JPS631118Y2 - - Google Patents

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JPS631118Y2
JPS631118Y2 JP1981145834U JP14583481U JPS631118Y2 JP S631118 Y2 JPS631118 Y2 JP S631118Y2 JP 1981145834 U JP1981145834 U JP 1981145834U JP 14583481 U JP14583481 U JP 14583481U JP S631118 Y2 JPS631118 Y2 JP S631118Y2
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JP
Japan
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shaped
seawater
box
heat exchanger
plate
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JP1981145834U
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JPS5850400U (ja
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Publication of JPS631118Y2 publication Critical patent/JPS631118Y2/ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、LNG(液化天然ガス)のような超低
温液体を海水を利用して加熱し、気化せしめる気
化器であつて、オープンラツク式と称されるもの
の散水装置に関するものである。
[従来技術とその問題点] 従来のオープンラツク式気化器の散水装置は第
1図に示すように、ヘツダーパイプ01に連結さ
れた垂直パネル状の熱交換器02の両側に函形ト
ラフ03,03′を配設し、この函形トラフ03,
03′に海水管04、給水管05…を介して海水
を給水し、函形トラフ03,03′の熱交換器0
2側から海水を膜状にオーバーフローさせて熱交
換器02を加熱する構成である。
この従来の散水装置の場合、給水管05の先端
05′はそのまま函形トラフ03,03′内に開口
しているため、先端05′から勢いよく海水が函
形トラフ03,03′内に噴出し、函形トラフ0
3,03′内の水面や底板に当り、その影響で函
形トラフ03,03′内の水面が波立ち、オーバ
ーフローする海水膜の厚さに不均一が生じ、熱交
換器02の気化能力が低下する。
この欠点を解消するため、第1図の場合には給
水管05側とオーバーフロー側06とを堰板07
にて仕切り、波立ちの影響をこの堰板07にて遮
断する方法が採られている。
しかし、上記堰板07を利用しても給水管05
の先端05′からは相当勢いよく海水が噴出する
ため、波立ちの影響をすべて防ぐことはできな
い。そこで現在は給水管05の直径を細くし、そ
の代りに給水管05の取付間隔を狭め、多数の給
水管を取り付けることで給水量を確保する方法が
採られているが、給水管05を多数取り付けるよ
うになると海水管04の末端側の流速は遅くな
り、海水管04の末端側に海生生物例えば貝が付
着し、末端側に給水量不足や詰まりの障害が発生
するようになる。
[本考案の目的] 本考案は斯かる点に鑑みて提案されるもので、
その目的はオープンラツク式気化器において、給
水管から勢いよく海水を噴出させてもトラフ内に
おいて波立ちを起さないか、起しても無視できる
程度に抑制できる散水装置を提案することであ
る。
[本考案の構成及びその作用] 本考案は上記目的を達成するため、次の如き構
成の散水装置を提案する。
垂直パネル形状の熱交換器の両側に函形のトラ
フを配設すると共にこの函形トラフに対して海水
を給水し、函形トラフの内側(熱交換器側)から
海水を膜状にオーバーフローさせて前記熱交換器
を加熱し、熱交換器内の被気化液体を気化するよ
うに構成したオープンラツク式気化器に於いて、
函形トラフに対して海水を給水する給水管の先端
に対向させてこの先端の開口よりも小径の孔を有
するドーナツ形の整流板を水平に取り付けると共
にこの整流板の下段に孔のない平板形の整流板を
取り付けて成るオープンラツク式気化器の散水装
オープンラツク式気化器の散水装置。
上記散水装置によると給水管から勢いよく噴出
した海水はその一部がドーナツ形整流板に当つて
水平方向に分流されると共に分流されない海水は
ドーナツ形整流板によつて勢いがそがれ整流板の
中心に設けた孔を介して流下し、更に下段の平板
形の整流板に当つて水平かつ放射状に整流されて
からトラフ内に流入する。このようにトラフ内に
噴出する海水はその一部が水平方向の流れとな
り、然も垂直方向に流れる海水はドーナツ形整流
板の孔を通るときに勢いがそがれ、更に平板形の
整流板に当るため、流れは二段階に減速されかつ
整流されてからトラフ内に流下するので、トラフ
内には殆んど波立ち現象が生じない。
[実施例及びその作用] 以下第2図及び第3図に基づいて本考案の一実
施例を説明する。符号の1はヘツダーパイプ、2
はこのヘツダーパイプ1に上端が連結された垂直
パネル状の熱交換器、3,3′は熱交換器2の上
部両側に配設した函形トラフにして、熱交換器2
とは平行に配設されており、熱交換器2側にオー
バーフロー口4,4′を形成している。
5,5′は函形トラフ3,3′内において、底側
を連通状態としながら函形トラフ3,3′内を長
手方向に仕切つている堰板である。
6は海水管、7,7′は海水管6と函形トラフ
3,3′内とを連通している給水管にして、この
給水管7,7′の先端8,8′は函形トラフ3,
3′内においては堰板5,5′を境としてオーバー
フロー口4,4′とは反対側に位置している。
9は給水管7,7′の先端8,8′に対して夫々
取り付けられた水平状の整流板にして、この整流
板9は第3図に示すように給水管7,7′の先端
8,8′に対して対向するように取付部材10に
より取り付けられており、実施例は給水管7,
7′の先端8,8′の口径より小さい口径の孔付ド
ーナツ形整流板9aを上段に、下段には孔のない
平板形の整流板9bを取り付けた構成である。
なお、実施例における給水管7,7′は下向き
であるが、給水管7,7′が上向きで函形トラフ
3内に入る方式もあり、この場合も上記実施例と
同じように整流板9が取り付けられて波立ちを防
止している。
上記実施例において、海水管6から送られて来
た海水は給水管7,7′を介して函形トラフ3,
3′内に給水されるが、この給水時の海水は先端
8,8′から噴出するとその一部はドーナツ形の
整流板9aに当り、これが水平に取り付けられて
いるために水平方向に分流される。又、分流され
ない海水はドーナツ形整流板9aの孔を介してそ
の勢いをそがれて平板形の整流板9bに当り、こ
こで水平かつ放射状にその流れを変え、整流され
てからて函形トラフ3内に流入する。
[本考案の効果] 本考案は以上のように給水管の先端に対向せし
めてドーナツ形の整流板と平板形の整流板を二段
に取り付けたので、給水管の先端から噴出した海
水の一部はこのドーナツ形整流板に当つて水平方
向に分流されると共にドーナツ状の孔内を通過す
るときにその勢いをそがれて平板形の整流板に当
り、ここで残部の海水が水平かつ放射状にその流
れの向きを変えて整流されるので、海水の噴出エ
ネルギーが効果的に分散されて函形トラフ内に波
立ちを起さない。又は起しても極めて微小であ
る。
この結果、給水管の間隔を広げて全体の本数を
減じ、一本当りの給水量と流速を高めることがで
きるから、給水管からの噴出量が末端側に行くに
従つて極端に低下したりしないと共に海水の流速
を確保することにより海生物の付着も抑止でき、
よつて海水管或いは給水管が海生物によつて閉塞
されてしまうというようなトラブルもなくなる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の散水装置の要部を示す斜視図、
第2図は本考案に係る散水装置の要部を示す斜視
図、第3図は本考案に係る整流板の斜視図であ
る。 1……ヘツダーパイプ、2……熱交換器、3,
3′……函形トラフ、4,4′……オーバーフロー
口、5,5′……堰板、6……海水管、7,7′…
…給水管、8,8′……先端、9……整流板、1
0……取付部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直パネル形状の熱交換器の両側に函形のトラ
    フを配設すると共にこの函形トラフに対して海水
    を給水し、函形トラフの内側(熱交換器側)から
    海水を膜状にオーバーフローさせて前記熱交換器
    を加熱し、熱交換器内の被気化液体を気化するよ
    うに構成したオープンラツク式気化器に於いて、
    函形トラフに対して海水を給水する給水管の先端
    に対向させてこの先端の開口よりも小径の孔を有
    するドーナツ形の整流板を水平に取り付けると共
    にこの整流板の下段に孔のない平板形の整流板を
    取り付けて成るオープンラツク式気化器の散水装
    置。
JP14583481U 1981-09-30 1981-09-30 オ−プンラツク式気化器の散水装置 Granted JPS5850400U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14583481U JPS5850400U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 オ−プンラツク式気化器の散水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14583481U JPS5850400U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 オ−プンラツク式気化器の散水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5850400U JPS5850400U (ja) 1983-04-05
JPS631118Y2 true JPS631118Y2 (ja) 1988-01-12

Family

ID=29938752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14583481U Granted JPS5850400U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 オ−プンラツク式気化器の散水装置

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JP (1) JPS5850400U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412372Y2 (ja) * 1986-01-29 1992-03-25

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5616477Y2 (ja) * 1978-10-12 1981-04-16
JPS56116470U (ja) * 1980-01-30 1981-09-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5850400U (ja) 1983-04-05

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