用時の割れ、
亀裂発生を防止する点から、高温度域においても極めて
安定していることが要求されるが、現在、このような要
求を十分に満足し得る優れた熱膨張特性を有する裏当材
は提供されていない。
亀裂発生を防止する点から、高温度域においても極めて
安定していることが要求されるが、現在、このような要
求を十分に満足し得る優れた熱膨張特性を有する裏当材
は提供されていない。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明は、上
記実情に鑑み、熱膨張特性に優れた裏当材を提供するべ
くなされたものであって、気孔率が40%以上の、Mg
o5〜15重量%、SiO240〜55重量%及びAf
L20325〜50重量%を含むコージェライト質より
なることを特徴とする溶接用裏当材、 及び マグネシアクリンカ−5〜15重量%、コージェライト
シャモット40〜80重量%及び粘度10〜40重量%
をMgo5〜15Ii量%、SiO240〜55重量%
及びAJZ20325〜50重量%含むように配合し、
500 k g / c rn’以下で成形し、130
0℃以下で焼成することを特徴とする溶接用裏当材の製
造方法、 を要旨とするものである。
記実情に鑑み、熱膨張特性に優れた裏当材を提供するべ
くなされたものであって、気孔率が40%以上の、Mg
o5〜15重量%、SiO240〜55重量%及びAf
L20325〜50重量%を含むコージェライト質より
なることを特徴とする溶接用裏当材、 及び マグネシアクリンカ−5〜15重量%、コージェライト
シャモット40〜80重量%及び粘度10〜40重量%
をMgo5〜15Ii量%、SiO240〜55重量%
及びAJZ20325〜50重量%含むように配合し、
500 k g / c rn’以下で成形し、130
0℃以下で焼成することを特徴とする溶接用裏当材の製
造方法、 を要旨とするものである。
以下、本発明につ籾詳細に説明する。
なお、本明細書において、「%」は気孔率の表示以外は
「重量%」を示す。
「重量%」を示す。
本発明の溶接用裏当材は、気孔率が40%以上の、Mg
O5〜15%、SiO240〜55%、Al2O325
〜50%を含むコージェライト質よりなる。
O5〜15%、SiO240〜55%、Al2O325
〜50%を含むコージェライト質よりなる。
裏当材の気孔率が40%未満では十分な耐熱衝撃抵抗性
が得られない。しかしながら、気孔率が過度に高いと機
械的強度が低下することから、本発明においては、特に
気孔率が40〜45%であることが好ましい。
が得られない。しかしながら、気孔率が過度に高いと機
械的強度が低下することから、本発明においては、特に
気孔率が40〜45%であることが好ましい。
また、コージェライト質のMgO1SiO2及びAj2
203の各成分含量は、いずれも本発明の限度範囲をは
ずれると、安定かつ低い熱膨張係数が得られない。
203の各成分含量は、いずれも本発明の限度範囲をは
ずれると、安定かつ低い熱膨張係数が得られない。
このような本発明の溶接用裏当材は、以下に詳述する本
発明の製造方法に従って容易に製造される。
発明の製造方法に従って容易に製造される。
本発明の方法においては、まず、マグネシアクリンカ−
5〜15%、ラージエライトシャモット40〜80%、
及び結合材として粘土10〜40%をMgO5〜15%
、5L0240〜55%及びAJZ20325〜50%
となるように配合する。
5〜15%、ラージエライトシャモット40〜80%、
及び結合材として粘土10〜40%をMgO5〜15%
、5L0240〜55%及びAJZ20325〜50%
となるように配合する。
なお、MgO源としては、マグネシアクリンカ−の他に
タルク、マグネサイトもあるが、タルクを用いた場合に
は、熱膨張係数が大きくなり易いことから好ましくない
、また、マグネサイトを用いた場合には、比較的良好な
熱膨張係数が得られるが、マグネサイトはMgO換算し
た場合の価格がマグネシアクリンカ−より高価である上
に、水に溶は易く、後工程の泥漿調金時に溶出するMg
2“イオンのために、泥漿粘度が高くなるという不具合
を有している。このため、本発明の製造方法においては
、マグネシアクリンカ−を用いる。
タルク、マグネサイトもあるが、タルクを用いた場合に
は、熱膨張係数が大きくなり易いことから好ましくない
、また、マグネサイトを用いた場合には、比較的良好な
熱膨張係数が得られるが、マグネサイトはMgO換算し
た場合の価格がマグネシアクリンカ−より高価である上
に、水に溶は易く、後工程の泥漿調金時に溶出するMg
2“イオンのために、泥漿粘度が高くなるという不具合
を有している。このため、本発明の製造方法においては
、マグネシアクリンカ−を用いる。
本発明において、主成分の1つとして配合されるMgO
は、実質的にすべて(例えば90%以上とりわけ95%
以上)コージェライト買となっていることが重要である
。MgOがコージェライトにならず、ペリクレース(M
go)、フォルステライト(2MgO−S i 02
)等の形態であると、熱膨張係数が大きくなり、良好な
熱膨張特性が得られない。従って、MgO源であるマグ
ネシアタリンカ−とコージェライトシャモットとの配合
比率は極めて重要であり、このような観点から、本発明
においては、マグネシアクリンカ−10%、コージェラ
イトシャモット60%及び粘土30%の配合が最適であ
る。
は、実質的にすべて(例えば90%以上とりわけ95%
以上)コージェライト買となっていることが重要である
。MgOがコージェライトにならず、ペリクレース(M
go)、フォルステライト(2MgO−S i 02
)等の形態であると、熱膨張係数が大きくなり、良好な
熱膨張特性が得られない。従って、MgO源であるマグ
ネシアタリンカ−とコージェライトシャモットとの配合
比率は極めて重要であり、このような観点から、本発明
においては、マグネシアクリンカ−10%、コージェラ
イトシャモット60%及び粘土30%の配合が最適であ
る。
マグネシアクリンカ−、コージェライトシャモット及び
粘土、必要に応じて他の配合剤を混合して得られた混合
物は、好ましくは、次いで適当量の、例えば同重量程度
の、水を添加した後、ボールミルで粉砕し、スプレード
ライヤーで造粒した後、得られた泥漿を成形型内に充填
する。
粘土、必要に応じて他の配合剤を混合して得られた混合
物は、好ましくは、次いで適当量の、例えば同重量程度
の、水を添加した後、ボールミルで粉砕し、スプレード
ライヤーで造粒した後、得られた泥漿を成形型内に充填
する。
なお、この際、原料の粒度は、コージェライト結晶化度
に大きく影響し、得られる裏当材の熱膨張係数にも影響
を与え、粒度が大き過ぎると、良好な熱膨張係数が得ら
れない、しなしながら、粒度を小さくするために、過度
に長い時間ボールミル粉砕を行なうと、粉砕時にイオン
化するMg 24″のために、得られる泥漿の粘度が上
がり、製造に適さなくなる。このため、本発明において
は、24時間程度のボールミル粉砕を行なって、原料粒
度は44μm篩残査5%程度とするのが好ましい。
に大きく影響し、得られる裏当材の熱膨張係数にも影響
を与え、粒度が大き過ぎると、良好な熱膨張係数が得ら
れない、しなしながら、粒度を小さくするために、過度
に長い時間ボールミル粉砕を行なうと、粉砕時にイオン
化するMg 24″のために、得られる泥漿の粘度が上
がり、製造に適さなくなる。このため、本発明において
は、24時間程度のボールミル粉砕を行なって、原料粒
度は44μm篩残査5%程度とするのが好ましい。
本発明において、成形は500 k g / c rr
?以下の圧力で行なう、成形圧力が高いと、良好な耐熱
衝撃抵抗性を示す気孔率、即ち気孔率40%以下の焼成
品が得られない0本発明では、成形圧力は200〜40
0 k g / c rn”程度とするのが好ましい。
?以下の圧力で行なう、成形圧力が高いと、良好な耐熱
衝撃抵抗性を示す気孔率、即ち気孔率40%以下の焼成
品が得られない0本発明では、成形圧力は200〜40
0 k g / c rn”程度とするのが好ましい。
成形により得られた成形体は次いで1300℃以下の温
度で焼成する。焼成温度が1300℃を超えると焼結性
が高くなり、上記気孔率40%以下の焼成品が得られな
い。しかしながら、焼成温度が低過ぎる場合には、焼成
が不十分である上に、良好な熱膨張特性が得られない、
このため、本発明においては、焼成は1100℃〜13
00℃、特に1150℃〜1300℃、とりわけ125
0〜1290℃程度で2〜50時間とりわけ10〜30
時間程度行なうのが好ましい。
度で焼成する。焼成温度が1300℃を超えると焼結性
が高くなり、上記気孔率40%以下の焼成品が得られな
い。しかしながら、焼成温度が低過ぎる場合には、焼成
が不十分である上に、良好な熱膨張特性が得られない、
このため、本発明においては、焼成は1100℃〜13
00℃、特に1150℃〜1300℃、とりわけ125
0〜1290℃程度で2〜50時間とりわけ10〜30
時間程度行なうのが好ましい。
このようにして得られた焼成品は、必要に応じて表面研
摩等の後処理を施した後、製品とされる。
摩等の後処理を施した後、製品とされる。
[実施例]
以下に本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定
されるものではない。
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定
されるものではない。
実施例1、比較例l
MgO原料として、マグネサイト、タルク又はマグネシ
アクリンカ−を用い、各々の適性を調べた。
アクリンカ−を用い、各々の適性を調べた。
なお、試料の製造は以下の通りに行なった。
第1表に示す配合でMgO原料(粒径5mm以下)、コ
ージェライトシャモット(粒径5mm以下)及び粘土(
粒径30mm以下)を混合し、これに同量(2kg)の
水を添加した後、ボールミルで24時間粉砕し、スプレ
ードライヤーで造粒した後成形型内に入れ、200 k
g / cゴで成形し、得られた成形体を1290℃
で焼成した。
ージェライトシャモット(粒径5mm以下)及び粘土(
粒径30mm以下)を混合し、これに同量(2kg)の
水を添加した後、ボールミルで24時間粉砕し、スプレ
ードライヤーで造粒した後成形型内に入れ、200 k
g / cゴで成形し、得られた成形体を1290℃
で焼成した。
各試料の20〜1200℃における平均熱膨張係数(1
/l)を第1表に示す、また、熱膨張率(%)の変化を
第1図に示す。
/l)を第1表に示す、また、熱膨張率(%)の変化を
第1図に示す。
第1表
第1表及び第1図より明らかなように、歯。
1.3では熱膨張係数が小さく、熱膨張特性が良好であ
るが、No、2のタルク使用では熱膨張係数が大きく、
しかも約200℃において大きな熱膨張を示す。これは
、タルクにSiO2が多く含まれ、クリストバライトの
転移に起因するものである。このようなことから、Mg
O源としてタルクは不適であることが明らかである。ま
た、前述の如く、マグネサイトは原料価格及び泥漿粘度
の面で不適当である。
るが、No、2のタルク使用では熱膨張係数が大きく、
しかも約200℃において大きな熱膨張を示す。これは
、タルクにSiO2が多く含まれ、クリストバライトの
転移に起因するものである。このようなことから、Mg
O源としてタルクは不適であることが明らかである。ま
た、前述の如く、マグネサイトは原料価格及び泥漿粘度
の面で不適当である。
これに対し、本発明の如く、マグネシアクリンカ−を用
いれば、低コストで効率的に高特性のものを得ることが
できる。
いれば、低コストで効率的に高特性のものを得ることが
できる。
実施例2、比較例2
実施例1の勤、3において、焼成温度を第2表の如く変
えたこと以外は同様にして試料を製造した。焼成時の収
縮率及び試料の気孔率及び平均熱膨張係数を第2表に示
す。また、1350℃の焼成により得られた試料(No
、6)については第1図に熱膨張率の変化を示す。
えたこと以外は同様にして試料を製造した。焼成時の収
縮率及び試料の気孔率及び平均熱膨張係数を第2表に示
す。また、1350℃の焼成により得られた試料(No
、6)については第1図に熱膨張率の変化を示す。
第2表
(なお、動、4については1200℃付近で焼成収縮が
生じる。) 第2表及び第1図より、次のようなことが明らかである
。即ち、実施例1の勤、3の配合では、20〜1000
℃の平均熱膨張係数は1250℃〜1290℃の焼成品
でも安定している。しかし、低温で焼成したものは焼成
温度付近又はそれ以上の温度では収縮を示すことがある
。これに対し、高温で焼成したものは、1200℃付近
まで非常に安定した熱膨張特性を示すが、過度に高温焼
成したものは、良好な耐熱衝撃抵抗性を示す、気孔率2
0%以上の焼成品が得られない。
生じる。) 第2表及び第1図より、次のようなことが明らかである
。即ち、実施例1の勤、3の配合では、20〜1000
℃の平均熱膨張係数は1250℃〜1290℃の焼成品
でも安定している。しかし、低温で焼成したものは焼成
温度付近又はそれ以上の温度では収縮を示すことがある
。これに対し、高温で焼成したものは、1200℃付近
まで非常に安定した熱膨張特性を示すが、過度に高温焼
成したものは、良好な耐熱衝撃抵抗性を示す、気孔率2
0%以上の焼成品が得られない。
このため、本発明においては焼成温度は1300℃以下
、好ましくは1100〜1300℃、とりわけ1250
〜1290℃とする。
、好ましくは1100〜1300℃、とりわけ1250
〜1290℃とする。
実施例3、比較例3
実施例1の陽、3において、マグネシアクリンカ−とコ
ージェライトシャモットの配合比を変え、1250℃又
は1290℃で焼成したこと以外は同様にして試料を製
造し、得られた試料の20〜1000℃における平均熱
膨張係数を調べた。結果を第3表に示す。
ージェライトシャモットの配合比を変え、1250℃又
は1290℃で焼成したこと以外は同様にして試料を製
造し、得られた試料の20〜1000℃における平均熱
膨張係数を調べた。結果を第3表に示す。
第3表
第3表より、明らかなように、歯、7〜12のいずれの
配合においても良好な結果が得られ、焼成品の熱膨張係
数は大きく変化しないが、動。
配合においても良好な結果が得られ、焼成品の熱膨張係
数は大きく変化しないが、動。
9.10の配合の場合、最も優れた結果が得られる。
実施例4
実施例1の歯、3において、ボールミル粉砕時間を第4
表に示す時間とし、原料の粒度を第4表に示す如くとし
、1250℃又は1290℃で焼成したこと以外は同様
にして試料を製造した。泥漿の粘度と得られた試料の2
0〜1000℃の平均熱膨張係数を調べた。結果を第4
表に示す。
表に示す時間とし、原料の粒度を第4表に示す如くとし
、1250℃又は1290℃で焼成したこと以外は同様
にして試料を製造した。泥漿の粘度と得られた試料の2
0〜1000℃の平均熱膨張係数を調べた。結果を第4
表に示す。
※: 44μm篩残査(%)
第4表より、12時間粉砕によるものでは、熱膨張係数
が大きく、少なくとも24時間粉砕を行なうのが好まし
い。しかし、粉砕時間が48時間と長過ぎると、粉砕時
にイオン化するMg 24pのため泥漿粘度が上がり、
製造に適さなくなる。従って、粉砕時間は24時間程度
が好ましい。
が大きく、少なくとも24時間粉砕を行なうのが好まし
い。しかし、粉砕時間が48時間と長過ぎると、粉砕時
にイオン化するMg 24pのため泥漿粘度が上がり、
製造に適さなくなる。従って、粉砕時間は24時間程度
が好ましい。
[発明の効果]
以上詳述した通り、本発明の溶接用裏当材は、気孔率が
40%以上の、MgO5〜15重量%、SiO240〜
55!重量%及びAf20s25〜50重量%を含むコ
ージェライト質よりなるものであって、熱膨張係数が小
さく、高温域に致るまで安定かつ良好な熱膨張特性を示
し、耐熱衝撃抵抗性が著しく高い、このため、使用時の
割れ、亀裂発生等が殆どなく、耐久性に極めて優れる。
40%以上の、MgO5〜15重量%、SiO240〜
55!重量%及びAf20s25〜50重量%を含むコ
ージェライト質よりなるものであって、熱膨張係数が小
さく、高温域に致るまで安定かつ良好な熱膨張特性を示
し、耐熱衝撃抵抗性が著しく高い、このため、使用時の
割れ、亀裂発生等が殆どなく、耐久性に極めて優れる。
しかして、このような本発明の溶接用裏当材は、マグネ
シアクリカー5〜15重量%、コージェライトシャモッ
ト40〜80重量%及び粘土10〜40重量%をMgO
5〜15重量%、SiO240〜55重量%及びAj!
20s 25〜50重量%含むように配合し、500
k g / c rr?以下で成形し、1300℃以下
で焼成する、本発明の製造方法により、極めて容易かつ
低コストで効率的に製造することができる。
シアクリカー5〜15重量%、コージェライトシャモッ
ト40〜80重量%及び粘土10〜40重量%をMgO
5〜15重量%、SiO240〜55重量%及びAj!
20s 25〜50重量%含むように配合し、500
k g / c rr?以下で成形し、1300℃以下
で焼成する、本発明の製造方法により、極めて容易かつ
低コストで効率的に製造することができる。
第1図は実施例1及び2により得られた熱膨張率の測定
結果を示すグラフである。第2図は従来の溶接用裏当材
を示す斜視図、第3図は先願に係る溶接用裏当材を示す
斜視図である。 1.1′・・・溶接用裏当材、 2.2′、3.3′・・・側面、 4.4′・・・スラグポケット。
結果を示すグラフである。第2図は従来の溶接用裏当材
を示す斜視図、第3図は先願に係る溶接用裏当材を示す
斜視図である。 1.1′・・・溶接用裏当材、 2.2′、3.3′・・・側面、 4.4′・・・スラグポケット。
Claims (2)
- (1)気孔率が40%以上で、MgO5〜15重量%、
SiO_240〜55重量%及びAl_2O_325〜
50重量%を含むコージェライト質よりなることを特徴
とする溶接用裏当材。 - (2)マグネシアクリンカー5〜15重量%、コージェ
ライトシャモット40〜80重量%及び粘土10〜40
重量%をMgO5〜15重量%、Si^−O_240〜
55重量%及びAl_2O_325〜50重量%含むよ
うに配合し、500kg/cm^2以下で成形し、13
00℃以下で焼成することを特徴とする溶接用裏当材の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27041986A JPS63123880A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 溶接用裏当材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27041986A JPS63123880A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 溶接用裏当材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63123880A true JPS63123880A (ja) | 1988-05-27 |
JPH0231034B2 JPH0231034B2 (ja) | 1990-07-11 |
Family
ID=17486006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27041986A Granted JPS63123880A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 溶接用裏当材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63123880A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4869808A (ja) * | 1971-12-25 | 1973-09-21 | ||
JPS6099486A (ja) * | 1983-11-02 | 1985-06-03 | Kumano Hiroyasu | スタツド溶接用フエル−ル |
-
1986
- 1986-11-13 JP JP27041986A patent/JPS63123880A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4869808A (ja) * | 1971-12-25 | 1973-09-21 | ||
JPS6099486A (ja) * | 1983-11-02 | 1985-06-03 | Kumano Hiroyasu | スタツド溶接用フエル−ル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0231034B2 (ja) | 1990-07-11 |
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