JPS63115743A - 農業用多層フイルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は農業用多層フィルムに関するものであシ、更に
詳しくは、保温性、透明性、防曇性、作業性にすぐれた
農業用多層フィルムに関するものである。

〔従来技術〕

近年農作物栽培の近代化に伴い、施設栽培、例えば、ハ
ウス栽培、トンネル栽培が広く行なわれるに至った。こ
れらの栽培においてプラスチックハウス、トンネル等の
一次被覆材、カーテンのような内張シ用の２次被覆材と
して使用される保温被覆材にはポリエチレンフィルム、
ポリ塩化ビニルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共ｉｔ
合樹脂フィルム、その他各種の樹脂フィルムがあるが、
中でも軟質ポリ塩化ビニルフィルムは保温性、透明性、
作業強度等にすぐれ、又価格も安価であることから現在
被覆資材の主流を占めている。

しかしポリ塩化ビニルフィルムは廃棄処理の際にハロダ
ン系ガスが発生すること及び燃焼性が低いことなど廃棄
処理自体に難点があった。

又このフィルムは一般に表面が可塑剤のブリードアウト
によシべたついておシ、長期間の屋外使用でほこシ等が
付着し、光線透過率が低下することから長期間の使用に
難点があった。

一方これに替るエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィル
ムでは保温性、作業強度がポリ塩化ビニルフィルムに比
較して劣っているため使用条件に制約があった。

又ポリエチレンフィルムは保温性、防曇性、透明性がポ
リ塩化ビニルフィルムに比較して劣っているため、その
使用は制限されていた。

そこでこれらの欠点を解決する次め最近エチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂の保温性および作業性を改善するため
各種の方法が提案されている。

例えば保温性を向上するため、エチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂にシリカ（特公昭４７−１３８５３号公報）、
マグネシウム化合物（特開昭５９−２２６０３７）、ハ
イドロタルサイト（特開昭６Ｏ−１０４１４１）等のフ
ィラーの添加、吸水性樹脂（特開昭６ｌ−８１４４６）
やエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂（特開昭５５
−１１８９４１）の添加等の方法である。

さらに特開昭５７−１６０６３８号公報には、水滴防止
剤を含有するポリオレフィン層と含金属有機化合物を添
加し九ポリオレフィン層が積層されたフィルム、ま九特
開昭５８−１６０１４６号公報にＨリニアー・ローデン
シティポリエチレン（以下Ｌ−ＬＤＰＥと略すこともあ
る）を主体とする基材層と界面活性剤を含む樹脂層を重
層した農業用フィルムが開示されている。しかし、これ
らのａ屑フイルムも市場で要求されている保温性改良の
レベルには到達していないことがわかった。即ち従来の
手段では、透明性、保温性、防曇性、作業強度の全てを
満足するフィルムを得ることが困難であった。

本発明者らはこうした欠点を改良し、特に透明性、保温
性、防曇性、作業強度のすぐれた農業用多層フィルムを
求めて鋭意検討の結果、各層に特定のフィラー、流滴剤
を含ませた特定の多層欄成のフィルムを使用することに
よって本目的を達成し得ることを見出し本発明を完成し
念。

〔問題点を解決するための手段および作用〕したがって
本発明Ｆｉ農業用多層フィルムに係り、このフィルムは
ハイドロタルサイトまたはその類縁化合物および防曇剤
を含有する農業用多層フィルムにおいて、該多層フィル
ム力 （Ａ）２〜４０重ｆｉ％のハイドロタルサイトまたはそ
の類縁化合物を含有し且つ防曇剤の含有量が重量比でハ
イドロタルサイトまたはその類縁化合物に対し０．３以
下であるエチレン−αオレフィン共重合樹脂層と、 （Ｂ）　　０．１〜２重量％の防曇剤を含有し且つノ・
イドロタルサイトまたはその類縁化合物の含有量が重量
比で防曇剤に対し３以下である酢酸ビニル含有量１０〜
２０重ｆｆｉ％のエチレン−酢酸ビニル共重合体層と を含有し且つ層（Ａ）及びω）が多層フィルムの表面に
存在することを特徴とする。

本発明において外層の一つ（Ａ）層を構成するエチレン
−α−オレフィン共Ｘ　金柑Ｊｌｉ　ｈ　、エチレンと
プロピレン、ブテン−１、ヘキセン−１，４−メチルペ
ンテ／−１、オクテンなどのα−オレフィンとの共重合
体である。

かかる共重合体は遷移金属化合物を含む触媒（いわゆる
チーグラ法）、アルミナ又はシリカ−アルミナに担持さ
せ九酸化クロム触媒（フィリップス法）、アルミナに担
持させた酸化モリブデン触媒（スタンダード法）などの
存在下、液相又は気相で製造され、メルトフローレート
（以下ＭＦＲと略す、単位Ｆ／１０ｍ１ｎ　）は０．５
〜２０．好ましくは０，５〜１０、密度Ｆｉｏ、９４０
，９メー以下好ましくは０．９３５υ背以下である。

ＭＦＲが低すぎるとフィルムの成形性特に押出加工性、
高速延伸性、が悪くなるので好ましくない。

又ＭＦ’Ｒが大きくなると機械強度が低下するので好ま
しくない。密度が高すぎると透明性が失なわれるので好
ましくない。密度が低すぎると腰が弱くなシ、展張作業
性が乏しくなるので好ましくない。

回層に添加するハイドロタルサイトまたはその類縁化合
物と＃′ｉ（以下ハイドロタルサイトと略す）ｙｘｊ二
、ｈｔｘ＜ｏＨ＞２＜ｈｎ−＞、７．−ｒｎＨ２ｏ　　
　　・・−・−（１）但し式中、Ｍ　　＃ｉｈ’ｉｇ、
　Ｃａ及びＺｎよシなる群からえらばれた二価金属イオ
ンを示し、Ａｎ″″＃ｉｎ価の７ニオンを示し、そして
Ｘ及びｍは下記式の条件を清足する、 ０　＜　ｘ　＜　０．５ ０≦ｍ≦２ で表わされる化合物やその焼成物等である。

上記式（１）に於いて、Ａｎ″″で表わされるｎ価のア
ニオンの例としてはＣ１−、Ｂｒ−、Ｉ−、Ｎｏ、−、
Ｃ１ｏ４乙Ｓｏ　２−、　Ｃｏ３’−ｊｓｉｏ、”　、
　ＨＰＯ４”−、ＨＦＯ２，ＰＯ４などの如きアニオン
を例示することができる。

その具体例としては協和化学工業（株）のアルカマイデ
ー１　（ｘ　＝０．３３　＋　ｍ÷０．５−　Ａ＝ＣＯ
Ｘ−）、アルカマイデー２（ｘ＝ｏ、３３−　ｍ　＝Ｏ
−Ａ　＝Ｃｏｘ２−）等が挙げられる。

そしてその平均粒径＃′ｉｌＯμ以下が好ましく、更に
３μ以下のものがよシ好適に用いられる。平均粒径が１
０μをこえると、フィルムの強度及び透明性が大巾に低
下するので農業用フィルムとして使用することが雛しく
なる。父上記ハイドロタルサイトの分散性を向上させる
ため、表面処理剤で処理して使用することが好ましい。

表面処理剤の例として、パラフィン、脂肪酸、高級アル
コール、多価アルコール、チタネート系カップリング剤
、シラン系カップリング剤等が挙げられる。

ハイドロタルサイトの使用量はエチレン−α−オレフィ
ン共重合樹脂／ハイドロタルサイト類２９８〜６０７２
〜４０重量部で適宜選択される。更に好ましくはその屁
が９８〜７５／２〜２５で使用される。

上記量範囲を逸脱して、過少量にすぎると、所謂赤外吸
収能が低下し夜間赤外線が農業用フィルムを透過、放射
するのを阻止する能力が不充分となる。即ち保温性が不
充分となる。

一方上記量範囲を逸脱して過大量すぎると、透明性の低
下が大きくなって可視光線透過率が低下する。このため
日中太陽光線エネルギーの農業用、フィルムの透過が減
少するのでハウス内の地温が上らなくなシ、結局作物の
生育に必要なエネルギ。

−ｆｉが低下して生育が悪くなる。この透明性の低下以
外に更に、フィルムの機械強度が低下し裂は易くなシ展
張作業性が低下する。

この（Ａ）層は基本的には防曇剤を含有させないことが
好ましいが防曇剤／ハイドロタルサイトの比が０．３以
下、好ましくけ０．１以下であれば添加してもよい。こ
れを超えると防曇剤がこのフィルムの外表面層にブリー
ドアウトし易くなるためフィルムの白化や屋外のほこシ
、砂じん付着によるフィルムの表面汚染が著しくなシ、
最終的にフィルムの可視光線透過率が低下するので日中
太陽光線エネルギーの農業用フィルムの透過が減少する
ので好ましくない。

本発明において他の外層の一つの）層を溝底するエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体は酢酸ビニル含意１０〜２０重
ｆｆｉ俤の共重合体である。このような共重合体はエチ
レンと酢酸ビニルを高圧ラジカル重合プロセスによシ反
応させて與造され、そのＭＦＲＦｉｏ、　５〜１０好ま
しく　Ｆｉｏ、　５〜５のものが使用される。ＭＦＲが
小さすぎるとフィルムの成形性特に押出加工性、高速延
伸性が悪くなるので好ましくない。又ＭＦＲが大きくな
るとフィルムの成形性特にインフレーシ田ン成形におけ
るバブルの不安定性をきたすので好ましくない。

使用されるエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂の酢酸ビニ
ル含有量は１０〜２０重量％が好ましく、１０チ以下に
なると防曇性が悪（なるので好ましくない。一方２０％
以上になると防曇性、及び耐熱性が悪くなるので好まし
くな−。

この外層に添加する防曇剤はこの技術分野でよく知られ
た各種防曇剤を使用することが出来る。

例えば非イオン系、アニオン系、及びカチオン系の界面
活性剤が使用される。これらに核当する化合物として、
ポリオキシアルキレンエーテル、多価アルコールの部分
エステル、多価アルコールのアルキレンオキサイド付加
物の部分エステル、高級アルコール硫酸エステルアルカ
リ金ＰＡ塩、アルキルアリールスルホネート、四級アン
モニウム塩、脂肪酸アミン誘導体が挙げられる。

具体的にｔｆ＆リオキシエチレンラウリルエーテル、ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール
モノ／４’ルミテート、ポリエチレングリコールモノス
テアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレ
ート、ポリオキシエチレンソルビタンモノノぐルミテー
ト、グリセリンモノラウレート、グリセリンモノパルミ
テート、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノ
オレート、ペンタエリスリトールモノラウレート、ソル
ビタンモノパルミテート、ソルビタンモノベヘネート、
ソルビタンジステアレート、ジグリセリンモノオレート
、トリグリセリンジオレート、ナトリウムラウリルサル
フェート、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ブ
チルナフタレンスルホン酸ナトリウム、セチルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンジル
アンモニウムクロライド、ドデシルアミン塩漬塩、ラウ
リン酸ラウリルアミドエチル燐酸塩、トリエチルセチル
アンモニウムイオダイド、オレイルアミノジエチルアミ
ン塩酸塩、ドデシルピリゾニウム硫酸塩の塩基性ピリジ
ニウム塩などがあげられる。

中でも炭素数１４〜２２の脂肪酸とソルビタン、ソルビ
トール、グリセリン、ポリグリセリン、プロヒレングリ
コールなどの多価アルコールとのエステルあるいはその
アルキレンオキサイド付加物を主成分とする非イオン系
界面活性剤等が好ましいものとして挙げられる。

防曇剤の含有量はエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂に対
して０．１〜２重量％の範囲で適宜選択される。０．１
重ｉ％以下になると防曇性が低下して好ましくない。２
重量％以上になると耐熱性が低下し又気温が上昇した春
等の使用時にフィルムの白化が著しくなるので好ましく
ない。

エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層は３０μ以上を満足
する必要がある。この厚みよシ小さいと防曇性が悪くな
る。

このエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層にハイドロタル
サイトを添加してもよいがその添加量は′Ｘ量比で防曇
剤に対し３以下であることが望ましい。これ以上になる
と防曇性の低下が著しく農業用フィルムとしての使用に
適さない。

本発明の農業用多層フィルムは前記（Ａ）、■）両層を
積層した２層フィルムとして使用することもできるが、
中間層を設けた回層／中間層／（Ｂ）層の３層以上の多
層フィルムとして使用することも可能である。

中間層に使用する樹脂はこの分野で広く使用されている
公知のポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリグロビレン等
各種ポリオレフィン系樹脂を適宜選択使用することがで
きる。もちろん本発明の多層フィルムのパリをブレンド
して再生使用することも可能である。

又この層には必要に応じてハイドロタルサイト、防曇剤
を含有してもよい。一般に表層に含まれるフィラーはフ
ィルム表面全粗面化する働きがあるのでフィラーの濃度
が低いことが望まれる。この九め中間層に多くのフィラ
ーを入れることがより好ましい。例えばエチレン−α−
オレフィン共重合体ま九は／および酢酸ビニル含有量が
１０％以下のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂にハイド
ロタルサイトを５チ以上含む層を中間層に設けることが
挙げられる。

以上の構成よシなる各層には必要に応じて、この技術分
野に慣用の種々の他の添加剤を含有することが出来る。

この様な他の添加剤の例としては酸化防止剤、光安定剤
、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、アンチブロッキン
グ剤、防霧剤など、この技術分野によく知られ次各種の
添加剤を挙げることができる。

本発明の農業用フィルムは透明なフィルムのみならず、
顔料、染料などで着色し急フィルムも成形される。

本発明のフィルムはインフレーシラン法、キャスト法等
で成形され、その全厚は強度、性能、生産コスト等を考
慮して０．０３５〜０．３瓢の範囲、好ましくは０．０
５〜０．２順厚みの範囲である。また各層の厚みの比率
は、中間層と俤）層の厚みの和が０．０３ｍ以上を満足
する限シ、各層の厚み比率は任意に選び得る。

さらに本発明の農業用多、ｒｉフィルムをプラスチック
ハウス、トンネル、カーテンの内張シ等に使用する場合
には、回層を外側に、（Ｂ）７ａを内側にして使用する
のが普通である。

〔発明の効果〕

本発明者らはエチレン系重合体を用いて軟質ポリ塩化ビ
ニルフィルムよシもすぐれ次農業用保温被覆フィルムを
製造する方法を検討した。

その結果以下のことを見出した。

（１）　　（Ａ）層に用いる樹脂としては、強度、耐ス
クラッチ性、展張作業性等を考慮して、エチレン−α−
オレフィン共重合体が最適である。

（２）　　■層に添加する赤外線吸収剤ノ・イドロタル
サイトハ赤外線吸収効果がすぐれ、保温性農業用フィル
ムの添加剤として最もすぐれたものの一つであル、その
保温効果はその添加量の増加につれて向上するが、外観
、透明性の点で４０％、好ましくは２５チを限度とすべ
きである。一般に保温性を向上するために添加量の増量
を必要とする時には、外観、透明性の点で（Ａ）層のハ
イドロタルサイトの量を上げられない場合には、中間層
を設けてこの層にハイドロタルサイトを添加することが
有用である。

（３）に）層には防曇剤のブリードアウトの点から防曇
剤を含有させないことが好ましいが、ω）層、中間層の
防曇剤が濃度勾配によシ（Ａ）層に移行して、（Ｂ）層
表面の防曇効果の低下するのを防止する目的で添加する
場合には、防曇剤の添加量ｆ１はノ・イドロタルテイト
重量の０．３以下の量にすべきである。

（Ａ）の）層に用いる樹脂としては防曇性能を考慮して
、酢酸ビニル１０〜２０重′！ｌｋ％のエチレン−酢酸
ビニル共重合体が最適である。

（５）　　防曇剤を含有するの）層にノ・イドロタルサ
イトを添加するとハイドロタルサイトへ防曇剤が吸着又
は相溶するため、フィルム表面への防曇剤の移行が抑制
される結果、防曇性の不足することを見い出した。した
がっての）層にはハイドロタルサイトを含有させないこ
とが好ましい。但し保温性改良のため、ハイドロタルサ
イトをどうしても添加する必要がある場合にはハイドロ
タルサイトの添加′Ｎ量は防曇剤重量に対して３以下に
押えることが必要である。

本発明者らは、以上のような実験結果を踏まえて、フィ
ルム構成を特定するとともに（Ａ）（１３）両外層に添
加する添加剤のＮＩａと濃度比を特定することによって
本発明を完成した。

本発明の農業用多層フィルムは、保温性、透明性、防曇
性、作業強度がすぐれておシ耐汚染性や廃棄処理の点で
ポリ塩化ビニルフィルムよシもすぐれている。それ故施
設栽培用の被覆フィルムとして極めて有用なものである
。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限シ、以下の例に限定され
るものでない。

実施例１〜３　比較例１〜９ 三層インフレータ１ン成形装置として三層ダイに１５０
ｍφ（トミー機械工業（株）製）を用い、押出機は外層
を４０ｗφ押出機（モダンマシナリ−（株）袈）、中間
層を４５鱈φ押出機（プラコー（株）製）、内層を５０
瓢φ押出Ｆ！＆（モダンマシナリー＠）製）として成形
温度１６０℃、ブロー比１．５、引取速度５倶／分にて
、第１表に示す構成の多層又は単層フィルムを得た。な
お軟質ポリ塩化ビニルフィルムは市販品を用いた。

各フィルムについて次のような評価試験を行った。その
結果を第１表に示す。

（１）　　低温時の防曇性 ２５℃の水を容器容量の２／３まで入れた保温容器（直
径１５ｃｒｒＬｅ高さ１７ｃＩ！Ｌ）の上部を試料で密
封し、−１０℃の冷風循環式低温室に静置し、２０時間
後室温に戻し４時間静置した。このサイクルを７回縁シ
返した。

完全に透明でａｂの発生が全熱ない場合を１０とし結露
した水滴によってフィルムが完全に曇った湯合を１とし
て１０段階に評価した。

（２）防０持続性 ５０℃に保った恒温水槽上に、水平開から５°の傾きを
もって試料フィルムを展張し、フィルム内面に対する水
の凝縮状態を時間の経過とともに観察し、低温時の防の
性と同様に１０段階で評価した。

（３）防塵性 以下に述べる保温性の測定用に作成したトンネルに積層
フィルムを４ケ月間展張し、４ケ月後の透明性（太陽光
線透過率）の展張初期における透明性（太陽光線透過率
）に対する減少率で判定した。太陽光線透過率は照度計
（東京光′ζ（株）製、ＡＮＡ　３００型）によシ測定
し友。

Ａ−３チ以下、Ｂ−３〜ｌＯ％、Ｃ−１０チ以上（Ａ）
保温性 このａ屑フイルムをアーチ状の架設体に密閉状に展張し
てトンネルを作成した。なおアーチ状の架設体は高さが
約０．６５　ｍ、　＠が約１．５常の大きさのものであ
った。

地表から２０ｃｍの高さのハウス内外の気温の差を１０
分毎に計測しく昭和６１年１月、於；千葉県市原市）午
後６時から翌朝６時までの７日間の平均を算出した。こ
の結果を表１に示した。

（５）破断点強度 引張試験（ＪＩＳ　Ｋ　６７８３に準拠）によ多積層フ
ィルムのＭＤ力方向びＴＤ方向の破断点強度を測定した
。

（６）破断点伸び 破断点強度の測定法と同様に積層フィルムのＭＤ力方向
よびＴＤ方向の破断点伸びを測定した。

（７）落球衝撃強度 ＡＳＴＭ　Ｄ　１７０９　Ａ法に準拠して測定した。

（８）　　フィルムスティフネス Ｈａｎｄｌｅ−０−Ｍｅｔｅｒによってフィルムスティ
フネスを測定した。

（９）引張強度 ＪＩＳ　Ｋ６７８３に準拠して、積層フィルムのＭＤ力
方向よびＴＤ方向の引張強度を測定した。

各々の結果を表１に示した。

手続補正書印鋤 昭和６２年　５月２８日 特許庁長官　　黒　１）明　雄　殿 １、事件の表示 昭和６１年特許願第２６２０１７号 ２、発明の名称 農業用多層フィルム ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　東京都千代田区霞が関三丁目２番５号名称　三井
・デュポンポリケミカル株式会社４、代理人〒１０５ ５、補正命令の日付 （１）明細書第６頁第１５乃至末社の記載を次の通り訂
正する。

ｒ　　ＭＦＲが低すぎるとフィルムの成形性特に押出加
工性、高速延伸性、が悪くなるので好ましくない、又Ｍ
ＦＲが大きくなると機械強度が低下するので好ましくな
い、密度が高すぎると透明性が失われるので好ましくな
い。

密度が低すぎると腰が弱くなり、展張作業性が乏しくな
るので好ましくない、成形性、表面特性などの点から、
高圧法ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
等をブレンドしてもよい、Ｊ （２）仝第２２頁の表を別紙の通り訂正する。

（３）仝第２３頁の表を別紙の通り訂正する。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハイドロタルサイトまたはその類縁化合物および
   防曇剤を含有する農業用多層フィルムにおいて、該多層
   フィルムが （Ａ）２〜４０重量％のハイドロタルサイトまたはその
   類縁化合物を含有し且つ防曇剤の含有量が重量比でハイ
   ドロタルサイトまたはその類縁化合物に対し０．３以下
   であるエチレン−αオレフィン共重合樹脂層と、 （Ｂ）０．１〜２重量％の防曇剤を含有し且つハイドロ
   タルサイトまたはその類縁化合物の含有量が重量比で防
   曇剤に対し３以下である酢酸ビニル含有量１０〜２０重
   量％のエチレン−酢酸ビニル共重合体層と、 を含有し且つ層（Ａ）及び（Ｂ）が多層フィルムの表面
   に存在することを特徴とする農業用多層フィルム。
2. （２）層（Ａ）が外層及び層（Ｂ）が内層として存在す
   る特許請求の範囲第１項記載の農業用多層フィルム。