JPS63112287A - 車両等のフレ−ム構造体及びその製造方法 - Google Patents

車両等のフレ−ム構造体及びその製造方法

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JPS63112287A
JPS63112287A JP25592386A JP25592386A JPS63112287A JP S63112287 A JPS63112287 A JP S63112287A JP 25592386 A JP25592386 A JP 25592386A JP 25592386 A JP25592386 A JP 25592386A JP S63112287 A JPS63112287 A JP S63112287A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、板部材から構成された車両等のフレーム構
造体及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、箱状構造物については、例えば、実開昭60−9
9032号公報に記載されているようなものが開示され
ている。この箱状構造物について第14図を参照して概
説する。断面口字形の筒状体50の両側面を実線及び点
線で示すように切断し、筒状体50を一対の断面コの字
形のチャンネル51.52に分割する。それによって一
方の縁部に凸部53が形成され、他方の縁部に凹部54
が形成される。一方のチャンネル51の凸部53を内側
に曲げて6爪に形成し、該6爪を他方のチャンネル52
の凹部54に合致させつつ重合し、互いに嵌め合わせる
。この嵌め合わせ部を溶接して箱状構造物を形成する。
また、実開昭58−30572号公報には、自動車用車
台フレームについて開示されている。これについて第1
5図を参照して概説する。この自動車用車台フレーム6
0については、サイトレール61,62及びこれらサイ
トレール61,62間に配置されたクロスメンバ63か
ら成る車台フレーム60を、上方部分と下方部分とに2
分割構造に形成し、前記上下方両部分におけるサイトレ
ール部及びクロスメンバ部63を一体成形により形成し
、同一体成形された上下方両部分を互いに接合して車台
フレームを構成している。また、上下方両部分の間には
、開口部64が形成されてい〔発明が解決しようとする
問題点〕 しかしながら、前掲実開昭60−99032号公報に記
載された箱状構造物は、チャンネル51゜52は両側面
で異なった形状に構成されるものであり、部材の軽量化
兼作業開口を備えたものでなく、しかも取付孔を有する
ものでもない、また、前掲実開昭58−30572号公
報に記載された自動車用車台フレームは開口64を備え
ているが、部材の共通化を目的としたものでなく、構造
についても複雑なものであり、問題点を有している。
更に、一般的に、車両が完成してからフレーム又はサブ
フレーム等に必要とされる孔を穿孔するのは作業性が極
めて悪い。そして、取付けた装置部品を移動したり、別
の部品を取付けたりする場合に、必要とする取付孔がフ
レーム等になかったり、先に穿孔されている孔と干渉し
たり、キックアップオフセット即ち上下の曲がりや幅方
向の曲がり等がサイドメンバーに存在すると、取付ける
べき装置部品は改造又は新しく作った装置部品によらな
ければ取付けることができない。そのため卓型ごとに取
付は装置部品に取付けの互換性が少なく、サービス部品
の在庫が多くなることとなる。しかも、従来の箱形断面
フレームでは、装置部品の取付けは溶接ブラケット、溶
接ナツト等によって作業性が悪(、従来の箱形断面車枠
構造については、種々の問題点を有している。
この発明の目的は、上記の問題点を解消することであり
、製作が極めて容易であり且つ涙じり剛性の高い中空断
面の車両等のフレーム構造体を提供することであり、し
かもボルト・ナツト、リベット等によって種々の装置部
品が取付は可能であり、取付孔を標準化して取付は装置
部品の互換性を持たせ、サービス部品の在庫を減少させ
、設計生産等の省力化を図り、コストを切り下げ、各卓
型間での投資の共通化による節減の外、フレーム部材を
例えば建築用等に転用して投資償却を促進し、製造、組
立て等をシステム化することができ、更に軽量化による
性能向上を果たし、また軽量化のための開口部によって
衝突時のエネルギーを吸収し、安全性の向上を図ること
ができる車両等のフレーム構造体及びその製造方法を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記の問題点を解決し、上記の目的を達成
するために、次のように構成されている。
即ち、この出願の第1番目の発明は、はソ゛同一ピッチ
で伸長する山部及び谷部を両側面に備えた機部材から成
るチャンネル部材を複数個組合せて各々の前記山部を互
いに固着したことを特徴とする車両等のフレーム構造体
に関し、更に具体的に詳述すると、前記チャンネル部材
の両側面における前記山部と前記谷部とが互いに対向し
、また前記谷部が軽量化兼作業用の開口部を形成し、前
記山部には装置部品を取付けるための取付孔が形成され
、更にクロスメンバー等の部材を介して互いに固定でき
ることを特徴とする車両等のフレーム構造体に関する。
また、この出願の第2番目の発明は、機部材をはり同一
ピッチで伸長する山部と谷部を有する凹凸形状に切断し
、切断された前記板部材を折曲げてチャンネル部材を構
成し、次いで前記チャンネル部材を複数個組合せて前記
山部を互いに固着したことを特徴とする車両等のフレー
ム構造体の製造方法に関し、更に具体的に詳述すると、
前記板部材にはツーリング孔が予め形成されており、前
記ツーリング孔には切断機、折曲げ機等の成形機の位置
決めピンが嵌合することができ、更に前記山部と前記谷
部とは同一形状且つ平行に切断され、しかも切断された
前記板部材の長手方向に平行に折曲げられ、前記板部材
の切断前又は切断時に前記山部に同一間隔で取付孔を穿
孔し、更に前記チャンネル部材の両側面の前記山部と前
記谷部とが対向するように、2個の前記チャンネル部材
の前記山部を互いに固着したことを特徴とする車両等の
フレーム構造体の製造方法に関する。
〔作用〕
この発明は、上記のように構成されており、次のような
作用を有する。即ち、この車両等のフレーム構造体は、
はり同一ピッチで伸長する山部及び谷部を両側面に備え
た板部材から成るチャンネル部材を複数個組合せて各々
の前記山部を互いに固着したので、捩じり剛性の高いも
のとなり、車体を構成する種々のフレーム部材を共通化
即ち標準化することができ、しかも、前記チャンネル部
材の両側面における前記山部と前記谷部とが互いに対向
し、また前記谷部が軽量化兼作業用の開口部を形成した
ので、ボルト・ナンド、リベット等によって種々の装置
部品を簡単に取付けることができ、軽量化による性能向
上を果たすことができ、81突時のエネルギーを吸収で
き、更に前記山部には装置部品を取付けるための取付孔
が形成されているので、クロスメンバー等の部材を介し
て複数の車両等のフレーム構造体を互いに固定できると
共に、種々のフレーム部材等に簡単に取付ることができ
る。
更に、車両等のフレーム構造体の製造方法は、板部材を
はり同一ピッチで伸長する山部と谷部を有する凹凸形状
に切断し、切断された前記機部材を折曲げてチャンネル
部材を構成し、次いで前記チャンネル部材を複数個組合
せて前記山部を互いに固着したので、製作が極めて容易
であり、機部材から切り取るに当たって素材の無駄を少
な(することができ、しかも切断機の型、折曲げ機の型
等の成形機を共通化して簡単化することができる。
また前記板部材にはツーリング孔が予め形成されており
、前記ツーリング孔には切断機、折曲げ機等の成形機の
位置決めピンが嵌合することができるので、極めて精度
の高い切断及び折曲げ成形ができ、しかも切断寸法、折
曲げ寸法をツーリング孔の位置を変更することによって
N単に変更することができ、取付孔を正確に且つ確実に
穿孔することもできる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明による車両等のフレー
ム構造体の一実施例について詳述する。
第1図において、この発明による車両等のフレーム構造
体が車両に通用される場合の基本的な形状の箱形断面車
枠構造である車両フレーム構造体10が示されている。
この車両フレーム構造体10は同一形状で且つ同一寸法
のチャンネル部材2を互いに固着することによって構成
されている。
このチャンネル部材2は断面コ字形であり、それらの端
部には突出部11を構成するように頂部即ち山部3と底
部即ち谷部4とが順次に形成されている。これら山部3
と谷部4とは長手方向に平行に伸長しており、チャンネ
ル部材2の山部3を互いに溶接等で固着することによっ
て断面が中空形即ち箱形(図では四角形)の構造が形成
される。
符号8は溶接部を示す、車両フレーム構造体10には、
対向した面に開口部9及び取付孔5が形成されている。
言い換えれば、山部3と谷部4とが対向し、谷部4と谷
部4とで開口部9が形成され、山部3には複数個の取付
孔5が形成されている。
開口部9及び取付孔5は、交互に長手方向に順次に並ん
で形成されており、しかも対向する面に関しては交互に
位置して開口部9と取付孔5とが対向している。開口部
9は、チャンネル部材2自体、従って車両フレーム構造
体を軽量にするための軽量化の機能を果たすと共に、チ
ャンネル部材2等の溶接作業等を行うための作業用の機
能を果たすために設けられている。取付孔5は、車両フ
レーム構造体10に装置部品を取付けるためにボルト、
リベット等を貫通させる孔として機能するものであり、
複数個の車両フレーム構造体を取付ることができ、場合
によっては他の種々のフレーム部材に取付けることもで
きる。
第2図において、−枚の板部材20からチャンネル部材
2を形成する例が示されている。−枚の板部材20をキ
ーストン状の線即ち実線で示す線6に沿って切断し、切
断板部材を形成する。言い換えれば、−枚の板部材20
を、突出部11が形成されるように、山部3及び谷部4
が軸線即ち長手方向に平行に伸長し且つ一定間隔で同形
即ち一定ピッチである波形切断線に沿って切断し、切断
板部材を形成する。即ち、山部3の長さり、と谷部4の
長さLtとを同一の長さに形成する。これによって全て
の山部3の長さは同一長さり、に形成されることになる
。また、板部材20の両端部即ち両側面については、山
部3と谷部4とが互いに対向するように構成し、板部材
20の全ての位置において幅が同一長さになるように切
断する。
更に、突出部11には、複数個(図では2個)の取付孔
5を穿孔する。このようにキーストン状の線即ち実線で
示す線即ち切断線6に沿って切断された切断板部材を、
長年方向の鎖線7に沿っては%’ 90度折り曲げて、
チャンネル部材2を形成する。切断板部材の折り曲げは
、後述のプレス、ロール等の折曲げ機を使用することに
よって達成できる。チャンネル部材2を複数個(第1図
では2個)組合せて断面箱形即ち中空形状に形成し、対
向したチャンネル部材2の山部3,3を互いに溶接等で
固着する。これによって、チャンネル部材2の谷部4が
対向した部位に開口部9が形成される。更に、チャンネ
ル部材2の突出部11に形成されている2個の取付孔5
は、互いに対向して形成され、4個の取付孔5が一箇所
に形成されることになる。このようにして形成されるキ
ーストン状のパターンは、一定のピッチで繰り返される
ものであり、このキーストン状のパターンで構成された
チャンネル部材2は取付けに関して互換性が保証される
。切断板部材を第2図に示す鎖線7に沿って折り曲げて
チャンネル部材2を形成した場合に、Wが幅となり、H
が畜さを構成するようになる。したがって、キーストン
状のパターンにおいてピッチが一定部ち順次に形成され
る山部3と谷部4との長さL+、Lgが一定であれば、
チャンネル部材2の幅Wと高さHが変わったとしてもチ
ャンネル部材2は互いに溶接等で固着することができ、
新しい素材のための別の型を必要としない。また、チャ
ンネル部材2の固着は、中空断面の中立軸上を溶接する
ことになるので、チャンネル部材2の溶接部に掛かる応
力が小さく、チャンネル部材2即ち車両等のフレーム構
造体10の強度に関しては有利である。
第3図において、車両等のフレーム構造体の別の形状が
示されている。この車両等のフレーム構造体30につい
ては、−枚の板部材を第2図に示すようなキーストン状
のパターンで切断し、その切断板部材を長手方向の中心
線に沿って折り曲げてチャンネル部材12を形成する。
4個のチャンネル部材12を使用して断面四角形の車両
等のフレーム構造体30を構成する。車両等のフレーム
構造体30に構成される開口部9は各面に形成され、し
かも、対向する面の開口部9は互いに対向する位置に形
成され、隣接する面の開口部9は交互即ち千鳥足状に位
置している。取付孔5についても開口部9と同様な配置
位置になる。
第4図において、車両等のフレーム構造体の別の構造を
形成するための板部材20が示されている。この車両等
のフレーム構造体を構成する板部材20ぽ、第2図に示
す板部材20とほり同一であるが、チャンネル部材45
を互いに固定するための固定孔47及びツーリング孔4
2が形成されている点で相違している。また、この切断
板部材の山部3及び谷部4については、第1図及び第2
図に示された切断板部材の山部3及び谷部4の平行切断
線の形状とは若干相違している。即ち、この切断板部材
の山部3及び谷部4は滑らかな曲線に沿って切断されて
いる。その他についての形状は、両者は同一であるので
説明を省略する。
第5図において、第4図に示す板部材20から切断板部
材を切断して、その切断板部材を折曲げてチャンネル部
材45を形成し、2個のチャンネル部材45を互いに固
定して車両等のフレーム構造体40を構成した例が示さ
れている。2個のチャンネル部材45は、山部3に穿孔
した固定孔47にリベット46を通して互いに固定され
ている。
図では、チャンネル部材45はリベy I・46によっ
て固定されているが、リベットの替わりにスポット溶接
等によって互いに固定されてもよいことは勿論モある。
第6図、第7図及び第8図において、チャンネ ゛ル部
材2.45が互いに固定される場合の例が示されている
。第6図に示されているチャンネル部材2.45は両側
面の長さが同一の場合であり、第7図に示されているチ
ャンネル部材2.45は両側面の長さが異なっているの
場合である。いずれの場合も両側面の端面が当接して溶
接等によって固定されている。第8図に示されたチャン
ネル部材2.45は第5図に示した場合の断面を示した
ものと同等のものである。
以上、チャンネル部材について種々の形状を例に挙げた
けれども、必ずしもチャンネル部材の形状は上記の形状
に限定されるものでなく、次のように形成されてもよい
ことは勿論である。即ち、図示していないが、例えば、
切断された板部材の中央部を長手方向に沿って約60度
まで折曲げてチャンネル部材を形成してもよく、それら
チャンネル部材を3個使用して3角形状に構成すること
もできる。更に、板部材から切断板部材を切り取る場合
に、山部と山部を対向させると共に、谷部と谷部を対向
させて板部材を切断してもよいことも勿論である。その
場合には、チャンネル部材の強度等を考慮してサイズ等
を決定すればよいことも勿論である。
第9図において、この発明による第1図に示す基本的な
車両等のフレーム構造体10を、トラスに構成した例が
示されている。チャンネル部材2によって構成された車
両等のフレーム構造体10は、複数個のアングル部材1
3によって互いに固定されている。車両等のフレーム構
造体10に設けられている取付孔5とアングル部材13
に形成されている取付孔15とにボルト、リベット等の
固着手段14を貫通させ、車両等のフレーム構造体10
0チャンネル部材2にアングル部材13を固定する。こ
のようなトラス構造は梁等に利用することができる。
次に、この発明による車両等のフレーム構造体10.3
0.40の製造方法について、第10図、第11図、第
12図及び第13図を参照して説明する。
第10図において、この発明による車両等のフレーム構
造体の製造方法の一例を説明するために板部材20が示
されているにの製造方法においては、板部材20の切断
工程即ち打抜き工程と取付孔5の穿孔工程を同時に行う
場合が示されている。まず、板部材20にツーリング孔
42を予め穿孔する。このツーリング孔42は、切断線
6に沿っての打抜き工程と取付孔5の穿孔工程を行う場
合に、位置決めを行うための手段として機能させる。即
ち、切断機に設けられた位置決めピン33(第12図参
照)を、板部材20に形成されたツーリング孔42に嵌
合し、精度を出すようにする。板部材20に対して、切
断線6に沿ワての打抜き工程と取付孔5の穿孔工程を行
った後には、次の打抜き工程と穿孔工程を行うために、
矢印で示す方向に板部材20を移動させる。この製造方
法においては、ツーリング孔42とツーリング孔42と
の間の距離りは、車両等のフレーム構造体のサイズ等に
よって適宜に変更できることは勿論である。また、ツー
リング孔42と山部41の中央位置(言い換えれば、谷
部49の中央位置)との間の距離2は、切断機に設けら
れたピンの設置位置を変えることによって簡単に変更す
ることができる。切断機に板部材20を設置した後に、
板部材20をはソ°同一ピッチで伸長する山部41と谷
部49を存する凹凸形状に切断して切断板部材を形成す
る0次いで、例えば、後述の折曲げ機を使用して、その
切断板部材を鎖線に沿って折曲げてチャンネル部材を構
成する。この折曲げ工程においては、ツーリング孔42
が切断板部材の位置決めとしての機能を果たすことがで
きる。最後に、このチャンネル部材を複数個組合せて山
部41を互いに溶接、リベット等によって固着する。こ
のような製造工程によって、第1図、第3図、第5図、
或いは第6図、第7図及び第8図に示すような車両等の
フレーム構造体を形成することができる。
第11図において、この発明による車両等のフレーム構
造体10,30.40の製造方法の別の例を説明するた
めに板部材20が示されている。
この製造方法においては、板部材20に対してツーリン
グ孔42の穿孔工程と取付孔5の穿孔工程とを同時に行
い、次いで板部材20の打抜き工程を行った場合が示さ
れている。その他の工程については、第9図を参照して
説明したものと同一であるので、同一の製造工程につい
ては説明を省略する。
第12図及び第13図において、折曲げ機39によって
切断板部材を成形する一例が示されている。第12図は
切断板部材の成形前を示し、第13図は切断板部材の成
形後を示している。折曲げ[39はU字状のダイベース
31及びダイベース31内に対向して配置される一対の
ダイ34から成る・ダイヘース31は上方に突出した取
付部38を有しており、この取付部38はダイベース3
1の長手方間に伸長している。各々のダイ34はシム3
6を介して固定ボルト35によってダイベース31の取
付部38に取付けられている。また、ダイベース31に
はバンチ32の位置決めピン33が嵌り込むことができ
る嵌合孔37が形成されている。ダイ34とダイ34と
の距離即ち間隔は、ダイ34と取付部38との間に介在
されるシム36の厚さによって調節される。所定の長さ
に切断された板部材20即ち切断板部材を折曲げて所定
のチャンネル部材に成形するためには、ダイベース31
にダイ34を設定し、第12図に示すように、ダイ34
及びダイベース31上に切断板部材を載置する。次いで
、パンチ32の位置決めピン33を切断板部材のツーリ
ング孔42に嵌合させ、その状態でパンチ32を矢印で
示す方向に下降させる。バンチ32の位置決めピン33
は、第13図に示すように、ダイベース31の嵌合孔3
7に嵌合して、成形の妨げになるようなことはない。
この成形工程において、ダイベース31とダイ34との
設定については、チャンネル部材となる切断板部材即ち
素材の板厚に応じてシム36の厚さを調節する。また、
パンチ32の位置決めピン33が切断板部材のツーリン
グ孔42に嵌合して、プレス時のずれ等が生じないよう
にする。板部材から切断板部材を切り取る板取り時にお
ける切断板部材の長さり、  Jの寸法、バンチ32の
幅Wの変更に伴ワて、シム36の厚さを変更することが
できる。従って、上記折曲げ機によれば、切断板部材の
サイズ、チャンネル部材の形状が変更したとしても、高
価なブランク型即ちダイ、ダイベース等を変更する必要
がなく、切断板部材のサイズ、チャンネル部材の形状の
変更に応じて対応することができる。一般に、ブランク
型が高価になるのは、仮を切断するための刃の隙、精度
等を要求されるためである。しかしながら、パンチ、グ
イ等は形状がストレートであり、切削が容易であり、通
常、コストはブランク型の半分以下である。
この発明による車両等のフレーム構造体10゜30.4
0は上記のように構成されており、図示していないが、
次のように利用することができる。
車両の大きさ、例えば、3〜4トン車、1.5〜2トン
車、0.75〜1トン車等の積載量に応じてフレームの
断面サイズは異なっているが、それらの違いに対応して
規格化を行うことができる。即ち、車両の大きさに応じ
て、フレームのサイズを変えることによって対応するこ
とができる。又は、車両において、大荷重を受ける部分
と小荷重を受ける部分とに応じて、フレームのサイズを
変えることによって対応することができる。しかも、波
形のピッチを同一に形成しておけば、大きさの相違する
フレームを互いに溶接等で固着することもできる。
また、断面サイズが異なる場合に、ブランク形状を同一
にして、送り幅を変え、断面サイズの変更に対応するこ
とができ、高価なブランク型を共通化でき、投資削減が
可能となる。更に、ポンチ形状を同一にして、プレスの
ストロークを変えることによって、フレームの高さ即ち
サイドメンバの高さの変更にも対応でき、投資削減が可
能となる。
この車両等のフレーム構造体10,30.40は、フロ
ントサスペンションにも適用することができる。フロン
トサスペンションを取付けるサブフレームに車両等のフ
レーム構造体のサイドメンバをボルト・ナツト又はリベ
ットによって固定する。製造工程においては、サブフレ
ームに対してサスベンシラン取付けに必要な部品、例え
ば、ブラケットロアリンク、クロスメンバエンジンマウ
ント、リバウンドラバーブラケット、バンブラバーブラ
ケット、クロスメンバストラットバー、ブラケットエン
ジンマウント等を溶接等で固定しておき、これら部品の
位置をサブ治具で正確に設定しておけば、メイン治具上
での作業を減らすことができ、製造ラインをスムースに
流すことができる。そして、サブフレームに装置部品を
ボルト・ナツト、リベット等によって固定することがで
きる。
また、この車両等のフレーム構造体10,30゜40は
、リヤサスペンションに適用することもできる。車両等
のフレーム構造体のサイドメンバは、パイプ等から成る
クロスメンバによってボルト・ナンド、リベット等によ
って固定され、これらクロスメンバはパイプ等の両端に
ブラケットを有し、そのブラケットに取付孔が形成され
ている。クロスメンバの両端には、スプリングブラケッ
トを設け、このスプリングブラケットの内側にはサイド
メンバを受けるクロスメンバブラケットを設ける。
クロスメンバは、車両等のフレーム構造体のフレームを
貫通することなく、フレームの下側を通り抜けて配置し
、フレームのサイドメンバをクロスメンバブラケットに
iI!iしてボルト又はリベットで固定すると、フレー
ム組幅が決まり、大がかりな治具を必要とせずに組立て
ができる。また、クロスメンバはバンブラバーの力を受
ける強度メンバとなり、バンプラバーの端部に設けたフ
ランジ部とバンブラバーブラケットと間にフレームのサ
イドメンバを挟んでボルト等で固定し、バンブラバーブ
ラケットに加えられた力をスムースにクロスメンバに伝
達できるように構成できる。更に、リヤサスペンション
の後部のクロスメンバについてもサブ治具で寸法を正確
に出しておけば、メイン治具は簡単なものでよい。
また、フロントサスペンションに適用した場合に、車両
等のフレーム構造体のフレームにおけるサイドメンバの
波形をずらすことによって、フルキャブオーバ車、セミ
キャブオーバ車等に対応することができる。更に、スプ
リングの取付幅、車軸のトレンドが異なった場合にも適
用できる。
更に、この発明による車両等のフレーム構造体は、種々
の卓型、例えば、ワゴンボディー、キャブレスアルミパ
ン、コンベンショナルキャブ、スチール物置風ダブルキ
ャブ等に容易に適用することができる。しかも、この発
明による車両等のフレーム構造体は、シャシ部材のみで
なく、箱形のボディーの骨組としても使用することがで
きる。
また、この発明による車両等のフレーム構造体は、建築
構造体等のフレーム構造体に適用できることも勿論であ
る。
〔発明の効果〕
この発明は、以上のように構成されており、次のような
効果を奏する。即ち、この車両等のフレーム構造体は、
は\゛同一ピッチで伸長する山部及び谷部を両側面にO
ffえた板部材から成るチャンネル部材を複数個組合せ
て各々の前記山部を互いに固着したので、瑛じり剛性の
畜いものとなり、車両を構成する種々のフレーム部材を
共通化即ち標準化することができ、従って取付は装置部
品の互換性を持たせることができ、そのためサービス部
品の在庫を減少させることができ、設計製造等の省力化
を可能にし、各々の車種間での設備の共通化を図ること
ができ、投資コストを低減することができ、更に製造、
組立て作業等をシステム化することができると共に、車
両等のフレーム構造体を建築構造体等にも転用すること
ができる。しがも、前記チャンネル部材の両側面におけ
る前記山部と前記谷部とが互いに対向し、また前記谷部
が軽量化兼作業用の開口部を形成したので、ボルト・ナ
ンド、リベット等によって種々の装置部品を簡単に取付
けることができ、軽量化による性能向上を果たすことが
でき、更に軽量化のための開口によって衝突時のエネル
ギーを吸収して安全性の向上を図ることができる。更に
前記山部には装置部品を取付けるための取付孔が形成さ
れているので、取付孔等を備えたクロスメンバー等の部
材を介して復数のフレーム構造体を互いに固定できると
共に、種々のフレーム部材等に簡単に取付けることがで
き、取付孔の形成を極めて容易に行うことができ、更に
種々の装置部品を適宜に所定の場所に取付け、しかも種
々のフレーム構造体に構成することができ、利用範囲を
極めて広くすることができ、また取付孔を標準化して取
付け、装置部品の互換性を持たせることができる。
更に、車両等のフレーム構造体の製造方法は、板部材を
はり同一ピッチで伸長する山部と谷部を有する凹凸形状
に切断し、切断された前記板部材を折曲げてチャンネル
部材を構成し、次いで前記チャンネル部材を複数個組合
せて前記山部を互いに固着したので、製作が極めて容易
であり、素材を有効に使用でき、切り捨てとなる即ち無
駄になるスクラップが極めて少なくなり、素材の有効利
用が可能となって材料コストが安価となる。しかも切断
機の型、折曲げ機の型等の成形機を共通化して簡単化す
ることができる。また前記板部材には゛ツーリング孔が
予め形成されており、前記ツーリング孔には切断機、折
曲げ機等の成形機の位置決めピンが嵌合することができ
るので、極めて精度の高い切断及び折曲げ成形ができ、
しかも切断寸法、折曲げ寸法をツーリング孔の位置を変
更することによって簡単に変更することができ、取付孔
を正確に且つ確実に穿孔することもできる等、種々の効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による車両等のフレーム構造体の基本
的な構造の一実施例を示す斜視図、第2図は第1図の車
両等のフレーム構造体を形成する素材を示す平面図、第
3図はこの発明による車両等のフレーム構造体の別の構
造を示す斜視図、第4図は車両等のフレーム構造体を形
成する素材を示す平面図、第5図はこの発明による車両
等のフレーム構造体の更に別の構造を示す斜視図、第6
図、第7図及び第8図はこの発明による車両等のフレー
ム構造体の種々の断面を示す断面図、第9図は第1図に
示す車両フレーム構造体を連結する例を示す斜視図、第
10図及び第11図は車両等のフレーム構造体の製造方
法を説明するために板部材を示す平面図、第12図及び
第13図は車両等のフレーム構造体の製造方法を達成す
るために使用される折曲げ機を示す断面図、第14図は
従来の箱状構造物の素材を示す斜視図、並びに第15図
は自動車用車台フレームの一部を示す斜視図である。 2.12.45・−・−チャンネル部材、3.41・・
・・・・・山部、4.49・・−・−谷部、5.15−
・・・−取付孔、6・・・・−・・切断線、7−・・・
−鎖線(折曲げ線)、8・−・−・・−溶接部、9−・
・・−・開口部、10,30.40−・・・−車両等の
フレーム構造体、11−・・・−・突出部、13・−・
−ヘアングル部材、14−・・・・ボルト等の固着手段
、42−・−ツーリング孔、46・−・−・−・リベッ
ト、47〜−m−−−・固定孔。 特許出願人   いす\゛自動車株式会社代理人 弁理
士    尾 仲 −宗 第  13   図 q

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ほゞ同一ピッチで伸長する山部及び谷部を両側面
    に備えたチャンネル部材を複数個組合せて各々の前記山
    部を互いに固着したことを特徴とする車両等のフレーム
    構造体。
  2. (2)前記チャンネル部材の両側面における前記山部と
    前記谷部とが互いに対向していることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載されている車両等のフレーム構
    造体。
  3. (3)前記谷部が軽量化兼作業用の開口部を形成するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載されている
    車両等のフレーム構造体。
  4. (4)前記山部には装置部品を取付けるための取付孔が
    形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載されている車両等のフレーム構造体。
  5. (5)クロスメンバー等の部材を介して互いに固定でき
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載されて
    いる車両等のフレーム構造体。
  6. (6)板部材をほゞ同一ピッチで伸長する山部と谷部を
    有する凹凸形状に切断し、切断された前記板部材を折曲
    げてチャンネル部材を構成し、次いで前記チャンネル部
    材を複数個組合せて前記山部を互いに固着したことを特
    徴とする車両等のフレーム構造体の製造方法。
  7. (7)前記板部材にはツーリング孔が予め形成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第6項に記載されて
    いる車両等のフレーム構造体の製造方法。
  8. (8)前記ツーリング孔には切断機、折曲げ機等の成形
    機の位置決めピンが嵌合できることを特徴とする特許請
    求の範囲第6項に記載されている車両等のフレーム構造
    体の製造方法。
  9. (9)前記山部と前記谷部とは同一形状且つ平行に切断
    され、しかも切断された前記板部材の長手方向に平行に
    折曲げられることを特徴とする特許請求の範囲第6項に
    記載されている車両等のフレーム構造体の製造方法。
  10. (10)前記板部材の切断前又は切断時に前記山部に同
    一間隔で取付孔を穿孔したことを特徴とする特許請求の
    範囲第6項に記載されている車両等のフレーム構造体の
    製造方法。
  11. (11)前記チャンネル部材の両側面の前記山部と前記
    谷部とが対向するように、2個の前記チャンネル部材の
    前記山部を互いに固着したことを特徴とする特許請求の
    範囲第6項に記載されている車両等のフレーム構造体の
    製造方法。
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