JP2002140707A - バイオメトリックス式個人識別装置における優先処理装置 - Google Patents
バイオメトリックス式個人識別装置における優先処理装置Info
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Abstract
理時間を短縮したバイオメトリックス式個人識別の優先
処理装置を提供する。 【解決手段】 バイオメトリックス技術による個人識別
情報を、使用する優先順位を付して登録しておくデータ
ベース20と、指紋等の個人識別情報入力手段10と、
入力・個人識別情報とデータベースの個人識別情報とを
照合し、本人か否かを識別する登録個人識別手段30
と、各個人毎の入力時刻検出手段30,50と、各個人
の入力時刻の時間帯に応じて区分して登録する時間帯登
録手段20,40と、次回に個人識別情報が入力された
場合には、該入力時刻を参照し、時間帯登録手段から該
当する時間帯の各個人を優先抽出して処理する時間帯優
先処理手段40とを備えた。
Description
ス式個人識別装置における優先処理装置に関し、特に各
人の行動パターンに着目し、個人識別の処理時間を短縮
したバイオメトリックス式個人識別装置における優先処
理装置に関する。
IDカードやパスワードに替わり、本人しか持ち得な
い、指紋や虹彩等のバイオメトリックス技術により本人
の識別を行う技術が実用化され始めてきた。具体的には
重要なセキュリティを必要とするコンピュータルームの
入出門管理や、インターネットによる電子取引等で、指
紋や虹彩等により本人を照合する需要が生まれてきてい
る。
人数が増えれば増えるほど、その照合処理に時間がかか
るという欠点がある。かかる欠点を解決したものとし
て、例えば本願出願人が提案した特許第2867978号があ
る。この特許は、「入力された指紋データが予め登録さ
れている複数指の指紋データのいずれかと一致するか否
かを判定する、指紋照合による個人識別方法において、
指紋データの他に、照合順序を決める情報を具備し、通
常時には、照合時に、前回一致を得た指紋データと最初
に照合を行い、最初に照合する指紋データの変更を指示
が入力された際には、2番目以降の指紋データとの照合
を行う、ことを特徴とする、指紋照合による個人識別方
法」である。このようにすれば、指紋の照合処理時間を
短縮することができる。
マン等の入退出管理にはタイムレコーダが使用されるこ
とが多い。この場合、サラリーマンが同一人物であれ
ば、一定の時間帯に出勤・退社をする可能性が高く、職
場への出入口が複数ある場合にも一定の出入口から出入
する可能性が高いというように、各人の行動パターンに
は一定の傾向が現れる可能性が高い。そこで本発明の課
題は、各人の行動パターンに着目し、個人識別の処理時
間を短縮したバイオメトリックス式個人識別の優先処理
装置を提供することである。
に請求項1の発明は、バイオメトリックス技術による個
人識別情報を、使用する優先順位を付して登録しておく
データベース手段と、前記個人識別情報を入力する個人
識別情報入力手段と、該個人識別情報入力手段から入力
された個人識別情報と前記データベース手段の個人識別
情報とを照合し、本人か否かを識別する登録個人識別手
段と、前記データベース手段に登録済みの各個人が、前
記個人識別情報入力手段を介して個人識別情報を入力し
た時刻を検出する入力時刻検出手段と、該入力時刻検出
手段が検出した各個人の入力時刻の時間帯に応じて区分
して登録する時間帯登録手段と、次回に個人識別情報が
入力された場合には、該入力時刻を参照し、前記時間帯
登録手段から該当する時間帯の各個人を、優先抽出して
処理する時間帯優先処理手段とを備えたことを特徴とす
る。このようにすれば、例えば各個人の職場の入力退出
時刻の時間帯は大体同じであることに着目し、入力した
時間帯に応じて優先処理を行うことが可能なので、処理
時間を短縮できる。
技術による個人識別情報を、使用する優先順位を付して
登録しておくデータベース手段と、前記個人識別情報を
入力する個人識別情報入力手段と、該個人識別情報入力
手段から入力された個人識別情報と前記データベース手
段の個人識別情報とを照合し、本人か否かを識別する登
録個人識別手段と、前記データベース手段に登録済みの
各個人が、前記個人識別情報入力手段を介して個人識別
情報を入力した位置を検出する入力位置検出手段と、該
入力位置検出手段が検出した各個人の入力位置に応じて
区分して登録する入力位置登録手段と、次回に個人識別
情報が入力された場合には、該入力位置を参照し、前記
入力位置登録手段から該当する入力位置の各個人を、優
先抽出して処理する入力位置優先処理手段とを備えたこ
とを特徴とする。このようにすれば、例えば各個人が職
場に入力退出する扉の位置は大体同じであることに着目
し、入力した扉の位置に応じて優先処理を行うことが可
能なので、処理時間を短縮できる。
ス式個人識別装置における優先処理装置を、図示の実施
例(入出門管理装置)に基づいて説明する。図1は、以
下に説明する各実施例に適用する入出門管理装置NKの
ブロック図である。図1に示すように、入出門管理装置
NKは、新規に指紋を入力する「個人識別情報入力手
段」である入力装置10(10a,10b)と、予め指
紋のデータを登録すると共に新たに検出した各個人の入
力時刻を時間帯に区分して登録する「データベース手
段」であるデータベース20と、新規に入力された指紋
と登録済みの指紋データを照合する「登録個人識別手
段,入力時刻検出手段,入力位置検出手段」である照合
処理部30と、照合処理を行う登録データの順序をある
決まったアルゴリズムに従い優先制御を行う「時間帯優
先処理手段,入力位置優先処理手段」である優先制御部
40と、現在時刻を示す時計50とを備えて構成され
る。
2(A)はデータベースに最初に登録されたA氏の使用
指の優先順位を示す図であり、(B)はA氏が前回使用
した指に応じて優先順位を変更した図である。今仮に、
A氏〜J氏の合計10人がそれぞれ4指ずつ、合計40
指の指紋データがデータベース20に登録されていると
する。A氏の指紋データに着目すると、図2(A)に示
すように、A1〜A4の4つの指紋データを格納する領
域に、仮に、A1=右人指し指,A2=右中指,A3=
左人指し指,A4=左中指という具合に格納されてい
る。
る際、通常A氏の一番やりやすい指を毎回使うことにな
る。例えばA氏が左効きなら左指で入力するとか、いつ
も左手に鞄を持っているなら右手を使うとか、殆どの場
合は同じ指により入力するはずである。そこで、前回使
われた指が、次回も最も使われる可能性が高いというこ
とで、一番優先度の高いA1に登録し直す。つまり、
今、左人差し指 が使われたなら次回も同じ指が使われ
る可能性が高いということで、図2(B)に示すよう
に、左人差し指の指紋データをA1登録し直し、元のA
1のデータをA2、A2のデータをA3というように、
LRU(Least Recently Used )制御により、常にA1
が高い優先順位の指紋を登録しておくようにする。
は、前記優先順位に従った順序すなわち、A1、B1、
・・・J1の10人分の指紋照合を優先的に行うことに
なる。大半の場合は、この時点で一致する指が見つかる
が、もしこの10指の中に一致した指が見つからなかっ
た場合は、次のA2〜J2,A3〜J3,A4〜J4と
いう順序で照合処理を行って行くことになる。これによ
り、単純に固定された順序で照合を行うより、確実に本
人認証を行う速度を向上させることができる。
い。そこで、図3に示すように、例えば前回9時〜10
時の間にA氏〜E氏、10時〜11時の間にF氏〜J氏
が通過した場合とする。この場合次回からは、照合処理
部30は時計50を参照し、現在時刻が例えば9時30
分ならば、A氏〜E氏の指紋を優先的に照合するように
する。これにより無作為に照合を行うより実質的な照合
処理時間を短縮することができる。
る「個人識別情報入力手段」である入力装置10(10
a,10b)と、予め指紋のデータを登録すると共に新
たに検出した各個人の入力時刻を時間帯に区分して登録
する「データベース手段」であるデータベース20と、
新規に入力された指紋と登録済みの指紋データを照合す
る「登録個人識別手段,入力時刻検出手段」である照合
処理部30と、照合処理を行う登録データの順序をある
決まったアルゴリズム(この場合は指紋検出の時間帯)
に従い優先制御を行う「時間帯優先処理手段」である優
先制御部40と、現在時刻を示す時計50とを備えて構
成される。
。 例えば、入力装置10aを東側の扉、入力装置10bを
西側の扉に配置しているとする。A氏〜E氏は通常東側
の扉、F氏〜J氏は西側の扉を使用しているとする。こ
のとき、入力装置10aにより入力された場合はA氏〜
E氏の指紋を優先的に照合し、入力装置10bにより入
力があった場合はF氏〜J氏の指紋を優先的に照合する
ようにする。これにより無作為に照合を行うより実質的
な照合処理時間を短縮することができる。
(扉)に設置した、新規に指紋を入力する「個人識別情
報入力手段」である入力装置10(10a,10b)
と、予め指紋のデータを登録すると共に新たに検出した
各個人の入力時刻を設置位置毎に区分して登録する「デ
ータベース手段」であるデータベース20と、新規に入
力された指紋と登録済みの指紋データを照合する「登録
個人識別手段,入力位置検出手段」である照合処理部3
0と、照合処理を行う登録データの順序をある決まった
アルゴリズム(この場合は指紋検出の位置)に従い優先
制御を行う「入力位置優先処理手段」である優先制御部
40と、現在時刻を示す時計50とを備えて構成され
る。
明を行ったが、指紋以外の虹彩,掌型,掌紋,網膜,音
声,静脈等、あらゆるバイオメトリックス技術に本発明
の応用が可能である。また入出門管理に限らず、インタ
ーネットによる電子取引等、あらゆるバイオメトリック
スを応用した装置に適用可能であるのは勿論である。
イオメトリックス技術を応用した本人認証装置におい
て、その実質的な照合速度を短縮するという効果があ
る、
ブロック図である。
す図であって、(A)は当初の優先順位、(B)は前回
実績に基づき優先順位を変更した図である。
した表である。
Claims (5)
- 【請求項1】 バイオメトリックス技術による個人識別
情報を、使用する優先順位を付して登録しておくデータ
ベース手段と、 前記個人識別情報を入力する個人識別情報入力手段と、 該個人識別情報入力手段から入力された個人識別情報と
前記データベース手段の個人識別情報とを照合し、本人
か否かを識別する登録個人識別手段と、 前記データベース手段に登録済みの各個人が、前記個人
識別情報入力手段を介して個人識別情報を入力した時刻
を検出する入力時刻検出手段と、 該入力時刻検出手段が検出した各個人の入力時刻の時間
帯に応じて区分して登録する時間帯登録手段と、 次回に個人識別情報が入力された場合には、該入力時刻
を参照し、前記時間帯登録手段から該当する時間帯の各
個人を、優先抽出して処理する時間帯優先処理手段とを
備えたことを特徴とするバイオメトリックス式個人識別
装置における優先処理装置。 - 【請求項2】 バイオメトリックス技術による個人識別
情報を、使用する優先順位を付して登録しておくデータ
ベース手段と、 前記個人識別情報を入力する個人識別情報入力手段と、 該個人識別情報入力手段から入力された個人識別情報と
前記データベース手段の個人識別情報とを照合し、本人
か否かを識別する登録個人識別手段と、 前記データベース手段に登録済みの各個人が、前記個人
識別情報入力手段を介して個人識別情報を入力した位置
を検出する入力位置検出手段と、 該入力位置検出手段が検出した各個人の入力位置に応じ
て区分して登録する入力位置登録手段と、 次回に個人識別情報が入力された場合には、該入力位置
を参照し、前記入力位置登録手段から該当する入力位置
の各個人を、優先抽出して処理する入力位置優先処理手
段とを備えたことを特徴とするバイオメトリックス式個
人識別装置における優先処理装置。 - 【請求項3】 前記バイオメトリックス技術は、指紋,
虹彩,掌型,掌紋,網膜,音声,静脈の、少なくとも何
れか1つであることを特徴とする請求項1または請求項
2記載のバイオメトリックス式個人識別装置における優
先処理装置。 - 【請求項4】 前記バイオメトリックス式個人識別装置
における優先処理装置を、入力退出管理装置に適用する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに
記載のバイオメトリックス式個人識別装置における優先
処理装置。 - 【請求項5】 前記バイオメトリックス式個人識別装置
における優先処理装置を、インターネットによる電子取
引装置に適用することを特徴とする請求項1乃至請求項
3の何れか1つに記載のバイオメトリックス式個人識別
装置における優先処理装置。
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JP2000331704A JP3601438B2 (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | バイオメトリックス式個人識別装置における優先処理装置 |
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Publications (2)
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