JPS63112376A - 線材の巻取方法及びその自動巻取装置 - Google Patents

線材の巻取方法及びその自動巻取装置

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JPS63112376A
JPS63112376A JP25858286A JP25858286A JPS63112376A JP S63112376 A JPS63112376 A JP S63112376A JP 25858286 A JP25858286 A JP 25858286A JP 25858286 A JP25858286 A JP 25858286A JP S63112376 A JPS63112376 A JP S63112376A
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JP
Japan
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wire
winding
bobbin
wire rod
pinch roller
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Pending
Application number
JP25858286A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusaku Umeda
梅田 秀作
Kazuhiko Tsukiyama
築山 一彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUKIYAMA TEKKOSHO KK
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
TSUKIYAMA TEKKOSHO KK
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by TSUKIYAMA TEKKOSHO KK, Furukawa Electric Co Ltd filed Critical TSUKIYAMA TEKKOSHO KK
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Publication of JPS63112376A publication Critical patent/JPS63112376A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、連綿焼鈍を行う伸線機、メッキ機、撚線焼
鈍機、絶縁押出機等に適用される線材の巻取方法及びそ
の自動巻取装置に関する。
(従来の技術及びその問題点) 銅線や絶縁電線等の線材に焼鈍、溶融メッキ等の処理を
施し、これを巻取ボビンに巻き取る場合、巻き取り始め
の線材は未焼鈍部分やメッキ層厚さの不均一なメツキネ
良部分が存在するため、これらの巻始端不良線部を排除
したのち巻取ボビンに巻き取る必要がある。
従来、この巻始端不良線部を排除するために、巻取ボビ
ンの一方の鍔の側面に無駄巻周補助リールを取り付け、
巻始端不良線部をこの補助リールに巻き取った後、この
不良線部に続く長線部を巻取ボビンに連続して巻き取り
、巻取ボビンに線材を巻き取った後に補助リールに巻き
取った不良線部を排除するものが、例えば実公昭59−
43332号により知られている。しかしながら、巻取
ボビンに補助リールを取り付けるには巻取ボビンの寸法
精度の高いものが必要になり、ボビンの製造コストが高
くなるほか、補助リールに巻いた無駄巻き線の排除を別
作業で行う必要があり手間も掛かる。
又、この無駄巻き線の排除作業を行っている間は巻取ボ
ビンを次工程に搬送することが出来ず、作業能率が悪く
なる。更に、不良線部を補助リールに巻き取り、これに
続づく巻取ボビンの本巻きに移行する際、線材が巻取ボ
ビンの鍔を乗り越すときに線材に過大な張力が掛ったり
、鍔の周縁に付けられた疵に引っ掛かって線材を切断し
てしまう不都合が生じ易いという問題点がある。
一方、線材の焼鈍処理やメッキ処理を中断させなければ
上述のような巻始端不良線部の発生を最小限に抑制する
ことが可能であり、このため、2個の巻取ボビンに交互
に線材を巻き取らせようにした連続線材巻取機(例えば
、特公昭60−6724号公報)、アキュムレータ付巻
取ボビンに線材を巻き取らせる巻取装置(例えば、特公
昭52−50636号公報や実公昭42−15468号
公報)が知られている。
しかしながら、前者の2個の巻取ボビンを使用する巻取
機は設備が2台分必要になり、スペースや設備コストの
点から不利になり、後者のアキュムレータを使用する巻
取機は線材速度が大きくなると装置が大掛かりになり、
やはり設備コストが掛かるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもので、線材の巻
始端不良線部の排除を人手を掛けることなく容易でき、
且つ日出線を残して線材を巻取ボビンに巻き取れる線材
の巻取方法及びその自動巻取装置を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段及びその作用)上述の目
的を達成するために第1の本発明に依れば、線材をトラ
バーサにより巻取ボビンに案内しながら巻き取る方法に
おいて、前記巻取ボビンの近傍にピンチローラを配設し
、前記トラバーサから繰り出される線材の巻始端不良線
部を該ピンチローラにより排除させた後、前記巻取ボビ
ンに線材の長線部の巻取を開始させることを特徴とする
線材の巻取方法が提供される。
線材の巻取開始時に線材の巻始端をピンチローラに挟み
、このピンチローラにより巻始端不良線部を機外に排出
させ、巻始端不良線部の排出が終了した時点で巻取ボビ
ンに線材の長線部を巻き取らせると、従来の無駄巻き用
補助リールが不要となり、しかも、巻始端不良部の排出
に手間を掛ける必要がなくなる。
又、第2の発明に依れば、線材をトラバーサにより巻取
ボビンに案内しながら巻き取る自動巻取!A置において
、前記巻取ボビンの一方の鍔が同心に取り付けられ、外
周縁に捕捉爪を有するボビン回転台と、該ボビン回転台
の近傍に配設したピンチローラと、前記トラバーサから
繰り出される線材の巻始端を把持し、前記ピンチローラ
に案内する第1の案内機構と、前記トラバーサとピンチ
ローラ間に配設され、前記トラバーサから前記ピンチロ
ーラに送出される線材を前記捕捉爪に案内する第2の案
内機構とからなり、前記ピンチローラは、前記第1の案
内機構により案内される線材の巻始端を挟持して巻始端
不良線部を機外に排出し、前記第2の案内機構は、前記
ピンチローラが前記巻始端不良線部を機外に排出した後
、線材の長線部を前記捕捉爪に案内して該捕捉爪に線材
を捕捉させ、前記ボビン回転台は回転して前記捕捉爪に
より捕捉した線材を前記巻取ボビンに巻き取らせるよう
にしたことを特徴とする線材の自動巻取装置が提供され
る。
ボビン回転台に空の巻取ボビンを取り付は待機させる。
第1の案内機構は線材の巻始端を把持してピンチローラ
に案内し、ピンチローラに線材の巻始端を挟持させる。
ピンチローラ及びボビン回転台の回転を開始させるとピ
ンチローラは線材を繰り出し、巻始端不良線部は巻取ボ
ビンに巻き取られずに機外に排出される。ピンチローラ
が巻始端不良線部の機外排出を完了した時点で第2の案
内機構を作動させ、トラバーサから前記ピンチローラに
繰り出される線材を捕捉爪に案内すると捕捉爪は線材を
捕捉して線材は回転する巻取ボビンに巻き付けられる。
このとき線材は捕捉爪に捕捉される一方、ピンチローラ
により繰り出されるので、線材は捕捉爪とピンチローラ
間で切断され、捕捉爪例の線材端は日出線として巻取ボ
ビン側に残される。そして、トラバーサにより案内され
る線材は回転する巻取ボビンに巻き取られる。斯(して
、巻始端不良線部の排出及びそれに続く線材長線部の巻
取ボビンへの巻き取りが人手を掛けずに自動的に行われ
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第
1図乃至第6図は本発明に係る線材の自動巻取装置の構
成を示し、図中符号1(1°、1″)は線材を巻き取る
巻取ボビンであり、巻取ボビン1は搬送架台2に吊下さ
れるリフタ3によりボビン回転台4と空ボビン台13又
は満巻ボビン台14間を搬送される。
搬送架台2は線材10のパスラインに対して直交方向に
ボビン回転台4と満ボビン台14間上方に架は渡された
一対のレール17上を移動可能に載置されている。より
具体的には、レール17゜17はこのレール17.17
と平行する壁から張り出した梁17a、17bの上面に
敷設されており、搬送架台2の基台20下面前後左右4
個所に取り付けられた車輪21がレール17上を走行し
、各車輪21の近傍に取り付けられた4個のガイドロー
ル22がレール17の側面を夫々内方に向かって押圧し
、車輪21の脱輪を防止している。基台20の前端面(
ボビン回転台4側面、第2図参照)20aにはチェーン
23の一端が、後端面(満巻ポビン台14側面)20b
、にはチェーン23の他端が接続され、チェーン23は
レール17の一端に配設された駆動モータ24及び他端
に配設されたスプロケット25間に架は渡されており、
駆動モータ24の作動によりチェーン23を介して搬送
架台2がレール17上を前後に移動する。
基台20の上面には外周縁にスプロケット26aが形成
され、内周壁に雌ねじが螺刻されたナツト26が同心円
上に3個所、回転のみを許容されて取り付けられており
、これらの各ナツト26に後述するりフタ3のシャフト
31が螺合している。
基台20の上面には更にナンド26を回転・駆動する上
下動モータ27が載置されており、このモータ27の駆
動軸に取り付けられたスプロケット27aと前記各ナツ
ト26のスプロケット26a間に無端チェーン(図示せ
ず)が掛回されており、モータ27の作動により3つの
ナツト26が同時に回転駆動される。
基台20の左右両側縁の略中央位置に夫々位置決め装置
28.28が取り付けられている。この位置決め装置2
8は搬送架台2をボビン回転台4、空ボビン台13、及
び満巻ボビン台14の各と方所定位置に正確に位置決め
させるためのもので、基台20側のエアシリンダ28b
により出没自在のノツチ28aと、前記梁17a、17
bの上面の、ボビン回転台4、空ボビン台13、及び満
巻ボビン台14の各上方所定位置に固設されたノツチ受
け28Cとで構成され、エアシリンダ28bが横状のノ
ツチ28aを突出させてこのノツチ28aをノツチ受け
28cに係合させることにより搬送架台2の位置決めが
行われる。
リフタ3のリフト台30上面に前述の3本のシャフト3
1が立設されており、リフタ3はこの3本のシャフト3
1を搬送架台2の各ナツト26に螺合させることにより
搬送架台2に吊下されている。前記上下動モータ27の
駆動によるナンド26の回転により、シャフト31がナ
ツト26に関して上下方向に螺進し、リフト台30が上
下方に移動する。
リフト台30の上面外周縁の円周上3等分位置には夫々
電磁チャック32が配設されており、電磁チャック32
の各ソレノイド32aが消勢されたときにチャック32
が閉じてボビン1(1’。
1”)の鍔1a  (la’ 、la″)がチャンク3
2に掴持される。又、リフタ3の中心部にはナツトラン
ナ33が配設されており、このナツトランナ33は後述
するボビン回転台4のボビン軸41上端の、拡がり軸爪
をボビン軸41の半径方向に拡縮させるナンド(いずれ
も図示せず)と係合してこのナツトを拡がり軸爪の拡縮
方向に回動させる。
このときナツトランナ33をリフタ台30に対してボビ
ン軸41の前記ナツト側に移動させ、ナツトランナ33
を該ナツトと密着・保合させるエアシリンダ33aが設
けてあり、ナンドランナ33はエアシリンダ33aによ
り、リフタ台30の上面に突設させた支柱33bに沿っ
て上下方向の移動が可能である。
ボビン回転台4は円板状の回転台40と、回転台40の
上面中心位置に前記ボビン軸41が立設しており、下面
中心位置には下方に向かってボビン回転台4を回転駆動
する駆動軸42が回転台40に固設され、駆動軸42の
上端部及び下端部を軸受42a、42bにより回転自在
に架台15に軸支されている(第3図参照)9回転台4
0の上面には円板状の凹部40aが形成され、この凹部
40aにボビン1の一方の鍔が嵌合される。又、回転台
40の上面外周縁は斜めに傾斜しており、該傾斜面40
bに円周上一箇所、線材を捕捉する捕捉爪(スナソガー
)40Cが、回転方向に爪を立てて取り付けられている
。駆動軸42の前記下端部近傍には小プーリ43及び大
ブーIJ44が固着され(第2図及び第3図参照)、小
プーリ43と、駆動軸42を回転駆動させる巻取モータ
45との間にベルト43aが掛回されている。そして、
駆動軸42の上端部と小プーリ43間にはディスクブレ
ーキ装置46及び補助ブレーキ装置47が配設されてい
る。
第2図、及び第4図乃至第6図において、符号5はワイ
ヤチャツカであり、ワイヤチャツカ5は線材把持部50
、前後移動装置51、上下移動装置52、及び左右移動
装置53から構成される。
先ず、ワイヤチャン力5の基台55の上面左右両端略中
央部に支持円柱58.58が立設され(第6図参照)、
この支持円柱58.58の上端間に線材のパスライン方
向に梁57が架は渡されている。そして、支持円柱58
.58の梁57と基台55間には上下方向に移動可能に
中間梁56が架は渡されている。この中間梁56は前記
上下移動装置52により上下方向に移動される。上下移
動装置52は梁57の略中間位置に上方に向けて立設さ
れたエアシリンダ52aとピストンロッド52bとから
構成され、ピストンロッド52bはエアシリンダ52a
の梁57側端面から下方に突出して突出端は中間梁56
に接続されている。従って、エアシリンダ52aの図示
しないピストンの何れか一方の作用面に作動空気が導入
されるとこれに応じてピストンロッド52bはエアシリ
ンダ52aを突出又は縮退して中間梁56を上下方向に
移動させる。
中間梁56の前方(ボビン回転台4側Σ側縁略中央位置
に中間梁56から垂下する壁51aが形成されており、
垂下壁51aの上部にはこの壁5]aに垂直後方に円筒
状体51bが、下部にはやはりこの壁51aに垂直後方
にエアシリンダ51eが夫々突設されている。そして、
円筒状体51bにはブツシュ51Cを介して、後述する
線材把持部50のコ字状固定指50aの垂直壁部50a
゛に接続される長手のガイドバイブ51dが前後方向(
ボビン回転台4に接近する方向及びこれに離反する方向
)に出入可能に内嵌しており、エアシリンダ51gから
はピストンロッド51. fが線材把持部50側に突出
しており、ピストンロッド51fの突出端は前記垂直壁
部50a゛に接続されている。そして、エアシリンダ5
1dの図示しないピストンの何れか一方の作用面に作動
空気が導入されるとこれに応じてピストンロッド51f
はエアシリンダ51eを突出又は縮退して線材把持部5
0を前後方向に移動させる。
線材把持部50はm7述したコ字状固定指50a、移動
術50b、及びコ字状固定指50aの上部壁50a“と
移動術50b間に介装され、移動術50bを上下方向に
移動させるエアシリンダ50cから構成され、エアシリ
ンダ50Cに作動空気が供給されると移動指50bは下
方の固定指50a側に移動して、後述するように線材l
Oを把持する。
尚、固定指50aの移動指50bとの当接面にはゴム等
の緩衝材50dが貼着されており、又、移動指50bの
後述するピンチローラ7側側縁は鋭利なエツジが形成さ
れており、このエツジにより後述するように線材10が
切断される。
架台15には線材10のパスラインに沿って後述するト
ラバーサ11からピンチローラ7に延る、ワイヤチャン
力5の左右移動装置53の一対のレール53a、53a
が敷設されており、各レール53a、53aは、互いに
対向する側面にガイドa53a’ 、53a’を形成さ
せた、断面コ字形状をなしている。そして、このガイト
ン153a“。
53a°に沿って基台55の下面左右前後4箇所に取り
付けた車輪53bが走行することになり、この車輪53
bの各近傍に取り付けたガイドローラ53cがレール5
3aの側面を押圧して基台55の前述した前後方向の移
動を規制している。基台55下面略中央位面には垂下突
片53dが固設され、この垂下突片53dの左右下端部
に夫々チェーン53eの各端部が接続されている。この
チェーン53eはレール53aの両端位置に配設された
スプロケット53f、53g及び図示しないモータ53
hの駆動軸に取り付けられたスプロケット534に掛回
されており、モータの回転駆動方向に従って、チェーン
53eを介してワイヤチャツカ5を左右方向(レール5
3aの長手方向)に移動させる。
第2図乃至第4図に示す符号7はピンチローラであり、
ピンチローラ7はダミーローラ70と線押えローラ71
とから構成される。ダミーローラ70はローラ部70a
と、このローラ部70aと一体に回転可能に軸支された
ローラ軸70bと、ローラ軸70bの下端部に固設され
たプーリ70cと、ローラ軸70b途中に介在されたク
ラッチ70dとで構成される。プーリ70cと前記ボビ
ン回転台4の駆動軸42に取付けられた大ブー1144
間にはベルト70eが掛回されており前記モータ45の
回転は小プーリ43、大プーリ44、ブー!J70cを
介してローラ軸70bに伝達されダミーローラ70はボ
ビン回転台4と一定の速度比で回転することになる。ク
ラッチ70dは電磁クラッチであり、図示しないソレノ
イドが付勢されるとプーリ70cの回転をローラ軸70
bを介してローラ部70aに伝達させるものである。線
押えローラ71はローラ部71a、支軸71b1ガイド
レール71cおよびエアシリンダ71dとから構成され
、ローラ部71aは支軸71bに対して回転自在に軸支
されている。ガイドレール71cは線押えローラ71を
線材10のパスラインに対して直角方向に前記ダミーロ
ーラ70に向かって前進又は後退させるものでありエア
シリンダ71dに作動空気が供給されるとエアシリンダ
71dはロッドを突出させて支軸71bを押圧し線押え
ローラ71をダミーローラ70側に移動させ線材10を
挟み込む。
この時、ダミーローラ70がモータ75により回転駆動
されている場合には線押えローラ71のローラ部71a
もローラ部70aと共に回転し線材10を機外に繰り出
す。
第2図乃至第4図における符号8は線寄せローラであり
、線寄せローラ8はローラ部80、このローラ部80を
回転自在に軸支する支軸部81、前記架台15上に線材
10のパスラインを挟んでワイヤチャツカ5と反対側に
立設されたガイド支柱82、及びこのガイド支柱82の
上端部から線材10側に、線材10のパスラインに直交
する方向に突設させた張出梁82aの略中央部上面に立
設させたエアシリンダ83から構成され、前記支軸部8
1はガイド支柱82に直角に張出梁82aに平行して(
即ち線材10のパスラインに直交する方向)、その基端
が前記ガイド支柱82の側面に摺接しながら上下に移動
可能であり、エアシリンダ83のピストンロッド83a
の突出端が支軸部81の中央部に接続されている。エア
シリンダ83に作動空気が供給・排除されるに応じてロ
ーラ部80は下方又は上方に移動する。ローラ部80が
下方に移動すると線材10を下方に押さえ込み線材10
はボビン回転台4の前記傾斜面40bに線寄せされる。
第3図及び第4図における符号11はトラバーサであり
、線材10を巻取ボビン1に巻き取る際にトラバーサ1
1はボビン1の鍔1a、la間を上下方向にトラバース
して線材を巻取ボビン1の胴径に案内する。第3図にお
ける符号12は公知のダンサであり、上下動シーブ12
aが上下動することにより線材10の張力を一定に保つ
。第2図の符号18は各種のスイッチ、表示器、メータ
類等を備えた操作盤であり、スイッチ群の操作により前
述したモータ24.27等の作動制御、エアシリンダ5
0c、51e、52a、83等への作動空気の供給制御
等が行われると共にスイッチ群のうちのオートスイッチ
の押圧により後述する自動巻取装置の作動をすべて自動
的に実行させることが出来る。
次に、以上のように構成される自動巻取装置の作用を、
先に説明した第1図乃至第6図に加え第7図乃至第10
図を参照して説明する。
先ず、巻取ボビンlに線材を巻き取る作業中には、ワイ
ヤチャフカ5は左右移動装置53により図示左極限位置
(第4図において仮想線で示す位置)の待機位置に移動
しており、線材把持部50も前後移動装置51により最
も後退した位置に、上下移動装置により最下位置(第7
図において仮想線で示す線材把持部50の位置。第7図
には、ワイヤチャツカ5の線材把持部50だけを示し、
線材把持部50の移動位置が示しである。以下、第7図
乃至第10図において同じ)に移動して待機している。
そして、線押えローラ71はダミーローラ70より最も
離反した位置に待機し、線寄せローラ8もエアシリンダ
83が最も収縮した最上待機位置に移動している。
図示しない計尺カウンタがカウントアンプして巻取ボビ
ン1が満巻になるか、又は操作者が操作盤18の停止押
ボタンスイッチを押圧すると、トラバーサ11は最下位
置くボビン1のボビン回転台4側の鍔位置)に停止し、
この状態でディスクブレーキ装置46が作動してボビン
回転台40回転が減速し、例えば10タ一ン程度線材I
Oをボビン1に巻き取ってボビン回転台4が停止する。
ワイヤチャツカ5の線材把持部50の前記待機位置にお
ける上下位置はトラバーサ11の前記最下位置における
線材10の上下位置と一致しており、ボビン回転台4が
停止−すると、ワイヤチャフカ5の前後移動装置51は
線材把持部50を前方(線材lO側)に移動させる。こ
の時、固定指50aと移動上50bは離反して開いた状
態にあり、前後移動装置51は線材把持部50を線材I
Oが固定指50aと移動上50b間に介在する位置に移
動させる。そして、エアシリンダ50cに作動空気が供
給され、移動上50bが下方に押す下げられて線材把持
部50は線材10を把持する。
次に、上下動モータ27が駆動され、リフタ3が下降し
て第1図の実線で示す巻取ボビン1の直ぐ上方所定位置
に停止し、引き続きエアシリンダ33aが作動してナツ
トランナ33をボビン軸41のナツトと密着・保合させ
る。次いで、ナツトランナ33は該ナツトを緩め方向に
回転させてボビン軸41の前記拡がり軸承を縮退させて
ボビン軸41と巻取りボビンlの係合を解除する。そし
て、各電磁チャック32のソレノイド32aが消勢され
てチャック32が閉じ、ボビンlの鍔1aを掴持する。
上下動モータ27は上述とは逆方向に駆動され、リフタ
3は巻取ボビン1を掴持したまま上方所定位置(第1図
の仮想線で示すポビン1′位置)に移動する。このとき
、ボビン10の上昇により線材10が引張られ、線材1
0は線材把持部lOの移動上50bの前記側縁エツジ部
により切断される。
ここで、満巻ボビン台14上に満巻ボビンが載置されて
いないこと、および空ボビン台13に空ボビンが載置さ
れていることを確認するまでリフタ3は上述の上方所定
位置で待機する。確認が終われば位置決め装置28のエ
アシリンダ28bの作動空気を排除しノツチ28aを解
放する。すると、搬送架台2が移動可能となりモータ2
4の駆動により搬送架台2は満巻ボビン台14の上方所
定位置に移動して停止する。ここで、再び位置決め装置
28のエアシリンダ28bに作動空気が供給され、ノツ
チ28aが突出してノツチ受け28Cに係合し搬送架台
2の停止位置が決定される。次いで、上下動モータ27
の駆動によりリフタ3が下降し、満巻ボビン台14の直
上方所定位置(第2図の仮想線で示す満巻ボビン1”を
満巻ボビン台14に載置する位置)に停止しここでチャ
ック32が開いて満巻ボビン1゛が満巻ボビン台14上
に載置される。そして、リフタ3がモータ27の駆動に
より上昇し、上述した満巻ボビン台14の上方所定位置
を経由して空ボビン台13の上方所定位置に移動する。
ここでも位置決め装置28のノツチ2Laにより搬送架
台の位置決めが行われた後、リフタ3が下降して空ボビ
ンの直上方所定位置に停止し、チャック32が閉じて空
ボビンが掴持される。次いで、リフタ3が空ポビン1を
掴持したまま上方に移動し、上述した空ボビン台13の
上方所定位置に停止する。ノツチ28aの解放後、搬送
架台2がボビン回転台4の前記上方所定位置に移動し、
再びノツチ28aによりその位置に固定される。リフタ
2が降下してボビン軸41を空ボビン1に挿入させ、所
定位置に停止してチャック32を解放させる。そして、
リフタ2を一旦僅かに上昇させて待機させ、巻取モータ
45をインチングさせる。このモータ45のインチング
動作を数回繰り返すことにより回転台40に突設させた
ケレーピン(図示せず)を空ボビン1の所定係合穴に係
合させることができる。リフタ2を再び下降させてボビ
ンlの直上方所定位置に下降させ、次いでナツトランナ
33のエアシリンダ33aを作動させナフトランナ33
をボビン軸41のナンドに密着・保合させる。そして、
ナツトランナ33を該ナツトを締める方向に回転させ、
前記拡がり軸承を拡張させてボビン1をボビン軸41に
固定する。ボビン1の固定が終るとりフタ2を前記ボビ
ン回転台4の上方所定位置に上昇停止させ、その位置で
待機させる。
尚、満巻ボビン台14に!!置された満巻ボビン台及び
空ボビン台13に載置される空ボビンは個々に自動フォ
ーク等により搬出入してもよく、又、満巻ボビン台14
及び空ボビン台13を移動可能にして自動倉庫等に搬出
入するようにしてもよい。
次に、ワイヤチャツカ5の上下移動装置52が作動して
線材10を把持したまま線材把持部50を上方移動極限
位置(少なくともピンチローラ7のローラ高さより高い
位置)に移動させ、次いで、左右移動装置53が作動し
て基台55を第4図実線で示す右極限位置に移動させる
。尚、この時ダンサ12の上下動シーブ12aの動きを
検出し、上下動シーブ12aが上方に移動しない場合に
は線材10が何らかの理由で断線したものと判断し自動
巻取り装置はその作動を停止すると共に警報を発して待
機する。線材10に異常がなければ、上下移動装置52
が作動して線材把持部50を最下位置(第8図において
実線で示す線材把持部50の位置)に移動させる。この
最下位置に移動停止した後所定時間(例えば3秒)が経
過すると、ピンチローラ7のエアシリンダ71dが作動
して線押えローラ71がダミーローラ70側に移動して
この線押えローラ71とダミーローラ70とで線材10
を挾み込む(第8図参照)。そして、線材把持部50の
エアシリンダ50Cの作動空気が排除され、固定指50
aと移動相501)が開き線材10が解放されるとダミ
ーローラ70のクラッチ70dが作動係合してピンチロ
ーラ7が回転可能状態になる。
次いで、ワイヤチャツカ5の線材把持部50の線材把持
を解き、第9図に示すようにワイヤチャツカ5の前後移
動装置51が作動して線材把持部50を最も後退した位
置に移動させると共に左右移動装置53により前述した
左極限待機位置に移動させて停止する。一方、巻取モー
タ45が起動してボビン回転台4及びピンチローラ7の
回転が開始されるとピンチローラ7に挟み込まれた線材
10は機外の容器19に排出される。これにより、巻始
端不良線部が巻取りボビン1に巻き取られずピンチロー
ラ7により自動的に機外に排出されることになる。尚、
巻取モータ45の起動と共に本機である、例えば伸線焼
鈍機、メッキ機等の運転も開始され、伸線焼鈍機等の作
動が安定する迄巻始端不良線部の排除が続行される。
巻始端不良線部の排出が終わると線寄せローラ8のエア
シリンダ83に作動空気が供給され、線寄せローラ8が
下方に移動して回転台40の傾斜面40bに沿うように
線材IOを押圧し、該傾斜面40bに設けた捕捉爪(ス
ナッガー)40cに線材10を掛止させる。この時捕捉
爪40Cに掛止された線材は巻取ボビン1の胴径に巻き
込まれようとする一方、ピンチローラ7により機外に排
出されようにするため線材10は捕捉爪40cとピンチ
ローラ7間で切断され線材lOのボビン1への巻き取り
が開始される。この時トラバーサ11は前述した最下位
置に停止しているが、前記線寄せローラ8が下降動作を
開始して所定時間例えば5秒後が経過した後トラバーサ
11は正規のトラバース動作を開始し、ボビン胴径に沿
って線材10が巻き込まれることになる。一方、線材I
Oの切断された巻始端不良線部の排出が完了するとピン
チローラ7の線押さえローラ71がダミーローラ70か
ら離反する方向に移動して前記待機位置に停止すると共
にダミーローラ70のクラッチ70dが解除されてダミ
ーローラ70の駆動が停止され、線寄せローラ8も上方
に移動して前記待機位置に移動停止する(第10図参照
)。
斯くして、自動巻取装置の一連の線材巻取動作が繰り返
し実行される。
尚、ワイヤチャツカ5の線材10の巻始端をトラバーサ
11近傍からピンチローラ7に案内する道順及びタイミ
ング、ワイヤチャツカ5が線材IOの巻始端をピンチロ
ーラに案内した後、ワイヤチャツカ5が元の待機位置に
戻る道順及びタイミング等は上述の実施例以外にも種々
の変形が考えられ、これらは本発明の要旨を変更しない
範囲で種々変更してもよい。
又、満巻ボビンをボビン回転台4から搬出する際、及び
線材巻始端不良線部の排出を終え満巻ボビンに巻取りを
開始させる際に線材10は上述した通りの方法により切
断されるが、大径の線材の場合には線材カッタを別に設
けて線材を切断するようにしてもよい。
更に、上記実施例において、搬送架台2、リフタ3、ワ
イヤチャツカ5等の移動量の検出については光学的位置
センサ等が好適であり、これらのセンサにより搬送架台
2等の移動量を確認しながら、次工程を実行するように
するのが好ましい。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の線材の自動巻取方法およ
びその装置によれば、巻取ボビンの近傍にピンチローラ
を配設し、トラバーサから繰り出される線材の巻始端不
良線部をピンチローラにより排除させた後巻取ボビンに
線材の良線部の巻取りを開始させるようにしたので従来
のような補助リール等の特別な装置を設けてこれに不良
線部を巻き取る必要がなく、安価な従来の巻取ボビンが
使用できると共に、巻始端不良線部の排除に人手をかけ
ることなく容易に出来、且つ、口出し線を残して線材を
自動的に且つ連続的に巻取りボビンに巻取ることができ
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明に係る線材の自動巻取装置の
構成を示し、第1図は自動巻取装置の正面図、第2図は
自動巻取装置の側面図、第3図は自動巻取装置のボビン
回転台等を駆動する駆動系の概略構成図、第4図は自動
巻取装置の、主としてワイヤチャフカ部の上面図、第5
図はワイヤチャツカの側面断面図、第6図はワイヤチャ
ン力の一部断面正面図、第7図乃至第10図は本発明に
係る、線材の自動巻取装置の作動を説明するための作動
状態図である。 1・・・巻取ボビン、2・・・搬送架台、3・・・リフ
タ、4・・・ボビン回転台、5・・・ワイヤチャツカ、
7・・・ピンチローラ、8・・・綿寄せローラ、10・
・・線材、11・・・トラバーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)線材をトラバーサにより巻取ボビンに案内しなが
    ら巻き取る方法において、前記巻取ボビンの近傍にピン
    チローラを配設し、前記トラバーサから繰り出される線
    材の巻始端不良線部を該ピンチローラにより排除させた
    後、前記巻取ボビンに線材の良線部の巻取を開始させる
    ことを特徴とする線材の巻取方法。
  2. (2)線材をトラバーサにより巻取ボビンに案内しなが
    ら巻き取る自動巻取装置において、前記巻取ボビンの一
    方の鍔が同心に取り付けられ、外周縁に捕捉爪を有する
    ボビン回転台と、該ボビン回転台の近傍に配設したピン
    チローラと、前記トラバーサから繰り出される線材の巻
    始端を把持し、前記ピンチローラに案内する第1の案内
    機構と、前記トラバーサとピンチローラ間に配設され、
    前記トラバーサから前記ピンチローラに送出される線材
    を前記捕捉爪に案内する第2の案内機構とからなり、前
    記ピンチローラは、前記第1の案内機構により案内され
    る線材の巻始端を挟持して巻始端不良線部を機外に排出
    し、前記第2の案内機構は、前記ピンチローラが前記巻
    始端不良線部を機外に排出した後、線材の良線部を前記
    捕捉爪に案内して該捕捉爪に線材を捕捉させ、前記ボビ
    ン回転台は回転して前記捕捉爪により捕捉した線材を前
    記巻取ボビンに巻き取らせるようにしたことを特徴とす
    る線材の自動巻取装置。
JP25858286A 1986-10-31 1986-10-31 線材の巻取方法及びその自動巻取装置 Pending JPS63112376A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03124669A (ja) * 1989-10-07 1991-05-28 Ookubo Seisakusho:Kk リールに対する糸巻取装置
EP0970926A1 (en) * 1998-07-08 2000-01-12 PIRELLI GENERAL plc Producing optical fibre
JP2010137987A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Iljin A-Tech Co Ltd 最内外層のバンチ形成を防止できる糸巻取装置およびこれを用いた糸移動方法

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