JPS63107650A - 床仕上材 - Google Patents

床仕上材

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JPS63107650A
JPS63107650A JP61260145A JP26014586A JPS63107650A JP S63107650 A JPS63107650 A JP S63107650A JP 61260145 A JP61260145 A JP 61260145A JP 26014586 A JP26014586 A JP 26014586A JP S63107650 A JPS63107650 A JP S63107650A
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正紀 阿部
千葉 則行
健司 稲葉
修 森
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築内装材料としての床仕上材に関する。
〔従来の技術〕
従来の集合住宅の床仕上材は、カーペットが主流であっ
た。しかし、最近カーペットにはダニが発生する。埃が
でやすいといった衛生面のクレームの発生、自然感がな
いといった嗜好的な側面から本質系の床仕上材が見直さ
れ始めている。しかし、この本質系の仕上材をマンショ
ンの床仕上材として用いると、床衝撃音遮断性に劣ると
いう大きな欠点があった。即ち、上階の足音や、物を落
とす音等の床衝撃音(軽量床衝撃音)が階下に伝達し、
騒音クレームが発生していた。そこで、木質の床仕上材
の裏面に発泡プラスチックを貼って軽量床衝撃音に対処
しようとするものが開発されたが、その遮音性能は要求
水準(軽量衝撃源に対しL−55)を満足できないもの
であった。この要求水準を満足しようとすると、仕上材
の裏面に貼る発泡プラスチックの層を6〜15龍程度に
する必要があった。
〔解決しようとする問題点〕
従来の6〜15顛程度の発泡緩衝層を備えた仕上材では
床面が柔らかとなって凹みやすくなり、床鳴りが発生す
るという欠点があった。従来の代表的な本質系床仕上材
として、木質層101の厚みを7鴎、緩衝N102の厚
みを8鶴として全体の厚みを15n+に形成したもの(
第29図参照)では、その床衝撃音遮断性能を測定した
結果5第9図の符号30で示すグラフの如く、遮音等級
り−65となった。なお、床下地(コンクリートスラブ
)100は、密度を2.3t/m”、版厚150mmに
て測定した。
そこでこの発明は、床衝撃音遮断性を向上させるととも
に床面が柔らかとなって凹みやすくなるのを防止すると
ともに床鳴りを防止し、全体の厚みを極力押さえた床仕
上材を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この発明は、本質系1合成
樹脂系等の比較的硬質な材料からなる表面仕上材の裏面
に第1緩衝層を形成し、この第1緩衝層の裏面にベニヤ
合板等の支持板を取付け。
この支持板の裏面に第2緩衝層を形成したものである。
〔作用〕
この発明では、床襲撃音に対して、優れた遮断性能を示
し、この床仕上材上を歩行しても局部的な凹みや床鳴り
の発生はないものであった。
〔実施例〕
以下にこの発明の好適な実施例の幾つかを図面を参照に
して説明する。
第1図に示すこの発明の第1実施例は、本質系或いは合
成樹脂系等の比較的硬質な材料からなる表面仕上材1の
裏面に第1緩衝層2を形成しである。この第1緩衝層2
の裏面にベニヤ合板等の支持板3を取付け、この支持板
3の裏面に第2緩衝層4を形成しである。表面仕上材1
は、第2図に示すように木質仕上単板IAと台板合板I
Bとを貼り合わせたものからなる。表面仕上材1の厚み
T、は6顛以下でより好ましくは1〜5ml程度であり
、第1緩衝層2の厚みT2は1〜41程度のものが好適
である。そして、この第1緩衝層2には1局部筒重10
0c1112に対し25 kg/ cm−cm”以下の
静的バネ定数を有するものが望ましい。第1および第2
緩衝層2,4は5弾力性を有する発泡体又は繊維体、多
孔質繊維板、ゴム状弾性体等が好適である。この第1緩
衝層2と第2緩衝層4とは同一材料を使用する必要はな
く、それぞれの層に別材料を使用して床仕上材令体とし
ての性能を変化させることもできる。
第4図に示す第二実施例は、仕上材の周辺を相欠り状に
加工したものであり、この加工により床仕上材の端部に
かかった荷重に対する凹みは減少し、床鳴り等をより一
層防止することができる。
第5図〜第7図に示す各実施例は、さらに別の相欠り、
実加工を施したものをそれぞれ示す。
第8図に示す第三実施例は、より一層遮音性能を向上さ
せる為表面仕上材1と第1緩衝層2との間に制振・遮音
層5を設けたものを示す。この制振・遮音層5は、柔軟
性に富んだ厚さ1〜3 +n程度のもので、塩化ビニー
ル、ゴムまたはアスファルト系のものが使用に好適であ
る。この制振・遮音層5により2歩行時の発音が押さえ
られ2重量感がでると共に耐湿性が向上する。
第9図及び第10図に示す第四実施例は、支持板3及び
第2緩衝層4を複数分割したものであり、分割された1
単位の支持板3の厚みを2mm以上とし、その大きさを
200cm”以下に形成したものである。支持板3は、
ベニヤ合板の他に繊維板、プラスチック板等の使用が可
能である。
第11図に示す第五実施例では、支持板3のみが複数分
割され、第12図に示す第六実施例では支持板3及び第
1緩衝層2が複数分割され、第13図に示す第七実施例
では支持vi3及び第1・第2緩衝層2・4が複数分割
された例を示す。
第四実施例ないし第七実施例のいずれの実施例において
も、表面仕上材1と第11.!面層2との間に第8図に
示す如き制振・遮音N5を設けても良い。
第14図に示す第八実施例では、表面仕上材1に面取り
及びツヤ消しを施した。ツヤ消しは天分ツヤ以下とする
ことが望ましい。
第15図に示す第九実施例は、表面仕上材1とそれ以下
の層(この実施例では制振・遮音層5以下)とをずらし
て貼り合せた例を示し、これにより表面仕上材1の沈み
を押えることができる。
第16図及び第17図に示す第十実施例は、第2緩衝層
4をゴム脚で構成したものを示す。
第18図ないし第22図に示す第十三実施例は、第2緩
衝N4が種々の突起4Aを備えた例を示す。
第23図に示す第十三実施例では、第2緩衝層4を2種
類の材質を組み合せて構成し、端部4Bを中央部4Cよ
りも硬くし段差の発生を押えるようにした。端部4Bは
中央部4Cよりも静的バネ定数の高いゴム状弾性体又は
発泡弾性体を用いた。
第24図に示す第十三実施例では、第23図に示す実施
例において、端部4Bの厚さを中央部4Cの厚さよりも
1〜2mm程度薄くし、軽量衝撃源に相当する荷重に対
しては中央部4Cで吸収し、それ以上の荷重が加わった
ときには端部4Bが床下地に接地することにより目地部
の段差を防止するようにしたものである。
第25図ないし第27図は、仕上材を床下地100に固
定する一例を示す図であり、第2緩衝層4を除く他層を
貫通する孔6を形成し、押え釘7・緩衝材8・ワッシャ
ー9をこの孔6に挿入し、押え釘7の先端を床下地10
0へ打ち込む。
第28図に示すグラフは、従来製品と本発明実施品(符
号20で示すグラフ)との軽量床衝撃音遮断性能を比較
した測定結果である。従来品としては表面仕上材に本質
系のものを用い、その厚みを7鶴、緩衝層8鶴としたも
のであり1本発明実施品では、本質系の表面仕上材の厚
みを3.3m+a。
制振・遮音層2va、第1緩衝層2龍、支持板5゜5讃
璽、第2緩衝層2璽冒としたものである。その結果、従
来品では遮音等級L−65.本発明実施品ではL−55
のレベルとなり、2ランクの差となって表れた。また、
この従来品と本発明実施品との床上荷重に対する沈み込
も、従来品が8璽l厚という厚い緩衝層を使用している
のに比べ本発明実施品では緩衝層の厚みを小さく押さえ
ている為。
従来品に比べ約1/2の床の沈みの発生にとどまった。
〔効果〕
以上説明したように、この発明によれば9表面仕上材の
裏面に第1緩衝層を形成し、この第1緩衝層の裏面にベ
ニヤ合板等の支持板を取付け、この支持板の裏面に第2
緩衝層を形成したので、軽量床衝撃音遮断性が従来のも
のに比べより一層向上し、しかも支持板の存在に依り仕
上材施工後床上を歩行しても床の局部的な凹みが小さい
。また。
床の局部的な凹みが小さい為に床鳴りの発生も少ないも
のであった。さらに1表面仕上材の厚みを6+n以下、
第1緩衝層の厚みを1〜4in程度に形成し、第1緩衝
層の特性とし局部荷重100cm”に対し25 kg7
 am−cm”以下の静的バネ定数を有するように形成
しであるものにあっては、全体の厚みを小さくすること
ができ、その結果床の沈み込みの発生を防止し、しかも
既設の線毎加工を剥がしてこの床仕上材を施工すること
も容易に行える。さらにまた1表面仕上材と第1緩衝層
との間に制振・遮音層を形成したものにあっては、より
一層遮音性能が向上し5重量感がでると共に、耐湿性も
向上する。
また、支持板の厚みを2mm以上とし、その大きさを2
00cm”以下に複数分割したものにあっては、表面仕
上材の伸縮に分割された支持板が追従し、反り、狂いが
小さくなる。さらに、表面仕上材とそれ以下の層とをず
らして貼り合せたものにあっては9表面仕上材の沈みを
一層押えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第一実施例を示す斜視図。 第2図は第一実施例の断面図、第3図は第2図の部分的
拡大図、第4図は第二実施例を示す断面図。 第5図ないし第7図は第二実施例の変形例をそれぞれ示
す断面図、第8図は第三実施例を示す断面図、第9図は
第四実施例を示す斜視図、第10図は第9図の断面図、
第11図は第五実施例を示す斜視図、第12図は第六実
施例を示す斜視図、第13図は第七実施例を示す斜視図
、第14図は第八実施例を示す断面図、第15図は第九
実施例を示す斜視図、第16図及び第17図は策士実施
例を示す断面図、第18図ないし第22図は第十三実施
例を示す斜視図、第23図は第十三実施例を示す断面図
、第24図は第十三実施例を示す断面図、第25図は床
下地への取付例を示す断面図。 第26図は押え釘を示す斜視図、第27図は押え釘が挿
入される孔を示す斜視図、第28図は従来品とこの発明
の実施品との遮音性能を比較するグラフ、第29図は従
来例を示す断面図である。 1・・・・・・・・・表面仕上げ材。 2・・・・・・・・・第1緩衝層。 3・・・・・・・・・支持板。 4・・・・・・・・・第2緩衝層。 100・・・・・・・・・床下地。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、床下地上に敷き詰める床仕上材であって、本質系、
    合成樹脂系等の比較的硬質な材料から成る表面仕上材の
    裏面に第1緩衝層を形成し、この第1緩衝層の裏面にベ
    ニヤ合板などの支持板を取付け、 この支持板の裏面に第2緩衝層を形成したことを特徴と
    する床仕上材。 2、表面仕上材の厚みを6mm以下、第1緩衝層を局部
    荷重100cm^2に対し25kg/cm・cm^2以
    下の静的バネ定数を備えかつ厚みを1〜4mm程度に形
    成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    床仕上材。 3、表面仕上材と第1緩衝層との間に制振・遮音層を形
    成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の床仕上材。 4、前記支持板の厚みを2mm以上とし、その大きさを
    200cm^2以下に複数分割したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載
    の床仕上材。 5、表面仕上材とそれ以下の層とをずらして貼り合わせ
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項
    のいずれか1項に記載の床仕上材。 6、前記第1緩衝層及び第2緩衝層のいずれか一方又は
    両方を支持板と同様に複数分割したことを特徴とする特
    許請求の範囲第4項に記載の床仕上材。
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