JPS6310847B2 - - Google Patents
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- JPS6310847B2 JPS6310847B2 JP57214869A JP21486982A JPS6310847B2 JP S6310847 B2 JPS6310847 B2 JP S6310847B2 JP 57214869 A JP57214869 A JP 57214869A JP 21486982 A JP21486982 A JP 21486982A JP S6310847 B2 JPS6310847 B2 JP S6310847B2
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は磁器コンデンサに用いる高誘電率磁器
材料に関するものである。 従来例の構成とその問題点 従来、高誘電磁器材料として、BaTiO3を主成
分とし、種々の副成分を含む組成が用いられてい
る。副成分は、BaTiO3の強誘電的相転移点を室
温近傍にし高い誘電率を与える成分や、相転移に
伴う誘電率のピークを鈍化させる成分等がある。
しかしながら、高い誘電率を有する組成では、誘
電率の温度依存性が大きく、逆に温度依存性の小
さい組成では高い誘電率を示す組成がない。たと
えば、JISC6422で定められている等級Y、特性
D(20℃の静電容量を基準とし、−25℃〜85℃の温
度範囲で誘電率の変化が+20%から−30%の範囲
内である特性)を満たすものでは、20℃の比誘電
率がたかだか4000にすぎなかつた。 近年、電子回路の小型化にともない、コンデン
サにおいても、積層チツプコンデンサを小型化す
るためには、誘電体を薄くする方法と誘電率の高
い材料を用いる方法がある。磁器コンデンサの場
合、磁器誘電体を薄くすると耐電圧が下がる等の
問題があるため、高い誘電率を有する材料を用い
ることが望ましい。このようなことから、温度特
性が優れており、かつ高誘電率を有する磁器材料
の開発が強く望まれていた。 発明の目的 本発明は、JISC6422に規定されている等級Y、
特性Dを満たし、かつ室温(20℃)での比誘電率
が4000以上である高誘電率磁器材料を提供するこ
とを目的とする。 発明の構成 BaO成分が35〜48モル%、TiO2成分が41〜46
%、PbO成分が2〜15モル%、ZrO2成分が3〜
8モル%、およびSb2O3成分が0.25〜1.25モル%
(ただし0.25モル%を除く)の組成とすることに
よつて、上記目的を達成したものである。これら
主成分中、BaO成分とTiO2成分は主成分の
BaTiO3を構成する。PbO成分は強誘電的相転移
点を室温近傍にするためと、高誘電率を得るため
に加えられるものである。PbO成分が2モル%未
満、または15モル%を越えると比誘電率が4000以
下となる。ZrO2成分は相転移点を室温近傍にす
るためと、誘電率のピークを鈍化させるために加
えられるものである。ZrO2成分が3モル%未満、
あるいはSb2O3成分が0.25モル%以下では相転移
点でのピークが鋭くなり、誘電率の温度変化率が
大きくなりすぎる。ZrO2成分が8モル%を越え
るか、あるいは、Sb2O3成分が1.25モル%を越え
ると、相転移点が低くなりすぎ、室温での比誘電
率が4000以下になつてしまう。 相転移点が室温近傍に存在する組成たとえば、
BaO成分42モル%、PbO成分8モル%、TiO2成
分44.5モル%、ZrO2成分5モル%、およびSb2O3
成分0.5モル%の組成では誘電正接が2.5%と大き
い。 この主成分100モル部にMnO2成分を0.2〜3モ
ル部含有させることにより、誘電正接を2.5%以
下とすることができる。また、MnO2に代えて
NiO、CrO3/2、CoO、FeO3/2、またはVO5/2を使
用してもよく、あるいはこれら6種の成分のうち
の複数種を組合わせて含有させることによつても
同様の効果が得られる。上記成分を主成分100モ
ル部に対して3モル部より多く含有させた場合に
は、室温での比誘電率が4000以下になるだけでな
く、焼成体の粒径がいちじるしく大きくなるので
良好な焼結体が得られなかつた。なお、上記成分
が0.2モル部より少なくなると、その添加効果が
あまり認められなくなる。 ZrO2成分やSb2O3成分が少ない組成たとえば
BaO成分が43モル%、PbO成分が7モル%、
TiO2成分が43.75モル%、ZrO2成分が6モル%、
Sb2O3成分が0.25モル%では相転移点での誘電率
のピークが鋭くなり、JISY級D特性を満足しな
いが、この主成分100モル部にSiO2成分を1〜5
モル部含有させることにより、鋭いピークがつぶ
されて、Y級D特性を満たす。それを5モル部よ
り多く含有させると、室温の比誘電率が4000以下
になる。SiO2に代えてAl2O3、MgO、CaO、
SrO、BaO、ZnO、GeO2、CdO、SnO2、あるい
はTiO2、またはこれら11種成分のうちの2種以
上を組合わせて添加含有させても同様の効果が見
られた。また、上記成分が1モル部より少ない
と、添加効果があまり認められない。 実施例の説明 以下、本発明の実施例について、比較例と対比
させて説明する。 出発原料として、BaCO3、PbO、TiO2、
ZrO2、Sb2O3、MnO2、NiO、Cr2O3、CoO、
Fe2O3、V2O5、SiO2、Al2O3、MgO、CaCO3、
SrCO3、ZnO、GeO2、CdO、SnO2を用いる。 上記原料を下表の各試料の組成になるようにそ
れぞれ秤量し、めのうの玉石を入れたポリエチレ
ン容器内で純水とともに15時間混合し、乾燥させ
る。得られた各乾燥粉末に5重量%の純水を加え
てそれぞれプレス成形した後、1000〜1100℃の範
囲内の温度で1時間仮焼する。仮焼物を粗粉砕し
た後、ポリエチレン容器内でめのうの玉石および
純水とともに15時間粉砕し、乾燥させる。乾燥
後、ポリビニルアルコールの水溶液(5重量%濃
度)を各乾燥粉末に5〜10重量%加えて造粒し、
それぞれ円板状にプレス成形する。成形物を1250
〜1350℃の範囲内の温度で焼成し、銀電極を焼付
て、試料とした。 各試料について、比誘電率および誘電正接の温
度変化を測定した。測定は1kHzの周波数下で行
ない、温度範囲は−25℃〜85℃とし、20℃での値
を基準として前記温度範囲での誘電率の温度変化
率を求めた。その結果を下表に示す。
材料に関するものである。 従来例の構成とその問題点 従来、高誘電磁器材料として、BaTiO3を主成
分とし、種々の副成分を含む組成が用いられてい
る。副成分は、BaTiO3の強誘電的相転移点を室
温近傍にし高い誘電率を与える成分や、相転移に
伴う誘電率のピークを鈍化させる成分等がある。
しかしながら、高い誘電率を有する組成では、誘
電率の温度依存性が大きく、逆に温度依存性の小
さい組成では高い誘電率を示す組成がない。たと
えば、JISC6422で定められている等級Y、特性
D(20℃の静電容量を基準とし、−25℃〜85℃の温
度範囲で誘電率の変化が+20%から−30%の範囲
内である特性)を満たすものでは、20℃の比誘電
率がたかだか4000にすぎなかつた。 近年、電子回路の小型化にともない、コンデン
サにおいても、積層チツプコンデンサを小型化す
るためには、誘電体を薄くする方法と誘電率の高
い材料を用いる方法がある。磁器コンデンサの場
合、磁器誘電体を薄くすると耐電圧が下がる等の
問題があるため、高い誘電率を有する材料を用い
ることが望ましい。このようなことから、温度特
性が優れており、かつ高誘電率を有する磁器材料
の開発が強く望まれていた。 発明の目的 本発明は、JISC6422に規定されている等級Y、
特性Dを満たし、かつ室温(20℃)での比誘電率
が4000以上である高誘電率磁器材料を提供するこ
とを目的とする。 発明の構成 BaO成分が35〜48モル%、TiO2成分が41〜46
%、PbO成分が2〜15モル%、ZrO2成分が3〜
8モル%、およびSb2O3成分が0.25〜1.25モル%
(ただし0.25モル%を除く)の組成とすることに
よつて、上記目的を達成したものである。これら
主成分中、BaO成分とTiO2成分は主成分の
BaTiO3を構成する。PbO成分は強誘電的相転移
点を室温近傍にするためと、高誘電率を得るため
に加えられるものである。PbO成分が2モル%未
満、または15モル%を越えると比誘電率が4000以
下となる。ZrO2成分は相転移点を室温近傍にす
るためと、誘電率のピークを鈍化させるために加
えられるものである。ZrO2成分が3モル%未満、
あるいはSb2O3成分が0.25モル%以下では相転移
点でのピークが鋭くなり、誘電率の温度変化率が
大きくなりすぎる。ZrO2成分が8モル%を越え
るか、あるいは、Sb2O3成分が1.25モル%を越え
ると、相転移点が低くなりすぎ、室温での比誘電
率が4000以下になつてしまう。 相転移点が室温近傍に存在する組成たとえば、
BaO成分42モル%、PbO成分8モル%、TiO2成
分44.5モル%、ZrO2成分5モル%、およびSb2O3
成分0.5モル%の組成では誘電正接が2.5%と大き
い。 この主成分100モル部にMnO2成分を0.2〜3モ
ル部含有させることにより、誘電正接を2.5%以
下とすることができる。また、MnO2に代えて
NiO、CrO3/2、CoO、FeO3/2、またはVO5/2を使
用してもよく、あるいはこれら6種の成分のうち
の複数種を組合わせて含有させることによつても
同様の効果が得られる。上記成分を主成分100モ
ル部に対して3モル部より多く含有させた場合に
は、室温での比誘電率が4000以下になるだけでな
く、焼成体の粒径がいちじるしく大きくなるので
良好な焼結体が得られなかつた。なお、上記成分
が0.2モル部より少なくなると、その添加効果が
あまり認められなくなる。 ZrO2成分やSb2O3成分が少ない組成たとえば
BaO成分が43モル%、PbO成分が7モル%、
TiO2成分が43.75モル%、ZrO2成分が6モル%、
Sb2O3成分が0.25モル%では相転移点での誘電率
のピークが鋭くなり、JISY級D特性を満足しな
いが、この主成分100モル部にSiO2成分を1〜5
モル部含有させることにより、鋭いピークがつぶ
されて、Y級D特性を満たす。それを5モル部よ
り多く含有させると、室温の比誘電率が4000以下
になる。SiO2に代えてAl2O3、MgO、CaO、
SrO、BaO、ZnO、GeO2、CdO、SnO2、あるい
はTiO2、またはこれら11種成分のうちの2種以
上を組合わせて添加含有させても同様の効果が見
られた。また、上記成分が1モル部より少ない
と、添加効果があまり認められない。 実施例の説明 以下、本発明の実施例について、比較例と対比
させて説明する。 出発原料として、BaCO3、PbO、TiO2、
ZrO2、Sb2O3、MnO2、NiO、Cr2O3、CoO、
Fe2O3、V2O5、SiO2、Al2O3、MgO、CaCO3、
SrCO3、ZnO、GeO2、CdO、SnO2を用いる。 上記原料を下表の各試料の組成になるようにそ
れぞれ秤量し、めのうの玉石を入れたポリエチレ
ン容器内で純水とともに15時間混合し、乾燥させ
る。得られた各乾燥粉末に5重量%の純水を加え
てそれぞれプレス成形した後、1000〜1100℃の範
囲内の温度で1時間仮焼する。仮焼物を粗粉砕し
た後、ポリエチレン容器内でめのうの玉石および
純水とともに15時間粉砕し、乾燥させる。乾燥
後、ポリビニルアルコールの水溶液(5重量%濃
度)を各乾燥粉末に5〜10重量%加えて造粒し、
それぞれ円板状にプレス成形する。成形物を1250
〜1350℃の範囲内の温度で焼成し、銀電極を焼付
て、試料とした。 各試料について、比誘電率および誘電正接の温
度変化を測定した。測定は1kHzの周波数下で行
ない、温度範囲は−25℃〜85℃とし、20℃での値
を基準として前記温度範囲での誘電率の温度変化
率を求めた。その結果を下表に示す。
【表】
【表】
ただし*印は比較例を示す。
上表より明らかなように、BaO成分が35〜48
モル%、TiO2成分が41〜46モル%、PbO成分が
2〜15モル%、ZrO2成分が3〜8モル%、Sb2O3
成分が0.25〜1.25モル%(ただし0.25モル%を除
く)からなる組成において、比誘電率が4000以上
で、かつ温度変化率が−25℃〜85℃の範囲内にお
いて−30%〜+20%の範囲にある磁器材料が得ら
れた。 さらに、MnO2、NiO、CrO3/2、CoO、FeO3/2、
およびVO5/2なる成分群のうちの少なくとも一つ
を添加含有させると、より特性を改善することが
でき、またこれにSiO2、Al2O3、MgO、CaO、
SrO、BaO、ZnO、GeO2、CdO、SnO2および
TiO2なる成分群のうちの少なくとも一つを加え
ても、良好な結果が得られる。 発明の効果 以上述べてきたように、本発明によれば、従来
得られなかつたJISY級D特性を満たし、比誘電
率が4000以上である高誘電率磁器材料を得ること
ができる。
上表より明らかなように、BaO成分が35〜48
モル%、TiO2成分が41〜46モル%、PbO成分が
2〜15モル%、ZrO2成分が3〜8モル%、Sb2O3
成分が0.25〜1.25モル%(ただし0.25モル%を除
く)からなる組成において、比誘電率が4000以上
で、かつ温度変化率が−25℃〜85℃の範囲内にお
いて−30%〜+20%の範囲にある磁器材料が得ら
れた。 さらに、MnO2、NiO、CrO3/2、CoO、FeO3/2、
およびVO5/2なる成分群のうちの少なくとも一つ
を添加含有させると、より特性を改善することが
でき、またこれにSiO2、Al2O3、MgO、CaO、
SrO、BaO、ZnO、GeO2、CdO、SnO2および
TiO2なる成分群のうちの少なくとも一つを加え
ても、良好な結果が得られる。 発明の効果 以上述べてきたように、本発明によれば、従来
得られなかつたJISY級D特性を満たし、比誘電
率が4000以上である高誘電率磁器材料を得ること
ができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 BaO成分が35〜48モル%、TiO2成分が41〜
46モル%、PbO成分が2〜15モル%、ZrO2成分
が3〜8モル%、およびSb2O3成分が0.25〜1.25
モル%(ただし0.25モル%を除く)なる組成であ
ることを特徴とする高誘電率磁器材料。 2 BaO成分が35〜48モル%、TiO2成分が41〜
46モル%、PbO成分が2〜15モル%、ZrO2成分
が3〜8モル%、およびSb2O3成分が0.25〜1.25
モル%(ただし0.25モル%を除く)の組成の主成
分100モル部に対して、MnO2、NiO、CrO3/2、
CoO、FeO3/2およびVO5/2なる成分群のうちの少
なくとも一つを0.2〜3モル部を添加含有させた
ことを特徴とする高誘電率磁器材料。 3 BaO成分が35〜48モル%、TiO2成分が41〜
46モル%、PbO成分が2〜15モル%、ZrO2成分
が3〜8モル%およびSb2O3成分が0.25〜1.25モ
ル%(ただし0.25モル%を除く)の組成の主成分
100モル部に対して、MnO2、NiO、CrO3/2、
CoO、FeO3/2およびVO5/2なる成分群のうちの少
なくとも一つを0.2〜3モル部、SiO2、Al2O3、
MgO、CaO、SrO、BaO、ZnO、GeO2、CdO、
SnO2およびTiO2なる成分群のうちの少なくとも
一つを1〜5モル部添加含有させたことを特徴と
する高誘電率磁器材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57214869A JPS59105210A (ja) | 1982-12-08 | 1982-12-08 | 高誘電率磁器材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57214869A JPS59105210A (ja) | 1982-12-08 | 1982-12-08 | 高誘電率磁器材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59105210A JPS59105210A (ja) | 1984-06-18 |
JPS6310847B2 true JPS6310847B2 (ja) | 1988-03-09 |
Family
ID=16662905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57214869A Granted JPS59105210A (ja) | 1982-12-08 | 1982-12-08 | 高誘電率磁器材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59105210A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3932785B2 (ja) | 1999-08-25 | 2007-06-20 | 株式会社村田製作所 | 圧電体の製造方法 |
KR102202488B1 (ko) * | 2015-07-06 | 2021-01-13 | 삼성전기주식회사 | 유전체 자기 조성물 및 이를 포함하는 적층 세라믹 커패시터 |
CN107867826A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-04-03 | 苏州科茂电子材料科技有限公司 | 一种耐高温陶瓷介电材料的制备方法 |
-
1982
- 1982-12-08 JP JP57214869A patent/JPS59105210A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59105210A (ja) | 1984-06-18 |
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