JPS6312295Y2 - - Google Patents

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JPS6312295Y2
JPS6312295Y2 JP1982136196U JP13619682U JPS6312295Y2 JP S6312295 Y2 JPS6312295 Y2 JP S6312295Y2 JP 1982136196 U JP1982136196 U JP 1982136196U JP 13619682 U JP13619682 U JP 13619682U JP S6312295 Y2 JPS6312295 Y2 JP S6312295Y2
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JP
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piping
heat insulating
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pipe
insulating material
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JP1982136196U
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JPS5940681U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は配管の保温カバーに係わり、特に、支
持構造物を貫通して布設された配管に用いて好適
な保温カバーに関するものである。
一般に、例えば蒸気などの高温流体を輸送する
配管にあつては、該配管の外周面に保温材を設け
るとともに、該保温材を保温カバーで被覆するこ
とによつて、前記配管の管壁からの放熱を防止す
ることが実施されている。
ところで、前述したような配管を布設するに際
して、支持構造物によつて前記配管を支持しよう
とすると、該配管と支持構造物との間に介在する
保温材や保温カバーによつて前記配管と支持構造
物との直接的な接触が阻害されてしまい、この結
果、配管の支持が不確実になるおそれがある。ま
た、高温流体用の配管にあつては、配管Pの熱伸
縮を許容して、配管Pの支持部に応力が集中する
ことを避けなければならない。
そこで従来は、第1図および第2図に示すよう
に、配管Pの外面に、放射状に複数のラグLを設
け、該ラグLの外側端面を配管Pの外表面に一体
に設けた保温材1および保温カバー2を貫通して
外部に露出させておき、該配管Pを構築物Bに取
り付けた支持構造物Sに貫通させるとともに、前
記ラグLの外側端面を前記支持構造物Sの内面に
摺接させることによつて配管Pを支持するように
した技術が知られている。
このような従来技術によつて、保温材1や保温
カバー2で被覆された配管Pの支持を確実に行な
い、かつ、高温流体用配管Pにあつては、その熱
伸縮を許容しつつ支持することができるようにな
つたが、なお、次のような改善すべき問題点が残
されている。
まず第1に、配管Pに複数のラグL…を設ける
ために溶接作業を必要とし、かつ、その溶接箇所
の検査を十分に行なう必要があるために、配管P
の布設作業が繁雑になり易い。
第2に、保温材1や保温カバー2を貫通して外
部に露出させられたラグLの外側端面を支持構造
物Sの内面に摺接させるものであるから、支持構
造物Sを保温材1や保温カバー2を設けた配管P
の外径よりも大きく形成しなければならないか
ら、支持構造物Sが大型化し易い。
一方、このような問題点を解消するために、前
記保温材1および保温カバー2を配管Pの円周方
向に沿つて切り欠いて配管Pを露出させておき、
該切り欠き部分に支持構造物Sを挿入して配管P
を直接支持することが考えられる。
しかしながらこのような方法によつても、前記
保温カバー2が保温材1を介して配管Pに一体と
なつているため、該配管Pの熱伸縮が、支持構造
物Sと保温カバー2との当接によつて阻害されて
しまう。また、支持構造物Sと配管Pとの接触部
分を点検する際に、保温材1や保温カバー2を前
記支持構造物近傍で取り外す必要があるが、前述
したように保温カバー2が配管Pに一体となつて
いるために取り外しが面倒で、点検作業が繁雑に
なり易い。
本考案は前述した諸事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、ラグを不要にし
て支持構造物を小型化することができるととも
に、支持構造物を貫通する配管における長さ方向
への移動を拘束することのない保温カバーを提供
することにある。
以下、本考案を第3図〜第5図に示す一実施例
に基づき説明する。なお以下の説明中、第1図お
よび第2図と共通する部分については同一符号を
用い、説明を簡略化する。
まず、本実施例の概略について第3図を参照し
て説明する。該実施例における保温カバー2は、
角枠状の支持構造物に左右方向に径寸法を大きく
した開口穴が形成され、該開口穴を貫通して布設
されている配管Pがあるとき、この配管Pを囲ん
でいる保温材1の回りを覆うものである。また、
保温カバー2は、保温材1に対して配管Pの長さ
方向に摺動自在な二つの摺動筒2aからなるとと
もに、これら2つの摺動筒2aにおける端部の上
下方向の一部が、支持構造物Sの両端面(配管P
の長さ方向の端面)に近接状態に配設されてい
る。さらに、2つの摺動筒2aの少なくとも一方
に、対向端部から突出して、前記開口穴と配管P
の側部との間を経由して、他の摺動筒2aと連結
するための連結片2bが、左右両側に設けられて
いる。
そして、連結片2bによつて、両摺動筒2aを
前記支持構造物Sを挾持するように連結して、該
支持構造物Sを配管Pに極力接近させ、かつ、配
管Pの長さ方向の移動を該配管Pと両摺動筒2a
との相対移動により許容するようにしたものであ
る。
次いでこれらの詳細について説明すれば、前記
保温材1は、本実施例にあつては、第4図および
第5図に示すように、配管Pの支持部近傍で所定
間隔をあけて設けた固定式の保温材1aと、前記
間隔内に少なくとも前記配管Pの長さ方向に伸縮
可能となした弾性保温材1bとによつて構成して
ある。
そして前記固定式の保温材1aは金属保温材な
どによつて形成してあり、その外表面に、固定保
温カバー3を被覆してある。また、前記弾性保温
材1のほぼ中央を全周に亘つて分割して、該分割
した端面を前記支持構造物Sにおける配管Pの長
さ方向の端面に弾性接触させるようになつてい
る。
また、前記摺動筒2aは、金属板などを筒状に
連結して形成してあり、一方の摺動筒2aの一端
部に、前記連結片2bが一体にかつ対向して一対
設けてある。
そして、該摺動筒2aを筒状に連結するために
は、第3図や第4図に示すようなバツクル4によ
つて金属板の両側縁を連結したり、あるいは、ボ
ルト・ナツトを用いて連結したり、種々の連結手
段を採用することができるが、要は、摺動筒2a
を配管Pに着脱できるような構成のものであれば
よい。
一方、第5図中符号5で示すものはスペーサ
で、前記配管Pに支持構造物Sの内面と対向させ
て設けて、該支持構造物Sに摺接させることによ
り、配管Pと支持構造物Sとの相対移動にともな
う配管Pの摩耗を防止するようにしたものであ
る。
次いでこのように構成された本実施例の保温カ
バー2を配管Pに取り付ける場合について説明す
れば次のとおりである。
まず、配管Pの弾性保温材1b・1bを相互に
離反する如く圧縮して、両弾性保温材1b・1b
に間隙を形成し、該間隙内に第4図に鎖線で示す
ように支持構造物Sを装着して該支持構造物Sに
配管Pを貫通して支持させておく。
次いで保温カバー2の摺動筒2a・2aを配管
Pに巻きつけたのちに、該摺動筒2a・2aをバ
ツクル4…などによつて筒状に連結する。
このようにして筒状に形成された摺動筒2a・
2aを相互に対向する端部を前記支持構造物Sに
おける端面に接触させるとともに、一方の摺動筒
2aに設けた連結片2b・2bを支持構造物Sを
貫通させて、他方の摺動筒2aの外表面に重ね合
わせる。
次いで、前記連結片2b・2bを前記他方の摺
動筒2aにバツクル4などによつて連結してやれ
ば、本実施例に示す保温カバー2を第3図に示す
ように、配管Pに取り付けることができる。
そして、前述したように取り付けられた保温カ
バー2は、支持構造物Sの近傍の弾性保温材1
b・1bを被覆し、かつ、配管Pを固定式の保温
材1a・1aおよび固定保温カバー3・3ととも
に、その長さ方向の移動を許容するようにセツト
される。また、弾性保温材1b・1b間の間隙
は、支持構造物Sと保温カバー2とによつて塞が
れ、かつ、この閉塞作用は、支持構造物Sと配管
Pとの長さ方向の相対移動が生じた場合は、2つ
の摺動筒2aが支持構造物Sを挾持した状態であ
るために、弾性保温材1b・1bの間にに形成さ
れる配管Pの露出部が移動しても、摺動筒2aあ
るいは支持構造物Sや連結片2bによつて、覆わ
れた状態が維持されるため、配管Pの保温効果が
低下することを防止するものである。
一方、定期点検作業などのために、支持構造物
Sと配管Pとの間の摺動部分を露出させる必要が
生じた場合には、バツクル4…などを取り外して
両摺動筒2a・2aを離反させるとともに、該両
摺動筒2a・2aを展開させて配管Pから取り外
すことにより、容易に前記摺動部分を露出するこ
とができる。
以上説明したように、本考案に係わる保温カバ
ーは、支持構造物における左右方向に径の大きな
開口穴を貫通して配管が貫通されており、この配
管を保温材で囲んでいる場合、保温材に対して配
管の長さ方向に摺動自在な2つの摺動筒における
端部の上下方向の一部が支持構造物の両端面に近
接状態に配設され、該摺動筒の対向端部に前記開
口穴と配管側部との間を経由して他の摺動筒と連
結される連結片が設けられているものであるか
ら、次のような効果を奏する。
保温カバーが配管の保温材に対して、配管の
長さ方向に摺動自在に配設されて、保温カバー
は支持構造物に接触して移動が妨げられるが、
配管に対してはその長さ方向の移動を拘束する
ことがない。
保温カバーは、その連結片が開口穴に挿入さ
れ、支持構造物に対して左右方向に移動可能と
なつており、配管、保温材、保温カバーが左右
方向に一体移動するので、配管の左右方向の移
動を妨げることがない。
保護カバーは、保温材に対して配管の長さ方
向に摺動自在な2つの摺動筒が支持構造物の両
端面に近接状態に配設されるとともに、該摺動
筒の対向端部に前記開口穴と配管側部との間を
経由して他の摺動筒と連結される連結片が設け
られた構成とされているので、支持構造物を貫
通する部分に対して、配管の長さ方向の移動、
または配管の左右方向の移動時において、配管
を覆つた状態に保持することができる。また、
配管の貫通部における保温材の一部を省略し
て、支持構造物の小型化を図ることができる。
保温材に対して配管の長さ方向に摺動自在な
2つの摺動筒が、連結片によつて接続されてい
るため、2つの摺動筒が配管の長さ方向に対し
ては、一体化された状態となつており、支持構
造物近傍の保温性を保持し、また、この部分か
ら解体可能となつて、点検時の作業性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
図面中、第1図および第2図は従来の保温材や
保温カバーで被覆された配管を支持構造物に貫通
して布設した状態の一例を示すもので、第1図は
縦断面側面図、第2図は縦断面正面図、第3図〜
第5図は本考案の一実施例を示すもので、、第3
図は要部の外観斜視図、第5図は分解斜視図、第
5図は第3図の縦断面正面図である。 1……保温材、1a……固定式の保温材、1b
……弾性保温材、2……保温カバー、2a……摺
動筒、2b……連結片、3……固定保温カバー、
4……バツクル、B……構築物、P……配管、S
……支持構造物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右方向に径の大きな開口穴を有する支持構造
    物に、開口穴を貫通して配管が布設されるととも
    に、この配管を囲んでいる保温材を覆う保温カバ
    ーであつて、保温材に対して配管の長さ方向に摺
    動自在な2つの摺動筒における端部の上下方向の
    一部が支持構造物の両端面に近接状態に配設さ
    れ、該摺動筒の対向端部に前記開口穴と配管側部
    との間を経由して他の摺動筒と連結される連結片
    が設けられていることを特徴とする配管の保温カ
    バー。
JP13619682U 1982-09-08 1982-09-08 配管の保温カバ− Granted JPS5940681U (ja)

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JPS5940681U JPS5940681U (ja) 1984-03-15
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