JPS63119674A - プロテア−ゼ液の製造方法 - Google Patents

プロテア−ゼ液の製造方法

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JPS63119674A
JPS63119674A JP26708986A JP26708986A JPS63119674A JP S63119674 A JPS63119674 A JP S63119674A JP 26708986 A JP26708986 A JP 26708986A JP 26708986 A JP26708986 A JP 26708986A JP S63119674 A JPS63119674 A JP S63119674A
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JP
Japan
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protease
solution
sodium dithionite
enzyme
sodium
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Application number
JP26708986A
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English (en)
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Sumio Maekawa
前川 澄生
Yoshihiro Watanabe
渡辺 良弘
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液体洗剤等に対する添加剤として使用されるプ
ロテアーゼ液の製造方法に関し、特に無着色のプロテア
ーゼ液を製造する方法に係る。
〔従来の技術〕
液体ヘビー洗剤、液体漂白剤、台所用液体洗剤等では、
プロテアーゼ液を添加してその能力を増強することが従
来広く行なわれている。添加されたプロテアーゼ液は、
洗浄または漂白の対象に付着している蛋白質を分解する
ことにより、洗浄能力或いは漂白能力を増強する。
上記洗浄剤用あるいは漂白剤用のプロテアーゼとしては
、微生物により産生されたものが用いられている。この
プロテアーゼ産生微生物の大部分は色素も同時に産生ず
るから、得られたプロテアーゼを濃縮し、または顆粒に
したときの着色が激しいため、この状態で添加すると洗
浄剤等の商品価値が低下してしまう。
従って、上記目的に使用するプロテアーゼ液の製造では
脱色を行なう必要があるが、脱色時にプロテアーゼの失
活を伴う方法は用いられない。そこで、従来は微生物由
来のプロテアーゼを含んだ酵素液をイオン交換樹脂に通
し、液中に含まれる色素を吸着して除去する方法が用い
られている(特公昭32−2094号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の方法では酵素液中の不純物の
ためにイオン交換樹脂の再生使用が困難であるため、必
然的にコストが高くなってしまう問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は微生物由来のプロテアーゼ液
をプロテアーゼの失活を伴うことなく低コストで脱色し
、着色の少ないプロテアーゼ液を製造できる方法を提供
しようとするものである。
〔発明の概要〕
本発明によるプロテアーゼ液の製造方法は、微生物由来
のプロテアーゼを含む着色した溶液を、pH6〜12.
温度0〜40℃の条件下において、亜二チオン酸ナトリ
ウムまたは過炭酸ナトリウムを添加することにより脱色
する工程を含むことを特徴とするものである。
本発明において、亜二チオン酸ナトリウムまたは過炭酸
ナトリウムの添加量は5%以上とするのが望ましい。
本発明による製造方法は、プロテアーゼ産生微生物とし
てバチルス・エスピー・Y 株(B acllussp
、Y ;微工研菌寄第1029号)を用いる場合に特に
効果的である。このバチルス・エスピー・Y株について
は特願昭00−123021号として先に特許出願して
おり、その主な菌学的性質は次の通りである。
(1) 0.4〜0.5 px X 1.7〜1.9p
の大きさの桿菌。
(2)多形性なし。
(3)周鞭毛を有し、運動性あり。
(4)胞子形成能あり。成熟した胞子はレモン型で、大
きさは0.7〜0.94 X 1.0〜1.240(5
)ダラム染色陽性。
(6)抗酸性は陰性。
(7)肉汁寒天平板培養すると、px7.oにて生育し
、円形偏平状、金縁のコロニーを形成する。
該コロニーの表面は滑らかで光沢あり、その周辺部は単
用色、中心部は半透明の単用色。また、pH1o、0に
て生育して円形、平板状、金縁コロニーを形成する。該
コロニーの表面は滑らかで光沢があり、クリーム色。
(8)肉汁寒天斜面培養すると、pH7,0〜pH10
,0にて拡帯状に生育し、光沢のあるクリーム色ないし
淡褐色のコロニーを形成する。赤褐色の色素を僅かに生
成する。
(9)肉汁液体培養では、pH7,0で生育するが、菌
膜は形成しない。p H10,0で生育が良好で、菌膜
は形成しない。
(10)肉汁ゼラチン穿刺培養では、pH7,0にて僅
かに液化する。I) H10,0では液化する。
(11)リドマス・ミルク培養すると、pH7,0にお
いて生育が非常に悪いが、p H10,0では生育する
。ミルクの凝固は見られない。培地がアルカリ性のため
、リドマス変色は不明。
(12)硝酸塩の還元:陽性 (13)脱窒反応:陽性 (14)MRテスト:陰性。
(15)VPテスト:陰性。
(lB)インドールの生成:陰性。
(17)硫化水素の生成:陰性。
(18)デンプンの加水分解:陽性。
(19) K oserの培地ではクエン酸の利用なし
。Christensenの培地では僅かに利用する。
(20)無機窒素源として硝酸塩は利用しない。アンモ
ニウム塩も利用しない。
(21)色素は生成しない。
(22)ウレアーゼ活性:陽性。
(23)オキシダーゼ活性:陽性。
(24)カタラーゼ活性:陽性。
(25)生育の温度範囲は33〜35°C付近が良好。
(2B)生育のpH範囲は10.0付近が良好。
(27)酸素に対する態度:好気性 (28)O−Fテスト:陰性。
〔作用〕
本発明で使用する亜二チオン酸ナトリウム()1イドロ
サルフアイトナトリウム)は還元剤であり、この場合の
脱色作用は色素等の着色物質の還元によるものである。
また、過炭酸ナトリウムによる脱色作用は色素等の着色
物質の酸化による。何れの場合にもプロテアーゼ活性は
ほとんど失活しない。
なお、還元剤または酸化剤による脱色方法は一般に公知
であるから、本発明における要点は、上記特定の還元剤
または酸化剤を用いることでプロテアーゼ活性の失活を
防止する点にある。
また、特に亜二チオン酸ナトリウムには酵素を安定化さ
せる作用が認められた。
〔実施例〕
実施例1 酵素濃縮液の製造 まず、脱脂大豆粉800gおよび燐酸二カリウム40g
を水8i中に溶解したものと、可溶性デンプン2.00
0gおよび硫酸マグネシウム4gを水8ノ中に溶解した
ものと、炭酸ソーダ200gを水4ノ中に溶解したもの
とを調製し、この夫々を120℃で15分間滅菌した。
これを予め滅菌しである操作容ff120.l’のジャ
ーファーメンタに収容し、混合して培地を調製した。
次いで、上記の培地に前培養した特願昭60−1230
21号に記載のバチルスやエスピー・Y 株(B ac
llu’s sp、Y ;微工研菌寄第1029号)を
接種し、37℃で通気攪拌しながら40時間培養した。
この培養液から遠心分離により菌体およびその他の不溶
分を除去した。菌体分離後の上澄液は、除外濾過膜を用
いて濃縮し、240gの濃縮液を得た。この濃縮液の酵
素力価は53万PU/gで、色素濃度はり、OQOであ
った。なお、色素濃度は次のようにしてa#1定計算し
たものである。即ち、光路長1cfflの石英セルを用
い、波長420nmにおける吸光度を測定する。吸光度
が0゜5を越える場合には適宜純水にて稀釈し、下式で
計算される値を色素濃度とする。
色素濃度−稀釈液の吸光度×稀釈倍率×10脱色 上記濃縮液Logは全酵素力価が530万PUで、全色
素量は1万である。この10gの濃縮液をビー力に取り
、亜二チオン酸ナトリウムIg(10%)を添加し、p
H8,5,温度5℃で2時間放置後の全色素量(色素濃
度に液量を乗したもの)は3,000で、脱色率は70
%であった。また、酵素液の全活性は530万PUで、
全く低下しなかった(活性残存率100%)。尚、脱色
率および活性残存率の意味は次の通りである。
く脱色率〉 脱色前の全色素ニー脱色後の全色素−八としたとき、 脱色率=(A/脱色前の全色素Q)X100く活性残存
率〉 処理前の全酵素力価−B 処理後の全酵素力価−C としたとき、 活性残存率−(C/B) X100 更に、脱色剤の種類を変えて上記と同様の条件で処理し
たところ、第1表に示す結果が得られた。
第1表 実施例2 実施例1で得られた酵素濃縮液(酵素力価53万PU/
g、色素濃度1,000 )を二つのサンプル瓶に各々
10gづつ取り、このうちの一つに亜二チオン酸ナトリ
ウムIg  (10%)を添加した。この二つのサンプ
ル瓶は、中の濃縮液が乾燥しないように蓋をした上、3
5℃、pH8,5で1ケ月保存した。
その結果、第2表に示すように亜二チオン酸ナトリウム
を添加したものは活性残存率95%であった。
第2表 実施例3 実施例1で得られた酵素濃縮液(酵素力価53万PU/
g、色素濃度1,000 )を10gづつを五つのビー
カーに取り、亜二チオン酸ナトリウム1gづつを以下の
温度下で加えたところ、脱色率、活性残存率は第3表の
ようになった。
この結果から、50℃では温度により酵素の失活が大き
くなるため、40℃を越える温度での操作は困難である
ことが分る。
第3表 実施例4 実施例1で得られた酵素濃縮液を10gづつ五つのビー
カーに取り、これに夫々Ig(10%)の亜二チオン酸
ナトリウムを加え、pHを下表のようにコントロールし
て5°Cで2時間処理した後の脱色率および活性残存率
を調べたところ、第4表に示す結果が得られた。
この結果から、pH3,0以下またはp H13,5以
上では酵素の失活が大きくなるため、pH6,0〜p 
H12,0の範囲外での操作は困難であることが分る。
第4表 実施例5 実施例1で得られた酵素濃縮液を10gづつ五つのビー
カーに取り、これに亜二チオン酸ナトリウムを第5表に
示すように添加し、pHを8.5にコントロールして5
°Cで2時間処理した後の活性残存率および脱色率を調
べた。その結果を第5表に示す。
この結果から、亜二チオン酸のナトリウムの添加量が5
重工%以上で良好な結果を得られることが分る。
第5表 〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明によれば安価な脱色剤を用
いることにより、微生物由来のプロテアーゼ液をプロテ
アーゼの失活を伴うことなく脱色でき、着色の少ないプ
ロテアーゼ液を低コストで製造できる等、顕著な効果が
得られるものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)微生物由来のプロテアーゼを含む着色した溶液を
    、pH6〜12、温度0〜40℃の条件下において、亜
    二チオン酸ナトリウムまたは過炭酸ナトリウムを添加す
    ることにより脱色する工程を含むことを特徴とするプロ
    テアーゼ液の製造方法。
  2. (2)前記微生物由来のプロテアーゼを含む着色した溶
    液が、バチルス・エスピー・Y株 (Bacilus sp.Y:微工研条寄第1029号
    )の産生したプロテアーゼを含む着色した溶液であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のプロテ
    アーゼ液の製造方法。
JP26708986A 1986-11-10 1986-11-10 プロテア−ゼ液の製造方法 Pending JPS63119674A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219483A (ja) * 2008-02-19 2009-10-01 Kobe Univ 脱色用プロテアーゼおよびその用途

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009219483A (ja) * 2008-02-19 2009-10-01 Kobe Univ 脱色用プロテアーゼおよびその用途

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