JPS6311538B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6311538B2
JPS6311538B2 JP8170080A JP8170080A JPS6311538B2 JP S6311538 B2 JPS6311538 B2 JP S6311538B2 JP 8170080 A JP8170080 A JP 8170080A JP 8170080 A JP8170080 A JP 8170080A JP S6311538 B2 JPS6311538 B2 JP S6311538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
clutch plate
transmission shaft
groove
pin
Prior art date
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Expired
Application number
JP8170080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS579346A (en
Inventor
Tatsuyuki Takaishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Original Assignee
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OI SEISAKUSHO CO Ltd filed Critical OI SEISAKUSHO CO Ltd
Priority to JP8170080A priority Critical patent/JPS579346A/ja
Publication of JPS579346A publication Critical patent/JPS579346A/ja
Publication of JPS6311538B2 publication Critical patent/JPS6311538B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Gear Transmission (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、モータを使用する電動式の遠隔操作
用アクチユエータに関し、特に自動車のドアロツ
クやトランクロツク等の施解錠のための遠隔操作
用として使用し、小型モータを備え、ギヤによる
減速比を大きくし、減速機の出力軸と伝動軸との
間に、遠心力を必要とすることなく、出力軸から
の回動時のみ低速でも結合するクラツチを設ける
ことによつて、手動による施解錠操作の力を小さ
くすることが出来るアクチユエータを提供するこ
とを目的としたものである。
自動車用の遠隔操作用アクチユエータとして
は、ソレノイド式のもの、バキユーム式のもの、
或はモータを用いた電動式のもの等種々のものが
ある。特にモータを使用した場合には、減速比を
小さくして直接出力軸端に設けたレバーを回動さ
せるようにしたものや、伝動部にクラツチを設け
て、電動の場合のみクラツチを結合させるように
したもの等がある。
しかし前者は、手動操作の場合に、モータのロ
ータまで操作力が及ぶため、大きな操作力を必要
とし、モータも大型となるばかりでなく、諸機能
に悪影響を及ぼし、短命である欠点を有してい
る。
また、後者では、手動操作力が小さく、モータ
も小型ですむが、遠心クラツチを用いるなど構成
が複雑で非常に高価となり、かつ遠心力によつて
トルクを伝達するため、クラツチ部が或程度高速
回転することを要し、クラツチの大きさを一定と
すれば、伝達トルクと回転数とは比例関係にな
り、低速回転では大きなトルクを伝達することが
できない。
そのため、遠心クラツチを高速回転するモータ
附近に設け、この遠心クラツチの次に減速機構を
設けるようにしているが、このようにすると、手
動操作力が減速機構を経て遠心クラツチまで及ぶ
ため、操作力が重くなる等の欠点を有していた。
本発明は、叙上の欠点を除去するためなされた
もので、以下、一実施例図に基いて詳細に説明す
る。
本体1と蓋体2とよりなる縦長のケーシング3
内下方に、上端の出力軸4に第1小歯車5を固設
したモータ6を設置する。
第1小歯車5に第1減速歯車7を噛合し、第1
減速歯車7と一体をなす第2小歯車8に、第2減
速歯車9を噛合し、かつ第2減速歯車9と一体を
なす第3小歯車10に、第3減速歯車11を噛合
して、減速機構12を構成する。
減速機構12の第3減速歯車11から上方に突
出する出力軸13の上端部に、クラツチ板14
を、その中心孔14aに遊嵌して、支持するとと
もに、クラツチ板14の下端外周に設けた溝15
に、線ばね16の先端部を圧接させて、クラツチ
板14の回転に抑止力を作用させ出力軸13の回
転に対して作動遅れが生じるようにしてある。
クラツチ板14を遊嵌支持した出力軸13の上
端に、出力軸13の軸線と直交するピン17を貫
挿する。
クラツチ板14の上面に、その中央を通る中央
溝19と、該中央溝19の両端に中間部が直交す
る平行な2条の摺動用溝20,20とよりなるほ
ぼH型の溝18を刻設し、該溝18の中央溝19
に、前記出力軸13の端部に軸線を直交させて貫
挿したピン17の両端部を、その両端が中央溝1
9両端の摺動用溝20,20に挿入された状態で
遊嵌する。
クラツチ板14の上面における平行な摺動用溝
20,20の各端部に、それぞれ摺動子21,2
1′,21,21′を、その基端がピン17の両端
側面に当接するように嵌装し、ピン17が出力軸
13と共に正逆回動したとき、出力軸13を中心
として摺動用溝20,20の対角位置にある摺動
子21,21,21′,21′のうちの何れか1組
が、ピン17の両端側面によつて押動されて、そ
の先端がクラツチ板14の外周部から突出するよ
うにしてある。
ケーシング3に貫設した伝動軸23の基端に有
頂ドラム24を設けて、該有頂ドラム24をクラ
ツチ板14に被冠するとともに、伝動軸23の先
端に、他部材と連結して作動させるためのレバー
22の基端を固設する。
25は、クラツチ板14の上面に被着した円形
蓋板である。
上述した構成よりなる本発明アクチユエータ
を、例えば、自動車用ドアロツク装置の遠隔操作
に用いるときには、そのケーシング3に設けた取
付孔26を利用して、螺子等をもつてドアパネル
内の適当な位置に取付ける。
また、ケーシング3に貫設した伝動軸23の先
端に固設してあるレバー22の先端と、ドアロツ
ク装置の施解錠レバーとの間を、ロツドによつて
連結させることは、従来と同様である。
これによつて、例えばドアロツク装置の施解錠
レバーを、解錠の状態から施錠の状態となるよう
に遠隔操作するため、モータ6を正転させると、
この回転は、モータ6の出力軸4に設けた第1小
歯車5と伝動可能なように結合した減速機構12
によつて、第3減速歯車11に減速して伝えら
れ、第3減速歯車11から突出した出力軸13も
減速して回動する。
このとき、出力軸13の回転はクラツチ板14
に伝達されるが、その際、出力軸13の端部に貫
挿したクラツチ板14には線ばね16により回転
抑止力が加えられてあり、直ちに回転することは
なくピン17の両端側面が、出力軸13の端部に
中心孔14aを遊嵌したクラツチ板14上面の溝
18における平行な摺動用溝20,20の各端部
にそれぞれ嵌装してある摺動子21,21′,2
1,21′のうち、出力軸13に対して対角位置
にある一方の摺動子21,21の端部を押動す
る。
そのため、摺動子21,21の先端は、クラツ
チ板14の外周部から突出し、クラツチ板14の
外周に被冠した伝動軸23基端の有頂ドラム24
の内周に圧接する。
これによつて、出力軸13の回動は、ピン17
とクラツチ板14、摺動子21,21、並びに有
頂ドラム24を経て、伝動軸23に伝えられ、伝
動軸23を所望する角度をもつて回動することに
より、伝動軸23の先端に固設したレバー22を
伝動軸23まわりに回動し、このレバー22の先
端にロツドを介して連結されているドアロツク装
置の施解錠レバーを作動させる。
つぎに、上述した出力軸13とピン17の回動
による摺動子21,21先端の有頂ドラム24内
周への圧接力について述べる。
いま、ピン17の長さをl1、 出力軸13に対する対角位置の摺動子21,2
1先端中央間の距離をl2、 摺動子21,21の先端から有頂ドラム24の
内周へ作用する力をF1(F1′)とし、 出力軸13の中心から摺動子21,21の先端
中央へ作用する力をF2(F2′)とし、 F1(F1′)の分力をF3(F3′)とし、 F3(F3′)と釣合う有頂ドラム24の回動方向へ
作用する力をF4(F4′)として、 出力軸13のトルクTを、 T=(F1+F1′)l1と仮定すると、 有頂ドラム24へ伝達されるべきトルクT′は、 T′=(F3+F3′)l2となる。
これが成立するためには、摺動子21,21の
先端面と、有頂ドラム24の内周との間の摩擦係
数をμとすると、 F3(F3′)と釣合う力F4(F4′)が、 F4=μF2(F4′=μF2′) となるようにμを設定しておけばよい。
F1、F2、F3(F1′、F2′、F3′)は、常に比率が一
定であるため、出力軸13の回転数に関係なく、
常に出力軸13からのトルクTは有頂ドラム24
へ確実に伝達される。
また、モータ6を停止したとき、F1=F1′=0
となり、またF3=F3′=0となるため、ドアロツ
ク装置の施解錠レバーを手動操作したときのレバ
ー22を介する伝動軸23の回動は、伝動軸23
下端の有頂ドラム24のみに伝わるだけで、減速
機構12まで伝わらず、その回動抵抗は、伝動軸
23とケーシング3との間の摺動抵抗のみで、非
常に小さな手動操作力ですむことになる。
また、ドアロツク装置の施解錠レバーを施錠か
ら解錠の状態とするときには、前記とは逆に、モ
ータ6を逆回転して、他方の摺動子21′,2
1′の先端を有頂ドラム24の内周へ圧接するよ
うにすればよい。
このように本発明は、減速機構から突出した出
力軸端にピンを挿通し、出力軸が回動をはじめた
ときに、ピンの両端側面が、出力軸の端部に遊嵌
したクラツチ板上面の平行な摺動用溝端から摺動
子をクラツチ板の外周部へ突出させ、この摺動子
の先端を、クラツチ板に被冠した伝動軸側の有頂
ドラムの内周に圧接することによつて、出力軸の
回動を伝動軸に伝達するようにした。
従つて、小さなトルクで出力軸の回動を確実に
伝動軸に伝えることができるとともに、出力軸の
回動を断つたときに出力軸と伝動軸との間の伝達
力は、ピン両端側面による摺動子の押動力が生じ
ないので確実に切れ、手動操作時に伝動軸端のレ
バーから伝動軸に伝わる回動力は、有頂ドラムま
でしか伝わらず、手動操作力が非常に小さなもの
ですむ等の利点を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るアクチユエータの一実施例
を示すもので、第1図は正面図、第2図は側面
図、第3図は蓋体を取外した正面図、第4図は要
部の分解斜視図、第5図は第3図A−A線拡大断
面図である。 1……本体、2……蓋体、3……ケーシング、
4……出力軸、5……第1小歯車、6……モー
タ、7……第1減速歯車、8……第2小歯車、9
……第2減速歯車、10……第3小歯車、11…
…第3減速歯車、12……減速機構、13……出
力軸、14……クラツチ板、14a……中心孔、
15……溝、16……線ばね、17……ピン、1
8……溝、19……中央溝、20……摺動用溝、
21,21′……摺動子、22……レバー、23
……伝動軸、24……有頂ドラム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケーシング内に、モータと、モータの出力軸
    に連結した減速機構を設け、該減速機構から突出
    した出力軸にクラツチ板の中心孔を遊嵌し、クラ
    ツチ板の一面に、クラツチ板の中央を通る中央溝
    と、摺動用溝とよりなるほぼH型の溝を刻設し、
    該溝の中央溝に、前記出力軸に設けたピンの両端
    部を、その両端が摺動用溝に挿入された状態で遊
    嵌するとともに、前記摺動用溝の各端部にそれぞ
    れ摺動子を嵌装して、その対向端を前記ピンの両
    端に当接させ、前記ピンが出力軸と共に正逆回動
    したとき、摺動子の先端が、クラツチ板の外周部
    から突出するようにし、かつケーシングに貫設し
    た伝動軸の基端に有頂ドラムを設けて、該有頂ド
    ラムをクラツチ板に被冠するとともに、伝動軸の
    先端に、他部材と連結して作動させるためのレバ
    ーを固設したことを特徴とする遠隔操作用アクチ
    ユエータ。
JP8170080A 1980-06-17 1980-06-17 Remote-controlled actuator Granted JPS579346A (en)

Priority Applications (1)

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JP8170080A JPS579346A (en) 1980-06-17 1980-06-17 Remote-controlled actuator

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JP8170080A JPS579346A (en) 1980-06-17 1980-06-17 Remote-controlled actuator

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Publication Number Publication Date
JPS579346A JPS579346A (en) 1982-01-18
JPS6311538B2 true JPS6311538B2 (ja) 1988-03-15

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ID=13753648

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JP8170080A Granted JPS579346A (en) 1980-06-17 1980-06-17 Remote-controlled actuator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6281974B2 (ja) * 2013-12-20 2018-02-21 日本信号株式会社 自動改札機のドア開閉機構

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JPS579346A (en) 1982-01-18

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