JPS63122501A - 施釉軽量無機成形体の製造方法 - Google Patents
施釉軽量無機成形体の製造方法Info
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- JPS63122501A JPS63122501A JP26849186A JP26849186A JPS63122501A JP S63122501 A JPS63122501 A JP S63122501A JP 26849186 A JP26849186 A JP 26849186A JP 26849186 A JP26849186 A JP 26849186A JP S63122501 A JPS63122501 A JP S63122501A
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- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は建材として使用される施釉軽量無機成形体の製
造方法に関する。
造方法に関する。
従来、軽量無機成形体には軽量気泡コンクリ−) (A
LC’)が知られており、建材用として広く使用されて
いる。
LC’)が知られており、建材用として広く使用されて
いる。
このコンクリートは表面硬度が小さいためキズがつき易
く、かつよごれ易いので、これら欠点を改良するためお
よび意匠性を付与するため、コンクリート表面を施釉す
る技術が開発されている。たとえば500〜600℃の
鉛−アルカリ−はう酸系低融点釉薬を用いてこのコンク
リートを施釉して製品をつくる方法がある(特開昭5l
−130421)。
く、かつよごれ易いので、これら欠点を改良するためお
よび意匠性を付与するため、コンクリート表面を施釉す
る技術が開発されている。たとえば500〜600℃の
鉛−アルカリ−はう酸系低融点釉薬を用いてこのコンク
リートを施釉して製品をつくる方法がある(特開昭5l
−130421)。
上記従来法によってつくった気泡コンクリートの釉面は
美麗であり、一応所期の目的は達成できる。しかしなが
ら、施釉後冷却したさい、コンクリートの加熱された表
層の部分とそれより深層の加熱されていない部分との境
界に歪差を生じ、それが原因となって基材にクラックが
発生する欠点があった。
美麗であり、一応所期の目的は達成できる。しかしなが
ら、施釉後冷却したさい、コンクリートの加熱された表
層の部分とそれより深層の加熱されていない部分との境
界に歪差を生じ、それが原因となって基材にクラックが
発生する欠点があった。
そこで本発明者らは基材にクラックが生じない製造方法
について研究した結果、セメント混練物を成形硬化させ
て生基材をつくり、施釉工程で少なくとも該基材表層部
分のセメント水和物を無水物にするとともに、フリット
を溶融し粒子間を強固に結合して、クラックの発生を抑
えるようにした施釉軽量無機成形体の製造方法を開発し
、本発明を完成した。
について研究した結果、セメント混練物を成形硬化させ
て生基材をつくり、施釉工程で少なくとも該基材表層部
分のセメント水和物を無水物にするとともに、フリット
を溶融し粒子間を強固に結合して、クラックの発生を抑
えるようにした施釉軽量無機成形体の製造方法を開発し
、本発明を完成した。
すなわち本発明の要旨はセメント、フリットおよび骨材
からなる原料に混和材料として発泡剤および発泡促進剤
を配合し、その配合物に水を添加混合して、40〜60
℃の混練物をつくり、該混練物を型枠に流し込み、発泡
硬化させて得られた生基材を施釉することからなる施釉
軽量無機成形体の製造方法にある。
からなる原料に混和材料として発泡剤および発泡促進剤
を配合し、その配合物に水を添加混合して、40〜60
℃の混練物をつくり、該混練物を型枠に流し込み、発泡
硬化させて得られた生基材を施釉することからなる施釉
軽量無機成形体の製造方法にある。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で使用するセメントは1発泡硬化させてつくった
生基材の形状を保持するためのバインダーとして配合さ
れるものである。この生基材中のセメント水和物は施釉
工程における焼成熱によって無水物となり、骨材として
基材中に残存する。そのようなセメントとしては慣用の
。
生基材の形状を保持するためのバインダーとして配合さ
れるものである。この生基材中のセメント水和物は施釉
工程における焼成熱によって無水物となり、骨材として
基材中に残存する。そのようなセメントとしては慣用の
。
ポルトランドセメント、混合セメント等が用いられる。
フリットは施釉後の基材の強度発現のためバインダーと
して配合されるものである。そのフリットとしては使用
する釉薬の融点と同じか、それ以下のものの中から選択
される。たとえば慣用のアルカリフリット、はう酸フリ
ット等が示される。
して配合されるものである。そのフリットとしては使用
する釉薬の融点と同じか、それ以下のものの中から選択
される。たとえば慣用のアルカリフリット、はう酸フリ
ット等が示される。
骨材は製品の寸法安定性を向上させるために配合する。
それにはアルミナ、ワラスナイト、コーディエライト、
チタニア、ムライト等熱膨張係数の小さいものが用いら
れる。骨材の粒度は、混練物の材料分離をできるだけ少
なくするため、0.15+a+以下のものが好ましい。
チタニア、ムライト等熱膨張係数の小さいものが用いら
れる。骨材の粒度は、混練物の材料分離をできるだけ少
なくするため、0.15+a+以下のものが好ましい。
発泡剤としてはアルミニウム粉末、発泡促進剤には苛性
ソーダが使用される。
ソーダが使用される。
次に前記原材料の配合割合について述べる。
セメント、フリットおよび骨材は適宜に配合してもよい
が、目安としてそれぞれ8〜32重量部、8〜42重量
部および68〜92Xt部である。
が、目安としてそれぞれ8〜32重量部、8〜42重量
部および68〜92Xt部である。
セメントの配合割合が8重量部未満では、生基材の強彦
か弱く、移送のさい破損する場合があり、逆に32重量
部を超えると生基材中に多量の消石灰が生成し施釉工程
における焼成熱で脱水して生石灰になり、これが空気中
の湿分を吸収して再び消石灰になるさい膨張するため、
多少寸法安定性に欠ける。
か弱く、移送のさい破損する場合があり、逆に32重量
部を超えると生基材中に多量の消石灰が生成し施釉工程
における焼成熱で脱水して生石灰になり、これが空気中
の湿分を吸収して再び消石灰になるさい膨張するため、
多少寸法安定性に欠ける。
7リツトの配合割合を8重量部未満にすると、基材の強
度が弱くなり、製品の用途が限定され、また42重量部
を超えると、施釉のさい溶融する割合が多くなり、焼成
によって形状がくずれるので好ましくない。
度が弱くなり、製品の用途が限定され、また42重量部
を超えると、施釉のさい溶融する割合が多くなり、焼成
によって形状がくずれるので好ましくない。
発泡剤および発泡促進剤の配合割合は製品の所望かさ密
度を考慮して適宜に配合すれヲキよい。
度を考慮して適宜に配合すれヲキよい。
水の量は混練物が流し込み成形できるやわらかさになる
種度に添加すればよく、目安として原料に対し50〜6
0係である。
種度に添加すればよく、目安として原料に対し50〜6
0係である。
次に本発明の施釉軽量無機成形の製造方法の一例につい
て説明する。
て説明する。
上記の原材料および配合割合にしたがって配合した配合
物に予め温度を高めにした温水を加えて攪拌し、混練物
の温度を40〜60℃の範囲に調節する。これによりセ
メントの硬化速度と発泡剤の気泡生成速度とが一致して
、発泡剤が十分に発泡し、生基材および焼成後の基材を
軽量なものにする。温度が40℃未満では前記硬化速度
が遅くなり、生基材から気泡が抜けてかさ密度が大きく
なりすぎ、また60℃を超えると硬化速度が気泡生成速
度より早くなり、かさ密度が大きくなりすぎるのでいず
れも好ましくない。混練物を前記温度範囲にする方法は
、たとえば予め加温した原材料および水を混合する方法
などいろいろの方法が採用できるが、その方法について
本発明では限定しない。
物に予め温度を高めにした温水を加えて攪拌し、混練物
の温度を40〜60℃の範囲に調節する。これによりセ
メントの硬化速度と発泡剤の気泡生成速度とが一致して
、発泡剤が十分に発泡し、生基材および焼成後の基材を
軽量なものにする。温度が40℃未満では前記硬化速度
が遅くなり、生基材から気泡が抜けてかさ密度が大きく
なりすぎ、また60℃を超えると硬化速度が気泡生成速
度より早くなり、かさ密度が大きくなりすぎるのでいず
れも好ましくない。混練物を前記温度範囲にする方法は
、たとえば予め加温した原材料および水を混合する方法
などいろいろの方法が採用できるが、その方法について
本発明では限定しない。
次にこの混練物を任意の大きさの型枠に流し込み、12
時間以上放置して、その間に該混練物を発泡硬化させる
。
時間以上放置して、その間に該混練物を発泡硬化させる
。
その後脱型し、得られた発泡硬化体を所要寸法に切断し
て生基材を得る。
て生基材を得る。
一方前記フリットより融点の高い釉薬を水と混合して泥
漿物をつくっておく。その泥漿物を通常行われている方
法、たとえばハケ塗り法、スプレー法などの方法により
前記生基材に塗布し、乾燥したのち、少なくとも生基材
の表層に含まれる結晶水が蒸発し、フリットが溶融する
まで焼成することにより所望の施釉軽量無機成形体が得
られる。
漿物をつくっておく。その泥漿物を通常行われている方
法、たとえばハケ塗り法、スプレー法などの方法により
前記生基材に塗布し、乾燥したのち、少なくとも生基材
の表層に含まれる結晶水が蒸発し、フリットが溶融する
まで焼成することにより所望の施釉軽量無機成形体が得
られる。
次に本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1〜9、比較例1〜2
表−1に示すA−Eの原材料を加温し、ミキサーに投入
して混合した配合物に温水を添加混合して同表に示す練
り上り温度になるようにして混練物をつくった。
して混合した配合物に温水を添加混合して同表に示す練
り上り温度になるようにして混練物をつくった。
その混練物を予め準備しておいた型枠(20X 30
X 10 cm )に流し込み、12時間放置し、発泡
硬化させた。その後ピアノ線で型枠上端に盛り上がった
部分を切除したのち、脱型し生基材を得た。
X 10 cm )に流し込み、12時間放置し、発泡
硬化させた。その後ピアノ線で型枠上端に盛り上がった
部分を切除したのち、脱型し生基材を得た。
それぞれの生基材の上面、側面にはうけい酸塩系釉薬(
Sin、 52%、B、0.16係融点580℃日本琺
瑯釉薬社製)と水を混合した泥漿物を塗布した。
Sin、 52%、B、0.16係融点580℃日本琺
瑯釉薬社製)と水を混合した泥漿物を塗布した。
各生基材を105℃で乾燥したのち、電気炉に挿入し、
300℃/hrで昇温後800℃1時間焼成し放冷した
。
300℃/hrで昇温後800℃1時間焼成し放冷した
。
かくして得られた施釉軽量無機成形体の圧縮強度、かさ
密度およびクラックの有無について測定した結果を同表
に併記した。
密度およびクラックの有無について測定した結果を同表
に併記した。
その結果、本発明の方法は全ての特性が良好であったが
、混練物の温度が規定外のものはかさ密度が大きく軽量
ではなかった。
、混練物の温度が規定外のものはかさ密度が大きく軽量
ではなかった。
比較例3
市販の気泡コンクリート「イトン」(日本イトン工業社
製)を20X30X10c!nの大きさに切断してつく
った該コンクリート供試体に実施例に述べた方法と同じ
要領で施釉したのちクラックの有無を調べた。結果、該
供試体にはクラックが多数発生した。
製)を20X30X10c!nの大きさに切断してつく
った該コンクリート供試体に実施例に述べた方法と同じ
要領で施釉したのちクラックの有無を調べた。結果、該
供試体にはクラックが多数発生した。
申1 日本セメント社製「普通ポルトランドセメント」
傘2 日本琺瑯釉薬社製r4704Jはうけい酸塩系(
主成分Sin、 47’Z、 B、0.28%、 融
点490℃) ネ3 昭和軽金属社製「粗粒A−14C−Mアルミナ」
最大粒径0.08m 清水工業社製「天然ワラストナイト」最大粒径0.15
m $4 セメントに対する係、白和金属社製rALc用ア
ルミナ粉末」 寧5 セメントに対する係、苛性ソーダ試薬−級 本6 原材料に対する係 〔発明の効果〕 本発明はセメント、フリット、骨材および混和材料を用
いて生基材をつくり、施釉工程で生基材中の結晶水を蒸
発させ、フリットで強度を保持するようにしたため、従
来の製法では避けることのできなかった基材のクラック
の発生を抑えることができる。
主成分Sin、 47’Z、 B、0.28%、 融
点490℃) ネ3 昭和軽金属社製「粗粒A−14C−Mアルミナ」
最大粒径0.08m 清水工業社製「天然ワラストナイト」最大粒径0.15
m $4 セメントに対する係、白和金属社製rALc用ア
ルミナ粉末」 寧5 セメントに対する係、苛性ソーダ試薬−級 本6 原材料に対する係 〔発明の効果〕 本発明はセメント、フリット、骨材および混和材料を用
いて生基材をつくり、施釉工程で生基材中の結晶水を蒸
発させ、フリットで強度を保持するようにしたため、従
来の製法では避けることのできなかった基材のクラック
の発生を抑えることができる。
Claims (1)
- セメント、フリツト、骨材、発泡剤および発泡促進剤か
らなる配合物に水を添加混合して40〜60℃の混練物
をつくり、該混練物を型枠に流し込み、発泡硬化させて
得られた生基材を施釉することを特徴とする施釉軽量無
機成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26849186A JPH0745123B2 (ja) | 1986-11-12 | 1986-11-12 | 施釉軽量無機成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26849186A JPH0745123B2 (ja) | 1986-11-12 | 1986-11-12 | 施釉軽量無機成形体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63122501A true JPS63122501A (ja) | 1988-05-26 |
JPH0745123B2 JPH0745123B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=17459233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26849186A Expired - Fee Related JPH0745123B2 (ja) | 1986-11-12 | 1986-11-12 | 施釉軽量無機成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745123B2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-12 JP JP26849186A patent/JPH0745123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0745123B2 (ja) | 1995-05-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |