JPS63110207A - 耐熱性樹脂 - Google Patents

耐熱性樹脂

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JPS63110207A
JPS63110207A JP25634086A JP25634086A JPS63110207A JP S63110207 A JPS63110207 A JP S63110207A JP 25634086 A JP25634086 A JP 25634086A JP 25634086 A JP25634086 A JP 25634086A JP S63110207 A JPS63110207 A JP S63110207A
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JP
Japan
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mol
formula
structural units
formulas
tables
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Pending
Application number
JP25634086A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Tajima
和久 田島
Hiromitsu Tachibana
立花 博光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は耐熱性、流動性、着色性、透明性に優れた耐熱
性樹脂に関するものである。
〈従来の技術と問題点〉 汎用樹脂として知られているポリスチレン樹脂やアクリ
ロニトリル−スチレン共重合樹脂等は成形性に優れてい
るが、耐熱性が劣っている。従来、耐熱性を改良する方
法として、スチレン等に共重合単量体として無水マレイ
ン酸を用いて重合した後、イミド化する2段階法(米国
特許第3492196号)や、メタクリル酸又はα−メ
チルスチレン等を共重合単量体として用いる方法がある
が、これらは耐熱性を改良できる反面、そのプロセスが
複雑であったり、分子内に有するカルボキシル基の影響
で加工性が著しく低下したり、α−メチルスチレンを用
いる場合は共重合性を向上させるためニ使用するアクリ
ロニトリルによって生じる着色問題等、多(の問題があ
り、且つこれらのものの耐熱性も充分とは言えなかった
これら問題を解決するために鋭意研究した結果、比粘度
(ηsp)が0.1〜0.5で、N−t−ブチルメタク
リルアミドとスチレン、メチルメタクレートより選ばれ
る1種又は2種の単量体およびメタクリル酸、無水マレ
イン酸より選ばれる1種又は2種の単量体から成る共重
合樹脂はビカット軟化温度約110°C以上の高い耐熱
性をもち、且つ優れた流動性、着色性、透明性を有する
ことを見い出し、本発明に至った。
〈問題点を解決するための手段〉 すなわち本発明は、比粘度(ηsp)が0.1〜0.5
で、N−t−ブチルメタクリルアミド20〜90モル%
とスチレン、メチルメタクレートより選ばれる1皿又は
2種の単量体78〜8モル%とメタクリル酸、無水マレ
イン酸より選ばれる1種又は2種の単量体2〜15モル
%(単量体合計100モル%)よりなる線状ランダム共
重合体耐熱性樹脂を内容とする。
本発明の共重合体樹脂の比粘度(ηsp)は0.1〜0
.5である。比粘度(ηsp)はオストワルド粘度計を
用い、N、N−ジメチルホルムアミド溶媒0.3%、3
0°Cで測定した値をいう。
比粘度(ηsr)が0.1より小さい場合、流動性は向
上するが成形品がもろくなり、0.5より大きい場合、
流動性が著しく低下するので好ましくない。
本発明の共重合体樹脂における構造単位(4)で示され
るN−t−ブチルメタクリルアミドの組成比は20〜9
0モル%である。20モル%より少ない場合は耐熱性を
向上させる効果がさほど発現されず、また90モル%よ
り多い場合は耐熱性は向上するが成形品がもろ(、また
流動性が低下する。
本発明では、N−t−ブチルメタクリルアミドと共重合
する単量体として共重合性、耐熱性があり、着色性にも
問題のないスチレンとメチルメタクレートが選ばれ、各
々単独または任意の割合で使用できるが、構造単位(B
)の単量体100モル%中、スチレンの割合を0〜25
モル%にすれば得られる共重合体樹脂の透明性が良く、
またスチレンの割合を25〜100モル%、さらに好ま
しくは50〜100モル%にすると流動性が良い。
本発明でいうスチレンとは、スチレン及びパラクロロス
チレン、オルトクロロスチレン、パラメチルスチレン等
の核置換スチレンをいう。
本発明に使用する構造単位(C)で示される単量体とし
ては、メタクリル酸、無水マレイン酸があり、耐熱性、
透明性向上の効果がある。これらは単独又は併用して使
用でき、その吏用量は2〜15モル%である。2モル%
未満では耐熱性の向上の効果がなく、15モル%をこえ
ると耐熱性を向上できる反面、著しく流動性が低下する
。特に、構造単位の)の単量体中のスチレンの割合が2
5モル%以上の場合でも、メタクリル酸、無水マレイン
酸をスチレンに対し12モル%以上の割合で用いれば、
得られる共重合体樹脂は優れた透明性、耐熱性を有し、
且つ流動性、着色性も良い。
本発明における共重合の方法は特に限定されるものでは
なく、通常の懸濁重合法、乳化重合法、塊状重合法、溶
液重合法等が用いられる。特に排水処理、乾燥工程の簡
便な懸濁重合法が好ましい。
反応に際し、過酸化物、アゾ系化合物などの公知の開始
剤が好適に用いられ、また公知のレドックス系開始剤も
使用できる。また懸濁重合法、乳化重合法等では公知の
分散剤、乳化剤が使用できる。
反応は通常30〜150°Cの温度で1〜15時間行な
われる。分子量の調節のために、t−ドデシルメルカプ
タン、2−メルカプトエタノール等の公知の連鎖移動剤
や、ジアリルフタレート、ジエチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタアクリレート等の
公知の多官能性化合物を樹脂製造時に使用してもよい。
また、べへ二ン酸、ステアリン酸、流動パラフィン等の
公知の滑剤を共重合体樹脂製造時に添加してもよい。
本発明で得られる共重合体樹脂は、単独は勿論、前記の
滑剤や公知の安定剤、着色剤、難燃剤、顔料その他各種
のポリマーとブレンドして利用してもよい。ブレンドす
る各種ポリマーとしては、ポリ塩化ビニル系樹脂、塩素
化塩化ビニル系樹脂、MBS系樹脂、塩素化ポリエチレ
ン系樹脂、アクリルゴム系樹脂、NBR系樹脂およびポ
リカーボネート樹脂、ボリアリレート系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂等のエンジニアリングプラスチック等公知の樹
脂がある。
本発明の共重合体樹脂は、インジェクション。
ロール、押出成形機で加工成形できる。また、製品形態
としてはプラスチック成形体分野、発泡成形2体分野に
利用できる。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例を示すが、これらは本発明を限
定するものではない。
本発明の共重合体樹脂の組成は元素分析とH−NMRで
決定した。また耐熱性、流動性、着色性、透明性の測定
は樹脂をロール、プレス後、次に示す方法で行なった。
耐熱性:ビカット軟化温度(JIS −に−7206)
5 kg / cA加重 流動性:B法フロー(JIS −に−7210)測定温
度240°C1100kq/護加重透明性: JIS 
−に−6714に従って、透過率を測定し、次の通り判
定した。
透過率 85%以上 85〜7070%以下記号  ◎
   ○   × 着色性二目視によって次の通り判定した。
はとんど着色していない   ◎ ごく薄く黄色着色あり    ○ 黄色に着色         へ 実施例1〜3、比較例1〜2 撹拌機つきllオートクレーブにポリビニルアルコール
0.3ダを層解した脱イオン水600yを入れ、撹拌状
態でN−t−ブチルメタクリルアミド60F/、メチル
メタクレート38g、メタクリル酸21およびモノマー
合計100重量部に対して表1に示す割合の開始剤の混
合物を加えた後、窒素置換した。90°Cに昇温し、7
時間の重合を行なった後、更に120°Cに昇温し、5
時間重合を行なった。得られた共重合体樹脂をロール、
プレスした後、耐熱性、流動性、透明性、着色性につい
て測定した。比較例についても表1の処方で重合後、物
性を測定した。結果を表1に示す。また各々の共重合体
樹脂の比粘度(ηsp)も表1に示す。
以下余白 実施例1〜3と比較例1〜2を比較することにより、比
粘度(ηsp)が0.1より小さい場合、流動性は向上
するが、もろくて成形ができなくなり、また0、5より
大きい場合、流動性が著しく低下することが分かる。
実施例4〜lO1比較例3〜8 表2に示した種々の組成の単量体100重量部に対し、
ベンゾイルパーオキシド0.10重量部、t−ブチルパ
ーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノニー1−0
.10重量部を用いて実施例1〜3と同様な方法で重合
させた後、各物性を測定した。
比較例も表2に示した処方により同様に重合させ、物性
を測定した。結果を表2に示す。
比較例9 スチレン7O−f11メタクリル酸30f1ベンゾイル
パーオキシド0.8重量部、t−ブチルパーオキシ−3
,5,5−トリメチルヘキサノエート0.10重量部の
混合m液をオートクレーブに入れ、窒素置換後90°C
に昇温し、7時間重合を行なった後、更に120°Cに
昇温し4時間重合を行なった。得られた共重合体樹脂を
粉砕し、ロール、プレスした後、各物性を測定した。結
果を表2に示す。
以下余白 実施例2.4.5より、N−t−ブチルメタクリルアミ
ドの組成比を増加させる程、耐熱性を大巾に向上させる
ことができ、比較例3のポリスチレンに対し約10°C
以上の耐熱性を向上できることが分かる。また比較例4
のN−t−ブチルメタクリルアミドが20モル%より少
ないと耐熱性改良の効果が小さく、比較例5では流動性
の低下が著しく、また成形品は脆いものであった。実施
例4.6.7より、単量体(イ)中のスチレン組成比を
増加させる程、流動性を大巾に向上でき、また単量体(
1′)中のメチルメタクレートの組成比を75モル%以
上にすれば透明性が向上することが分かる(実施例7)
。実施例6〜10より、単量体(イ)中のスチレンの割
合が25モル%以上の場合でも、単量体(0)のメタク
リル酸、無水マレイン酸を、スチレンに対し、12モル
%以上の割合で用いれば、得られる共重合体樹脂は優れ
た透明性、耐熱性を有し、且つ流動性、着色性も良いこ
とが分かる。
また比較例6より、単量体(ロ)の使用量を15モル%
より多くする場合、流動性が著しく低下することが分か
る。
本発明の共重合体樹脂は、比較例7のように従来のメタ
クリル酸等を用いる耐熱性向上の方法と比較し、流動性
を著しく向上できる(実施例2.6.7)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式:▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる構造単位(A)20〜90モル%、式:▲
    数式、化学式、表等があります▼又は ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる1種または2種の構造単位(B)78〜8
    モル%、 式:▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化
    学式、表等があります▼ で表わされる1種または2種の構造単位(C)2〜15
    モル% ((A)、(B)、(C)合わせて100モル%)とか
    らなる線状ランダム共重合体であつて、その比粘度(η
    _S_P)(N,N−ジメチルホルムアミド溶媒0.3
    %、30℃で測定)が0.1〜0.5である耐熱性樹脂
  2. (2)構造単位(B)の単量体100モル%中の▲数式
    、化学式、表等があります▼の割合が0〜25モル%で
    あ る特許請求の範囲第1項記載の耐熱性樹脂。
  3. (3)構造単位(B)の単量体100モル%中の▲数式
    、化学式、表等があります▼の割合が25〜100モル
    % である特許請求の範囲第1項記載の耐熱性樹脂。
  4. (4)構造単位(B)の単量体100モル%中の▲数式
    、化学式、表等があります▼の割合が50〜100モル
    % である特許請求の範囲第3項記載の耐熱性樹脂。
  5. (5)構造単位(B)の単量体▲数式、化学式、表等が
    あります▼に対して、構造単位(C)の単量体▲数式、
    化学式、表等があります▼及 びまたは▲数式、化学式、表等があります▼の割合が1
    2モル% 以上である特許請求の範囲第1〜4項の何れかの項記載
    の耐熱性樹脂。
  6. (6)懸濁重合法によつて得られる特許請求の範囲第1
    〜5項の何れかの項記載の耐熱性樹脂。
JP25634086A 1986-10-28 1986-10-28 耐熱性樹脂 Pending JPS63110207A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5307542A (en) * 1992-04-30 1994-05-03 Yoshida Kogyo K.K. Buckle for adjustably securing a belt or the like

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5307542A (en) * 1992-04-30 1994-05-03 Yoshida Kogyo K.K. Buckle for adjustably securing a belt or the like

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