JPS63119514A - 改良された油浸コンデンサ− - Google Patents

改良された油浸コンデンサ−

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JPS63119514A
JPS63119514A JP26590286A JP26590286A JPS63119514A JP S63119514 A JPS63119514 A JP S63119514A JP 26590286 A JP26590286 A JP 26590286A JP 26590286 A JP26590286 A JP 26590286A JP S63119514 A JPS63119514 A JP S63119514A
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重信 川上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はエチルベンゼン、エチルトルエン、キュメンな
どの製造時に副生ずる副生油留分を、極性溶媒で液−液
接触してなる電気絶縁油組成物を含浸した油浸コンデン
サーに関するものである。
[従来技術とその問題点] ベンゼン、トルエンなどをエチレンによりアルキル化し
、エチルベンゼン、エチルトルエンなどを製造する際に
重質な副生油が副生ずることは従来より知られている。
例えば、特開昭54−23088号公報では、例えば、
塩化アルミニウム触媒で、エチレンによりベンゼンをア
ルキル化するエチルベンゼン製造時の副生油を、また特
開昭61−16410号公報では、合成ゼオライト触媒
で、エチレンによりトルエンをアルキル化することによ
るエチルトルエン製造時の副生油を、それぞれ電気絶縁
油として使用することが開示されている。
一方、近年の油含浸コンデンサーなどの油含浸電気機器
の小型化、軽量化の傾向は著しく、それに対応して、絶
縁体あるいは誘電体としてのプラスチック材料が開発さ
れ、従来から使用されている絶縁紙と併用して、あるい
は絶縁紙の代りに使用されるようになっている。
油含浸電気機器に含浸させるための電気絶縁油について
も、上述のプラスチック材料の使用に伴なう種々の問題
点が生じている。すなわち、従来の電気絶縁油、例えば
、精製された鉱油、ポリブテン、アルキルベンゼンなど
は、上記油含浸電気機器に使用されるポリプロピレン、
ポリメチルペンテン、ポリエチレンなどのポリオレフィ
ンなどのプラスチック材料との適合性が必ずしも満足し
得るものではない。従来の電気絶縁油はこれらのプラス
チック材料を溶解もしくは膨拐させて、油含浸電気機器
の絶縁耐力を低下させることがある。
前記の公報に記載された電気絶縁油は、いずれも上述の
観点から好ましくない。例えば、エチルトルエンの副生
油を開示している前記特開昭61−16410号公報は
、プラスチック材料への適合性が優れていると記載して
いるが、必ずしも満足すべきレベルにあるものでではな
い。この原因は種々あるが、その一つは、副生物である
ことに起因して、その中には多くの構造未確認物質が、
必ず、すなわち、どのように蒸留しても含まれ、特定不
可能であるが、この中のある成分が特に該副生油の電気
的特性、例えば、プラスチック材料に対する適合性を低
下せしめていることが本発明者らにより見い出された。
上記の成分は、構造の特定も、また蒸留により完全に除
去することも不可能である。
[発明の構成] 本発明者らは、上述の事情に鑑み、副生油中の好ましく
ない成分を除去し、もって該副生油の電気特性を改善す
るべく研究した結果、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、アルキル化触媒で、エチレンによ
りベンゼンまたはトルエンをアルキル化し、未反応ベン
ゼンもしくは未反応トルエン、エチルベンゼンもしくは
エチルトルエン、ポリアルキルベンゼンおよび重質分か
らなるアルキル化生成物を得て、このアルキル化生成物
から未反応ベンゼンもしくは未反応トルエン、エチルベ
ンゼンもしくはエチルトルエンおよび大部分のポリアル
キルベンゼンを留去することにより製造される、沸点(
常圧換算)260〜330℃の範囲にある成分を主とし
て含む副生油留分を、有機極性溶媒と液、−液接触させ
ることにより得られる電気絶縁油組成物であって、CI
3N M R法により測定したスペクトルの化学シフト
としての120〜155ppmにおける面積強度の、ス
ペクトルの全面積強度(0〜155ppm)に対する割
合が70%以上である電気絶縁油組成物を含浸してなる
油浸コンデンサーに関するものである。
以下に本発明を更に説明する。
アルキル化触媒により、ベンゼンやトルエンなどをエチ
レンなどでアルキル化し、石油化学原料であるエチルベ
ンゼンやエチルトルエンなどを製造することは工業的に
大規模に行なわれている。
本発明の油浸コンデンサーに使用する副生油は、このよ
うな製造プロセスにおいて副生する副生油として例示さ
れる。
さらに詳しく説明すると、上記のアルキル化は、通常、
液相アルキル化法または気相アルキル化法により行なわ
れる。液相アルキル化法の場合は、塩化アルミニウムな
どのフリーデル・クラフッ触媒および硫酸、トルエンス
ルホン酸、フッ化水素酸などのブレンステッド酸などが
用いられ、気相アルキル化法では、合成ゼオ゛ライト、
例えば、ZSM−5や、適宜の担体に担持したリン酸な
どが用いられる。反応温度は、液相アルキル化法では通
常20〜180℃、気相アルキル化法では250〜45
0℃の範囲で選択される。
アルキル化反応の後、未反応のベンゼンもしくはトルエ
ン、目的物たるエチルベンゼン、エチルトルエンなどの
他に、ポリエチルベンゼン、ポリエチルトルエンなどの
エチルトルエン以外のポリアルキルベンゼンおよびより
重質な重質分からなるアルキル化生成物が得られる。こ
のアルキル化生成物から、必要に応じて、触媒を除去し
、中和および水洗を行なう。次に、未反応のベンゼンも
しくはトルエン、目的物たるエチルベンゼン、エチルト
ルエン、および大部分のポリエチルベンゼン、ポリエチ
ルトルエンなどのエチルトルエン以外のポリアルキルベ
ンゼンなどを前記アルキル化生成物から、減圧または常
圧蒸留により留去すれば副生油留分が得られる。
本発明の油浸コンデンサーに使用するための副生油留分
は、沸点(常圧換算)260〜330℃の範囲にある成
分を主として含む副生油留分である。
この副生油留分中には、その沸点によっては、ポリエチ
ルベンゼン、ポリエチルトルエン、ポリイソプロピルベ
ンゼン、ポリイソプロピルトルエンなどを一部含み、そ
の他明確には分析が不可能であるが、インダン系誘導体
、ジアリールあるいはトリアリールアルカン系誘導体お
よびポリアルキルポリフェニル系誘導体などを含有する
炭化水素混合物であると推定される。
上記副生油留分が260℃未満の成分を含む場合および
330℃を越える成分を含む場合は、いずれも本発明に
おける液−液接触をもってしても、副生油留分の電気特
性は改善されず、またその電気特性のレベルも低いもの
である。
なお、前記アルキル化生成物中には、タール状物質など
の極めて重質な重質物も含まれるが、上記沸点範囲の留
分とすることで、これらタール分は除去されることとな
る。
このようにして得られた副生油留分は、前述の如く、そ
れに含まれる構造未確認物質の一部のために、そのまま
では油含浸電気機器の含浸用としては必ずしも満足すべ
き性能ではない。
そこで、本発明においては、上記副生油留分を有機極性
溶媒と液−液接触させる。かくすることにより、副生油
留分の電気特性の向上が格段に達成される。この液−液
接触に用いられる有機極性溶媒は、好ましくはその溶解
性パラメータが5、1 (J/m3)”2X to−3
以上のものである。
具体的には、メタノール、エタノール、1−プロパツー
ル、2−プロパツール、1−ブタノール、2−ブタノー
ル、イソブタノール、フルフリルアルコールなどアルコ
ール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチンレングリコール、トリエチレングリコールなど
のグリコール類、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテルなどのセロ
ソルブ類、その他、スルホラン、ジメチルスルホキシド
(DMSO)、N−メチルビOIJド:/ (NMP)
、ジメチルホルムアミド(DMF)などが例示される。
これらは単独でもまた混合しても良い。また適宜の量の
水を添加することにより、更に接触効率が向上するので
好ましい。
上記極性溶媒により副生油留分を液−液接触させる。液
−液接触の具体的な操作としては、例えば、液−液抽出
あるいは抽出蒸留が挙げられる。
極性溶媒による液−液抽出においては、電気絶縁油はエ
キストラクト(抽出物)として回収される。それ故、極
性溶媒で抽出した後、適宜の方法、例えば、蒸留、第三
成分の添加などにより極性溶媒を分離することによって
、電気絶縁油が回収される。
前記電気絶縁油がエキストラクトとして回収される点に
おいても、本発明における液−液接触は鉱油系電気絶縁
油に対して行なわれる単なる溶剤精製とは明確に区別さ
れるべきである。
液−液抽出の方法としては、通常のバッチ式、あるいは
連続式の向流抽出塔、多段抽出槽などの装置を用いて行
なうことができる。液−液抽出後、常法に準じて極性溶
媒を分離、除去することにより電気絶縁油が得られる。
また、抽出蒸留も、前記極性溶媒を前記副生油留分に添
加し、通常の抽出蒸留の方法に従い行なうことができる
極性溶媒による液−液接触においては、使用する極性溶
媒の種類、その他の条件により、得られる油の組成は変
動する。例えば、液−液抽出においては、抽出温度、副
生油留分に対する極性溶媒の使用量などである。これら
は、例えば、抽出温度は10〜15(N:の温度範囲、
また使用量は副生油留分1重量部に対して極性溶媒1〜
30重量部の範囲で通常は選択される。また、抽出蒸留
においては、同じく極性溶媒を副生油留分1重量部当り
1〜30重量部混合し、好適には100 n+mHg以
下の減圧下に分離段数20以上により通常行なわれる。
本発明においては、いずれにしても上述の如き液−液接
触操作上の条件を適宜に選択し、得られた電気絶縁油組
成物について、C”N M R法により測定したスペク
トルの化学シフトとしての120〜155ppmにおけ
る面積強度の、スペクトルの全面積強度(0〜155p
pm)に対する割合が70%以上、好ましくは72%以
上であることが肝要である。
前述の如く、本発明の副生油留分は、構造特定が不可能
な物質をも含む炭化水素混合物ではあるが、本発明の液
−液接触なる操作により、このような構造不明成分が全
て除去されるものではない。
前記CI3N M R法による面積強度の割合を特定す
ることにより、該構造不明成分中の好ましくない成分が
除外され、また残った各成分の相互作用により相乗効果
が発揮され、優れた電気特性を有する電気絶縁油が得ら
れるものである。
なお、絶縁油における従来の溶剤精製は、通常前述の如
くラフィネートを目的とする点で本発明とは区別される
ほか、その目的も芳香族分の減少にあるが、本発明の液
−液接触は、結果としてむしろ芳香族性を高めるもので
あり、この点においても区別されるべきである。
ここでC13N M R法による測定法を説明する。
測定温度は通常常温である。測定すべき試料としての留
分は、濃度10〜20容量%となるように測定溶媒であ
る重水素化クロロホルムに溶解させる。測定周波数は適
宜変えられるが、例えば、67、8 MH2である。得
られたC ”N M Rスペクトルにおいてテトラメチ
ルシランを基準とした化学シフトが120〜155pp
mの間の面積強度を求めて、この値の、溶媒を除く全ス
ペクトル(0〜155ppm)の面積強度を合計した全
面積強度に対する割合(%)を求める。この値の小数点
以下1桁目は四捨五入する。測定の際は定量性を高める
ために、通常、核オーバーハウザー効果を消去したプロ
トン完全デカップリング法により測定する。
上記のようにして製造された電気絶縁油は、必要に応じ
て精製され、油浸コンデンサーの含浸油として使用され
る。
更に、用途その他に応じて、従来公知の電気絶縁油、例
えば、シアルリールアルカン、アルキルビフェニル、ア
ルキルナフタレンなどと任意の割合で混合して使用する
ことができる。
本発明の油浸コンデンサーは、誘電体の少なくとも一部
がプラスチックで構成された油浸コンデンサーである。
プラスチックとしてはポリエチレン、ポリメチルペンテ
ンなどのポリオレフィンが好ましく、より好適にはポリ
プロピレンである。
例えば、本発明の油浸コンデンサーは、必要に応じて絶
縁紙と共にポリプロピレンフィルムを、導体としてのア
ルミニウム箔などの金属箔と共に巻回し、常法に従い前
記の電気絶縁油を含浸することにより製造することがで
きる。金属化ポリプロピレンフィルムなどの金属化プラ
スチックフィルムを絶縁紙またはプラスチックフィルム
と共に巻回し、電気絶縁油を含浸してなる油浸コンデン
サーも上記の好適なコンデンサーに包含される。
[本発明の効果] プラスチックを用いた油浸コンデンサーには必らずしも
含浸するに適当でない副生油留分の物性が格段に向上し
、その電気絶縁油を含浸してなる本発明の油含浸コンデ
ンサーは、コロナ放電特性や低温特性などが優れたもの
となる。
以下実施例により本発明を詳述する。
[実施例] (副生油留分A) 塩化アルミニウム触媒で液相アルキル化法により、ベン
ゼンをエチレンでアルキル化することによりエチルベン
ゼンを製造する工程から、未反応ベンゼン43.Ofi
量%、エチルベンゼン11.8重量%、ポリエチルベン
ゼン18.3重量%、より重質な重質分7.6重量%か
らなるアルキル化生成物を得た。蒸留によりこのアルキ
ル化生成物から、未反応ベンゼン、エチルベンゼンおよ
びポリエチルベンゼンを留去した。残分である副生油は
、タール状物を含んだ黒色、粘性物であった。これを減
圧下で更に蒸留し、表1に示す副生油留分Aを回収した
(副生油留分B) 合成ゼオライトZSM−5(H“型、シリカ/アルミナ
比(モル)=SO)を触媒として、反応温度450℃で
、トルエンをエチレンでアルキル化することにより、エ
チルトルエンを製造する工程から、未反応トルエン、エ
チルトルエン、ポリエチルトルエンおよび副生油を含む
アルキル化生成物を得た。このアルキル化生成物から、
未反応トルエン、エチルトルエン、およびポリエチルト
ルエンを含む沸点250℃未満の留分を留去し、副生油
を回収した。続いてこの副生油から表1に示す沸点範囲
を有する副生油留分Bを得た。
(液−液抽出) 抽出法王: 極性溶媒と副生油留分を、重量比で1:1に混合し、分
液漏斗中で充分振盪した後、ラフィネート(抽出残液)
を除去し、次いでn−ヘキサンで洗浄することにより、
極性溶媒が除去された油分をラフィネートとして回収す
る。この操作を3回縁り返すことにより電気絶縁油を得
る。
抽出法■: 極性溶媒と副生油留分を、重量比で1:1に混合し、分
液漏斗中で充分振盪した後、ラフィネートを除去し、次
いでフラッシュ蒸留により極性溶媒を除去する。この操
作を3回繰り返すことにより副生油留分から電気絶縁油
を回収する。
(C”NMR法による測定) 日本電子■製のGX−270型C13N M R測定装
置により、溶媒としての重水素化クロロホルムに各留分
を濃度15%で溶解し、室温で測定を行なった。
観測周波数:  67.8 MHz なお、定量性を高めるために、核オーバーハウザー効果
を消去したプロトン完全デカップリング法により測定し
た。
CI3N M Rスペクトルにおいて、化学シフトが1
20〜155ppmにおける面積強度の全面積強度(0
〜155ppm)に対する割合を各留分について求めた
。その結果を表1に示す。化学シフトはテトラメチルシ
ランを基準とした。
(ポリプロピレンフィルムとの適合性)所定の形状に切
断したポリプロピレンフィルム(厚み14ミクロン)を
、80℃で72時間、各留分中に浸漬した後、フィルム
を取り出し、浸漬前後のフィルムの膨潤率(%)を測定
した。その結果を表2に示す。数値が小さいもの、すな
わちフィルム膨潤率の値が小さいもの程、フィルムを膨
潤させず、寸法安定性が優れているので、ポリプロピレ
ンフィルムとの適合性がよいということができる。
(コロナ開始電圧:CSVおよび コロナ消滅電圧: CEVの測定) 誘電体として厚み14ミクロンのポリプロピレンフィル
ムを2枚重ねたものを使用し、電極としてアルミニウム
箔を常法に従って、巻回、積層することにより、油含浸
用のモデルコンデンサーを作成した。
このコンデンサーに、真空下で各留分を含浸させて、静
電容量0.4マイクロフアラツドの油含浸コンデンサー
を作成した。
これらのコンデンサーの一35℃におけるコロナ開始電
圧およびコロナ消滅電圧を測定した。それらの結果を表
2に示す。
(コンデンサーの寿命試験) 誘電体として厚み14ミクロンのポリプロピレンフィル
ムを2枚重ねたものを使用し、電極としてアルミニウム
箔を常法に従って、巻回、積層することにより、油含浸
用のモデルコンデンサーを作成した。
このコンデンサーに、真空下で各留分を含浸させて、静
電容量0.4マイクロフアラツドの油含浸コンデンサー
を作成した。
次にこれらのコンデンサーに、−35℃で所定の交流電
圧を課電して、そのコンデンサーが破壊するまでの時間
を測定することによりコンデンサーの寿命を求めた。そ
の場合、電位傾度80v/μから、48時間毎に、10
■/μの割合で電位傾度を上昇させ、コンデンサーの壊
れる数を調べた。
最初のコンデンサーの数はそれぞれ10個とした。
その結果を表2に示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルキル化触媒の存在下に、エチレンによりベン
    ゼンまたはトルエンをアルキル化し、未反応ベンゼンも
    しくは未反応トルエン、エチルベンゼンもしくはエチル
    トルエン、ポリアルキルベンゼンおよび重質分からなる
    アルキル化生成物から蒸留により製造される沸点(常圧
    換算)260〜330℃の範囲にある成分を主として含
    む副生油留分を、有機極性溶媒と液−液接触させること
    により得られる電気絶縁油組成物であって、C^1^3
    NMR法により測定したスペクトルの化学シフトとして
    の120〜155ppmにおける面積強度の、スペクト
    ルの全面積強度(0〜155ppm)に対する割合が7
    0%以上である電気絶縁油組成物をを含浸してなる油浸
    コンデンサー。
  2. (2)前記組成物が、液−液抽出によりエキストラクト
    として回収されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の油浸コンデンサー。
  3. (3)前記有機極性溶媒が、メタノール、エタノールな
    どの低級アルコール、メチルセロソルブなどのセロソル
    ブ類、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール
    などのグリコール類、ジメチルスルホキシド(DMSO
    )、N−メチルピロリドン(NMP)、スルホラン、お
    よびこれらの含水物並びにこれらの混合物から選ばれた
    溶媒である特許請求の範囲第1項または第2項記載の油
    浸コンデンサー。
  4. (4)絶縁体もしくは誘電体の少なくとも一部がプラス
    チックからなる特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれかに記載の油浸コンデンサー。
  5. (5)前記プラスチックがポリオレフィンである特許請
    求の範囲第4項記載の油浸コンデンサー。
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