JPS63116795A - フエノ−ル類の撹拌式除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明はフェノール樹脂製造工程で発生するフェノール
類を含む廃水よりフェノール類のみの除去方法に関する
ものである。

〔従来技術〕

フェノール類を含む廃水中よりフェノール類を除去する
方法として従来より、焼却法、吸着法、生物処理法、抽
出法等があるが、除去したフェノール類を回収して更に
原料として再利用を図る観点から抽出法がすぐれている
。

抽出法としては、交互流動型多孔板式が広く知られてい
る。その構造は、第１図の様に抽出塔（３）内に多数の
小孔のあいた多孔板（４）を数十段入れ、且つ軽液（エ
ーテル類）を初期充填させておき、抽出塔上部（３ａ）
より、重液（フェノール類を含む廃水）を、下部（３ｂ
）より軽液（エーテル類）を交互に供給し、多孔板（４
）を通過するごとに液滴生成により廃水中のフェノール
類をエーテル類例に抽出させるものである。

この方法の抽出効率は高くすぐれた抽出法であるが、設
備面積、特に数十段の多孔板を有するため高さを必要と
し、その確保のため強靭な架台を設けなければならず、
また多孔板式の為、孔の掃除に多大な工数が掛かる上、
日常の保守が容易でない等の欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、抽出法の特徴をそのまま利用し、且つ抽出効
率を維持し、更に設備面積の縮少、保守の容易さを図る
ことを目的とするものである。

〔発明の構成〕

本発明は、フェノール類を含有する廃水とエーテル類を
静止型ミキサーにより、混合攪拌し連続的にフェノール
類を抽出させることを特徴とするフェノール類の攪拌式
除去方法でおり、多孔板式抽出塔の代わりに静止型ミキ
サーを利用するものである。

静止型ミキサーの構造は、第２図に示すように、配管（
７）内に２枚刃のカッター（８）が交互に組込まれてい
て、この配管内の同一方向（下方＞　（７ａ）（７ｂ）
から２液を同時に供給すると、カッターを通過するごと
に分割されながら混合攪拌するものであり、この液分側
混合攪拌を利用し、重液（フェノール類を含む背水）１
００重量部に対し、軽液（エーテル類）３０〜７０重母
部とを供給し、静止型ミキサー内を通過する。過程で重
液と軽液との混合攪拌により廃水中のフェノール類を抽
出するもので混合液は液分離器（９）に送られ、軽液（
フェノール類抽出液）と重液（フェノール類を除去され
た廃水）に比重差により分離され、それぞれ次の工程に
連続的に送られるものである。

〔発明の効果〕

本発明に係るフェノール類の攪拌式除去方法によれば、
廃水中のフェノール類の除去率９９％以上の高い抽出効
率を損なうことなく、同一処理能力での設備面積比は、
約１／１００以下と従来の欠点であった設備面の大巾な
縮少が図れるばかりでなく、装置の分解掃除が容易であ
り、掃除工°数も削減出来る利点がある。更に多孔板抽
出塔に必要なエーテル類の初期充填が不要となり経費の
大巾な削減が図れる利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の多孔板式抽出装置の概略図、第２図は
本発明装置の概略図でおる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フェノール類を含有する廃水とエーテル類を静止型ミキ
   サーにより、混合攪拌し、連続的にフェノール類を抽出
   させることを特徴とするフェノール類の攪拌式除去方法
   。