JPS6312291A - トランス−4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸の製造方法 - Google Patents

トランス−4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸の製造方法

Info

Publication number
JPS6312291A
JPS6312291A JP16482386A JP16482386A JPS6312291A JP S6312291 A JPS6312291 A JP S6312291A JP 16482386 A JP16482386 A JP 16482386A JP 16482386 A JP16482386 A JP 16482386A JP S6312291 A JPS6312291 A JP S6312291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trans
cyanocyclohexane
carboxylic acid
dicyanocyclohexane
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16482386A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Tani
吉樹 谷
Keizo Yamamoto
敬三 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Publication of JPS6312291A publication Critical patent/JPS6312291A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トランス−4−シアノシクロヘキサン−1−
カルボン酸の新規な製造方法に関する。
本発明の目的は、止血剤等の医薬としてきわめて有効で
あるトランス−4−アミノメチルシクロヘキサン−1−
カルボン酸、および抗潰瘍剤等として著効を示す塩酸セ
トラキサートの製造中間体であるトランス−4−シアノ
シクロヘキサン−1−カルボン酸を、新規な手法を用い
て工業的に製造することにある。
(従来の技術) 4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸の製造に関
する従来の方法としては、例えば、ヘキサテレフタル酸
にアンモニアガスを接触させる方法(特公昭47−23
555)、1,4−ジシアノシクロヘキサンをメタノー
ル中塩酸ガスを通じ、そのイミデートとし7tffl、
加水分解して4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン
酸メチルを製造する方法(特開昭55−15451)、
1.4−ジシアノシクロヘキサンにアンモニアガスを接
触させる方法<fF開昭48−34144)等が知られ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の製造方法は、すべて合成技術を用いる手法である
友め、高温、高圧な反応条件を必要とし、かつ副生物の
生成によシ、目的物の精製が煩雑である。iた、従来の
製造法においては、トランス体の原料からトランス−4
−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸を、立体配置
を保持させて製造することが困難である。
(問題点を解決する友めの手段) 本発明者らは、上記の問題点を解決する念め、常温常圧
で、かつ立体配置を保持させることのできる微生物の生
化学的作用を利用する新規な製造方法を見い出し友。す
なわち、式(I)N で示されるトランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン
から、微生物の作用を用いて、式(n)= N テ示すしるトランス−4−シアノシクロヘキサン−1−
カルボン酸を製造する方法である。
一般に、ニトリル基をカルボキシル基に変換する生化学
的作用、すなわち、酵素はニトリラーゼとして知られて
いる〔アーカイプス・バイオケミストリー・アンド・バ
イオフィジックス(Arch。
Biochem、 Biophys、 )第107巻、
62頁へ68頁(1964年)、または発酵と工業、第
41巻。
382頁〜388頁(1983年)〕。しかし、シクロ
ヘキサン1aを含むニトリル化合物を基質として対応す
るカルボン酸へ変換する反応#−1tまったく知られて
いない。さらに、(I)の二つのニトリル基のうちの一
方のニトリル基のみを、カルボキシル基に立体配置を保
持し比まま変換することもまったく知られていない。
そこで、本発明者らは、σ)を(n)に変換する能力を
持つ微生物を探索し、キヤンデイダ・ギアモンデイ(C
andida guilliermondii ) I
 F OO454に該変換能力を発見し、本発明を完成
するに至った。
次に、本発明の実施方法について説明する。
(1)反応方法 本発明における(I)in)に変換する反応方法とは、
具体的には、前記微生物’k (I)の存在下に培養す
る方法と、微生物培養物、さらに、そこから集めた菌体
または菌体処理物(たとえば、菌体の破砕物ま友は菌体
よシ分離抽出した酵素)とσ)とを接触させる方法の二
つの方法がある。ま几、菌体。
菌体処理物、または菌体から抽出された酵素を適当な方
法によシ担体に固定化し7ti、(I)と反応させても
よい。
(11)培養方法 本発明で使用される微生物の培養は、公知の方法に準じ
て行うことができる。使用する培地は。
一般微生物の栄養源として公知のものが利用でき、グル
コース、グリセリン、シュークロースマ几ハデキストリ
ン等の炭素源、硫酸アンモニウムまたは塩化アンモニウ
ム等の窒素源、酵母エキス、麦芽エキス、ペプトンま几
は肉エキス等の有機栄養源、リン酸、マグネシウム、カ
リウム、 鉄、−r yガン等の無機栄養源を適宜組合
わせて便用できる。
tた、微生物のσ)から(n)への変換活性を促進する
物質として、ビタミン類ま友はトランス−1,4−ジシ
アノシクロヘキサン等の化合物全添加してもよい。
培地のpHは6〜10の範囲で選べばよく、培養温度は
18〜57C1好ましくは25〜32Cの温度がよい。
培養日数は1〜5日の範囲で活性が最大になるまで培養
すればよい。
(m >反応条件 反応媒体としては、水、緩衝液ま九は培養液等の水性媒
体が使用できる。反応媒体中へは、σ)を粉末のままで
、あるいは適当な溶媒に溶かして添加する。(I)の添
加濃度は0.01〜1X量係程度がよく、反応媒体中に
完全溶解しなくてもよい。反応に菌体を使用する場合の
菌体の濃度は、通常0.05〜5重量囁の範囲でよい。
反応温度は5〜50C1好ましくは25へ37C1反応
pnは4〜11、好ましくは6〜9がよい。反応は通常
5〜100時間の範囲で適当な時間を選べばよい。
消費される(I)は、連続的にまたは間歇的に補充して
、反応液中のIII[が上記の範囲内に維持されるよう
に添加してもよい。
(1v)回収 生成され友(n)は、菌体等の不溶物を除去しt反応終
了液より、公知の方法(溶媒抽出あるいは晶析等)によ
シ容易に回収することかで酩。
(実施例) 次に、本発明を実施例をもって説明する。
実施例1 グルコース0.4f、)ランス−1,4−ジシアノシク
ロヘキサン0.2り、リン酸二カリウム0.2f。
塩化ナトリウム0.1 ?、硫酸マグネシウム0.02
 f。
ビオチン1μ?、チアミン塩酸塩1μ2を含み、pHを
9.0とし友殺菌培地10(ldに、あらかじめ同培地
で培養したキヤンデイダ・ギアモンデイ(Candid
a guilliermondii )  IFO04
54fjI:植菌し、32Cで4日間振盪培養した。
培養液から遠心分離にて菌体を除去した後、その上清液
に濃塩酸を加え、p Hf 1.0〜2.0に調整し、
5Cの冷蔵庫に放置し九ところ、トランス−4−シアノ
シクロヘキサン−1−カルボン駿Q、162f’に白色
結晶として得たう本製品は、高速液体クロマト分析で単
一ピークを示し、シス一体のピークはまったく見られな
かつ几。
元素分析値は次のとおシであり、 CH 計算@ 62.75係   7.19%実測値 61.
2 係   7.3  %融点は150〜152Cとな
り、赤外線吸収スペクトル(KBr )においては2.
255(m−’(シフ〕基)の吸収を示した。
なお、高速液体クロマト分析は、以下のようにして行っ
た。分析装rjjL:ウォーターズ社製6000A型ボ
ング、東洋ソーダ製RI−8型RI検出器、日本分光製
UVIDEC−100型UV検出器。カラム;ユニシル
 C−18゜溶媒;水/アセトニトリル−77723(
容量比)−1−PICB−7(ウォーターズ社製)1.
5容量鴨。
実施例2 グルコース0.81、酵母エキス0.02f、  リン
酸二カリウム0.2f、塩化ナトリウム0.IP、硫酸
マグネシウム0.02 F、トランス−1,4−ジシア
ノシクロヘキサン0.4tf含み、pH’に9・0とし
几殺菌培地100−に、あらかじめ同培地で培養したト
ルロプシス・キシリナスIFOO454を植菌し、32
C,5日培養した優、遠心分離により菌体(湿1ii1
1.7 f )を得た。この菌体を、0.01MIJン
酸カリウムバッファー25m?含J三角フラスコ中に懸
濁させ友後、トランス−1,4−ジシアノシクロへキサ
70.1ff加え、32C1250回転の振盪器を用い
て反応させ友。70時間後に反応を終了し、遠心分離に
より菌体を除去した後、その上清液に製塩i!!2を加
え、pHを1.0〜2.0に調整し、5Cの冷蔵庫に一
晩放置した。
トランス−4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸
0.082ft−白色結晶として得友。
本製品は、高速液体クロマト分析で単一ピークを示し、
シス体のピークはまつ友く見られなかった。
(発明の効果) 本発明を利用することによシ、トランス−4−シアノシ
クロヘキサン−1−カルボン酸ヲ常温常圧の反応条件下
で、高濃度に生成させることができ、さらに、立体配置
を保持させて製造することができるので、経済上非常に
有利である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)キヤンデイダ(Candida)属に属し、トラ
    ンス−1,4−ジシアノシクロヘキサンをトランス−4
    −シアノシクロヘキサン−4−カルボン酸に変換させる
    能力を有する微生物の作用により、トランス−1,4−
    ジシアノシクロヘキサンからトランス−4−シアノシク
    ロヘキサン−1−カルボン酸を生成させることを特徴と
    するトランス−4−シアノシクロヘキサン−4−カルボ
    ン酸の製造方法。
  2. (2)キヤンデイダ(Candida)属に属する微生
    物がキヤンデイダ・ギアモンデイ(Candidagu
    illiermondii)IFO0454である特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
JP16482386A 1986-06-16 1986-07-15 トランス−4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸の製造方法 Pending JPS6312291A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-138170 1986-06-16
JP13817086 1986-06-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6312291A true JPS6312291A (ja) 1988-01-19

Family

ID=15215668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16482386A Pending JPS6312291A (ja) 1986-06-16 1986-07-15 トランス−4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6312291A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5886093A (ja) アミドの生物学的製造法
JPH06237789A (ja) フェニル基を有する光学活性α−ヒドロキシカルボン酸の 製造法
JPH0527389B2 (ja)
JPH06141888A (ja) D−マンデル酸の製法
JPS6312291A (ja) トランス−4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸の製造方法
JPH01168292A (ja) D−グリセリン酸の製造法
JPS5923794B2 (ja) ジヒドロキシアセトンの製造法
JP3055711B2 (ja) 光学活性(s)−3−フェニル−1,3−プロパンジオールの製造法
JPS58201992A (ja) 微生物によるβ−置換プロピオン酸またはそのアミドの製造法
JP3030916B2 (ja) βーグルコオリゴ糖の製造方法
JPH1042886A (ja) 微生物によるβ−アラニンの製造法
JPH04304893A (ja) 微生物による含窒素複素環化合物の水酸化物の製造方法
JP3010850B2 (ja) (s)−(+)−3−ハロ−1,2−プロパンジオールおよび/または(s)−(−)−2,3−ジハロ−1ープロパノールの製造法
JP2631867B2 (ja) (r)−2−ヒドロキシ−4−フェニル−3−ブテン酸の製造方法
JP2716477B2 (ja) S‐カルボキシメチル‐l‐システインの製造方法
JPH0728750B2 (ja) 微生物によるピラジン酸の水酸化物の製造方法
JPH0591895A (ja) D−セリンの製造法
JP3917723B2 (ja) ラクトン加水分解酵素およびその製造法
JPH04341195A (ja) 光学活性マンデル酸の製法
JPS63129988A (ja) トランス−4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸を製造する方法
JP3659123B2 (ja) 4−ハロゲノ−3−アルカノイルオキシブチロニトリルの光学分割方法
JPH0424992B2 (ja)
JPS6316119B2 (ja)
JPH01252295A (ja) 2,3−ジシアノ−5,6−ジシアノピラジンの製造方法
JPS5953839B2 (ja) (−)−α−ヒドロキシメチル酪酸の製造方法