JPS63122472A - 高架式の消火装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野） この発明は高架式の消火装置に関するものである。

（従来技術） 現在、コンビナートの石油タンクあるいは精製装置には
、それらを取り囲むように消火剤放出ノズルが設けられ
た固定式の消火装置が多く採用されている。

〈従来技術の問題点） しかし上記のような方式では、防火対象物個個に消火用
ノズルなどを設けるとともに配管も長くなり大型のポン
プなどを必要とするので装置が高価となった。さらには
、精製機器などの配管が輻較しているので、既設のもの
に消火装置を設けることが難しく、また保守点検に時間
を要する欠点があった。

（問題点を解決するための手段〉 この発明は以上の点にかんがみ、広範囲に防火対象物が
亙りそして配管が輻較するプラント設備などの消火装置
に好適な、安価で既設の設備にも容易に設けることがで
きる消火効率のよい消火装置を得ることを目的としたも
ので、プラント設備あるいは大形工場などの防火対象物
の空間に高架レールを敷設し、このレールを走行する移
動車には、走行装置と消火剤容器と消火剤放出口とこれ
らの制御装置とが設けられたことを特徴とする。

（作　　　用　　　〉 このように構成された装置は、防災用ＣＰＵなどの制御
の下に移動車が火災発生地点まで走行し、炎上中の防火
対象物の上方空間から消火用モニターノズルより消火剤
を放出させ消火活動を行なう。

〈実施例〉 以下この発明の一実施例を第１図および第２図により説
明する。

図において、１は高架式のモルレールで、例えば、石油
貯蔵タンクおよび精製機器の上部空間に沿って設けられ
ている。２はモルレールに懸垂して走行する移動車で、
走行装置としてレールに懸垂された車輪３とその駆動用
のチェーン４と直流モーター５が、そして電源として蓄
電池６が移動車２に搭載されている。

７は粉末消火剤容器、８はこの粉末消火剤を加圧放出さ
せるための窒素ガスが充填された窒素ボンベ、９は消火
用モニターノズル、１０は地上の消火剤放出ノズルを備
えた固定配管と接続される消火剤供給ジヨイントで、こ
れらより粉末消火装置が構成されている。

１１は配電盤、１２は地上局１３（第２図参照）との交
信を行なうリモコン装置で、これらにより制御装置が構
成される。また１４は充電器、１５は注意灯、１６はス
ピーカーである。さらに上記地上局１３は、第２図に示
すように走行制御装置１７に接続され、防災用ＣＰｔＪ
１Ｂとディスプレイ１９とを介して遠隔よりディスプレ
イ１９を見ながらキーボード２０により移動車２の走行
および消火装置の起動が制御されるように構成されてい
る。

次に上記装置の動作を説明する。

火災感知器などにより火災が検出され防災用ＣＰＵ１Ｂ
に入力されると、その発生位置および処理手順などがデ
ィスプレイ１９に表示される。

監視員はこの表示を見ながらキーボード２０を操作し、
移動車２が最短のルートを通って火災発生地点に移動す
るように走行制御装置１７に指示し、またモニターノズ
ル９を使用するか消火剤供給ジヨイント１０を使用する
かを指示する。これら指示は地上局１３を介して無線に
より移動車２のリモコン装置１２に伝達される。同しよ
うにして移動車２の注意灯１５が点灯され、またスピー
カー１６より警報音あるいは必要な放送が行なわれる。

火点に達した移動車２は、地上局１３およびリモコン装
置１２より防災用ＣＰＵ１Ｂよりの信号を受け、粉末消
火装置の起動用ポンプ（図示されず）が起動し窒素ボン
ベ８が開かれる。この加圧された窒素ガスは粉末消火剤
容器７に流入し、容器内を所定の圧力に加圧する。そし
て防災用ＣＰＵ１８よりの指示により所定方向に向けら
れた消火用モニターノズル９を通じて粉末消火剤が火源
に対して放出される。

また防災用ＣＰＵ１８が消火剤供給ジヨイントｌＯの使
用を指示した場合は、移動車２が消火剤放出ノズルを備
えた所定の固定配管に達したこと、およびこれにジヨイ
ント１０が接続されたことがマイクロスインチ（図示さ
れず）で検出され、このことが防災用ＣＰＵ１８のディ
スプレイ１９に表示される。この表示を確認した後、キ
ーボード２０などを通じて消火装置を駆動させる。

なお、火災が鎮火すると、移動車２は防災用ＣＰＵ１８
の指示により所定の位置に移動され格納される。

上記実施例においては、移動車２を走行させるのに防爆
構造の直流モーター５を使用したが、ボンベに加圧充填
された窒素ガスをエネルギー源としたエアーモーターを
使用した防爆構造としてもよい。また上記実施例ではモ
ルレールとして説明したが、高架を移動するものならば
その他の方式でもよく、ロープウェイ−のようなもので
もよい。さらに移動車２にはモニター用のテレビカメラ
を搭載するようにしてもよく、また消火装置は、泡、水
などの他の消火剤を使用した消火装置でもよい。

（効　　　果　　　〉 この発明の消火装置は以上のように構成され動作するの
で、広範囲に防火対象物が亙るプラント設備あるいは大
形工場の消火装置に好適な、安価で既設の設備にも容易
に設けることができるそして防火対象物の上方より消火
剤が放出でき消火効率の良い消火装置が得られる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の高架式の消火装置の一実施例の断面
図、第２図はそのブロック回路図である。 １・・・高架式のモルレール、２・・・移動車、５・・
・直流モーター、７・・・粉末消火剤容器、８・・・窒
素ボンベ、９・・・消火用モニターノズル、１０・・・
消火剤供給ジヨイント、１１・・・配電盤、１２・・・
リモコン装置、１３・・・地上局、１日・・・防災用Ｃ
ＰＵ。 特許出臥能美防災工業株式会社 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、プラント設備あるいは大形工場などの防火対象物の
   空間に高架レールを敷設し、このレールを走行する移動
   車には、走行装置と消火剤容器と消火剤放出口とこれら
   の制御装置とが設けられたことを特徴とする高架式の消
   火装置。 ２、消火剤放出口は、移動車に設けられた消火用モニタ
   ーノズルである特許請求の範囲第１項記載の高架式の消
   火装置。 ３、消火剤放出口は、移動車に設けられた消火用モニタ
   ーノズルと地上消火剤放出ノズルを備えた固定配管と接
   続される消火剤供給ジョイントである特許請求の範囲第
   １項記載の高架式の消火装置。 ４、走行装置は、移動車に搭載された蓄電池を電源とし
   て動作する直流モーターである特許請求の範囲第１項な
   いし第３項のいずれかに記載の高架式の消火装置。 ５、走行装置は、移動車に搭載された圧縮気体により動
   作するエアーモーターである特許請求の範囲第１項ない
   し第３項のいずれかに記載の高架式の消火装置。