JPH0425600Y2 - - Google Patents

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JPH0425600Y2
JPH0425600Y2 JP13580986U JP13580986U JPH0425600Y2 JP H0425600 Y2 JPH0425600 Y2 JP H0425600Y2 JP 13580986 U JP13580986 U JP 13580986U JP 13580986 U JP13580986 U JP 13580986U JP H0425600 Y2 JPH0425600 Y2 JP H0425600Y2
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trough
water
seawater
heat exchange
exchange panel
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JP13580986U
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 利用産業分野 この考案は、液化天然ガスを気化するためのオ
ープンラツク型気化器の散水装置の改良に係り、
トラフ内に海生生物が付着し難くかつ簡単な構成
からなる散水装置に関する。
背景技術 液化ガスの気化器には、構造が簡単で、経済
性、気化性能の安定性、保守及び維持管理の容易
さからオープンラツク式気化器が多用されてい
る。
オープンラツク型気化器は、例えば、直径方向
に一対のフインを突出させたフインチユーブをフ
イン方向に配列して一枚のパネル状となし、その
上下端部にヘツダータンクを設けて熱交換パネル
を構成し、該パネルを複数連立配置して、各パネ
ルの上方に配設した散水器より熱媒体の海水を熱
交換パネル面に流下させる構造である。
気化器の熱媒体に海水を使用するのは、主に経
済性の理由からであるが、従来、散水装置は、上
面を開放した箱型のトラフを熱交換パネルの上部
両面に、それぞれ対設し、海水はトラフ開放面に
望ませた散水ノズルからトラフ内に流入させ、ト
ラフの熱交換パネル側の溢水エツジ部からオーバ
ーフローさせる構成である。
また、散水ノズルは、トラフ上方に配置した散
水供給管より分岐して海水の供給を行なう構成で
あり、散水ノズルから落下する海水の波立ちを、
溢水エツジ部よりオーバーフローする溢水に伝え
ないように、トラフ内に仕切板が配置されてい
る。
かかる散水装置において、海水を使用すること
から、トラフ内に藻や貝類の海生生物が付着、成
長することがあり、トラフ内の流水を阻害した
り、生長した貝類が下流側に流れて、溢水エツジ
部と熱交換パネル間に挟まり、同部の海水の落下
が阻害され、熱交換パネルに沿つて流れる海水が
途切れて気化が進行せず、また、当該部分が局部
応力にさらされる問題があつた。
このため、従来、トラフ内の仕切板形状やその
配置等に工夫が施されているが、充分ではなく、
海生生物が付着しないように、海水を薬品処理し
て使用することが行なわれているが、新たに廃水
処理の問題を生じていた。
考案の目的 この考案は、上述の現状に鑑み、オープンラツ
ク型気化器の散水装置の海生生物付着防止に際
し、海水を薬品処理することなく、また、散水装
置の構成を複雑にすることなく、海生生物の付着
防止に極めて効果的な散水装置の構成を目的とし
ている。
考案の構成と効果 この考案は、 フインチユーブを連立し上下端にヘツダータンク
を設けて構成した熱交換パネルに、上面を開口し
たトラフの溢水エツジ部を対向させて配置し、該
トラフからの海水を溢水させて熱交換パネルに散
水するオープンラツク型気化器の散水装置におい
て、 前記トラフ内に散水ノズルを挟み一対配置した波
立ち防止用仕切板を有し、 一対の前記仕切板間のトラフ底部に開孔しかつ開
閉可能になした少なくとも1個の海生生物滞留防
止用ドレンを有することを特徴とするオープンラ
ツク型気化器の散水装置である。
この考案において、海生生物滞留防止用ドレン
は、一対の波立ち防止用仕切板の間でトラフ底部
の任意箇所に少なくとも1箇所設置することを特
徴とする。
すなわち、この考案の散水装置において、波立
ち防止用仕切板によりトラフからの溢水量が変動
するのを防止されるが、該仕切板の間のトラフ底
部付近では海水のよどみ部が発生し、海生生物の
幼虫が付着生長し易い区域となるため、上記の特
定位置にドレンを設けることにより、トラフ底部
のよどみ部の海水を滞留させずにドレン方向への
流れを生じさせて海生生物の幼虫等をトラフ外へ
排出させる機能を有する。
したがつて、この考案による海生生物滞留防止
用ドレンはトラフよりの溢水量を必要以上に減少
させることのない程度の排水能力を有するものと
する。
さらに、ゴム栓などで閉塞、開放が可能なドレ
ンとすることにより、海生生物の繁殖期に、ドレ
ンを開放して常時海水の一部をトラフ底部より排
水することができ、トラフ底部付近に滞留する海
生生物をトラフ外へ排出できる利点がある。
従つて、海生生物滞留防止用ドレンは、トラフ
底部の海水を滞留させずに、ドレン方向への動き
を生じさせる程度の排水量が好ましく、ドレンの
介設箇所及び孔径も、トラフの構成、形状、寸法
等に応じて、トラフ底部の海水の流動化を進める
のに有効な箇所とするのが望ましい。
図面に基づく考案の開示 以下に、この考案を実施例の図面に基づいて詳
述する。第1図はこの考案によるオープンラツク
型気化器の斜視説明図である。
オープンラツク型気化器は、ここでは、直径方
向に一対のフインを突出させたフインチユーブを
フイン方向に配列して一枚のパネル状となし、そ
の上下端部にヘツダータンク2(上ヘツダータン
クのみ図示)を設けて熱交換パネル1を構成し、
熱交換パネル1の上方に配設した散水装置より熱
媒体の海水を熱交換パネル1面に流下させる構造
である。
散水装置は、熱交換バネル1の両面に対設した
1対のトラフ3,3と、上ヘツダータンク2上方
に配置した散水供給管4及びこれより分岐する複
数の散水ノズル5とから構成されている。
上面を開放した箱型のトラフ3は、熱交換パネ
ル1に平行に水平配置され、パネル側の上縁端に
は斜め下方へ突出させた溢水エツジ6が設けてあ
り、この溢水エツジ部6より、トラフ3内の海水
がオーバーフローし、熱交換パネル1に沿つて落
下する構成である。
また、トラフ3内には、給水の際に、海水がト
ラフ3の水面で波立ち、これが溢水エツジ部6に
伝播し、溢水量が変動するのを防止するため、散
水ノズル5を挟むように、2枚の仕切板7がトラ
フ3内の長手方向に、底部より所要高さだけ持上
げた形態で固定配置されている。
この仕切板7には、図示する平板の他、多孔板
や断面L字型など種々の板が利用できる。
この考案の特徴である海生生物滞留防止用ドレ
ン8は、トラフ3底部の幅方向の中心で、かつ長
手方向の両端部に、1個ずつ開設してあり、通常
は合成樹脂製の栓(図示せず)にて閉塞され、海
生生物の繁殖期等の所要時期に、開栓して常時排
水することにより、トラフ3内に海生生物が滞
留、繁殖することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるオープンラツク型気化
器の斜視説明図である。 図中、1……熱交換パネル、2……上部ヘツダ
ータンク、3……トラフ、4……散水供給管、5
……散水ノズル、6……溢水エツジ部、7……仕
切板、8……海生生物滞留防止用ドレン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フインチユーブを連立し上下端にヘツダータン
    クを設けて構成した熱交換パネルに、上面を開口
    したトラフの溢水エツジ部を対向させて配置し、
    該トラフからの海水を溢水させて熱交換パネルに
    散水するオープンラツク型気化器の散水装置にお
    いて、前記トラフ内に散水ノズルを挟み一対配置
    した波立ち防止用仕切板を有し、一対の前記仕切
    板間のトラフ底部に開孔しかつ開閉可能になした
    少なくとも1個の海生生物滞留防止用ドレンを有
    することを特徴とするオープンラツク型気化器の
    散水装置。
JP13580986U 1986-09-04 1986-09-04 Expired JPH0425600Y2 (ja)

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JP13580986U JPH0425600Y2 (ja) 1986-09-04 1986-09-04

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JP13580986U JPH0425600Y2 (ja) 1986-09-04 1986-09-04

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Publication Number Publication Date
JPS6345297U JPS6345297U (ja) 1988-03-26
JPH0425600Y2 true JPH0425600Y2 (ja) 1992-06-18

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JP13580986U Expired JPH0425600Y2 (ja) 1986-09-04 1986-09-04

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JP6420223B2 (ja) * 2015-10-14 2018-11-07 株式会社神戸製鋼所 ガス気化器

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JPS6345297U (ja) 1988-03-26

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