JPH05293199A - 消火装置 - Google Patents

消火装置

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JPH05293199A
JPH05293199A JP9776492A JP9776492A JPH05293199A JP H05293199 A JPH05293199 A JP H05293199A JP 9776492 A JP9776492 A JP 9776492A JP 9776492 A JP9776492 A JP 9776492A JP H05293199 A JPH05293199 A JP H05293199A
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Naoya Ezawa
直也 江沢
Akihiro Sugano
明弘 菅野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度を感知して作動し、火点の近傍に迅速に
接近して、適切なノズルの噴射角度、消火剤の噴射量で
効果的な消火作業を行い、被害を最小にとどめながら人
々の人命と財産を守りうる運動機能付きの無人消火装置
を提供する。 【構成】 消火剤タンク、ポンプ、消火剤を噴射する噴
射ノズルおよびこれらの駆動制御手段からなり、火災検
出手段の検出情報に基づいて噴射ノズルの位置を移動す
る手段および消火剤の噴射量を制御する手段を有する消
火装置において、検出情報から知られる火災の規模に応
じて消火剤噴射の噴射角を制御しうる可変ノズル126
を備え、可変ノズル126は、噴射ノズル162を振り
火災の全範囲に対し消火剤を噴射するようにしたもので
あり、可変ノズル部126は、フレキシブルパイプ17
4を介して消火剤タンクに接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消火装置に係り、特
に、例えば、無人宇宙機、有人宇宙船、船舶の内部、あ
るいは地上一般住宅、ガソリンスタンド、オフィス、宿
泊施設、プラント等の建築物の内部、ならびに森林等の
屋外空間に設置されて、火災発生情報およびその位置情
報等を認識し、移動しながら消火活動を行う消火装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通産省工業技術院大型プロジェク
トによる極限作業ロボットの中で防災ロボットの開発が
推進されたが、該防災ロボットは、移動機構を有してい
て行動範囲が広いという利点がある反面、動作経路を生
成する必要があり、自律的に移動するには高度の知能を
必要とし、有人操作では装置が大がかりになるという問
題があった。
【0003】また、スプリンクラーシステムは、建物全
体にわたる広域消火ができるので大型ホテルやデパート
では広く普及している。しかし、放水によって建物が水
浸しになる上、火点以外にも放水されて備品が使用不能
になるなど、場合によっては火災以上の被害になること
もあった。小型消火器も普及しているが、これは人手に
頼らざるを得ず、素人が使用する場合は沈着な行動がで
きないことが懸念される。
【0004】さらに、例えば、特開昭59−18656
8号公報には、火点を自動検出してその火点にアームに
よりノズルを誘導し、火点に消火剤を放出する技術が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の通産省工業技術
院大型プロジェクトによる防災ロボットのシステムは、
人間は速やかに避難すべきこと、また、速やかに初期消
火することという消火の基本原則を実行するようには配
慮されていなかった。スプリンクラーは、放水による被
害があるほか、電気火災や油火災に対応できないという
問題があった。
【0006】また、特開昭59−186568号公報記
載の技術では、消火剤を放出するノズルユニットを設
け、赤外線カメラとノズルとを一体的にもうけたもの、
あるいは火災感知手段とノズルとを併設したものが開示
されているが、フレキシブルパイプを有する可変ノズ
ル、また、噴射ノズルを温度感知器の感熱部より温度の
低い所に位置させ、火点の監視と消火活動とををより的
確にする制御については配慮されていなかった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、温度を感知して作動し、火点
の近傍に迅速に接近して、適切なノズルの噴射角度、消
火剤の噴射量で効果的な消火作業を行い、被害を最小に
とどめながら人々の人命と財産を守ることができる運動
機能付きの無人消火装置を提供することを、その目的と
するものである。本発明の他の目的は、温度センサによ
って予め予想される火点を監視し、火災発生時には温度
センサのデータで動作し、いち早く初期消火ができる消
火装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の消火装置に係る第一の発明の構成は、消火
剤タンク、ポンプ、消火剤を噴射する噴射ノズルおよび
これらの駆動制御手段からなり、火災検出手段の検出情
報に基づいて少なくとも上記噴射ノズルの位置を移動す
る手段および消火剤の噴射量を制御する手段を有する消
火装置において、上記検出情報から知られる火災の規模
に応じて消火剤噴射の噴射角を制御しうる可変ノズルを
備えたものである。
【0009】より詳しくは、可変ノズルは、火災の規模
に応じて、噴射ノズルを振り消火剤噴射の広がりを制御
し、火災の全範囲に対し消火剤を噴射するようにしたも
のであり、また、可変ノズル部は、フレキシブルパイプ
を介して消火剤タンクに接続していることを特徴とす
る。
【0010】また、上記目的を達成するために、本発明
の消火装置に係る第二の発明の構成は、火災検出手段の
検出情報を、送受信設備を有する遠隔通信手段を介して
伝達し、遠隔地間の監視,制御を行う制御装置を備えた
である。
【0011】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の消火装置に係る第三の発明の構成は、消火剤タン
ク、ポンプ、消火剤を噴射する噴射ノズルおよびこれら
の駆動制御手段からなり、火災検出手段の検出情報に基
づいて少なくとも上記噴射ノズルの位置を移動する手段
および消火剤の噴射量を制御する手段を有する消火装置
において、火災検出手段として温度感知器を有し、この
温度感知器の検出信号をもとにして消火および通報に関
連する二次信号を当該消火装置以外の装置に出力するよ
うにしたものである。
【0012】より詳しくは、温度感知器を、噴射ノズル
の位置を移動する運動部に取り付け、該運動部の先端が
温度感知器に応答して少なくとも3回以上同じ円弧運動
を連続して行うように制御されるものであり、消火剤タ
ンクと噴射ノズルとの間にフレキシブルパイプを設け、
このフレキシブルパイプの中間部にロータリジョイント
を備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の消火装置に係る第四の発明の構成は、消火剤タン
ク、ポンプ、消火剤を噴射する噴射ノズルおよびこれら
の駆動制御手段からなり、火災検出手段の検出情報に基
づいて少なくとも上記噴射ノズルの位置を移動する運動
部および消火剤の噴射量を制御する手段を有する消火装
置において、上記運動部は少なくとも2つの先端を有
し、一方に噴射ノズル、他方に温度感知器を有するもの
であり、噴射ノズルを温度感知器の感熱部より温度の低
い所にあるよう2つの先端を構成したことを特徴とす
る。
【0014】
【作用】上記の各技術的手段による働きは、下記のとお
りである。第一の発明によれば、火災の規模に応じて消
火剤の噴射角、噴射量等の条件が制御できるため、効果
的に消火活動ができる。また、ノズルの運動制御ができ
るため、範囲の広い火災に対しても対応できる。
【0015】第二の発明によれば、温度情報および制御
信号を無線で電送できるため、遠隔地での消火活動や、
多数の部屋、空間、地域に対する火災検知および消火活
動が容易になる。
【0016】第三の発明によれば、予想された火災に対
応する消火装置として機能し、建築物内の複数個所の予
想発火点に最短距離で接近できる。火災の程度に応じて
動作パターンを変更する必要が予想される場合は、運動
部の先端に取り付けた温度センサの検出信号に応じて、
火点の周囲から消火したり、火災の沈静に応じて火点に
近づくように運動することもできる。また、電源の切
断、燃料ガス系の遮断等の2次信号の出力によって火災
の拡大を防止できる。
【0017】第四の発明によれば、温度センサが噴射ノ
ズルより火点に近く位置を占めることにより、より確実
な情報が得られ、消火装置が常に付近を探索して、常に
火点に向くという高度な消火ができる上、本発明の消火
装置で消火できるか、あるいは大規模な消火活動が必要
かの判断ができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図1ないし図9を
参照して説明する。まず、本発明に係る第一の発明の一
実施例を図1ないし図3を参照して説明する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係る消火装
置の制御系を示すブロック図、図2は、図1の装置のノ
ズル旋回部の構成を示す配置図、図3は、図1の装置の
温度センサの配置例を示す説明図で、(a)は平面図、
(b)は側断面図である。
【0019】図1において、190は、本実施例の消火
装置が設置された部屋の天井で、この天井190には、
火災センサアレイ133、台座160に取り付けられた
ノズル162を有する可動式消火装置が設置されてい
る。ここでセンサアレイ133の検出信号132は、セ
ンサ信号処理回路130で増幅,変換され、検出信号1
31として制御計算機100に取り込まれる。前記台座
160には、消火剤171を噴射する前記ノズル162
が具備されたタレット161が、回転自在に取り付けら
れている。
【0020】消火剤タンク170には消火剤171が貯
蔵されており、ポンプ172で圧送され、流量調整弁1
51、仕切弁141を経て、パイプ173により前記ノ
ズル162へ導かれる。ここで、流量調整弁151は、
制御計算機100の制御信号153の指令でバルブ駆動
装置150が作動し、圧縮空気152によって作動す
る。また、仕切弁141も同様に、制御計算機100の
制御信号143の指令でバルブ駆動装置140が作動
し、圧縮空気142によって作動する。
【0021】一方、可動式消火装置のタレット161の
回転は、制御計算機100の制御信号112によりノズ
ル方向制御装置110で制御量演算を行い、ノズル方向
駆動装置111の駆動信号113により制御される。ま
た、ノズル162の絞り量は、制御計算機100の制御
信号122に基き、ノズル制御装置120を経て、ノズ
ル駆動装置121の駆動信号123により制御される。
【0022】次に図2により、噴射ノズル部の詳細につ
いて説明する。タレット161は、軸受180を介して
天井190に具備された基部191に、回転可能に取付
けられている。また、タレット161にはギヤ163が
具備されており、モータ165の軸に嵌着されたギヤ1
64にかみ合っており、信号167によりモータ165
を駆動することによってタレット161を回転すること
ができる。モータ165にはエンコーダ166が取付け
られており、モータ165の回転制御のための信号16
8を送信する。
【0023】一方、ノズル162はタレット161に直
接取り付けられておらず、ノズル162ののど部には、
噴射角が制御可能な可変ノズル部126が設けられてい
る。制御は、ノズル制御信号123により、ノズル駆動
用アクチュエータ124が作動し、リンク125により
可変ノズル部126を作動,制御する。前記可変ノズル
126部は、フレキシブルパイプ174を介して消火剤
タンク170(図1参照)に接続している。すなわち、
消火剤171はパイプ173、フレキシブルパイプ17
4、パイプ175を経て可変ノズル部126に導かれ
る。ここで、パイプ175はタレット161と一緒に回
転するため、天井190に固定されたパイプ173との
間の相対運動を許すためフレキシブルパイプ174によ
り、これらのパイプを結合しているものである。
【0024】次に、図3を参照して温度感知器に係る温
度センサの配置について説明する。温度センサ133
は、図3(b)のように天井190に複数個取付けられ
るが、空間の温度分布を検知するため図3(a)のよう
な格子状に配置されている。なお、図3(a)は、図3
(b)のA矢視図である。
【0025】いま、図1に示す室内に火災191が発生
した場合、複数の温度センサ133が温度上昇を検出
し、温度情報を制御計算機100に伝える。制御計算機
100は、温度情報からこの温度上昇が火災によるもの
かどうかを判断する。火災の場合は、温度情報から火災
の位置を求め、その方向をノズル方向制御装置110に
伝えノズル162が取付けられたタレット161を火災
の方向に向ける。次に、制御計算機100の指令によ
り、仕切弁141を開き、消化剤171をポンプ172
により圧送し、パイプ173、フレキシブルパイプ17
4、パイプ175を経て可変ノズル126を有するノズ
ル162から火災191へ向けて噴射する。
【0026】ここで、温度情報から火災191の大きさ
を制御計算機100で求め、これがカバーできる消火剤
の噴射範囲に対応するノズル制御量122を送ることに
より、消火剤噴射の噴射角を制御する。また、噴射後の
温度データから、消火効果が少ないと判断した場合は、
流量調整弁151を開くことにより、消火剤の噴射量を
多くする。また、火災の範囲がノズルの制御だけではカ
バーしきれない場合は、タレット161の往復回転動作
により、ノズル162を振り消火剤噴射の広がりを制御
し火災の範囲をカバーする。さらに、温度情報により火
災が鎮火したと判断した場合は、上記と逆の手順により
タレット161およびノズル162の制御を止め、消火
剤171の噴射を止める。
【0027】上記第一の発明の実施例によれば、消火剤
の噴射方向、噴射角、噴射量等が制御できるので、火災
に対して効果的な消火が期待できる。また、火災に関係
のない設備、家財等に消火剤がかかる割合も少なくなる
ため、これら財産の保全が可能となる。また、火災現場
の温度分布等の検知情報を利用し、十分消火されたかを
確認し、消火活動を停止することもできるため、必要以
上に消火剤を消費したり、過度の消火剤の噴射による施
設や家屋の損害を抑えることができる。
【0028】〔実施例 2〕次に図4を参照して、本発
明に係る第二の発明の一実施例として2台の消火装置を
無線により遠隔制御を行う例について説明する。図4
は、本発明の他の実施例に係る消火装置の遠隔制御系を
示すブロック図である。この実施例におけるセンサ信号
処理回路、消火剤の噴射ノズルの可変ノズル部、ノズル
旋回部等については、先の実施例と同等である。
【0029】図4に示す部屋200および300には、
それぞれ消火用のノズル202,302が取付けられた
消火装置201,301がある。消火装置201には、
消火剤がタンク260から、ポンプ250、流量調整弁
241、仕切弁231を経て圧送される。同様にして、
消火装置301には、タンク260からポンプ250、
流量調整弁341、仕切弁331を経て消火剤が圧送さ
れる。ここで、流量調整弁241,仕切弁231は、そ
れぞれバルブ駆動装置240,230で駆動され、流量
調整弁341,仕切弁331は、それぞれバルブ駆動装
置340,330で駆動される。
【0030】また、部屋200,300には、それぞれ
温度センサ290,390が設置されており、温度情報
は信号処理回路291,391を介して電送装置270
に送出される。伝送装置270には通信アンテナ280
が取付けてあり、温度情報を遠隔通信手段に係る電波3
70に乗せて発信する。この電波はアンテナ360で受
信され、伝送装置310を経て遠隔地の制御計算機30
0に伝送される。この情報により各部屋の温度が遠隔に
てモニタできる。
【0031】ここで、制御計算機300が部屋200ま
たは300で火災が発生したと判断した場合、制御計算
機300は制御信号を伝送装置350に送出し、アンテ
ナ360から発信され、電波370に乗せアンテナ28
0、伝送装置270を経由して、各制御装置に制御指令
が送出される。消火装置201,301は、ノズル方向
制御装置210,310、ノズル方向駆動装置211,
311で、ノズル202,302は、ノズル制御装置2
20,320、ノズル駆動装置221,321でそれぞ
れ制御,駆動される。消火剤の噴射、噴射量は前記のバ
ルブで制御される。なお、消火のための制御手順の詳細
については、先の実施例の図1で説明したので省略す
る。
【0032】図4に示す実施例によれば、消火制御を遠
隔で集中して行なうことができるため、火災に対する監
視、消火制御が容易になり、マンパワーや経費の削減が
可能となる。
【0033】〔実施例 3−1〕次に、本発明に係る第
三の発明の一実施例を図5および図6を参照して説明す
る。図5は、本発明のさらに他の実施例に係る消火装置
をホテルの個室に適用した例を示す斜視図、図6は、図
5の固定温度センサから火点を導き出す一例を示す説明
図である。
【0034】図5において、1a〜1hは天井に配置さ
れた温度感知器に係る固定温度センサ、2a〜2fは壁
に配置された同じく固定温度センサ、3a〜3cは高さ
方向に配置された同じく固定温度センサを示す。4は消
火装置を示し、5は走行部、6は、天井に設けた固定レ
ールであり、走行部5が固定レール6に沿って移動す
る。7は、消火装置4の旋回部で、この旋回部7は走行
部5のまわりを旋回する。8は腕であり、9は手首であ
って3自由度よりなっている。10は、消火剤を噴出す
る噴射ノズルである。
【0035】11は、消火剤放出用のフレキシブルパイ
プであり、12は、このフレキシブルパイプ11の途中
に具備されたロータリージョイントである。フレキシブ
ルパイプ11の一端は噴射ノズル10に結合されてお
り、他端は消火剤タンク(図示せず)に接続している。
13は、このホテルの個室に、説明の便宜上設けた座標
原点である。また、14は手首9先端に取り付けた温度
感知器に係る温度センサである。
【0036】消火装置4の動作は、固定温度センサ1a
〜1h,2a〜2f,3a〜3cの検知情報に基づいて
作成された制御信号によって行われる。まず、走行部5
への制御信号は、固定温度センサ1a〜1hの最も高い
温度を示す方向へ移動するよう作成される。例えば、固
定温度センサ1a〜1cが最高温度を示したときには、
走行部5は窓側端へ移動する。固定温度センサ1a〜1
hのいずれかが最高温度を示すときには、走行部5を該
センサのXYZ座標の座標原点13のY軸の値になるよ
う移動するよう制御信号が出力される。
【0037】例えば、Z軸方向の制御信号は、図6に示
す固定温度センサとの関係図により作成される。図6
は、横軸にZ軸座標値、縦軸に最高温度を示した温度セ
ンサのサフィックスa〜hをとっており、温度センサに
よる火点のZ軸位置の算出法を示している。Z軸方向の
制御信号は、腕8の曲げ角度の自動制御に用いられる。
【0038】旋回軸7は、固定レール6から離れたX軸
およびY軸方向へ噴射ノズル10を位置決めするのに用
いる。手首9は、最高温度を示した固定温度センサ1a
〜3cの近くにある火点に運動の中心を向け、その火点
を中心に円弧運動を繰り返し消火運動をするのに用いら
れる。
【0039】消火装置4の移動速度Vは、手首9先端に
備えた温度センサ14の温度をTt、最高温度をTm、
現在位置から火点までの距離をLとすると、次式で表わ
される。
【数1】
【0040】また、温度センサ14の温度Ttが60℃
を超えたときには、消火装置4が火点に移動の途中でも
噴射ノズル10から消火剤を火点に向かって噴出する。
この場合、火点までの距離Lに比例して大きな円弧によ
り先端運動を行う。また、温度センサ14の温度Ttと
前記の最高温度Tmとの差が80℃を超えたときには、
その位置から火点へ移動しながら噴射ノズル10を火点
に向けて消火剤を噴出させる。最高温度Tmが150℃
を超えたときには、火点に移動せず、火点に向かって消
火剤の噴出を行うとともに、警報信号を出力する。
【0041】本実施例によれば、あらかじめ予想される
火点に対して、温度センサを設置し使用か装置の動作領
域を設定しておけば、火災の初期段階で消火を行い、人
身および財産の被害を最小限にとどめることができる。
【0042】〔実施例 3−2〕次に、本発明に係る第
三の発明の他の実施例を図7を参照して説明する。図7
は、本発明のさらに他の実施例に係る消火装置を家庭に
適用した例を示す斜視図である。図中、図5と同一符号
のものは、図5の実施例と同等部を示す。2a,2bは
壁に設置された温度感知器に係る固定温度センサであ
り、4Aは本実施例の消火装置、7は、消火装置4Aの
旋回部、8は腕、9は手首であり、振り動作のみを行う
ことができる。手首9の先端には噴射ノズル10が取り
付けられている。
【0043】11はフレキシブルパイプで噴射ノズル1
0へ消火剤を供給する。20は、消火装置4A全体を壁
に傾けて取り付ける固定ベースである。25は粉末消火
器であり、フレキシブルパイプ11が接続されている。
21は腕8のストッパであり、22は旋回部のストッパ
である。23,24は、それぞれ厨房室のガスコンロを
示す。
【0044】次に、図7に示す消火装置4Aの動作につ
いて説明する。固定温度センサ2a,2bのいずれかが
60℃を超えると、高い温度を検知した温度センサの方
に旋回部7が旋回し、ストッパ22に当たると次に腕8
が下方に移動してストッパ21が固定ベース20に当
る。この動作は、定められたシーケンスによってオンオ
フ制御で行われる。
【0045】この動作終了と同時に、噴射ノズル10か
ら消火剤が噴出され消火が行われる。固定温度センサ2
a,2bのいずれもが40℃以下になれば、噴射ノズル
10からの消火剤の噴出は停止する。固定温度センサ2
a,2bのいずれかが50℃を超えると、アラームが鳴
り響く。なお、腕8を上方に戻すのは手動で行う。
【0046】以上説明したように、本実施例では、固定
温度センサからの検知データに基づき、予め容易された
方法によって自動的に火点を割りだし、その結果から消
火装置の動作経路を生成して、消火装置に火点への移動
のための制御信号を出力する。噴射ノズルからの消火剤
の噴出は、これも予め定められた方法により固定温度セ
ンサからの検知データをもとにしてその時期が決定され
る。手首による消火運動も前記温度センサからのデータ
と関連づけて決定される。
【0047】また、固定温度センサの異常やいたずらに
よる消火剤の噴出を防止するため、前記温度センサから
のデータを予め定められた方法によって分析すること
で、1個の固定温度センサのみによって動作しないよう
構成することができる。なお、温度センサは、温度を感
知するものであれば、赤外線センサ、カラー映像装置、
熱電対またはサーモスタット等いずれによっても構成で
きる。
【0048】〔実施例 4〕次に、本発明に係る第四の
発明の一実施例を図8および図9を参照して説明する。
図8は、本発明のさらに他の実施例に係る消火装置を倉
庫に適用した例を示す斜視図、図9は、図8の装置によ
る制御動作手順を説明するフローチャート図である。図
8中、図5と同一符号のものは、図5の実施例と同等部
を示す。
【0049】図8において、1a〜1lは天井に設置さ
れた温度感知器に係る固定温度センサであり、3a〜3
hは高さ方向に設けた固定温度センサである。4Bは消
火装置であり、7は旋回部、8aは第1腕、9は手首で
あり3自由度を持つ。8bは第2腕で、第1腕8aと手
首9との間に設けられている。10は、手首9に取り付
けられた噴射ノズルである。消火作業に用いる消火剤
は、フレキシブルパイプ11およびロータリジョイント
12を通り、第1腕8a,第2腕8bを通って噴射ノズ
ル10から噴出される。13は、本実施例の説明のため
に設けた座標原点である。
【0050】14は、手首9から離れて設置された温度
感知器に係る温度センサである。すなわち、本実施例の
ノズル位置を動かす運動部は、少なくとも2つの先端を
有し、一方に噴射ノズル10、他方に温度センサ14を
有しており、噴射ノズル10を温度センサ14の感熱部
より温度の低いところにあるよう構成している。30
は、消火装置4A全体を天井に取り付けて支持する固定
ベースを示す。倉庫には、石油ドラム缶31、紙束3
2、雑貨類の入ったダンボール33、ふとん類34が収
納されている。
【0051】図8に示すような可燃物を含む倉庫は、消
防法による構造上の制約がある。図8の実施例は、固定
温度センサ1a〜3hにより監視し、自動消火装置を備
えることにより消防法による構造上の制約を満足し、可
燃物を使用に最も便利な所に、しかもスペースを有利に
利用した形で収納することを狙うものである。
【0052】固定温度センサ1a〜1lは、消火装置4
Bのまわりに配置され、火災発生時消火装置4B先端の
噴射ノズル10のXY平面の方向を制御するための信号
を生成するのに使用される。固定温度センサ3a〜3h
は同じく噴射ノズル10のZ軸の位置を制御する信号を
生成するのに用いられる。
【0053】固定温度センサ1a〜1lおよび3a〜3
hによって、噴射ノズル10の向けるべき方向が判明す
ると、その組合せと温度からの予め用意されたプログラ
ムによって火点が求められ、消火装置4Bの運動部先端
は現在位置から火点に移動する。火点に近づけば、手首
9に取り付けられた温度センサ14によってより正確に
火点を探索して求める。また、図8に示す温度センサの
配列のように、XY平面の方向しか分からないような配
列の場合には固定ベース30からの半径方向の探索運動
を出力する。温度センサ14は、噴射ノズル10より火
点に近づくことにより、消火の状況を監視し火点の温度
が40℃以下になると消火剤の噴出を停止する信号を出
力する。
【0054】現在位置から火点に近づくために、旋回部
7、第1腕8a、第2腕8bが連動する。また、その動
作経路は、倉庫内にある紙束32、ダンボール33等に
衝突しないよう天井に沿って動作するよう予め火点ごと
にプログラムとして用意される。このような動作シーケ
ンスを図9に示し、以下に制御動作手順をステップナン
バーを( )書きして記載する。
【0055】消火装置の制御計算機は、温度センサの温
度分布に従って一意的に定まるプログラムによりノズル
の運動経路および運動を作成する(S−1)。制御計算
機は、運動部(ロボット)各軸に運動経路をたどるため
の制御信号を出力する(S−2)。探索運動が必要なけ
ればそのまま進んで、温度センサ14の検知温度が60
℃以上のとき(S−3)、消火運動を行い(S−4)、
噴射ノズル10から火点に向かって消火剤を噴出する
(S−5)。
【0056】探索運動が必要(S−6,S−7)なとき
は、探索運動を行い(S−8)、温度センサ14の位置
と温度の組合せデータを作成する(S−9)。温度セン
サ14の検知温度が40℃以下になれば(S−10)、
消火剤の放出を停止し(S−11)、消火装置の運動部
は原位置へ復帰する(S−12)。
【0057】図8に示す実施例によれば、可燃物,危険
物を収納し、その保管を消防法で厳しく規定されている
倉庫等に適用して、自動消火装置を導入することにによ
って、スペースの活用と利用の便利な配置が認可される
ことが配慮されている。
【0058】なお、図8に示す実施例においては、運動
機能付き消火装置が天井に固定されている例を説明した
が、倉庫の規模によっては、図5の実施例のようにレー
ルを走行するようにしてもよいことは言うまでもない。
また、図5に示す個室における運動機能付き消火装置
は、個室の規模によっては天井に固定式でも差し支えな
い。さらに、第三,第四の各発明の実施例も、遠隔制御
手段を適用することが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、温度を感知して作動し、火点の近傍に迅速に接近
して、適切なノズルの噴射角度、消火剤の噴射量で効果
的な消火作業を行い、被害を最小にとどめながら人々の
人命と財産を守ることができる運動機能付きの無人消火
装置を提供することができる。また、本発明によれば、
温度センサによって予め予想される火点を監視し、火災
発生時には温度センサのデータで動作し、いち早く初期
消火ができる消火装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る消火装置の制御系を示
すブロック図である。
【図2】図1の装置のノズル旋回部の構成を示す配置図
である。
【図3】図1の装置の温度センサの配置例を示す説明図
である。
【図4】本発明の他の実施例に係る消火装置の遠隔制御
系を示すブロック図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例に係る消火装置をホ
テルの個室に適用した例を示す斜視図である。
【図6】図5の固定温度センサから火点を導き出す一例
を示す説明図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例に係る消火装置を家
庭に適用した例を示す斜視図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例に係る消火装置を倉
庫に適用した例を示す斜視図である。
【図9】図8の装置による制御動作手順を説明するフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
1,2,3 固定温度センサ 4,4A,4B 消火装置 10 噴射ノズル 11,174 フレキシブルパイプ 12 ロータリジョイント 14 温度センサ 100,300 制御計算機 126 可変ノズル部 133 温度センサ 161 タレット 162 ノズル 170,260 消火剤タンク 172,250 ポンプ 270,350 伝送装置 280,360 アンテナ 370 電波

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火剤タンク、ポンプ、消火剤を噴射す
    る噴射ノズルおよびこれらの駆動制御手段からなり、火
    災検出手段の検出情報に基づいて少なくとも上記噴射ノ
    ズルの位置を移動する手段および消火剤の噴射量を制御
    する手段を有する消火装置において、上記検出情報から
    知られる火災の規模に応じて消火剤噴射の噴射角を制御
    しうる可変ノズルを備えたことを特徴とする消火装置。
  2. 【請求項2】 可変ノズルは、火災の規模に応じて、噴
    射ノズルを振り消火剤噴射の広がりを制御し、火災の全
    範囲に対し消火剤を噴射するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の消火装置。
  3. 【請求項3】 可変ノズル部は、フレキシブルパイプを
    介して消火剤タンクに接続していることを特徴とする請
    求項1記載の消火装置。
  4. 【請求項4】 火災検出手段の検出情報を、送受信設備
    を有する遠隔通信手段を介して伝達し、遠隔地間の監
    視,制御を行う制御装置を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の消火装置。
  5. 【請求項5】 消火剤タンク、ポンプ、消火剤を噴射す
    る噴射ノズルおよびこれらの駆動制御手段からなり、火
    災検出手段の検出情報に基づいて少なくとも上記噴射ノ
    ズルの位置を移動する手段および消火剤の噴射量を制御
    する手段を有する消火装置において、 火災検出手段として温度感知器を有し、 この温度感知器の検出信号をもとにして消火および通報
    に関連する二次信号を当該消火装置以外の装置に出力す
    ることを特徴とする消火装置。
  6. 【請求項6】 温度感知器は、建築物の壁、天井等の表
    面部に複数個取り付けたことを特徴とする請求項5記載
    の消火装置。
  7. 【請求項7】 温度感知器は、噴射ノズルの位置を移動
    する運動部に取り付けたことを特徴とする請求項5記載
    の消火装置。
  8. 【請求項8】 噴射ノズルの位置を移動する運動部の先
    端が温度感知器に応答して少なくとも3回以上同じ円弧
    運動を連続して行うことを特徴とする請求項5ないし7
    記載のいずれかの消火装置。
  9. 【請求項9】 消火剤タンクと噴射ノズルとの間にフレ
    キシブルパイプを設け、このフレキシブルパイプの中間
    部にロータリジョイントを備えたことを特徴とする請求
    項5または8記載のいずれかの消火装置。
  10. 【請求項10】 火災現場の温度のより高い方向あるい
    は位置の少なくともいずれかに対して、噴射ノズルの方
    向決めあるいは位置決めの少なくともいずれかを行う駆
    動制御手段を備えたことを特徴とする請求項5または7
    記載のいずれかの消火装置。
  11. 【請求項11】 消火剤タンク、ポンプ、消火剤を噴射
    する噴射ノズルおよびこれらの駆動制御手段からなり、
    火災検出手段の検出情報に基づいて少なくとも上記噴射
    ノズルの位置を移動する運動部および消火剤の噴射量を
    制御する手段を有する消火装置において、 上記運動部は少なくとも2つの先端を有し、一方に噴射
    ノズル、他方に温度感知器を有することを特徴とする消
    火装置。
  12. 【請求項12】 噴射ノズルを温度感知器の感熱部より
    温度の低い所にあるよう2つの先端を構成したことを特
    徴とする請求項11記載の消火装置。
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