JPS6311676Y2 - - Google Patents
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- JPS6311676Y2 JPS6311676Y2 JP18338181U JP18338181U JPS6311676Y2 JP S6311676 Y2 JPS6311676 Y2 JP S6311676Y2 JP 18338181 U JP18338181 U JP 18338181U JP 18338181 U JP18338181 U JP 18338181U JP S6311676 Y2 JPS6311676 Y2 JP S6311676Y2
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- switch
- alarm
- closing member
- switch opening
- wheel
- Prior art date
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- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000002079 cooperative effect Effects 0.000 description 2
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、時計のアラーム装置の改良に関する
ものである。
ものである。
従来から、時計のアラーム装置には、アラーム
音鳴奏中にアラーム音鳴奏を完全に止めるための
スイツチ手段(以下、鳴り止め手段という。)と、
アラーム音鳴奏中にその鳴奏を一時的に止めて一
定時間経過後に再びアラーム音鳴奏を開始させる
スイツチ手段(以下、スヌーズ手段という。)と
が設けられている。従来、この2つの手段は、互
いに別個の構成とされ、この2つの手段を別々に
操作して、鳴り止めとスヌーズとを行なわせるよ
うにしているが、この2つの手段が別々の構成で
あるために、構造が複雑なものとなり、時計のア
ラーム装置、ひいては、時計そのものをコンパク
トにまとめ難いものとなつている。
音鳴奏中にアラーム音鳴奏を完全に止めるための
スイツチ手段(以下、鳴り止め手段という。)と、
アラーム音鳴奏中にその鳴奏を一時的に止めて一
定時間経過後に再びアラーム音鳴奏を開始させる
スイツチ手段(以下、スヌーズ手段という。)と
が設けられている。従来、この2つの手段は、互
いに別個の構成とされ、この2つの手段を別々に
操作して、鳴り止めとスヌーズとを行なわせるよ
うにしているが、この2つの手段が別々の構成で
あるために、構造が複雑なものとなり、時計のア
ラーム装置、ひいては、時計そのものをコンパク
トにまとめ難いものとなつている。
本考案の目的は、コンパクトな構成の時計のア
ラーム装置を提供することにあり、その構成は、 アラーム針をセツトするためのアラーム針設定
用車と時計針の動きに伴なつて回転する被動車と
から形成され、かつ、該アラーム針設定用車と該
被動車とはそのいずれか一方に設けた軸に他方が
嵌め合わされて相対回転可能とされ、しかも、そ
の相対回転によつて該両者がその軸方向に相対的
に離反・近接する制御車と、 電源とアラーム回路とを結ぶ結線路に接続され
て、該アラーム回路をオン・オフ制御するスイツ
チ部材と、 前記制御車の軸に遊嵌支承され、かつ、前記ア
ラーム針設定用車と前記被動車との離反・接近動
作に従動して前記制御車の軸方向に往復動し、し
かも、前記スイツチ部材に係合して該スイツチ部
材を開閉するスイツチ開閉部材と、 該スイツチ開閉部材と前記スイツチ部材との係
合時に該スイツチ開閉部材をその係合が解除され
る方向に付勢する付勢手段と、 該スイツチ開閉部材に連結され、該スイツチ開
閉部材を前記制御車の軸方向と直交する方向に変
位させ、アラーム音鳴奏を停止させる鳴り止め操
作部材と、 前記スイツチ開閉部材の変位域中に設けられ、
前記付勢手段の付勢力と協働して前記スイツチ部
材と前記スイツチ開閉部材との係合が解除される
方向に該スイツチ開閉部材を案内する案内面と、 前記スイツチ開閉部材の変位域中に設けられ、
前記付勢手段の付勢力に抗して前記スイツチ開閉
部材を支持する支持面と、 を備えている時計のアラーム装置、 であり、鳴り止め操作部材を操作することによつ
て、鳴り止めとスヌーズとを行なわせるようにし
たものである。
ラーム装置を提供することにあり、その構成は、 アラーム針をセツトするためのアラーム針設定
用車と時計針の動きに伴なつて回転する被動車と
から形成され、かつ、該アラーム針設定用車と該
被動車とはそのいずれか一方に設けた軸に他方が
嵌め合わされて相対回転可能とされ、しかも、そ
の相対回転によつて該両者がその軸方向に相対的
に離反・近接する制御車と、 電源とアラーム回路とを結ぶ結線路に接続され
て、該アラーム回路をオン・オフ制御するスイツ
チ部材と、 前記制御車の軸に遊嵌支承され、かつ、前記ア
ラーム針設定用車と前記被動車との離反・接近動
作に従動して前記制御車の軸方向に往復動し、し
かも、前記スイツチ部材に係合して該スイツチ部
材を開閉するスイツチ開閉部材と、 該スイツチ開閉部材と前記スイツチ部材との係
合時に該スイツチ開閉部材をその係合が解除され
る方向に付勢する付勢手段と、 該スイツチ開閉部材に連結され、該スイツチ開
閉部材を前記制御車の軸方向と直交する方向に変
位させ、アラーム音鳴奏を停止させる鳴り止め操
作部材と、 前記スイツチ開閉部材の変位域中に設けられ、
前記付勢手段の付勢力と協働して前記スイツチ部
材と前記スイツチ開閉部材との係合が解除される
方向に該スイツチ開閉部材を案内する案内面と、 前記スイツチ開閉部材の変位域中に設けられ、
前記付勢手段の付勢力に抗して前記スイツチ開閉
部材を支持する支持面と、 を備えている時計のアラーム装置、 であり、鳴り止め操作部材を操作することによつ
て、鳴り止めとスヌーズとを行なわせるようにし
たものである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
第1図、第2図において、1はケース、2は回
路基板、3は中地板、4はケース蓋であり、回路
基板2、中地板3、ケース蓋4は、ケース1に固
定されている。5は制御車で、この制御車5はア
ラーム針(図示略)をセツトするためのアラーム
針設定用車6と時計針(図示略)の動きに伴なつ
て回転する被動車7とから構成されている。この
アラーム針設定用車6は、第3図に示すように、
その中央部に軸部8を有しており、このアラーム
針設定用車6の上面には、その軸部8の周りであ
つて、かつ、その軸心からの半径方向距離が互い
に異なる位置に3個の突起9,9,9が設けられ
ている。この各突起9の上面は傾斜面10となつ
ている。アラーム針設定用車6の下面には、第2
図に示すように係合爪11が形成され、ケース1
には開口12が穿設されて、係合爪11は開口1
2の周壁に係合されて、アラーム針設定用車6
は、このケース1に対して摩擦回転可能とされて
いる。
路基板、3は中地板、4はケース蓋であり、回路
基板2、中地板3、ケース蓋4は、ケース1に固
定されている。5は制御車で、この制御車5はア
ラーム針(図示略)をセツトするためのアラーム
針設定用車6と時計針(図示略)の動きに伴なつ
て回転する被動車7とから構成されている。この
アラーム針設定用車6は、第3図に示すように、
その中央部に軸部8を有しており、このアラーム
針設定用車6の上面には、その軸部8の周りであ
つて、かつ、その軸心からの半径方向距離が互い
に異なる位置に3個の突起9,9,9が設けられ
ている。この各突起9の上面は傾斜面10となつ
ている。アラーム針設定用車6の下面には、第2
図に示すように係合爪11が形成され、ケース1
には開口12が穿設されて、係合爪11は開口1
2の周壁に係合されて、アラーム針設定用車6
は、このケース1に対して摩擦回転可能とされて
いる。
被動車7は、第4図に示すように、その中央に
挿通孔13を有しており、この被動車7には、挿
通孔13の周りであつて、かつ、その中央からの
半径方向距離が互いに異なる位置に、3個の嵌合
孔14,14,14設けられている。ここでは、
挿通孔13に軸部8が挿通されて、被動車7がア
ラーム針設定用車6の軸部8に遊嵌状態で支承さ
れる構成となつており、各嵌合孔14はこれに対
応する各突起10と嵌合するようにされている。
アラーム針設定用車6と被動車7とは相対回転可
能とされており、各突起10と各嵌合孔14との
協働作用によつて、軸部8の軸方向に相対的に、
離反・接近するようにされている。
挿通孔13を有しており、この被動車7には、挿
通孔13の周りであつて、かつ、その中央からの
半径方向距離が互いに異なる位置に、3個の嵌合
孔14,14,14設けられている。ここでは、
挿通孔13に軸部8が挿通されて、被動車7がア
ラーム針設定用車6の軸部8に遊嵌状態で支承さ
れる構成となつており、各嵌合孔14はこれに対
応する各突起10と嵌合するようにされている。
アラーム針設定用車6と被動車7とは相対回転可
能とされており、各突起10と各嵌合孔14との
協働作用によつて、軸部8の軸方向に相対的に、
離反・接近するようにされている。
回路基板2には、図示を略すアラーム回路が設
けられており、このアラーム回路は、アラーム音
鳴奏中に後述するスイツチ部材が開成されて再び
開成状態にされたときに、スイツチ部材が開成さ
れてから一定時間経過後に再びアラーム回路を作
動させるスヌーズ回路が組み込まれている。この
アラーム回路とスヌーズ回路とには、公知のもの
を使用する。回路基板2と中地板3とには、各々
貫通孔15,16が穿設されており、アラーム針
設定用車6の軸部8はこの各貫通孔15,16を
貫通してケース蓋4に向かつて延びている。アラ
ーム針設定用車6の軸部8の先端は圧入部17と
され、ケース蓋4には、第2図に示すように、セ
ツト用つまみ18が設けられ、このセツト用つま
み18は圧入部17に圧入されて、セツト用つま
み18を操作することによつてアラーム針(図示
略)を所望の時刻に設定できるようになつてい
る。
けられており、このアラーム回路は、アラーム音
鳴奏中に後述するスイツチ部材が開成されて再び
開成状態にされたときに、スイツチ部材が開成さ
れてから一定時間経過後に再びアラーム回路を作
動させるスヌーズ回路が組み込まれている。この
アラーム回路とスヌーズ回路とには、公知のもの
を使用する。回路基板2と中地板3とには、各々
貫通孔15,16が穿設されており、アラーム針
設定用車6の軸部8はこの各貫通孔15,16を
貫通してケース蓋4に向かつて延びている。アラ
ーム針設定用車6の軸部8の先端は圧入部17と
され、ケース蓋4には、第2図に示すように、セ
ツト用つまみ18が設けられ、このセツト用つま
み18は圧入部17に圧入されて、セツト用つま
み18を操作することによつてアラーム針(図示
略)を所望の時刻に設定できるようになつてい
る。
アラーム針設定用車6の軸部8には、スイツチ
開閉部材19が遊嵌されている。このスイツチ開
閉部材19は、第5図に示すように、円筒部20
と、その周壁から半径方向外方に向かつて互いに
反対方向に延びる2つの腕部21,21と、この
2つの腕部21と直交する方向に延びる腕部22
とを有しており、腕部22は連結ピン23を備え
ている。この連結ピン23はケース蓋4が位置す
る方向に向かつて延びている。
開閉部材19が遊嵌されている。このスイツチ開
閉部材19は、第5図に示すように、円筒部20
と、その周壁から半径方向外方に向かつて互いに
反対方向に延びる2つの腕部21,21と、この
2つの腕部21と直交する方向に延びる腕部22
とを有しており、腕部22は連結ピン23を備え
ている。この連結ピン23はケース蓋4が位置す
る方向に向かつて延びている。
スイツチ部材24は、アラーム回路(図示略)
をオン・オフする機能を有するもので、電源とア
ラーム回路とを結ぶ結線路に設けられている。こ
のスイツチ部材24は、ここでは、金属製の固定
弾性片25と可動弾性片26とから構成されてい
る。固定弾性片25は、第6図に示すように、屈
曲部27を有している。この屈曲部27は中地板
3に穿設された貫通孔28を貫通して回路基板2
に向かつて延びており、第2図に示すように、回
路基板2と電気的に接続されている。中地板3に
は、第7図に示すように、固定弾性片25の両端
部29,29と係合して位置決めを行なう位置決
め突起30,30が形成されている。可動弾性片
26は、第8図に拡大して示すように、2つの腕
部31,31を有している。この2つの腕部31
の先端には、固定弾性片25の先端部32に接触
する接触部33と、スイツチ開閉部材19の円筒
部20の上面と係合する係合部34とが設けられ
ている。この可動弾性片26は、その基端部35
が、第2図に示すように、回路基板2に植立され
た電源端子36に固定されている。
をオン・オフする機能を有するもので、電源とア
ラーム回路とを結ぶ結線路に設けられている。こ
のスイツチ部材24は、ここでは、金属製の固定
弾性片25と可動弾性片26とから構成されてい
る。固定弾性片25は、第6図に示すように、屈
曲部27を有している。この屈曲部27は中地板
3に穿設された貫通孔28を貫通して回路基板2
に向かつて延びており、第2図に示すように、回
路基板2と電気的に接続されている。中地板3に
は、第7図に示すように、固定弾性片25の両端
部29,29と係合して位置決めを行なう位置決
め突起30,30が形成されている。可動弾性片
26は、第8図に拡大して示すように、2つの腕
部31,31を有している。この2つの腕部31
の先端には、固定弾性片25の先端部32に接触
する接触部33と、スイツチ開閉部材19の円筒
部20の上面と係合する係合部34とが設けられ
ている。この可動弾性片26は、その基端部35
が、第2図に示すように、回路基板2に植立され
た電源端子36に固定されている。
中地板3には、第7図に示すように、スイツチ
開閉部材19の腕部21を案内する案内空間とし
ての案内孔37が、貫通孔16を境にして互いに
反対位置に設けられており、この案内孔37の周
壁部分にテーパ面38と支持面39とが設けられ
ている。ここでは、テーパ面38は、案内孔37
の両側に設けられており、支持面39は片側のみ
に設けられている。以下、説明の便宜のため、支
持面39の側のテーパ面に「′」を付し、図面に
も「′」を付して説明を行なうこととする。スイ
ツチ開閉部材19は、その腕部21がこの案内孔
37に臨んでいるとき、アラーム針設定用車6と
被動車7との離反・接近動作に徒動してその軸方
向に往復動し、アラーム針設定用車6と被動車7
との離反時に可動弾性片26と係合してスイツチ
部材24を開成させ、アラーム回路(図示略)を
オフするようにされている。ここでは、可動弾性
片26が、スイツチ部材24とスイツチ開閉部材
19との係合時に、その弾性力によつてこのスイ
ツチ開閉部材19を押し付ける構成となつている
ので、可動弾性片26そのものが、スイツチ部材
24とスイツチ開閉部材19との係合時に、この
係合が解除される方向にスイツチ開閉部材19を
付勢する付勢手段となつている。
開閉部材19の腕部21を案内する案内空間とし
ての案内孔37が、貫通孔16を境にして互いに
反対位置に設けられており、この案内孔37の周
壁部分にテーパ面38と支持面39とが設けられ
ている。ここでは、テーパ面38は、案内孔37
の両側に設けられており、支持面39は片側のみ
に設けられている。以下、説明の便宜のため、支
持面39の側のテーパ面に「′」を付し、図面に
も「′」を付して説明を行なうこととする。スイ
ツチ開閉部材19は、その腕部21がこの案内孔
37に臨んでいるとき、アラーム針設定用車6と
被動車7との離反・接近動作に徒動してその軸方
向に往復動し、アラーム針設定用車6と被動車7
との離反時に可動弾性片26と係合してスイツチ
部材24を開成させ、アラーム回路(図示略)を
オフするようにされている。ここでは、可動弾性
片26が、スイツチ部材24とスイツチ開閉部材
19との係合時に、その弾性力によつてこのスイ
ツチ開閉部材19を押し付ける構成となつている
ので、可動弾性片26そのものが、スイツチ部材
24とスイツチ開閉部材19との係合時に、この
係合が解除される方向にスイツチ開閉部材19を
付勢する付勢手段となつている。
スイツチ開閉部材19は、第1図、第2図に示
すように鳴止め操作部材40で操作されるように
なつている。この鳴り止め操作部材40は、第9
図に示すように、つまみ部41と、連結ピン23
との連結部42と、弾性腕43と、スライド部4
4とを有しており、このスライド部44はケース
1とケース蓋4とで挾持され、直線方向にスライ
ドするようにされている。ケース蓋4には、突条
部45が形成されており、この突条部45には、
第1の谷部46と第2の谷部47とが形成されて
いる。この各谷部46,47に、鳴止め操作部材
40の弾性腕43の先端に形成されている係止爪
48が係合するようにされている。
すように鳴止め操作部材40で操作されるように
なつている。この鳴り止め操作部材40は、第9
図に示すように、つまみ部41と、連結ピン23
との連結部42と、弾性腕43と、スライド部4
4とを有しており、このスライド部44はケース
1とケース蓋4とで挾持され、直線方向にスライ
ドするようにされている。ケース蓋4には、突条
部45が形成されており、この突条部45には、
第1の谷部46と第2の谷部47とが形成されて
いる。この各谷部46,47に、鳴止め操作部材
40の弾性腕43の先端に形成されている係止爪
48が係合するようにされている。
ここでは、この鳴り止め操作部材40を、第1
図において、矢印A方向に移動させると、その係
止爪48が第1の谷部46に係合するようにさ
れ、この鳴り止め操作部材40を矢印B方向に移
動させると係合爪48が第2の谷部47に係合す
るようにされている。なお、鳴り止め操作部材4
0を矢印A方向に操作することによつて、スイツ
チ開閉部材19は、軸部8の回りを矢印C方向に
回動するようにされ、矢印B方向に操作すること
によつて、矢印D方向に回動するようにされてい
る。
図において、矢印A方向に移動させると、その係
止爪48が第1の谷部46に係合するようにさ
れ、この鳴り止め操作部材40を矢印B方向に移
動させると係合爪48が第2の谷部47に係合す
るようにされている。なお、鳴り止め操作部材4
0を矢印A方向に操作することによつて、スイツ
チ開閉部材19は、軸部8の回りを矢印C方向に
回動するようにされ、矢印B方向に操作すること
によつて、矢印D方向に回動するようにされてい
る。
テーパ面38,38′は、スイツチ開閉部材1
9の回動変位を制御車5の軸方向の変位に変換す
る機能と、付勢手段の付勢力との協働作用によつ
てスイツチ開閉部材19の軸方向変位を回動変位
に変換する機能とを有しており、支持面39はス
イツチ部材24の開成時に、可動弾性片26の付
勢力に抗してスイツチ開閉部材19の復帰を防止
する機能を有している。ここでは、鳴り止め操作
部材40を、第1図中、矢印A方向に操作して、
係止爪48が、第1の谷部46の斜面49に当接
させると、スイツチ開閉部材19が矢印C方向に
回動して、その腕部21がテーパ面38に乗り上
げる構成とされ、鳴り止め操作部材40を、第1
図中、矢印B方向に操作して、係止爪48が第2
の谷部47に係合すると、スイツチ開閉部材19
が矢印D方向に回動し、その腕部21がテーパ面
38′を乗り越えて支持面39に当接する構成と
されている。
9の回動変位を制御車5の軸方向の変位に変換す
る機能と、付勢手段の付勢力との協働作用によつ
てスイツチ開閉部材19の軸方向変位を回動変位
に変換する機能とを有しており、支持面39はス
イツチ部材24の開成時に、可動弾性片26の付
勢力に抗してスイツチ開閉部材19の復帰を防止
する機能を有している。ここでは、鳴り止め操作
部材40を、第1図中、矢印A方向に操作して、
係止爪48が、第1の谷部46の斜面49に当接
させると、スイツチ開閉部材19が矢印C方向に
回動して、その腕部21がテーパ面38に乗り上
げる構成とされ、鳴り止め操作部材40を、第1
図中、矢印B方向に操作して、係止爪48が第2
の谷部47に係合すると、スイツチ開閉部材19
が矢印D方向に回動し、その腕部21がテーパ面
38′を乗り越えて支持面39に当接する構成と
されている。
以下、作用を説明する。
(イ) アラーム音の鳴奏
スイツチ開閉部材19の腕部21が案内孔37
に臨んで、被動車7とアラーム設定用車6とがそ
の軸方向から互いに接近すると、スイツチ開閉部
材19がこれに従動して軸方向に移動し、固定弾
性片25と可動弾性片26とが接触し、スイツチ
部材24が閉成状態となつて、アラーム回路がオ
ンされ、アラーム音の鳴奏状態となる。
に臨んで、被動車7とアラーム設定用車6とがそ
の軸方向から互いに接近すると、スイツチ開閉部
材19がこれに従動して軸方向に移動し、固定弾
性片25と可動弾性片26とが接触し、スイツチ
部材24が閉成状態となつて、アラーム回路がオ
ンされ、アラーム音の鳴奏状態となる。
(ロ) アラーム音の鳴奏完全停止
アラーム音の鳴奏中に、鳴り止め操作部材40
を、第1図中、矢印B方向に操作すると、スイツ
チ開閉部材19の腕部21,21が第11図に示
すように支持面39に乗り上げて、スイツチ部材
24がスイツチ開閉部材19によつて開成され、
かつ、支持面39によつてスイツチ開閉部材19
の復帰が防止されているから、アラーム音鳴奏中
の停止が行なわれる。
を、第1図中、矢印B方向に操作すると、スイツ
チ開閉部材19の腕部21,21が第11図に示
すように支持面39に乗り上げて、スイツチ部材
24がスイツチ開閉部材19によつて開成され、
かつ、支持面39によつてスイツチ開閉部材19
の復帰が防止されているから、アラーム音鳴奏中
の停止が行なわれる。
(ハ) スヌーズ
アラーム音の鳴奏中に、鳴り止め操作部材40
を、第1図中、矢印A方向に操作するとスイツチ
開閉部材19の腕部21,21が第11図に示す
ように、テーパ面38に乗り上げて、スイツチ部
材24がスイツチ開閉部材19によつて開成され
ることとなるが、鳴り止め操作部材40の弾性腕
43と可動弾性片26とテーパ面38との3者の
協働作用によつて、スイツチ開閉部材19が、第
1図中、矢印D方向に回転してその腕部21が案
内孔37に臨むこととなるので、スイツチ部材2
4は再び閉成され、これによつて、スヌーズ回路
が作動し、所定時間経過後再びアラーム音の鳴奏
が開始されることとなる。
を、第1図中、矢印A方向に操作するとスイツチ
開閉部材19の腕部21,21が第11図に示す
ように、テーパ面38に乗り上げて、スイツチ部
材24がスイツチ開閉部材19によつて開成され
ることとなるが、鳴り止め操作部材40の弾性腕
43と可動弾性片26とテーパ面38との3者の
協働作用によつて、スイツチ開閉部材19が、第
1図中、矢印D方向に回転してその腕部21が案
内孔37に臨むこととなるので、スイツチ部材2
4は再び閉成され、これによつて、スヌーズ回路
が作動し、所定時間経過後再びアラーム音の鳴奏
が開始されることとなる。
以上実施例について説明したが本考案はこれに
限らず以下のものをも含むものである。
限らず以下のものをも含むものである。
(1) スイツチ開閉部材19の腕部21は1個のみ
でもよい。
でもよい。
(2) 鳴り止め操作部材40とスイツチ開閉部材1
9とを別体構成としたが、スイツチ開閉部材1
9と鳴り止め操作部材40とが一体構成のもの
でもよい。
9とを別体構成としたが、スイツチ開閉部材1
9と鳴り止め操作部材40とが一体構成のもの
でもよい。
(3) 実施例では、中地板3に支持面とテーパ面と
を設ける構成としたが、スイツチ開閉部材19
の変位域中に設ける構成であるならばこれに限
らない。
を設ける構成としたが、スイツチ開閉部材19
の変位域中に設ける構成であるならばこれに限
らない。
(4) テーパ面38,38′は必らずしもテーパ構
成のものに限る必要はない。
成のものに限る必要はない。
本考案は、以上説明したように構成したので、
時計のアラーム装置をコンパクトにまとめること
ができるという効果を奏する。
時計のアラーム装置をコンパクトにまとめること
ができるという効果を奏する。
第1図は本考案に係る時計のアラーム装置の平
面図、第2図は第1図の−線に沿う拡大断面
図で、ケースを附加した図、第3図は本考案に係
るアラーム針設定用車の斜視図、第4図は本考案
に係る被動車の斜視図、第5図は本考案に係る回
路基板とスイツチ開閉部材との関係を示す斜視
図、第6図は本考案に係る固定弾性片の斜視図、
第7図は本考案に係る中地板の斜視図、第8図は
本考案に係る可動弾性片の斜視図、第9図は本考
案に係る鳴り止め操作部材の斜視図、第10図は
本考案に係るケース蓋の要部斜視図、第11図は
本考案に係るスイツチ開閉部材と中地板との係合
関係を示す説明図。 5……制御車、6……アラーム針設定用車、7
……被動車、8……軸部、19……スイツチ開閉
部材、24……スイツチ部材、25……固定弾性
片、26……可動弾性片(付勢手段)、38,3
8′……テーパ面、39……支持面、40……鳴
り止め操作部材。
面図、第2図は第1図の−線に沿う拡大断面
図で、ケースを附加した図、第3図は本考案に係
るアラーム針設定用車の斜視図、第4図は本考案
に係る被動車の斜視図、第5図は本考案に係る回
路基板とスイツチ開閉部材との関係を示す斜視
図、第6図は本考案に係る固定弾性片の斜視図、
第7図は本考案に係る中地板の斜視図、第8図は
本考案に係る可動弾性片の斜視図、第9図は本考
案に係る鳴り止め操作部材の斜視図、第10図は
本考案に係るケース蓋の要部斜視図、第11図は
本考案に係るスイツチ開閉部材と中地板との係合
関係を示す説明図。 5……制御車、6……アラーム針設定用車、7
……被動車、8……軸部、19……スイツチ開閉
部材、24……スイツチ部材、25……固定弾性
片、26……可動弾性片(付勢手段)、38,3
8′……テーパ面、39……支持面、40……鳴
り止め操作部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 アラーム針をセツトするためのアラーム針設定
用車と時計針の動きに伴なつて回転する被動車と
から形成され、かつ、該アラーム針設定用車と該
被動車とはそのいずれか一方に設けた軸に他方が
嵌め合わされて相対回転可能とされ、しかも、そ
の相対回転によつて該両者がその軸方向に相対的
に離反・接近する制御車と、 電源とアラーム回路とを結ぶ結線路に接続され
て、該アラーム回路をオン・オフ制御するスイツ
チ部材と、 前記制御車の軸に遊嵌支承され、かつ、前記ア
ラーム針設定用車と前記被動車との離反・接近動
作に従動して前記制御車の軸方向に往復動し、し
かも、前記スイツチ部材に係合して該スイツチ部
材を開閉するスイツチ開閉部材と、 該スイツチ開閉部材と前記スイツチ部材との係
合時に該スイツチ開閉部材をその係合が解除され
る方向に付勢する付勢手段と、 該スイツチ開閉部材に連結され、該スイツチ開
閉部材を前記制御車の軸方向と直交する方向に変
位させ、アラーム音鳴奏を停止させる鳴り止め操
作部材と、 前記スイツチ開閉部材の変位域中に設けられ、
前記付勢手段の付勢力と協働して前記スイツチ部
材と前記スイツチ開閉部材との係合が解除される
方向に該スイツチ開閉部材を案内する案内面と、 前記スイツチ開閉部材の変位域中に設けられ、
前記付勢手段の付勢力に抗して前記スイツチ開閉
部材を支持する支持面と、 を備えている時計のアラーム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18338181U JPS5888187U (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 時計のアラ−ム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18338181U JPS5888187U (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 時計のアラ−ム装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5888187U JPS5888187U (ja) | 1983-06-15 |
JPS6311676Y2 true JPS6311676Y2 (ja) | 1988-04-05 |
Family
ID=33307487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18338181U Granted JPS5888187U (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 時計のアラ−ム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5888187U (ja) |
-
1981
- 1981-12-09 JP JP18338181U patent/JPS5888187U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5888187U (ja) | 1983-06-15 |
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