JP2621478B2 - 高誘電率磁器組成物 - Google Patents
高誘電率磁器組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高誘電率磁器組成物に係り、特に耐電圧が大
きくかつ誘電率の温度特性に優れしかも焼結温度の低い
高誘電率磁器組成物に関するものである。
きくかつ誘電率の温度特性に優れしかも焼結温度の低い
高誘電率磁器組成物に関するものである。
[従来の技術] 従来、高誘電率磁器組成物としては、チタン酸バリウ
ム(BaTiO3)を主体とする組成物が一般に使用されてい
る。即ち、BaTiO3を基体とし、これにキュリー点を室温
付近に移動させるシフター剤と容量温度特性を改善する
デプレッサ剤、さらに焼結促進剤、還元防止剤などを加
えた組成とするのが一般的である。
ム(BaTiO3)を主体とする組成物が一般に使用されてい
る。即ち、BaTiO3を基体とし、これにキュリー点を室温
付近に移動させるシフター剤と容量温度特性を改善する
デプレッサ剤、さらに焼結促進剤、還元防止剤などを加
えた組成とするのが一般的である。
シフター剤としては、BaSnO3,BaZrO3,CaZrO3,CaSnO3,
SrTiO3,PbTiO3,La2O3,CeO2などが用いられ、デプレッサ
剤としては、CaTiO3,MgTiO3,Bi2(SnO3)3,Bi2(TiO3)
3,NiSnO3,MgZrO3,MgSnO3などが用いられている。また焼
結促進剤としては、Al2O3,SiO2,ZnO,CeO2,B2O3,Nb2O5,W
O3などが用いられ、還元防止剤としては、MnO2,Fe2O3,C
uOなどが用いられている。
SrTiO3,PbTiO3,La2O3,CeO2などが用いられ、デプレッサ
剤としては、CaTiO3,MgTiO3,Bi2(SnO3)3,Bi2(TiO3)
3,NiSnO3,MgZrO3,MgSnO3などが用いられている。また焼
結促進剤としては、Al2O3,SiO2,ZnO,CeO2,B2O3,Nb2O5,W
O3などが用いられ、還元防止剤としては、MnO2,Fe2O3,C
uOなどが用いられている。
しかしながら、チタン酸バリウムを主成分とする組成
物は、焼結温度が1300〜1400℃の高温であるため、焼成
コストが高く、特にこれを積層コンデンサに利用する場
合には、内部電極として、Pd、Pt等の高価な高融点貴金
属を用いなければならず、コンデンサのコスト低減の大
きな障害になっていた。
物は、焼結温度が1300〜1400℃の高温であるため、焼成
コストが高く、特にこれを積層コンデンサに利用する場
合には、内部電極として、Pd、Pt等の高価な高融点貴金
属を用いなければならず、コンデンサのコスト低減の大
きな障害になっていた。
このため、従来より、積層コンデンサの内部電極とし
て、安価な銀を主成分とする電極を使用することがで
き、積層コンデンサの製造コストを低減し得る、低温焼
結が可能な誘電体材料の出現が要望されていた。
て、安価な銀を主成分とする電極を使用することがで
き、積層コンデンサの製造コストを低減し得る、低温焼
結が可能な誘電体材料の出現が要望されていた。
そこで、焼結温度が低く、しかも誘電率の温度特性に
優れた磁器組成物として、PbO,La2O3,MO,ZrO2,TiO2より
なる主成分組成を(1−X−Y)PbO・ YMO・(1−Z)ZrO2・ZTiO2と表わしたときに(ただし
MはBaとSrの一方又は双方である。)、0.06≦X≦0.3
0、0.03≦Y≦0.48、0.20≦Z≦0.50を満足する主成分
組成物に、PbWO4とPb(Mg1/2W1/2)O3で表わされる組成
との一方又は双方よりなる添加物を主成分に対し、重量
で1〜40重量%(ただしPbWO4は主成分の15重量%以
下、Pb(Mg1/2W1/2)O3は主成分の40重量%以下であ
る。)含有して成る高誘電率磁器組成物、或いは、この
組成物に含まれる全Pbのうち5モル%以下をAgで置換し
たもの、或いはこの組成物に含まれる全Pbのうち6モル
%以下をBiで置換したもの、或いはこの組成物に含まれ
る全Pbのうち5モル%以下をAgで置換し6モル%以下を
Biで置換したものが提案され、本出願人より先に特許出
願された(特開昭63−98904号)。
優れた磁器組成物として、PbO,La2O3,MO,ZrO2,TiO2より
なる主成分組成を(1−X−Y)PbO・ YMO・(1−Z)ZrO2・ZTiO2と表わしたときに(ただし
MはBaとSrの一方又は双方である。)、0.06≦X≦0.3
0、0.03≦Y≦0.48、0.20≦Z≦0.50を満足する主成分
組成物に、PbWO4とPb(Mg1/2W1/2)O3で表わされる組成
との一方又は双方よりなる添加物を主成分に対し、重量
で1〜40重量%(ただしPbWO4は主成分の15重量%以
下、Pb(Mg1/2W1/2)O3は主成分の40重量%以下であ
る。)含有して成る高誘電率磁器組成物、或いは、この
組成物に含まれる全Pbのうち5モル%以下をAgで置換し
たもの、或いはこの組成物に含まれる全Pbのうち6モル
%以下をBiで置換したもの、或いはこの組成物に含まれ
る全Pbのうち5モル%以下をAgで置換し6モル%以下を
Biで置換したものが提案され、本出願人より先に特許出
願された(特開昭63−98904号)。
[発明が解決しようとする課題] 特開昭63−98904号に開示される高誘電率磁器組成物
によれば、低温焼結性、誘電率の温度特性が改善された
磁器組成物が提供されるが、耐電圧が未だ十分なものと
はいえず、より耐電圧の大きい高誘電率磁器組成物の出
現が望まれていた。
によれば、低温焼結性、誘電率の温度特性が改善された
磁器組成物が提供されるが、耐電圧が未だ十分なものと
はいえず、より耐電圧の大きい高誘電率磁器組成物の出
現が望まれていた。
本発明は上記従来の問題点を解決し、焼結温度が低
く、誘電率の温度特性に優れ、しかも耐電圧の大きな高
誘電率磁器組成物を提供することを目的とする。
く、誘電率の温度特性に優れ、しかも耐電圧の大きな高
誘電率磁器組成物を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用] 請求項(1)の高誘電率磁器組成物は、PbO,La2O3,M
O,ZrO2及びTiO2を含む組成物であって、下記一般式で示
される組成の主成分と、1〜8重量%のPbWO4と、0.05
〜1.5重量%のGeO2とを含むことを特徴とする。
O,ZrO2及びTiO2を含む組成物であって、下記一般式で示
される組成の主成分と、1〜8重量%のPbWO4と、0.05
〜1.5重量%のGeO2とを含むことを特徴とする。
(1−x−y)PbO・ yMO・(1−z)ZrO2・zTiO2 請求項(2)の高誘電率磁器組成物は、請求項(1)
の高誘電率磁器組成物において、更に0.2重量%の以下
のSiO2を含むことを特徴とする。
の高誘電率磁器組成物において、更に0.2重量%の以下
のSiO2を含むことを特徴とする。
請求項(3)の高誘電率磁器組成物は、請求項(1)
又は(2)の高誘電率磁器組成物において、含有される
Pbの5モル%以下をAgで置換したことを特徴とする。
又は(2)の高誘電率磁器組成物において、含有される
Pbの5モル%以下をAgで置換したことを特徴とする。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の高誘電率磁器組成物は、PbO,La2O3,MO,ZrO2,
TiO2よりなる組成物を下記一般式(I) (ただし、MはBaとSrの一方又は双方) で表わした時、 0.06≦x≦0.30 0.03≦y≦0.48 0.20≦z≦0.50 なる主成分と、1〜8重量%のPbWO4と0.05〜1.5重量%
のGeO2とを含むものである。
TiO2よりなる組成物を下記一般式(I) (ただし、MはBaとSrの一方又は双方) で表わした時、 0.06≦x≦0.30 0.03≦y≦0.48 0.20≦z≦0.50 なる主成分と、1〜8重量%のPbWO4と0.05〜1.5重量%
のGeO2とを含むものである。
以下に、本発明の高誘電率磁器組成物の組成比の限定
理由について説明する。
理由について説明する。
前記(I)式中、xが0.06未満であると得られる組成
物の誘電率の温度特性が悪化し、xが0.30を超えると誘
電率が低下し好ましくない。このため、xは0.06以上0.
30以下の範囲とする。
物の誘電率の温度特性が悪化し、xが0.30を超えると誘
電率が低下し好ましくない。このため、xは0.06以上0.
30以下の範囲とする。
また、(I)式中、yが0.03未満或いは0.48を超える
場合には、得られる組成物の誘電率の温度特性が悪化す
る。このため、yは0.03以上0.48以下の範囲とする。
場合には、得られる組成物の誘電率の温度特性が悪化す
る。このため、yは0.03以上0.48以下の範囲とする。
更に(I)式中、zが0.20未満或いは0.50を超える場
合には、得られる組成物の誘電率の温度特性が悪化す
る。このため、zは0.20以上0.50以下の範囲とする。
合には、得られる組成物の誘電率の温度特性が悪化す
る。このため、zは0.20以上0.50以下の範囲とする。
PbWO4の含有量が1重量%未満では焼結温度が高くな
り、8重量%を超えると得られる組成物の耐電圧が小さ
くなる。このため、PbWO4の含有量は1〜8重量%とす
る。
り、8重量%を超えると得られる組成物の耐電圧が小さ
くなる。このため、PbWO4の含有量は1〜8重量%とす
る。
GeO2の含有量が0.05重量%未満では得られる組成物の
耐電圧が小さく、1.5重量%を超えると誘電率が小さく
なる。このため、GeO2の含有量は0.05〜1.5重量%とす
る。
耐電圧が小さく、1.5重量%を超えると誘電率が小さく
なる。このため、GeO2の含有量は0.05〜1.5重量%とす
る。
請求項(2)の高誘電率磁器組成物において、SiO2を
含有させることにより得られる組成物の耐電圧が向上す
るという効果が得られるが、SiO2の含有量が0.2重量%
を超えると誘電率が小さくなる。このため、SiO2の含有
量は0.2重量%以下とする。
含有させることにより得られる組成物の耐電圧が向上す
るという効果が得られるが、SiO2の含有量が0.2重量%
を超えると誘電率が小さくなる。このため、SiO2の含有
量は0.2重量%以下とする。
請求項(3)の高誘電率磁器組成物において、Pbの5
モル%以下をAgで置換することにより、得られる組成物
の誘電率の温度特性が向上するが、Agへの置換率が5モ
ル%を超えると誘電率が小さくなる。従って、PbのAgへ
の置換率は5モル%以下とする。
モル%以下をAgで置換することにより、得られる組成物
の誘電率の温度特性が向上するが、Agへの置換率が5モ
ル%を超えると誘電率が小さくなる。従って、PbのAgへ
の置換率は5モル%以下とする。
このような本発明の高誘電率磁器組成物を製造するに
は、例えば、酸化鉛(PbO)、酸化ランタン(La2O3)、
チタン酸バリウム(BaTiO3)、炭酸バリウム(BaC
O3)、炭酸ストロンチウム(SrCO3)、酸化ジルコニウ
ム(ZrO2)、酸化チタン(TiO2)、酸化タングステン
(WO3)、酸化ゲルマニウム(GeO2)、酸化銀(Ag2O)
等の粉末を、所定の割合となるように秤量し、湿式ボー
ルミル等を用いて十分に混合する。次にこの混合物を脱
水、乾燥した後、必要に応じ、700〜850℃の範囲で数時
間仮焼成する。この仮焼成は必ずしも行う必要はない
が、これを行うことにより粒子がより均一化され、誘電
特性が向上する傾向がある。仮焼成を行った場合には、
仮焼成物を更に湿式ボールミル等で粉砕し、脱水、乾燥
後、ポリビニルアルコールなどの適当な有機バインダを
加えて顆粒を作り、これを所定の形状にプレス成形した
後、本焼成を行う。この本焼成は、950〜1100℃の温度
範囲で1〜数時間行う。
は、例えば、酸化鉛(PbO)、酸化ランタン(La2O3)、
チタン酸バリウム(BaTiO3)、炭酸バリウム(BaC
O3)、炭酸ストロンチウム(SrCO3)、酸化ジルコニウ
ム(ZrO2)、酸化チタン(TiO2)、酸化タングステン
(WO3)、酸化ゲルマニウム(GeO2)、酸化銀(Ag2O)
等の粉末を、所定の割合となるように秤量し、湿式ボー
ルミル等を用いて十分に混合する。次にこの混合物を脱
水、乾燥した後、必要に応じ、700〜850℃の範囲で数時
間仮焼成する。この仮焼成は必ずしも行う必要はない
が、これを行うことにより粒子がより均一化され、誘電
特性が向上する傾向がある。仮焼成を行った場合には、
仮焼成物を更に湿式ボールミル等で粉砕し、脱水、乾燥
後、ポリビニルアルコールなどの適当な有機バインダを
加えて顆粒を作り、これを所定の形状にプレス成形した
後、本焼成を行う。この本焼成は、950〜1100℃の温度
範囲で1〜数時間行う。
本発明で限定される組成比の高誘電率磁器組成物は、
誘電率の温度特性が良い上に、誘電率及び耐電圧が大き
く、磁器コンデンサ材料として優れた特性を有する。そ
の上、焼成温度が低く、誘電損失も低いという利点も有
している。
誘電率の温度特性が良い上に、誘電率及び耐電圧が大き
く、磁器コンデンサ材料として優れた特性を有する。そ
の上、焼成温度が低く、誘電損失も低いという利点も有
している。
[実施例] 以下に本発明を実施例を挙げて更に具体的に説明する
が、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に
限定されるものではない。
が、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に
限定されるものではない。
実施例1 原料としてPbO,La2O3,BaTiO3,SrCO3,TiO2,ZrO2,WO3,G
eO2,Ag2Oを使用し、これらを第1表に示す配合比となる
ように秤量し、ボールミル中で20時間湿式混合した。次
いで、混合物を脱水、乾燥後、750℃で2時間保持して
仮焼し、再びボールミル中で20時間湿式粉砕した後、脱
水、乾燥した。
eO2,Ag2Oを使用し、これらを第1表に示す配合比となる
ように秤量し、ボールミル中で20時間湿式混合した。次
いで、混合物を脱水、乾燥後、750℃で2時間保持して
仮焼し、再びボールミル中で20時間湿式粉砕した後、脱
水、乾燥した。
得られた粉末に、有機バインダを加え、成形圧力3ton
/cm2で、直径16mm、厚さ0.8mmの円板に加圧成形した。
この成形物をマグネシア磁器容器に入れて、第1表に示
す如く、950〜1100℃の温度で1時間焼成した。
/cm2で、直径16mm、厚さ0.8mmの円板に加圧成形した。
この成形物をマグネシア磁器容器に入れて、第1表に示
す如く、950〜1100℃の温度で1時間焼成した。
得られた円板形状の誘電体の両面に、銀電極を700〜8
00℃で焼付けて、下記方法によりその電気的特性を調べ
た。
00℃で焼付けて、下記方法によりその電気的特性を調べ
た。
即ち、誘電率及び誘電損失は、YHPデジタルLCRメー
タ,モデル4274Aを用い、測定周波数1KHz、測定電圧1.0
Vrmsにて測定した。また、比抵抗はYHPモデル4329Aを使
用し、印加電圧100Vにて電圧印加後1分後の絶縁抵抗値
により求めた。
タ,モデル4274Aを用い、測定周波数1KHz、測定電圧1.0
Vrmsにて測定した。また、比抵抗はYHPモデル4329Aを使
用し、印加電圧100Vにて電圧印加後1分後の絶縁抵抗値
により求めた。
温度特性は25℃の誘電率を基準にして、−25℃〜+85
℃の温度範囲における変化をパーセントで示した。
℃の温度範囲における変化をパーセントで示した。
別に、耐電圧測定のために、上記と同様にして、直径
8mm、厚さ0.4mmの円板を成形し、これを焼成した。得ら
れた誘電耐に上記と同様にして、電極塗付、焼付後、リ
ード線をハンダ付けした試料に絶縁樹脂を塗布し、直流
電圧を印加することにより耐電圧を測定した。
8mm、厚さ0.4mmの円板を成形し、これを焼成した。得ら
れた誘電耐に上記と同様にして、電極塗付、焼付後、リ
ード線をハンダ付けした試料に絶縁樹脂を塗布し、直流
電圧を印加することにより耐電圧を測定した。
結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、本発明の範囲内の組成物
はいずれも誘電率が大きいにもかかわらず誘電率の温度
変化が著しく小さく、しかも耐電圧が大きい。その上、
焼結温度が低く、誘電正接が小さいという利点も有して
いる。なお、BaO原料としてBaCO3を使用した場合におい
ても、同様の結果が得られた。
はいずれも誘電率が大きいにもかかわらず誘電率の温度
変化が著しく小さく、しかも耐電圧が大きい。その上、
焼結温度が低く、誘電正接が小さいという利点も有して
いる。なお、BaO原料としてBaCO3を使用した場合におい
ても、同様の結果が得られた。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の高誘電率磁器組成物は、
誘電率が大きく、誘電率の温度特性が良く、しかも耐電
圧が大きいため、信頼性の高い温度安定性の小型大容量
コンデンサ或いは小型高耐圧コンデンサを得ることがで
きる。
誘電率が大きく、誘電率の温度特性が良く、しかも耐電
圧が大きいため、信頼性の高い温度安定性の小型大容量
コンデンサ或いは小型高耐圧コンデンサを得ることがで
きる。
しかも、本発明の高誘電率磁器組成物は、焼成温度が
低いため、焼成コストが廉価で、積層コンデンサに用い
た場合、比較的安価な銀系などの内部電極を用いること
ができる。このため、積層コンデンサの製造コストを低
下させ、その価格を大幅に低減することができる。
低いため、焼成コストが廉価で、積層コンデンサに用い
た場合、比較的安価な銀系などの内部電極を用いること
ができる。このため、積層コンデンサの製造コストを低
下させ、その価格を大幅に低減することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 健 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三菱鉱業セメント株式会社セラミックス 研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−98904(JP,A) 特開 昭63−162571(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】PbO,La2O3,MO,ZrO2及びTiO2を含む組成物
であって、下記一般式で示される組成の主成分と、1〜
8重量%のPbWO4と、0.05〜1.5重量%のGeO2とを含むこ
とを特徴とする高誘電率磁器組成物。 (1−x−y)PbO・ yMO・(1−z)ZrO2・zTiO2 - 【請求項2】SiO2を0.2重量%以下含有する特許請求の
範囲第1項に記載の高誘電率磁器組成物。 - 【請求項3】Pbの5モル%以下をAgで置換した特許請求
の範囲第1項又は第2項に記載の高誘電率磁器組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1112878A JP2621478B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 高誘電率磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1112878A JP2621478B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 高誘電率磁器組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02293378A JPH02293378A (ja) | 1990-12-04 |
JP2621478B2 true JP2621478B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=14597793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1112878A Expired - Lifetime JP2621478B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 高誘電率磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2621478B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100402469B1 (ko) * | 2000-12-21 | 2003-10-22 | 안달 | 마이크로파 유전체 세라믹 조성물 |
-
1989
- 1989-05-02 JP JP1112878A patent/JP2621478B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02293378A (ja) | 1990-12-04 |
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