JPS63112719A - 溶融紡糸方法 - Google Patents

溶融紡糸方法

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JPS63112719A
JPS63112719A JP25299486A JP25299486A JPS63112719A JP S63112719 A JPS63112719 A JP S63112719A JP 25299486 A JP25299486 A JP 25299486A JP 25299486 A JP25299486 A JP 25299486A JP S63112719 A JPS63112719 A JP S63112719A
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JP
Japan
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yarn
liquid mist
melt spinning
cooling
take
Prior art date
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Pending
Application number
JP25299486A
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English (en)
Inventor
Ryoji Komatsu
良二 小松
Masakatsu Oguchi
大口 正勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特定のポリアミドの溶融紡糸方法に関するも
のであり、更に詳しくは結晶化速度の著しく速いポリテ
トラメチレンアジパミドから高品質の繊維を高い生産性
でかつ安定に得る溶融紡糸方法に関する。
(従来の技術) ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン48)は他の
ポリアミド類、例えばε−カプラミド(ナイロン6)、
ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリ
へキサメチレンセバカミド(ナイロン610)に比較し
て結晶化速度が速いために溶融紡糸工程で球晶が生成し
やすい。球晶が生成すると繊維の透明性を損うばかりで
なく物性にも悪影響を及ぼす。かかる球晶生成の抑制や
繊維の物性を改良するための溶融紡糸方法がポリアミド
に関するものやポリテトラメチレンアジパミド又はこれ
を主体とするものについて種々の提案がなされている。
例えば特開昭60−134015号公報では、ポリアミ
ドに対して加圧室内で紡出糸条を冷却固化することによ
り球晶の発生を抑制する方法が開示されている。また、
特開昭61−47813号公報には、ポリテトラメチレ
ンアジパミド又はこれを主体とするものについて、紡出
糸条を加熱筒を通過させた後、非極性冷媒で冷却するこ
とにより球晶の発生を抑制する方法が提案されている。
さらに特開昭60−224809号公報にはテトラメチ
レンアジパミド単位98〜85モル%及び他のアミド形
成単位2〜15モル%からなる共重合ポリアミドについ
て高温の加熱筒を通過させた後、冷却風で冷却すること
により、繊維の物性を改良する方法が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記の特開昭60−134015号公報に記載された様
な技術によれば、操作が煩雑で実用的でないといった問
題がある。また、特開昭61−47813号公報に記載
された様な技術によれば確かに球晶抑制効果は大きいが
、モノフィラメントを製造する方法であって生産性が悪
いといった問題がある。さらに特開昭E30−2248
09号公報に記載された様な技術によれば、繊維の太さ
むらを生じたり、加熱筒内で糸条のたわみ・揺れが大き
くなり、融着ひいては断糸が起きやすい問題が残る。
本発明はポリアミド、特に結晶化速度の著しく速いポリ
テトラメチレンアジパミドの溶融紡糸に関し、上記従来
技術を用いても致底達成することが出来なかった球晶の
生成問題をことごとく解決した溶融紡糸方法を提供せん
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段、即ち本発明の構成は
、溶融紡糸口金より吐出させた少なくとも85モル%が
テトラメチレンアジパミドである実質的にポリテトラメ
チレンアジパミド糸を冷却固化し、引取ローラーを通過
させた後、巻取装置で巻取ることよりなる溶融紡糸方法
において、紡糸口金より吐出する糸条に液体ミストを噴
霧して冷却固化することを特徴とする溶融紡糸方法であ
る。
以下さらに本発明の詳細な説明する。ここで実質的ポリ
テトラメチレンアジパミドとは、少なくとも85モル%
がテトラメチレンアジパミドを繰り返し単位とする重合
体であって、15モル%より少ない範囲内で、他の成分
、例えばε−カブラミド成分、ヘキサメチレンアジパミ
ド成分、ヘキサメチレンアジパミド成分、ヘキサメチレ
ンテレフタラミド成分、ウンデカメチレンテレフタラミ
ド成分のような第3成分を、15モル%未満共重合した
もの、あるいはこれらの第3成分からなるポリアミドを
15モル%未満ブレンドしたものを含んでもよい。もち
ろんポリテトラメチレンアジパミドの特性を損なわない
範囲で滑剤、つや消し剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤等のうち1種又は2種以上を添加されていても
良い。本発明で吐出線速度は特に規定はしないが、実用
上570〜4300cm/分の範囲であるのが望ましい
。またポリテトラメチレンアジパミドの溶融温度は29
5℃から320℃であるのが望ましい。
295℃未満では十分に溶融せず、一方320℃を越え
ると熱分解が著しくなって、安定な紡糸操業が困難にな
る。さらに好ましくは、熱分解の著しく発生しない範囲
で高い溶融温度にする方が冷却速度が速くなり球晶抑制
の観点からも好ましい。
次いでノズルから紡出された少なくとも85モル%がテ
トラメチレンアジパミドである実質的にポリテトラメチ
レンアジパミド糸条を冷却する際、本発明で最も重要な
要点は、液体ミストを噴霧することである。さらに冷却
する液体ミストの粒径(D)と紡糸条件が次式を満足す
る方が好ましい。
0.012FiiD/      sX+Q  ≦0.
0750.2  ≦   Vy    ≦0.5D :
液体ミストの粒径(c−) Q :ノズルオリフィスより吐出される溶融ポリマーの
単孔当り吐出ffi(g/分) ■s:冷却固化点での糸条引取速度(m/分)ρ :冷
却固化点での糸条の比重(g/c■5)Vy:液体ミス
トの噴霧速度(m/秒)尚液体ミストの粒径(D)は、
噴霧ノズルの口径や噴霧速度、噴霧角度等によって調整
できる。
液体ミスト粒径の測定は下記の方法で行なう。
即ち液体ミスト噴出部から20cm1111れたところ
に、シリコーン液膜を形成したシャーレを噴出方向に対
して水平に配置して該液膜で落下する液体ミストを 0.2秒間キャッチし、直ちに透過型投影器でミスト粒
子像を写真撮影し、得られた写rL(倍率100倍)に
直径50−mの円を描き、その中に含まれる粒子像の粒
径を測定し平均粒径(D)を求める。
D/    sX4が0.012より小さいと冷却速度
が遅く球晶を抑制する効果がやや小さい。この理由の詳
細は明らかではないが、糸条の太さに対する液体ミスト
径が小さすぎるために、糸条随伴流により液体ミストが
糸条に接触できないためか、あるいは糸条へ接触する以
前に蒸発気化してしまうためと推定される。
* タ、D/  /  Sxp −カ0.075 ヨリ
大* イ(!: 糸条長手方向に冷却斑を生じるばかり
でなく、冷却効率も低下して好ましくない。
より好ましい範囲は 0.022≦D/7巧7万≦0.085である。
本発明における液体ミストを構成する液体の種類は特に
限定されないが、前記した如く球晶を抑制する目的から
安易に理鯉される様に比熱が高く且つ気化温度が比較的
低くて気化熱の大きいものであって、紡糸糸条自体に悪
影響を及ぼすことのないものであればいかなるものでも
よいが、特に水はこれらの要求特性を兼備していると共
に無害であるので、最も好ましいものとして推奨される
。この他油剤や表面改質作用を兼備した液体を単独で或
いは水と併用することもできる。これら液体ミストの噴
霧位置も特に限定されないが、吐出ノズルに近接しすぎ
る位置に設けるとノズルが過冷却されて糸むらの原因に
なるので、ノズル面よりもLow以上離れた位に、好ま
しくは151以上離れた位置に噴霧するのがよく、更に
好ましく°1のは、ノズル面直下に加熱不活性ガス等を
別途供給し、液体ミストがノズル面に直接々触しない様
にすることである。
更に本発明で重要な要件は、前記のように調整された液
体ミストを紡出糸条に接触させるために気体と共に噴霧
しなければならない。噴霧速度vyは紡出糸条への接触
箇所での風速とじて0.2m/秒≦Vy≦0.5m/秒
の範囲にする方が好ましい。Vyが0.2m/秒より小
さいと、液体ミストが紡出糸条に効率的に作用せず球晶
の抑制効果がほとんど生じない。一方Vyが0.5m/
秒より大きいと冷却速度が速くなり球晶抑制効果は大き
いが、紡出糸条のたわみ、揺れが大きくなり、安定な紡
糸操業が困難になる。さらに好ましい噴霧速度は0.2
5m/秒≦Vy≦0.45m/秒である。該液体ミスト
を搬送する気体としては特に制限されるものではないが
、前記作用を達成するためには空気が安価で良い。
冷却・固化した紡出糸条は必要により油剤を付与した後
、300〜5000m/分の引取速度で引取る。300
m/分以下では生産性が低く、5000m/分以上では
、捲取パッケージの形状不良を招き、安定な紡糸操業が
不可能になる恐れがある。より好ましい引取速度は50
0〜4500m/分である。引取られた紡出糸条は一旦
捲取り引続き通常の延伸工程又は延伸同時仮撚加工へ供
される。
以上のごとく、本発明の方法は、従来なし得なかった球
晶の抑制された高品質のポリテトラメチレンアジパミド
繊維を高い生産性でかつ安定に得ることができるのであ
る。尚球晶の観察は紡出糸条を10μm厚にカットして
偏光顕微鏡により行なった。
(実施例) 以下本発明を実施例に基き具体的に説明するが、本発明
はこれら具体例に限定されるものではない。
実施例1〜16 10 rag / rnRの硫酸溶液で20℃において
測定した相対粘度(ηrel)が3.5のε−カプロラ
クタムを5モル%共重合したポリテトラメチレンアジパ
ミド共重合チップをエクストルーダー型紡糸機を用いて
溶融紡糸した。ポリマー温度は310℃とした。口金は
孔径0.2II111孔数10のものを用いて単孔当り
吐出ff10.5g/分で吐出した。口金直下に厚さ2
0■■の回速状加熱体を設置し、305°Cの加熱窒素
で口金面をシールした。
更に口金面下30 、、の位置から毎分1.0gの水量
に担当する水ミストを22℃空気と共に噴霧して急冷し
た後700m/分の速度で引取った。
水ミスト粒径、単孔吐出量、水ミストの噴霧速度、糸条
引取速度をそれぞれ第1表に示す通り変化させて溶融紡
糸を行なった。引取糸条の球晶は糸条の断面を偏光顕微
鏡で観察した。冷却固化点での糸条の比重は1 、17
5 g / c+m ’ とした。第1表にそれぞれの
条件における紡糸安定性及び球晶の仔無を示す。第1表
から明らかな様に実施例1〜16は、本発明の目的とす
る球晶を抑制し、かつ紡糸安定性も良好であり、紡出糸
条外観上も透明観に優れ高品位のものであった。
以下余白 比較例1 実施例1〜16と同じポリアミドを実施例1〜16と同
様にして、孔径0.2..1孔数10の口金から溶融紡
糸した。
口金直下に厚さ20龍の同速状加熱窒素吹出体を設置し
、305℃の加熱窒素で口金面をシールした。更に口金
面下30.■の位置から22℃の冷風を0.3m/秒の
速度で吹かし、700m/分の速度で紡出糸条を引取っ
た。
紡糸安定性は良好であったが、紡出糸条は偏光顕微鏡で
みると球晶が観察され、透明観を損なうものであった。
比較例2 実施例1〜16と同じポリアミドを孔径0.3龍、孔数
24の口金から溶融紡糸した。口金直下には長さ150
■會、内径150■■φの加熱筒をとりつけ、加熱筒内
温度を上部から7511111外周糸条から101離れ
た位置で測定して240℃となるよう制御した。加熱筒
の下部には厚さ20■ツの断熱板を介して長さ200I
I111内径150■の環状チムニ−をとりつけ、糸条
の外周から25°Cの加圧冷風を吹き込み、紡糸口金直
油にとりつけた長さ5m1内径150 、、の節状の加
圧室内を7 、5 kg / cJ Gに調整した。
口金から紡出された糸状は加圧室内で冷却固化された後
、加圧室下部のシールガイドを通って外気常圧部に導か
れ、給油装置で油剤を付与され、次いで所定の表面速度
で回転する引取ロールで引取速度を制御した後巻き取っ
た。この際、引取速度を3000m/分とした。
これらの条件下では、偏光顕微鏡で観察すると、球晶が
生成し失透していた。
(発明の効果) 本発明は前記のような構成を採用するもので、著しく結
晶化速度が速く、球晶の生成しやすいポリアミドを特定
の冷却雰囲気内で冷却することにより、従来成し得なか
った紡出糸条の球晶を制御し、高品質の繊維を高い生産
成のもとで得ることができる。
特許出願人  東洋紡績株式会社 手続補正書(自発) 昭和61年12月2日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)溶融紡糸口金より吐出させた少なくとも85モル
    %がテトラメチレンアジパミドである実質的にポリテト
    ラメチレンアジパミド糸を冷却固化し引取ローラーを通
    過させた後巻取装置で巻取ることよりなる溶融紡糸方法
    において、紡糸口金より吐出する糸条に液体ミストを噴
    霧して冷却固化することを特徴とする溶融紡糸方法。 (2)液体ミストの噴霧条件が、下記(1)〜(2)式
    を満足する特許請求の範囲第1項記載の溶融紡糸方法。 0.012≦D/√[Q/(Vs×ρ)]≦0.075
     (1)0.2≦Vy≦0.5 (2) D:液体ミストの粒径(cm) Q:ノズルオリフィスより吐出される溶融ポリマーの単
    孔当りの吐出量(g/分) Vs:冷却固化点での糸条引取速度(m/分)ρ:冷却
    固化点での糸条の比重(g/cm^3)Vy:液体ミス
    トの噴霧速度(m/秒) (3)溶融紡糸温度が295〜320℃である特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の溶融紡糸方法。 (4)引取速度が300〜5000m/分である特許請
    求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の溶融紡糸方法。 (5)糸条の冷却固化手段が液体ミストを気体と共に噴
    霧する方法である特許請求の範囲第1項乃至第4項のい
    ずれかに記載の溶融紡糸方法。
JP25299486A 1986-10-23 1986-10-23 溶融紡糸方法 Pending JPS63112719A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05504819A (ja) * 1990-12-15 1993-07-22 バルマーク アクチエンゲゼルシヤフト 液圧システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05504819A (ja) * 1990-12-15 1993-07-22 バルマーク アクチエンゲゼルシヤフト 液圧システム

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