JPS5817979Y2 - 金属二重管の絶縁隔壁構造 - Google Patents
金属二重管の絶縁隔壁構造Info
- Publication number
- JPS5817979Y2 JPS5817979Y2 JP1978113153U JP11315378U JPS5817979Y2 JP S5817979 Y2 JPS5817979 Y2 JP S5817979Y2 JP 1978113153 U JP1978113153 U JP 1978113153U JP 11315378 U JP11315378 U JP 11315378U JP S5817979 Y2 JPS5817979 Y2 JP S5817979Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- inner tube
- rib
- outer tube
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermal Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は高温度の熱水（例えば地熱水、工場排水など
）を流送する金属二重管の絶縁隔壁構造に関するもので
ある。
）を流送する金属二重管の絶縁隔壁構造に関するもので
ある。
従来、二重構造の内・外管を同心的に支持する絶縁隔壁
構造として、特公昭５０−１００１２号公報に開示のも
のが知られているが、これは内管の外周面部に絶縁物で
被覆された外向きフランジ状の固定板が溶着され、また
外管の対向内周面部に内向きフランジ状の一対の支持板
が溶着されて、該支持板で固定板被覆の絶縁物を挾持す
る構造になっているので、次のような問題があった。
構造として、特公昭５０−１００１２号公報に開示のも
のが知られているが、これは内管の外周面部に絶縁物で
被覆された外向きフランジ状の固定板が溶着され、また
外管の対向内周面部に内向きフランジ状の一対の支持板
が溶着されて、該支持板で固定板被覆の絶縁物を挾持す
る構造になっているので、次のような問題があった。
即ちこの絶縁隔壁構造は内管固定板を被覆した絶縁物に
、内外管の膨張、収縮等によるスラスト方向及びラジア
ル方向の両方の力が作用するため、絶縁物の損耗を早め
、特に管に曲がりが発生したような場合には絶縁被覆が
やぶれる欠点があった。
、内外管の膨張、収縮等によるスラスト方向及びラジア
ル方向の両方の力が作用するため、絶縁物の損耗を早め
、特に管に曲がりが発生したような場合には絶縁被覆が
やぶれる欠点があった。
この考案は上記従来の欠点を解消するためなされたもの
セ、内管に設けた外向きフランジ状の内管リブ（従来の
固定板に相当するもの）に被覆を行なわず、この内管リ
ブと外管内周面部に溶着された内向きフランジ状の外管
リブとの間に一対の環状絶縁板を挾持したこと、前記内
管を耐熱性及び絶縁性をもった円盤状のスペーサで外管
の中心に位置決め保持させたこと、この支持構造によっ
て環状絶縁板にはスラスト力だけが作用し、ラジアル方
向の力は両側力に設けた円盤状スペーサにて受けるよう
にしたことを特徴とする。
セ、内管に設けた外向きフランジ状の内管リブ（従来の
固定板に相当するもの）に被覆を行なわず、この内管リ
ブと外管内周面部に溶着された内向きフランジ状の外管
リブとの間に一対の環状絶縁板を挾持したこと、前記内
管を耐熱性及び絶縁性をもった円盤状のスペーサで外管
の中心に位置決め保持させたこと、この支持構造によっ
て環状絶縁板にはスラスト力だけが作用し、ラジアル方
向の力は両側力に設けた円盤状スペーサにて受けるよう
にしたことを特徴とする。
以下、この考案の一実施例を図面に従い詳述する。
図にあ−いて、Ａ及びＢは二重構造をなす内管及び外管
であり、前記内管Ａの外周面部には外管Ｂの内径より少
し小径な外径を有する外向きフランジ状の内管リブ１が
溶接等によって固着されている。
であり、前記内管Ａの外周面部には外管Ｂの内径より少
し小径な外径を有する外向きフランジ状の内管リブ１が
溶接等によって固着されている。
２ａ、３ａは上記外管Ｂの内管リブ１と対向する両側内
周面部に溶着された左右一対の内向きフランジ状の外管
リブで、その内径は内管Ａの外径より少し大径に形成さ
れている。
周面部に溶着された左右一対の内向きフランジ状の外管
リブで、その内径は内管Ａの外径より少し大径に形成さ
れている。
４ａ、４ｂは前記内管リブ１と外管リブ２ａ 、３ａと
の間に挾持された耐熱性の環状絶縁板で、耐熱性と絶縁
性の両方にすぐれた材料（例えば４弗化エチレン、４弗
化エチレン−６弗化プロピレン共重合体、４弗化エチレ
ン−パーフロロアルコキシエチレン共重合体等）でつく
られている。
の間に挾持された耐熱性の環状絶縁板で、耐熱性と絶縁
性の両方にすぐれた材料（例えば４弗化エチレン、４弗
化エチレン−６弗化プロピレン共重合体、４弗化エチレ
ン−パーフロロアルコキシエチレン共重合体等）でつく
られている。
５，６は上記内管Ａを外管Ｂの中心に位置決め保持する
円盤状のスペーサで、耐熱性と絶縁性をもったエポキシ
樹脂、４弗化エチレン等で形成されている。
円盤状のスペーサで、耐熱性と絶縁性をもったエポキシ
樹脂、４弗化エチレン等で形成されている。
なか、上記絶縁隔壁構造の製作手順は、先ず最初に外管
Ｂ内に片側のリブ２ａを押入し管内から外管Ｂの内周面
部に溶着し、次いで片方の環状絶縁板４ａを前記外管リ
ブ２ａに接面するように挿入し、それから内管リブ１を
固着した内管Ａを外管Ｂ内に嵌挿し、その後他方の環状
絶縁板４ｂを前記内管リブ１に接面するように装入し、
更にこの絶縁板４ｂと前記内管リブ１及び絶縁板４ａを
最初に溶着した外管リブ２ａとの間に挾むようにもう１
つの外管リブ３ａを外管Ｂ内に装入して、この管内周面
部に溶着する。
Ｂ内に片側のリブ２ａを押入し管内から外管Ｂの内周面
部に溶着し、次いで片方の環状絶縁板４ａを前記外管リ
ブ２ａに接面するように挿入し、それから内管リブ１を
固着した内管Ａを外管Ｂ内に嵌挿し、その後他方の環状
絶縁板４ｂを前記内管リブ１に接面するように装入し、
更にこの絶縁板４ｂと前記内管リブ１及び絶縁板４ａを
最初に溶着した外管リブ２ａとの間に挾むようにもう１
つの外管リブ３ａを外管Ｂ内に装入して、この管内周面
部に溶着する。
そして、最後に上記円盤状のスペーサ５，６を内径Ａの
両端側から内管リブ１に接近した位置に装入し、組立を
完了する。
両端側から内管リブ１に接近した位置に装入し、組立を
完了する。
な訃このようにして製作された絶縁隔壁構造を有する金
属二重管は所定長さのパイプユニットとして施工現場に
運び、ベローズで接続して地中に埋設される。
属二重管は所定長さのパイプユニットとして施工現場に
運び、ベローズで接続して地中に埋設される。
この考案の金属二重管の絶縁隔壁構造は以上説明したよ
うなものであって、二枚の環状絶縁板４ａ 、４ｂが外
管内径より少し小径な外径を有する内管リブ１と、内管
外径より少し大径な内径を有する外管リブ２ａ、３ａど
の間に挾持され、また上記内管Ａは耐熱性及び絶縁性を
もった円盤状スペーサ５，６でもって外管Ｂ内の中心に
位置決め保持されているので、内管Ａと外管Ｂを確実に
電気絶縁し良好な電気防食効果を得ることができる。
うなものであって、二枚の環状絶縁板４ａ 、４ｂが外
管内径より少し小径な外径を有する内管リブ１と、内管
外径より少し大径な内径を有する外管リブ２ａ、３ａど
の間に挾持され、また上記内管Ａは耐熱性及び絶縁性を
もった円盤状スペーサ５，６でもって外管Ｂ内の中心に
位置決め保持されているので、内管Ａと外管Ｂを確実に
電気絶縁し良好な電気防食効果を得ることができる。
特にこの考案の絶縁隔壁構造によると、内管Ａ及び外管
Ｂの膨張、収縮等によるスラスト方向の力を内管リブ１
と外管リブ２ａ 、 ３ａ間に挾持された環状絶縁板４
ａ 、４ｂで受け、またラジアル力向の力を円盤状のス
ペーサ５，６で受けるので、従来構造のような絶縁物の
早期損耗がなく、管曲がりに対しても絶縁被覆がやぶれ
るという問題は生じない効果がある。
Ｂの膨張、収縮等によるスラスト方向の力を内管リブ１
と外管リブ２ａ 、 ３ａ間に挾持された環状絶縁板４
ａ 、４ｂで受け、またラジアル力向の力を円盤状のス
ペーサ５，６で受けるので、従来構造のような絶縁物の
早期損耗がなく、管曲がりに対しても絶縁被覆がやぶれ
るという問題は生じない効果がある。
図面はこの考案の一実施例を示す要部の縦断面図である
。 Ａ・−内管、Ｂ・・・外管、１・・・内管リブ、２ａ、
３ａ・・・外管リブ、４ａ 、 ４ｂ・・・環状絶縁板
、５，６・・・円盤状スペーサ。
。 Ａ・−内管、Ｂ・・・外管、１・・・内管リブ、２ａ、
３ａ・・・外管リブ、４ａ 、 ４ｂ・・・環状絶縁板
、５，６・・・円盤状スペーサ。
Claims (1)
- 内管Ａの外周面部に固着された外管Ｂの内径より少し小
径な外径を有する外向きフランジ状の内管リブ１と、こ
の内管リブ１を挾む両側に装着される耐熱性の環状絶縁
板４ａ、４ｂと、この環状絶縁板４ａ 、４ｂを内管リ
ブ１との間に挾持する対向間隔を保って外管Ｂの内周面
部に溶着された前記内管Ａの外径より少し大径な内径を
有する内向きフランジ状の外管リブ２ａ、３ａと、前記
内管Ａを外管Ｂの中心に位置決め保持する耐熱性及び絶
縁性をもった円盤状のスペーサ５，６とからなる金属二
重管の絶縁隔壁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978113153U JPS5817979Y2 (ja) | 1978-08-18 | 1978-08-18 | 金属二重管の絶縁隔壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978113153U JPS5817979Y2 (ja) | 1978-08-18 | 1978-08-18 | 金属二重管の絶縁隔壁構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5529764U JPS5529764U (ja) | 1980-02-26 |
| JPS5817979Y2 true JPS5817979Y2 (ja) | 1983-04-12 |
Family
ID=29062697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978113153U Expired JPS5817979Y2 (ja) | 1978-08-18 | 1978-08-18 | 金属二重管の絶縁隔壁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5817979Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5388752A (en) * | 1977-01-14 | 1978-08-04 | Nippon Gijiyutsu Sentaa Kk | Length measuring apparatus |
| JPS6070003U (ja) * | 1983-10-19 | 1985-05-17 | 関東自動車工業株式会社 | 粘着テ−プカツタ−用の粘着テ−プ引出し長さ計測器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5010012A (ja) * | 1973-05-23 | 1975-02-01 |
-
1978
- 1978-08-18 JP JP1978113153U patent/JPS5817979Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5010012A (ja) * | 1973-05-23 | 1975-02-01 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5529764U (ja) | 1980-02-26 |
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