JPS63120385A - 指紋照合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 この発明は、指紋によって本人識別を行う指紋照合装置
に関する。

（ｂ）発明の概要 この発明に係る指紋照合装置は、−人の特定人に関して
複数の指の指紋パターンを記憶する記憶手段を設け、読
取手段によって読み取られた指紋パターンが、記憶手段
に記憶されている複数の指紋パターン各々と照合するよ
うにした（照合手段）。

これによって、読み取られた指紋パターンが記憶されて
いた指紋パターンのいずれかと一致したとき本人である
と判定することができ、外傷等による一時的あるいは恒
久的な指紋の欠損等による読み取り異常を解消すること
ができるようにしたものである。

（Ｃ）従来の技術 他人に盗用される恐れのある暗証番号等の本人識別手段
の欠点を解消するため、本人識別されるべき者（特定人
）の指紋パターンを予め登録しておき、識別時に読み取
られた指紋パターンを登録されている指紋パターンと照
合して本人を識別する装置が提案されている。

（ｄ１発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の指紋照合装置にあって
は、特定人の指紋パターンは一種類のみが登録されてい
たため、指紋パターン登録後に指紋パターンを登録した
指に一時的あるいは恒久的な指紋の欠損や皮膚状態の異
常等が生じたときには、この方式による照合を行うこと
ができない欠点があった。

この発明はこのような従来の問題点に着目してなされた
もので、特定人の複数の指の指紋を予め記憶しておくこ
とにより、一部の指紋パターンの欠損があった場合でも
正常に本人識別を行うことのできる指紋照合装置を提供
することを目的とする。

（ｅ）問題点を解決するための手段 この発明は、指の指紋パターンを読み取る読取手段と、 特定人の異なる複数の指の指紋パターンを記憶し、登録
番号で識別される記憶手段と、登録番号の入力を受け付
ける入力手段と、前記読取手段が読み取った指紋パター
ンを前記入力手段から入力された登録番号で識別される
記憶手段に記憶されている複数の指紋パターンの各々と
を照合する照合手段と、 を設けたことを特徴とする。

（ｆ）作用 この発明の指紋照合装置においては、予め一人の特定人
について異なる複数の指の指紋バクーンが記憶手段に記
憶される。

この特定人が、装置に対して本人を識別させるときには
、まず登録番号を入力して人物を特定し、登録されてい
る指のいずれかを読取手段によって読み取らせれば、照
合手段が読み取った指紋パターンを記憶手段に記憶され
ている複数の指紋パターンの各々と照合し、そのいずれ
かと一致した時本人照合とする。

この後、この装置に接続されている動作部が対応する動
作を行う。

（ｇ）実施例 第２図はこの発明の実施例である指紋照合装置１の外観
図である。操作パネル面には赤外線スキャナである指紋
読取装置２および登録番号を入力するためのテンキー３
、さらにカード挿入口４および操作ガイダンス、照合結
果等を表示するＣＲＴ５が設けられている。

第３図は、前記指紋照合装置の制御部のブロック図であ
る。制御装置であるＣＰＵ６には動作プログラムや登録
パターンファイル等が記憶されるメモリ７、前記ＣＲＴ
５を含む表示部８、前記指紋読取装置２、前記テンキー
３を含む入力装置１０、前記カード挿入口４から挿入さ
れるＩＣカードを読み取るカードリーダ１１および動作
部１２が接続されている。動作部１２としては、たとえ
ば共ドアのロック解除機構等≠がある。

第４図は前記メモリ７に設定される登録パターンファイ
ルの一部を示す図である。図示の記憶エリアには一人の
特定人に関するデータが記憶される。エリアＭｌには登
録パターンを識別するための登録番号が記憶され、エリ
アＭ２には登録年月日が記憶される。エリアＭ３には登
録されている指紋パターン数Ｎが記憶されＭ４にはＮ個
の記憶エリアが設定されている。このＮ個のエリアには
それぞれ異なる指の指紋パターンが登録パターンとして
記憶されている。

このようにこの実施例ではメモリ７に登録パターンファ
イルを設定し、複数の特定人の登録パターンをすべて記
憶するようにしたが、前記カードリーダ１１に挿入され
るＩＣカードにそのＩＣカードを所持する特定人の登録
パターンを記憶しておき、カードの挿入とともに（テン
キーの入力を省略して）指紋照合を行うようにしてもよ
い。

第１図は前記制御部の動作を示すフローチャートである
。動作がスタートするとまずステップｎ１（以下ステ・
ノブｎｉを単にｎｉという。）で登録番号の入力を受け
付け、テンキー３から登録番号が入力されると前記登録
パターンファイルを検索して該当の登録番号で識別され
るデータがあるか否かを検索する（ｎ２）。データがあ
った場合にはｎ３の判断でｎ４に進み、ない場合にはｎ
ｌに戻る。

ｎ４ではファイルからそのものの登録パターン数Ｎを読
み出しくｎ４）、照合のために読み取った指紋パターン
数を示すｍを１としくｎ５）、指被 紋読取装置２から非識別者の指紋パターンを読み取る（
ｎ６）。次に指紋照合のために前記登録パターンファイ
ルから読み出した登録パターンの数を示すｎを１としく
ｎｌ）、ｎ８でｎ番目の登録パターンを読み出し、読み
取った指紋パターンと照合する（ｎ９）。

ｎｌｏで照合の結果を判定し、一致した場合にはｎｉｌ
に進み、ＣＲＴ５に一致した旨を表示し、対応する処理
（たとえばドアのロック解除等）を行った後（ｎ１２）
動作を終える。

一方不一致だった場合には読み出した登録パターンが前
登録パターン数Ｎに達したか否かをｎ１３で判断し、達
していない場合にはｎに１を加算して（ｎ１４）ｎ３に
戻る。このｎ８からｎ１４の動作ですべての登録パター
ンについて照合した結果不一致であった場合には（ｎ１
３でｎとＮが等しいことを判断した場合には）、ｎ１５
に進むｎ１５では読み取った指紋パターンが、登録され
ている登録パターン数Ｎに達したか否かを判断し、達し
た場合には照合異常（不一致）の旨を表示しくｎ１７）
動作を終える。また読み取った指紋パターンの数が登録
パターン数に達していない時にはｍに１を加算して（ｎ
１６Ｌ、ｎ６に戻る。この時ＣＲＴ５には前回読み取っ
た指と異なる指を指紋読取装置に載置すべき旨の表示を
行う。

前記指紋読取部９およびｎ６がこの発明の読取手段に対
応し、前記登録パターンファイルがこの発明の記憶手段
に対応し、前記テンキー３およびｎｌがこの発明の入力
手段に対応し、ｎｌからｎ１６の動作がこの発明の照合
手段に対応する。

（ｈ）発明の効果 このようにこの発明によれば、記憶手段に異なる複数の
指の指紋パターンを記憶しておき、読取手段によって読
み取った指紋パターンを前記記憶手段に記憶されている
指紋パターンの各々と照合するようにしたことによって
、−人の特定人に対して一つの登録番号を付与するのみ
で複数の指の照合を行うことができる。これによって、
従来の指紋照合装置の操作と同様の操作で複数の指の指
紋パターンの照合を行うことができ、一部の指紋の欠損
が生じた特定人の本人照合を円滑に行うことができる。

なお、前記記憶手段は装置内部のメモリで構成しても、
特定人が所持する媒体で構成しても同様である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である指紋照合装置の制御部
の動作を示すフローチャート、第２図および第３図は前
記指紋照合装置の外観図および制御部のブロック図、第
４図は前記制御部のメモリに設定される登録パターンフ
ァイルの一部構成を示す図である。 ２−指紋読取装置、 ３−テンキー、 １１−カードリーグ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）指の指紋パターンを読み取る読取手段と、特定人
   の異なる複数の指の指紋パターンを記憶し、登録番号で
   識別される記憶手段と、 登録番号の入力を受け付ける入力手段と、 前記読取手段が読み取った指紋パターンを前記入力手段
   から入力された登録番号で識別される記憶手段に記憶さ
   れている複数の指紋パターンの各々とを照合する照合手
   段と、 を設けたことを特徴とする指紋照合装置。