JPS63113837A - 光磁気記録再生ヘツド - Google Patents

光磁気記録再生ヘツド

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JPS63113837A
JPS63113837A JP25693486A JP25693486A JPS63113837A JP S63113837 A JPS63113837 A JP S63113837A JP 25693486 A JP25693486 A JP 25693486A JP 25693486 A JP25693486 A JP 25693486A JP S63113837 A JPS63113837 A JP S63113837A
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Toshiaki Iwanaga
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光磁気記録媒体を用いた光磁気記録再生ヘッド
に関するもので、特に光磁気再生の際の媒体基板のもつ
複屈折や光学素子のリターデーションの影響を緩和する
構成の光磁気記録再生ヘッドに関するものである。′ 〔従来の技術〕 情報信号の記録された光磁気記録媒体から磁気記録情報
を再生する方法には、カー効果、ファラデー効果と呼ば
れる磁気光学効果が利用される。
第6図(a)の光磁気記録再往ヘッドは、記録媒体7か
らの反射光をビームスプリッタ4で振幅分割し、各検光
子21a、21bで情報信号を光量変化に変換し、各光
検出器23a、23bで再生出力を得て差動増幅を行う
構成である。一方、第6図(b)の光〃I気記録再生ヘ
ッドは、記録媒体7からの反射光の偏光面を2分の1波
長板25でπ/4回転させ、検光子21で光分割すると
同時に情報信号を光量変化に変換し、各検出器23a 
、 23bで再生出力を得て差動増幅を行う構成である
。なお、第6図(a)、  (b)において、■は半導
体レーザ、2はコリメータレンズ、3は偏光子、4はビ
ームスプリフタ、5はアクチュエータ、6は対物レンズ
、20はビームスプリフタ、22a 、 22bは集光
レンズ、24は差動増幅器である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第6図(a)の光磁気記録再生ヘッドの場合には、高価
な検光子を2個用いる必要性のあること。
また、各検光子の設定角を最適な角度に設定する必要性
があり調整が難しいといった欠点がある。
一方、第6図(b)の光磁気記録再生ヘッドの場合には
、検光子を最適な角度に設定する必要性はない。しかし
ながら、第6図(a)、  (b)の構成とも光磁気再
生の際の媒体基板のもつ複屈折や光学素子のリターデー
ションの影響を緩和する機能を有していないため、再生
信号のSN比の劣化やエンベロープが大きく影響を受け
て乱れることになるといった欠点を有している。
第3図では磁気カー効果を利用した光磁気記録の基本的
な再生原理を説明する。図中P、は光磁気記録媒体7に
入射する偏光を、R゛は例えば媒体膜面下方に磁化され
た領域から反射される偏光を、R−は媒体膜面上方に磁
化された領域から反射される偏光をそれぞれ表している
。またθヤはカー回転角と呼ばれるもので磁気光学効果
によって光の振動面が回転する量を表している。第6図
(b)の光磁気記録再生ヘッドにおいて、光磁気記録媒
体7の交互に磁化された領域を再生光スポットが走査す
るときに、2分の1波長板25を検光子21の消光位置
からθ/2だけ機械的に回転させたときの透過光量をP
として、次式(1)に表される強度差Sを持った変調光
となり、光検出器23a、23bによって光再生される
5=Psin2θg 5in4θ   (1)しかしな
がら実際の再生状態では媒体基板や光学素子自体の持つ
複屈折量やリターデーションの影響で第4図に示すよう
に反射光は楕円偏光になっている。そのため、信号光量
は次式(2)で表されるように式(,1)に比べて絶対
量が減少する。
ここで、βは楕円率角、△は光学素子のりクーデージジ
ンである。
5=P(cos21βl cos△s in2θ、+5
in21β1Sin△)sin4θすなわち、楕円偏光
になることでノイズ成分が増加することもあり再生信号
の信号対雑音比(SN比)が小さくなるといった欠点を
有している。
また、ディスク媒体を用いる場合には周方向での複屈折
の影響で再生信号のエンベロープが大きく乱れることに
なる。再生信号のエンベロープの乱れは記録情報を読み
誤ることにつながり、装置全体の性能低下といった欠点
につながる。
本発明の目的は前述のごとき欠点を改善して、光磁気再
生の際の複屈折の影響を緩和し再生信号のSN比の向上
やエンベロープの平滑化の可能な光磁気記録再生ヘッド
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の光磁気記録再生ヘッドは、光源と、前記光源か
ら発した光束を光磁気記録媒体面上に集光照射し、その
反射光あるいは透過光を取り出す光学系と、4前記反射
光あるいは透過光の光路中に設けられ、前記反射光ある
いは透過光を振幅分割するビームスブリックと、ビーム
スプリンタからの反射光の光路中に設けられた光軸中心
に回転できる機構を有する位相補償板、光軸中心に回転
できる機構を有する2分の1波長板および検光子と、前
記検光子の透過光と反射光を受光する各光検出器と、前
記各光検出器出力を差動増幅する差動増幅器とを備え、
前記差動増幅器は光磁気記録媒体からの反射光あるいは
透過光の複屈折や光学素子のリターデーションによる再
往信号のエンベロープの乱れを周波数空間で除去し、平
滑化する周波数帯域制限を施したことを特徴としている
〔作用〕
再生信号の信号光量を式(1)の状態にするためには媒
体基板及び光学部品によって楕円偏光になった偏光状態
を直線偏光の状態に戻す必要がある。直線偏光を円偏光
に、また、円偏光を直線偏光に変換する光学素子に4分
の1波長板がある。
この4分の1波長板は結晶軸の方位と入射光の偏光方位
とのなす方位角によって変換の仕方が異なる。すなわち
、方位角が±π/4のとき直線偏光と円偏光の変換にな
り、その他のときには楕円偏光と直線偏光の関係になる
。したがって、媒体からの反射光が検光子に入射する前
に4分の1波長板を挿入すれば、媒体基板及び光学部品
によって楕円偏光になった偏光状態を直線偏光の状態に
戻すことができ、信号光量を式(1)の状態近くまで改
善することになる。また、媒体基板や光学素子による複
屈折やリターデーションの影響が大きいときには第5図
で示すように再生信号のエンベロープがかなり大きく乱
れることになる。
この乱れの周期は、ディスク基板の回転数にも依有する
ため数Hz〜数100Hz程度のものである。そこで差
動増幅器のフィルタ特性には媒体からの反射光の複屈折
や光学素子のリターデーションによる再生信号のエンベ
ロープの乱れを周波数空間で除去し、平滑化するように
フィルタ仕様で構成したものを用いればよいことになる
。これにより再生信号の信号光量を最大に保持すると同
時に再生信号のエンベロープを平滑化することが可能と
なる。
〔実施例〕
次に本発明につい°ζ図面を参照して説明する。
第1図は本発明の光磁気記録再生ヘッドの実施例を示す
。この光磁気記録再生ヘッドは、半導体レーザ1を光源
とし、光源から発した光束を、コリメータレンズ2.偏
光子3.ビームスプリッタ4、アクチュエータ5に設け
られた対物レンズ6を経て光磁気記録媒体70面上に集
光照射し、その反射光をビームスプリッタ4により光分
割する。
ビームスプリンタ4からの反射光の光路中には位相補償
板8と2分の1波長板9と検光子10を設け、検光子1
0の透過光と反射光を集光する集光レンズ11a、11
bと、集光された透過光と反射光を受光する光検出器1
2a、12bと、各光検出器出力を差動増幅する差動増
幅器13と、バイパスフィルタ14とを備えている。
位相補償板8は4分の1波長板からなり、光軸中心に回
転できる機構を有し、2分の1波長板9は光軸中心に回
転できる機構を有し、差動増幅器13は媒体7からの反
射光の複屈折や光学素子のリターデーションによる再生
信号のエンベロープの乱れを周波数空間で除去し、平滑
化するようにフィルタにバイパスフィルタの帯域制限を
施している。
なお、第1図において、アクチュエータ駆動用の制御信
号を得る光学系については省略しである。
以上の構成の光磁気記録再生ヘッドにおいて、半導体レ
ーザ1より発した光束は、コリメータレンズ2.偏光子
3.ビームスプリッタ4の順に透過し、アクチュエータ
5に設置された対物レンズ6により光磁気記録媒体7の
面上に集光照射される。集光照射された光束の一部が媒
体7により反射される。その反射光束をビームスプリッ
タ4により光分割し、本発明に係る位相補償板8と2分
のl波長板9により反射光の光束の偏光状態を制御し、
検光子10で反射光束の信号成分を振幅分割し、集光レ
ンズlla、llbを経て2個の光検出器12a、12
bに導き、差動増幅器13で差動増幅され、バイパスフ
ィルタ14で媒体基板や光学素子による再生信号のエン
ベロープの乱れを平滑化する。
このとき、位相補償vi8および1/2波長板9を各々
独立に回転させる必要がある。第2図に、位相補償板8
と2分の1波長板9を光軸中心に回転させる回転機構の
例を示す。第2図(a)は正面図であり、第2図(b)
は側面図である。この回転機構は、貫通孔を有する支持
台15を備え、貫通孔の両側から一体構造のギア16.
17を挿入し、これらギアを回転可能に支持する。ギア
16.17の光軸部分には貫通孔18.19がそれぞれ
設けられており、貫通孔18の中には位相補償板8が、
貫通孔19の中には2分の1波長板9が設置されている
ギア16.17を回転させることにより位r口補償板8
゜2分の1波長板9を回転させることができる。
以上の実施例では、フィルタ特性がバイパスのものを例
にとり説明したが、再生SN比を向上させるため装置仕
様に合わせたローパスフィルタでバンドパスフィルタを
構成してもよい。また、媒体基板の複屈折の程度などに
よりローパスだけの構成でもよい。また、差動の信号検
出系を例に述べてきたが、本発明はもちろん単一の信号
検出系にも適用できる。また、位相補償板に回転機構付
きの4分の1波長板を用いたが、位相を可変できる構成
の位相補償子であれば全て適用可能である。
また、以上の実施例では、カー効果を利用して光磁気記
録媒体からの反射光により媒体の磁化状態に対応する信
号を出力しているが、ファラデー効果を利用する場合に
は、光磁気記録媒体の透過光から信号を出力することと
なる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の光磁気記録再生ヘッドは、
光磁気再生の際の複屈折の影響を緩和する効果を有して
おり、再生信号のSN比を向上させるばかりでなく再生
信号のエンベロープを平滑化することが可能であり、従
来にない再生特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光磁気記録再生ヘッドの一実施例を示
す図、 第2図は本発明に係る位相補償板と2分の1波長板の回
転機構を説明するための図、 第3図は光磁気再生の基本的な原理を説明するための図
、 第4図は光磁気再生の実際の場合の偏光状態を説明する
ための図、 第5図は再生信号のエンベロープの乱れを説明するため
の図、 第6図は従来型の光磁気記録再生ヘッドの一例を示す図
である。 1・・・・・・半導体レーザ 2・・・・・・コリメータレンズ 3・・・・・・偏光子 4・・・・・・ビームスプリッタ 5・・・・・・アクチュエータ 6・・・・・・対物レンズ 7・・・・・・光磁気記録媒体 8・・・・・・位相補償板 9・・・・・・2分の1波長板 10・・・・・・検光子 11a、llb  ・・・集光レンズ 12a、12b  ・・・光検出器 13・・・・・・差動増幅器 14・・・・・・バイパスフィルタ 15・・・・・・支持台 16.17  ・・・・ギア 18、19  ・・・・貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光源と、前記光源から発した光束を光磁気記録媒
    体面上に集光照射し、その反射光あるいは透過光を取り
    出す光学系と、前記反射光あるいは透過光の光路中に設
    けられ、前記反射光あるいは透過光を振幅分割するビー
    ムスプリッタと、ビームスプリッタからの反射光の光路
    中に設けられた光軸中心に回転できる機構を有する位相
    補償板、光軸中心に回転できる機構を有する2分の1波
    長板および検光子と、前記検光子の透過光と反射光を受
    光する各光検出器と、前記各光検出器出力を差動増幅す
    る差動増幅器とを備え、前記差動増幅器は光磁気記録媒
    体からの反射光あるいは透過光の複屈折や光学素子のリ
    ターデーションによる再生信号のエンベロープの乱れを
    周波数空間で除去し、平滑化する周波数帯域制限を施し
    たことを特徴とする光磁気記録再生ヘッド。
  2. (2)前記位相補償板が、4分の1波長板からなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光磁気記録
    再生ヘッド。
JP61256934A 1986-10-30 1986-10-30 光磁気記録再生ヘツド Expired - Lifetime JPH0770097B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63205836A (ja) * 1987-02-17 1988-08-25 イーストマン・コダツク・カンパニー 磁気光学的読出し方法及び装置

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JPS536517A (en) * 1976-07-08 1978-01-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Optical information reproducing unit
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