JPS6311752A - 金属板防水工法における成形板及びそれを用いた防水工法 - Google Patents
金属板防水工法における成形板及びそれを用いた防水工法Info
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- JPS6311752A JPS6311752A JP15361386A JP15361386A JPS6311752A JP S6311752 A JPS6311752 A JP S6311752A JP 15361386 A JP15361386 A JP 15361386A JP 15361386 A JP15361386 A JP 15361386A JP S6311752 A JPS6311752 A JP S6311752A
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はコンクリート建造物の陸屋根等に対する金属板
防水工法における成形板及び該成形板を用いた防水工法
に関するものであり、更に詳しくは、金属板を防水施工
現場で成形加工せずに予め工場等で積重ね保管並び運搬
に至便で、且つ現場では殆ど折曲げ加工は不要で、その
侭の形状で溶接・防水施工が容易な所定の形状に成形し
た金属成形板並びに該成形板を用いた防水工法に関する
ものである。
防水工法における成形板及び該成形板を用いた防水工法
に関するものであり、更に詳しくは、金属板を防水施工
現場で成形加工せずに予め工場等で積重ね保管並び運搬
に至便で、且つ現場では殆ど折曲げ加工は不要で、その
侭の形状で溶接・防水施工が容易な所定の形状に成形し
た金属成形板並びに該成形板を用いた防水工法に関する
ものである。
近年、コンクリート建造物の陸屋根などの屋上にステン
レス鋼等の金属板を用いた防水工法が研究・開発されて
いる。それらの提案の鴨として¥1開yr45?−66
260号公報、同一74460号公報、同一74461
号公報などがなされているが、これらの提案はいずれも
[1−ル状に巻かれた金属板コイルを防水施工現場に持
ち込み、現場の寸法・割付図に合わせて金属板コイルを
切断し、現場で立上げ部を折曲げ加工するもので、その
為に粗い金属板コイルの運搬設備、コイルを巻戻す為の
支架設備、ギロチン、及び折曲げ設備などの諸設備一式
が必要となる。これらの諸設備は施工現場の面積の大小
に関わらず必要であり、その為の労力及び経費は金属板
防水工法にかなりのウェイトを占めるに至っている。ま
た更に従来行なわf(ている金属板防水工法における各
表面材(割付表により、所定の寸法にカットし、その辺
縁部を所定形状に折曲げ加工したもの)の接合方法とし
ては例えば第6図に示す如くD−1〜D−4,E−1〜
E−4,G−1〜G−4の各表面材を配置し、可動吊金
具(図示ゼず)でコンクリート躯体に固定した後、まず
、D−1とD−2間の立上げ部D−1′を立上げた状態
(第6図とやや異なる)でシーム溶接を行う。次いで同
様の手段でD−3を配置し、D−2とD−3間の立上げ
部D−2′をシーム溶接する(以下、D−3″、D−4
’ も同じ)。この様にしてY方向に表面材を溶接した
後、その上端部を立、1ニげる。その為にはY方向の立
上げ部の上端末近傍部を第6図の如く倒伏させてX方向
の立上げを行う。次に、表面材E−1゜E−2,E−3
,E−4も同様に可動吊金具で固定しつつY方向立上げ
部E−1′〜E−4′を形成し、シーム溶接を行う。次
いでその下端部を上記と同様の方向で立上げ、D−1〜
D−4の立上げ部と当接してX方向の立上げ部F−1〜
F−4を形成し、シーム溶接を行う。この場合の詳細を
第7図により説明する。
レス鋼等の金属板を用いた防水工法が研究・開発されて
いる。それらの提案の鴨として¥1開yr45?−66
260号公報、同一74460号公報、同一74461
号公報などがなされているが、これらの提案はいずれも
[1−ル状に巻かれた金属板コイルを防水施工現場に持
ち込み、現場の寸法・割付図に合わせて金属板コイルを
切断し、現場で立上げ部を折曲げ加工するもので、その
為に粗い金属板コイルの運搬設備、コイルを巻戻す為の
支架設備、ギロチン、及び折曲げ設備などの諸設備一式
が必要となる。これらの諸設備は施工現場の面積の大小
に関わらず必要であり、その為の労力及び経費は金属板
防水工法にかなりのウェイトを占めるに至っている。ま
た更に従来行なわf(ている金属板防水工法における各
表面材(割付表により、所定の寸法にカットし、その辺
縁部を所定形状に折曲げ加工したもの)の接合方法とし
ては例えば第6図に示す如くD−1〜D−4,E−1〜
E−4,G−1〜G−4の各表面材を配置し、可動吊金
具(図示ゼず)でコンクリート躯体に固定した後、まず
、D−1とD−2間の立上げ部D−1′を立上げた状態
(第6図とやや異なる)でシーム溶接を行う。次いで同
様の手段でD−3を配置し、D−2とD−3間の立上げ
部D−2′をシーム溶接する(以下、D−3″、D−4
’ も同じ)。この様にしてY方向に表面材を溶接した
後、その上端部を立、1ニげる。その為にはY方向の立
上げ部の上端末近傍部を第6図の如く倒伏させてX方向
の立上げを行う。次に、表面材E−1゜E−2,E−3
,E−4も同様に可動吊金具で固定しつつY方向立上げ
部E−1′〜E−4′を形成し、シーム溶接を行う。次
いでその下端部を上記と同様の方向で立上げ、D−1〜
D−4の立上げ部と当接してX方向の立上げ部F−1〜
F−4を形成し、シーム溶接を行う。この場合の詳細を
第7図により説明する。
表面材D−2及びD−3のY方向立上げ辺11゜13を
吊金具(図示せず)を介して当接し、シーム溶接を行な
い、立上げ部D〜2′を形成する(この場合、立上げ部
D−2″は直線状の突条となる)−0次いで立上げ部の
上端を図のように表面材D−2側に2つ折りして倒伏部
30を形成せしめ同時に直角に引起して折曲げX方向の
立上げ辺12.14を設ける。これらの立上げ部の高さ
は概ね30m1′#i後である。
吊金具(図示せず)を介して当接し、シーム溶接を行な
い、立上げ部D〜2′を形成する(この場合、立上げ部
D−2″は直線状の突条となる)−0次いで立上げ部の
上端を図のように表面材D−2側に2つ折りして倒伏部
30を形成せしめ同時に直角に引起して折曲げX方向の
立上げ辺12.14を設ける。これらの立上げ部の高さ
は概ね30m1′#i後である。
次いで、表面材E−2,E−3も上記と同様の方法で立
上げ辺Is、 17によりY方向の立上げ部E−2゛を
形成し、その端末を2つ折りして倒伏部40を形成せし
め、前記と同様にして、X方向の立上げ辺16.18を
設ける。この様にして得られた2つのX方向の立上げ辺
は吊金具(図示せず)を介して当接され、シーム溶接に
より接合され、立上げ部F−2,F−3が形成される。
上げ辺Is、 17によりY方向の立上げ部E−2゛を
形成し、その端末を2つ折りして倒伏部40を形成せし
め、前記と同様にして、X方向の立上げ辺16.18を
設ける。この様にして得られた2つのX方向の立上げ辺
は吊金具(図示せず)を介して当接され、シーム溶接に
より接合され、立上げ部F−2,F−3が形成される。
この様な従来工法で問題なのは、X方向の立上げ部F−
2,F−3のシーム溶接が完全な水密構造になっていな
い点である。即ち第8図に示すようにY方向の立上げ部
の倒伏部30.40を含む接合個所はシーム溶接の非連
続部r1゜r2が生じるという重大な欠点を有する。シ
ーム溶接は溶接すべき板材の両面に電極を対極させ、該
電極間に2000A以上の電流を流して板材を瞬時に溶
融させる事により強固な溶接・接合を得ることを原理と
する溶接方法である。したがって、厚さの厚い板材の場
合は電流値を大きくし且つ溶融時間をやや長めにするこ
とにより適正な溶接が得られ、厚さが薄い板材では電流
値を低くし、且つ溶融時間を短くすることにより適正な
溶接が得られる。しかし乍ら溶接すI。
2,F−3のシーム溶接が完全な水密構造になっていな
い点である。即ち第8図に示すようにY方向の立上げ部
の倒伏部30.40を含む接合個所はシーム溶接の非連
続部r1゜r2が生じるという重大な欠点を有する。シ
ーム溶接は溶接すべき板材の両面に電極を対極させ、該
電極間に2000A以上の電流を流して板材を瞬時に溶
融させる事により強固な溶接・接合を得ることを原理と
する溶接方法である。したがって、厚さの厚い板材の場
合は電流値を大きくし且つ溶融時間をやや長めにするこ
とにより適正な溶接が得られ、厚さが薄い板材では電流
値を低くし、且つ溶融時間を短くすることにより適正な
溶接が得られる。しかし乍ら溶接すI。
き板材又は溶接箇所に厚さが著しく異なる部分が存在す
ると、適正な溶接を行うことが不可能となる。
ると、適正な溶接を行うことが不可能となる。
即ち、第8図のF−2の部分は2枚の立上げ辺12.1
6で構成されている為、連続した適正溶接W1が得られ
るが、倒伏部30が加わる際は厚さが急激に倍増するた
めに電極の当接が非連続となりシーム溶接が行われてい
ないr1部分が生じる。
6で構成されている為、連続した適正溶接W1が得られ
るが、倒伏部30が加わる際は厚さが急激に倍増するた
めに電極の当接が非連続となりシーム溶接が行われてい
ないr1部分が生じる。
立上げ辺12.16及び倒伏部3004枚重ね部は厚さ
が厚いが一定の厚さなので適正な溶接W2が得られる。
が厚いが一定の厚さなので適正な溶接W2が得られる。
しかし乍ら、この部分から次の4枚重ね部(立上げ辺1
4.18及び倒伏部40により構成されている)に移る
境界部は段違いによる厚さの変化があるため、適正な溶
接が得られず非連続部r2を生ずる。
4.18及び倒伏部40により構成されている)に移る
境界部は段違いによる厚さの変化があるため、適正な溶
接が得られず非連続部r2を生ずる。
更に、この2つの2つ折り部が集中する場合、その中央
に金属板の厚さ及び折曲げに起因する空隙Rが生じ、し
かもこの空隙はシーム溶接工法では解消し得ない欠点と
なる。2つの2つ折り部による非連続溶接箇所r2の発
生及び空隙Rの発生は第6図のようにY方向の立上げ部
を直線状に通す工法の場合に限られるが、Y方向の立上
げ部を1/2づつずらした割付けを行っても、上記倒伏
部に起因する非連続溶接部r1の発生は解消し得ない。
に金属板の厚さ及び折曲げに起因する空隙Rが生じ、し
かもこの空隙はシーム溶接工法では解消し得ない欠点と
なる。2つの2つ折り部による非連続溶接箇所r2の発
生及び空隙Rの発生は第6図のようにY方向の立上げ部
を直線状に通す工法の場合に限られるが、Y方向の立上
げ部を1/2づつずらした割付けを行っても、上記倒伏
部に起因する非連続溶接部r1の発生は解消し得ない。
したがって、従来工法ではこれらの非連続溶接部r+
、r2の発生を不可避欠点としてとらへ、この欠点を補
うためにこの部分に別途準備したカバーを被覆したり、
この部分のみをスポット溶接するなどの工法を併用して
いる。
、r2の発生を不可避欠点としてとらへ、この欠点を補
うためにこの部分に別途準備したカバーを被覆したり、
この部分のみをスポット溶接するなどの工法を併用して
いる。
上記の如く、現在性われている金属板を用いた防水工法
は全て現場加工で且つ表面材の接合方法も極めて繁雑で
且つ欠点の多い工法であり、これらの欠点を解消する防
水工法の確立が希求されている。
は全て現場加工で且つ表面材の接合方法も極めて繁雑で
且つ欠点の多い工法であり、これらの欠点を解消する防
水工法の確立が希求されている。
本発明は上記の防水工法の欠点を解消し、合理的で且つ
簡便な防水工法を提供せんとするもので、その実施の一
例を図面にもとずいて説明すると1復根防水に使用する
金属定尺板への四辺1.1°、2.2’を所定幅Wにな
る様ほぼ直角に折曲げると同時にその四隅を構成する辺
縁1.2 ((1,2’ )、(1’ 、2’ )。
簡便な防水工法を提供せんとするもので、その実施の一
例を図面にもとずいて説明すると1復根防水に使用する
金属定尺板への四辺1.1°、2.2’を所定幅Wにな
る様ほぼ直角に折曲げると同時にその四隅を構成する辺
縁1.2 ((1,2’ )、(1’ 、2’ )。
(1’、2>)でL:6Wの関係が成立する長さしの部
分を四隅頂点に#I減状に折曲げてなる金属板防水工法
における成形板へであり、該成形板Aをコンクリート下
地上に配置・敷設し、長さLの辺縁以外の部分はシーム
溶接で接合し、長さしの辺縁部分は膨出状に集合してシ
ーム溶接可能部分はシーム溶接とし、それ以外の部分は
ティグ溶接仕上げとすることを特徴とする金属製の成形
板を用いた防水工法である。
分を四隅頂点に#I減状に折曲げてなる金属板防水工法
における成形板へであり、該成形板Aをコンクリート下
地上に配置・敷設し、長さLの辺縁以外の部分はシーム
溶接で接合し、長さしの辺縁部分は膨出状に集合してシ
ーム溶接可能部分はシーム溶接とし、それ以外の部分は
ティグ溶接仕上げとすることを特徴とする金属製の成形
板を用いた防水工法である。
本発明に用いる金属定尺板Aはステンレス鋼板、チタン
板など耐誘性、耐蝕性、耐熱性、耐寒性など環境変化に
対する耐久性を有し、且つ電気溶接やアーク溶接などの
溶接工法が可能な金属板が適している。
板など耐誘性、耐蝕性、耐熱性、耐寒性など環境変化に
対する耐久性を有し、且つ電気溶接やアーク溶接などの
溶接工法が可能な金属板が適している。
これらの金属定尺板は四辺及び四隅の折曲げ加工の制限
及び運搬並びに現場での施工適性から1.5m幅X 2
.5m長、望ましくは1.Om幅×2、Om長寸法のも
のが適している。金属板の厚さは施工現場が海浜地区か
、都市部か、山間地区かなどの環境条件によって任意に
選択されるべきであるが、0.2〜1.ORの範囲、特
に0.3〜0.5nのものが適している。
及び運搬並びに現場での施工適性から1.5m幅X 2
.5m長、望ましくは1.Om幅×2、Om長寸法のも
のが適している。金属板の厚さは施工現場が海浜地区か
、都市部か、山間地区かなどの環境条件によって任意に
選択されるべきであるが、0.2〜1.ORの範囲、特
に0.3〜0.5nのものが適している。
金属板を用いた防水工法の場合、長尺の成形板又は定尺
の成形板を問わず、立上げ辺を形成し相隣らなる成形板
の立上げ辺と溶接・接合して水密構造に施工する工法を
基本とする。これは金属板防水工法の場合、プラスチッ
クシートやゴムシートを用いた防水工法と異なり、接着
剤で金属板同士を貼着・接合することが出来ないことに
起因する。
の成形板を問わず、立上げ辺を形成し相隣らなる成形板
の立上げ辺と溶接・接合して水密構造に施工する工法を
基本とする。これは金属板防水工法の場合、プラスチッ
クシートやゴムシートを用いた防水工法と異なり、接着
剤で金属板同士を貼着・接合することが出来ないことに
起因する。
したがって、金属板防水工法の場合、この立上げ辺の構
造、配置、溶接工法の選択が重要どなる。また前述の如
く防水工法の総合コストの面域として現場加工を排し、
工場で成形した加工成形板の採用が求められる。
造、配置、溶接工法の選択が重要どなる。また前述の如
く防水工法の総合コストの面域として現場加工を排し、
工場で成形した加工成形板の採用が求められる。
本発明の成形板は溶接・接合に不可欠の四辺の立上げ辺
を工場でプレス成形すると同時に、4枚の表面材が集合
する突き合せ部の溶接工法を拝み合せ工法という新規工
法を用いることにより、この拝み合せ部即ち成形板の四
隅を特殊な形状にプレス加工する。この加工は四辺の立
上り辺幅をWとするどぎ、その四隅を構成する辺縁でL
=6Wの関係が成立する長さしの部分を四隅頂点に漸減
状に折曲げて鋭角長形の三角形5.5′及び二等辺三角
形4を形成させる。
を工場でプレス成形すると同時に、4枚の表面材が集合
する突き合せ部の溶接工法を拝み合せ工法という新規工
法を用いることにより、この拝み合せ部即ち成形板の四
隅を特殊な形状にプレス加工する。この加工は四辺の立
上り辺幅をWとするどぎ、その四隅を構成する辺縁でL
=6Wの関係が成立する長さしの部分を四隅頂点に漸減
状に折曲げて鋭角長形の三角形5.5′及び二等辺三角
形4を形成させる。
例えば立上げ辺Wが20mの場合、L=6X20=12
0+n+wとなり、二等辺三角形は二辺が12.2++
nn。
0+n+wとなり、二等辺三角形は二辺が12.2++
nn。
底辺が141−の三角形となる。
この場合、第3図に示す如く、コーナー辺縁部を上方に
折曲げ、三角形の一辺りの長さの投影寸法が」=5Wに
なるようにする。W=20m+sの場合、!=100m
となり、コーナ一部の頂点Tから表面材の底部Sまでの
高さHOは06mm、立上げ角度θ=33.6” とな
る。この折曲げの際、二等辺三角形の底辺6と接する立
上げ辺部に約81長さの弯曲剰余部rが生じるので、プ
レス成形の際には、この弯曲剰余部の逃げを見ておく必
要がある。
折曲げ、三角形の一辺りの長さの投影寸法が」=5Wに
なるようにする。W=20m+sの場合、!=100m
となり、コーナ一部の頂点Tから表面材の底部Sまでの
高さHOは06mm、立上げ角度θ=33.6” とな
る。この折曲げの際、二等辺三角形の底辺6と接する立
上げ辺部に約81長さの弯曲剰余部rが生じるので、プ
レス成形の際には、この弯曲剰余部の逃げを見ておく必
要がある。
この様に成形した成形板は立上げ辺がその反発弾性の為
、僅かに外側に戻ることから、積み重ねが出来るように
なる。
、僅かに外側に戻ることから、積み重ねが出来るように
なる。
この成形板を用いた防水工法は、第4図に示すように成
形板A−1,A−2,A−3,A−4を突き合せ、各成
形板間の立上げ部B−1゜8−2.8−3.8−4は夫
々相隣らなる成形板の2枚の立上げ辺で構成されている
のでシーム溶接は全く問題なく施工出来、完全な水密性
を有する連続溶接部7が得られる。このシーム溶接部は
立上げ辺までで、折曲げ加工した四隅辺縁部5,5′の
部分は夫々相隣らなる辺縁部と拝み合せ構造としシーム
溶接可能部分はシーム溶接とし、それ以外の部分をティ
グ溶接工法によるへり溶接8で仕上げる。この場合、プ
レス成形時に生じた弯曲剰余部−よ夫々相隣らなる弯曲
部と相似形に曲げて、上記と同様シーム溶接で仕上げる
。4枚の成形板のコーナ一部の集合によって各二等辺三
角形4−1.4−2.4−3.4−4による膨出部Cが
形成されるが、この膨出部は成形板の熱膨張、熱収縮に
よる動きを吸収するエキスパンションとして極めて有効
に作用する。第5図に示す如く、この膨出部Cは成形板
の夫々の四隅に形成されるので、これらの熱伸縮の歪み
は成形板単位で吸収されることになり、更に効果的なエ
キスパンションとなる。
形板A−1,A−2,A−3,A−4を突き合せ、各成
形板間の立上げ部B−1゜8−2.8−3.8−4は夫
々相隣らなる成形板の2枚の立上げ辺で構成されている
のでシーム溶接は全く問題なく施工出来、完全な水密性
を有する連続溶接部7が得られる。このシーム溶接部は
立上げ辺までで、折曲げ加工した四隅辺縁部5,5′の
部分は夫々相隣らなる辺縁部と拝み合せ構造としシーム
溶接可能部分はシーム溶接とし、それ以外の部分をティ
グ溶接工法によるへり溶接8で仕上げる。この場合、プ
レス成形時に生じた弯曲剰余部−よ夫々相隣らなる弯曲
部と相似形に曲げて、上記と同様シーム溶接で仕上げる
。4枚の成形板のコーナ一部の集合によって各二等辺三
角形4−1.4−2.4−3.4−4による膨出部Cが
形成されるが、この膨出部は成形板の熱膨張、熱収縮に
よる動きを吸収するエキスパンションとして極めて有効
に作用する。第5図に示す如く、この膨出部Cは成形板
の夫々の四隅に形成されるので、これらの熱伸縮の歪み
は成形板単位で吸収されることになり、更に効果的なエ
キスパンションとなる。
したがって、これら定尺成形板のコンクリート下地との
固定は複雑な形状の、高価な可動吊金具を使用する必要
はなく、L字形等の安価な固定吊金具を使用することが
可能となる。
固定は複雑な形状の、高価な可動吊金具を使用する必要
はなく、L字形等の安価な固定吊金具を使用することが
可能となる。
本発明による成形板は叙上の構造で成形されているので
■ 表面材を全て定形成形板とし、防水現場に基づく割
付表による所定の定形成形板を工場で成形・加工した後
、現場に運び込むのみで良く、したがって現場への金属
板コイルの搬入、現場でのコイル支架設備、ギロチン、
折曲げ加工設備は全く不要となる。
付表による所定の定形成形板を工場で成形・加工した後
、現場に運び込むのみで良く、したがって現場への金属
板コイルの搬入、現場でのコイル支架設備、ギロチン、
折曲げ加工設備は全く不要となる。
■ この場合、定形成形板は積み瑣ね可能な形状にする
ことにより大量に運搬することが出来る。
ことにより大量に運搬することが出来る。
■ 吊金具による成形板の固定も極めて簡単で作業効率
が良いなどの特徴を有し、更に本発明による叙上の成形
板を用いた防水工法の場合■ 立上げ部の溶接は相隣ら
なる2枚の立上げ片の接合なのでシーム溶接による連続
溶接構造が得られ、水密性のすぐれた防水工法となる。
が良いなどの特徴を有し、更に本発明による叙上の成形
板を用いた防水工法の場合■ 立上げ部の溶接は相隣ら
なる2枚の立上げ片の接合なのでシーム溶接による連続
溶接構造が得られ、水密性のすぐれた防水工法となる。
■ 4枚の成形板の集合する部分は、拝み合せ構造とし
、シーム溶接可能部分はシーム溶接とし、それ以外の部
分をティグ溶接によるへり溶接工法を採用しているので
、立上げ部の2つ折部等による非連続溶接部の発生や空
隙((の発生が全くなく、その結果、従来の工法で頻発
していた浅水事故は皆無であり、且つ非連続溶接部用の
キャップ(カバー)なども全く不要である。
、シーム溶接可能部分はシーム溶接とし、それ以外の部
分をティグ溶接によるへり溶接工法を採用しているので
、立上げ部の2つ折部等による非連続溶接部の発生や空
隙((の発生が全くなく、その結果、従来の工法で頻発
していた浅水事故は皆無であり、且つ非連続溶接部用の
キャップ(カバー)なども全く不要である。
■ また上方に折曲げられた二等辺三角形により構成さ
れる膨出部Cは成形板の熱伸縮等の歪みや動きを吸収す
るエキスパンションとして作用するので、立上げ部Bの
熱伸縮による応力を緩和し、その結果、溶接個所の破壊
は全く生じない。
れる膨出部Cは成形板の熱伸縮等の歪みや動きを吸収す
るエキスパンションとして作用するので、立上げ部Bの
熱伸縮による応力を緩和し、その結果、溶接個所の破壊
は全く生じない。
■ 膨出部Cのエキスパンション効果により定尺成形板
単位の熱伸縮が吸収出来るので成形板をコンクリート下
地に固定する吊金具も高価で複雑形状の可動吊金具の使
用は不要で、L字形の簡単で安価な固定吊金具を使用す
ることが出来る。
単位の熱伸縮が吸収出来るので成形板をコンクリート下
地に固定する吊金具も高価で複雑形状の可動吊金具の使
用は不要で、L字形の簡単で安価な固定吊金具を使用す
ることが出来る。
などの特徴を有する。
図面は本発明の実施の一例を示すもので第1図は成形す
るの斜視図、第2図及び第3図は該成形するの四隅部の
説明図、第4図及び第5図はこの成形するを用いた防水
工法の施工状態の斜視図、第6図乃至第8図は従来の防
水工法の説明図である。
るの斜視図、第2図及び第3図は該成形するの四隅部の
説明図、第4図及び第5図はこの成形するを用いた防水
工法の施工状態の斜視図、第6図乃至第8図は従来の防
水工法の説明図である。
Claims (2)
- (1)屋根防水に使用するステンレス鋼板等の金属定尺
板の四辺を所定幅Wになる様ほぼ直角に折曲げると同時
に、その四隅を構成する辺縁でL≒6Wの関係が成立す
る長さLの部分を四隅頂点に漸減状に折曲げてなる金属
板防水工法における成形板。 - (2)屋根防水に使用するステンレス鋼板等の金属定尺
板の四辺を所定幅Wになる様ほぼ直角に折曲げると同時
に、その四隅を構成する辺縁でL≒6Wの関係が成立す
る長さLの部分を四隅頂点に漸減状に折曲げた成形板を
コンクリート下地等の上に配置・敷設し、立上げ辺及び
長さLの辺縁部分は膨出状に集合してシーム溶接仕上げ
とすることを特徴とする金属成形板を用いた防水工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15361386A JPS6311752A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 金属板防水工法における成形板及びそれを用いた防水工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15361386A JPS6311752A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 金属板防水工法における成形板及びそれを用いた防水工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6311752A true JPS6311752A (ja) | 1988-01-19 |
Family
ID=15566313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15361386A Pending JPS6311752A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 金属板防水工法における成形板及びそれを用いた防水工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6311752A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08500941A (ja) * | 1993-08-09 | 1996-01-30 | デー アー ヴェー | 導電回路の製造方法 |
JP2015229894A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 金属板屋根構造、金属製の金属板屋根用の十字型伸縮機構及び建築物 |
WO2020066385A1 (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社ノーリツ | 温水装置 |
-
1986
- 1986-06-30 JP JP15361386A patent/JPS6311752A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08500941A (ja) * | 1993-08-09 | 1996-01-30 | デー アー ヴェー | 導電回路の製造方法 |
JP2015229894A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 金属板屋根構造、金属製の金属板屋根用の十字型伸縮機構及び建築物 |
WO2020066385A1 (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社ノーリツ | 温水装置 |
JP2020051669A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社ノーリツ | 温水装置 |
CN112673217A (zh) * | 2018-09-26 | 2021-04-16 | 株式会社能率 | 温水装置 |
US11774138B2 (en) | 2018-09-26 | 2023-10-03 | Noritz Corporation | Hot water device |
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