JPS6310751A - 不飽和カルボン酸イソシアナトエチルエステルの製造法 - Google Patents

不飽和カルボン酸イソシアナトエチルエステルの製造法

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JPS6310751A
JPS6310751A JP15278386A JP15278386A JPS6310751A JP S6310751 A JPS6310751 A JP S6310751A JP 15278386 A JP15278386 A JP 15278386A JP 15278386 A JP15278386 A JP 15278386A JP S6310751 A JPS6310751 A JP S6310751A
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Kyoichi Sekiguchi
関口 京一
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Showa Rhodia Chemical Co
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Showa Rhodia Chemical Co
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は種々の合成用中間体として有用な一般式(I 
) RCH=CC00CHzCHzNCO(式中R,R
’は水素原子又は低級アルキル基を表わす。)にて表わ
される不飽和カルボン酸β−イソシアナトエチルエステ
ルの経済的有利な製造法に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点)本発
明の前記一般式(1)で表わされる化合物は種々の合成
用中間体として有用であり、その1つとして2官能性モ
ノマーとして注目されているβ−イソシアナトエチルア
クリレート又はメタアクリレート等の合成用中間体とし
て有望な化合物である。
不飽和カルボン酸のイソシアナトアルキルエステルは従
来2−アルケニル−2−オキサゾリンの常温ホスゲン化
によって行われており(特開昭54−5921、特公昭
59−24977)、また、この原料である2−アルケ
ニル−2−オキサゾリンは従来多工程よりなる方法に於
いて比較的高価な薬品を用いて行われており、その収率
は低かった(アンゲバデヘミー78巻113真)。近年
、その収率を高めるための改良法が提案されているが(
特公昭59−24977)、多段工程であることに変わ
りはなく、比較的転化率の低い工程を含むためその原料
回収工程を含む複雑な方法となっている。
2−アルケニル−2−オキサゾリンより目的物であるア
ルケニル−2−イソシアナトアルキルエステルに導(工
程は極めて省エネルギ的かつ安全な秀れたものであるか
ら、公知のすぐれた方法によって目的物に導かれうる2
−オキサゾリン誘導体を見い出すのが不飽和カルボン酸
−2−イソシアナトアルキルエステルを工業的に製造す
るポイントになる。
2−アルケニル−2−オキサゾリン合成の従来法が迂回
した方法に依存し複雑である原因の1つは、目的化合物
(および出発物質、中間体ともに活性なる二重結合を含
む故に、2−オキサゾリン合成の常法に使用される塩化
水素、アミン、等の活性水素を持つ試薬が用いられない
ことに存在する。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、不飽和結合が保護されている2−アルキル
−2−オキサゾリンは常法により合成されるはずであり
、もし該保護基がホスゲン化の反応条件により脱離する
ものであれば合理的なアルケニル−2−イソシアナトア
ルキルエステルの製法に到達するとの指導原理に基づき
、要求を満す経済的な保護基を探索し本発明を完成した
即ち、本発明は一般式(II) R′ 子又は低級アルキル基、Xは塩素又は臭素原子を表わす
。)にて表わされる2−オキサゾリン化合物をアルカリ
性条件下にホスゲンと反応させることを特徴とする一般
式(1)RCH=CC00CHzCHJCOR′ (式中、R,R’は上記と同じ。)にて表わされる不飽
和カルボン酸β−イソシアナトエチルエステルの製造法
を提供せんとするものである。
本発明の方法に於いて原料として用いられる一般式(I
f)の化合物は、一般に不飽和ニトリルより容易に得ら
れる2−ブロモアルキルニトリルを原料とし、これを無
水塩化水素の存在下にクロルヒドリンと反応させてアミ
ジン化合物を得、更にこれを第3級アミンの如き強塩基
で処理して閉環させる方法或いは2−ブロモアルキルニ
トリルをエタノールアミンと少量の触媒の存在下に反応
させる方法等により製造することができる。ただ、前者
の方法では、一連の工程で無水条件が要求されるととも
に、第二工程の収率は必ずしも良好とは云えない。また
、クロルヒドリンを無水状態で入手するのは比較的困難
なため、実用上は後者の方法によることが望ましい。
一般式(■及び■)の低級アルキル基としてはメチル、
エチル、プロピル基等である。
一般式(n)の2−オキサゾリン化合物とホスゲンとの
反応は、水及び有機溶媒との2相系の反応液中で相間移
動触媒の共存下に行われる。
ここに使用される相間移動触媒としては、例えば、テト
ラアルキルアンモニウムハライド、トリアルキルアリー
ルアンモニウムハライド、テトラアルキルホスホニウム
ハライド、トリアルキルアリールホスホニウムハライド
等、有機合成化学上通常使用されているものであれば特
に制限はない。
また、有機溶媒としては反応条件下に安定で水と相分離
するものであれば原則として特に制限はないが、実用的
な見地からは、例えば、塩化メチレン、クロロホルム、
クロロベンゼン等の塩素化炭化水素、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の含酸素化合
物等が代表的なものとして挙げられる。
ホスゲン、触媒の使用量については必ずしも厳密な制限
はないが、反応を効果的に実施するためには前者につい
ては少くとも原料に対して1モル比以上、好ましくは1
.5〜3モル比程度、また、後者については原料に対し
て0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜1重量%程度
が適当である。
反応温度は高通ると副生物の生成が多くなるため、通常
は10℃以下で行うことが望ましい。
本発明の方法によれば、前記一般式(II)の化合物の
オキサゾリン環の閉環によるβ−イソシアすトエチルエ
ステル基の形成とそのカルボニル基に対しα−位の炭素
原子及び隣接する炭素原子との間の2重結合の形成が同
時に起り、一段で目的とする一般式(1)の化合物が得
られる。しかも、ここで脱離したハロゲン化水素は反応
液より水溶液として回収されるため目的物との分離が容
易である等経済的に極めて有利な方法が提供される。
以下、本発明の方法について代表的な実施例を示し、更
に具体的に説明するが、これらは例示の為代表的な例を
示したもので本発明の方法はこれらのみに限られないこ
とは言うまでもない。
実施例1 18gのβ−ブロモイソブチロニトリルを50gのクロ
ルベンゼンに溶かし窒素気流下で120°Cに加熱する
。8gのエタノールアミンを発生するガスが激しくなら
ぬ速度で1時間にわたって滴下した。その後、反応温度
を130°Cにあげ10時間攪拌下に反応させた。溶媒
を漏失した後0.211gの減圧下に蒸溜をおこない、
90〜98℃で届出する、2−(2−ブロモエチル)−
2−オキサゾリン20.8 gを得た。収率90.3%
19gの2(2−ブロムエチル)−2−オキサゾリンを
100 mlの塩化メチレンにとかし、0.1gのフェ
ノチアジンを加える12gのカセイソ−ダ、0.5gの
トリメチルベンジルアンモニウムヒドロオキシドを溶か
した100mIV、の水溶液、ならびに17.5 gの
ホスゲンを?容かした1 50m7!のメチレンを同時
に、水層が酸性にならずかつ反応器内の温度が5℃を超
えない速度で1.5時間にわたって滴下した。滴下終了
後30分間5℃以下の温度でカキマゼを続けた。
塩化メチレン層をとり、無水炭酸ソーダで乾燥したのち
溶媒を漏失ついで真空蒸溜をおこない46〜4710.
4酊tagの2−イソシアナトエチルメタアクリレート
13.8 gを得た。
実施例2 21gのβ−ブロモアクリルニトリルをキシレン150
IIlβにとかし窒素気流中で加熱還流した。
これに10gのエタノールアミンを1.5時間にわたっ
て滴下した。更に同一条件で3時間加熱還流を続けた。
キシレンを漏失後、0.1鶴Hgの真空下で蒸溜をおこ
ない、64〜68°Cの溜置21.4gを得た。
上記溜置を150m6の塩化メチレンにとかし、0.2
gのフェノチアジンを添加した。10gのカセイソーダ
と0.45 gのトリメチルベンジルアンモニウムクロ
リドを1001111の水にとかした溶液ならびに20
gのホスゲンを含む100m1の塩化メチレン溶液を同
時に水層がアルカリ性を保ち、かつ、温度が10℃を超
えない速度で2時間にわたって滴下した。滴下終了後1
時間放置カキマゼを続行した。塩化メチレン層を3回水
で洗い、芒硝で乾燥したのち常圧で溶媒を漏失、ついで
減圧蒸溜をおこない、80°〜90℃/ 14 m+a
Hgのアクリル酸−2−イソシアナトエチルエステル1
3、7 gをえた。β−ブロモアクリロニトリルを基準
とする収率62.3%、少量の高沸点副生物が認められ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R、
    R′は 水素原子又は低級アルキル基、Xは塩素又は臭素原子を
    表わす。)にて表わされる2−オキサゾリン化合物をア
    ルカリ性条件下にホスゲンと反応させることを特徴とす
    る一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R、R′は上記と同じ。)にて表わされる不飽
    和カルボン酸β−イソシアナトエチルエステルの製造法
JP15278386A 1986-07-01 1986-07-01 不飽和カルボン酸イソシアナトエチルエステルの製造法 Expired - Lifetime JPH0742264B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190117578A (ko) * 2017-02-21 2019-10-16 파이센스 게엠베하 광학 애플리케이션용 장치, 분광계 시스템, 및 광학 애플리케이션용 장치 생산 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190117578A (ko) * 2017-02-21 2019-10-16 파이센스 게엠베하 광학 애플리케이션용 장치, 분광계 시스템, 및 광학 애플리케이션용 장치 생산 방법

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