JPS63106A - 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 - Google Patents
電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔Info
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- JPS63106A JPS63106A JP11987387A JP11987387A JPS63106A JP S63106 A JPS63106 A JP S63106A JP 11987387 A JP11987387 A JP 11987387A JP 11987387 A JP11987387 A JP 11987387A JP S63106 A JPS63106 A JP S63106A
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
- Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
- Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔
に関する。
に関する。
この明細書において「%」は「重量%」を示すものとす
る。
る。
従来技術とその問題点
電解コンデンサの性能を向上させるためには、陽極用箔
の静電容量だけではなく、陰極用箔の静電容量をも増大
させることが必要である。箔の静電容量を増大させるに
は、箔にエツチングを施して表面に微細な凹部を高密度
に形成することにより、その表面積を大きくすることが
有効であるが、エツチングが過度になると、腐食減量も
過度になり、結果的に箔の静電容量が低下し、また、機
械的強度も低下する。したがって、電解コンデンサ陰極
用アルミニウム合金箔の具備すべき条件は、静電容量が
大きくかつエツチングのさいの腐食減量が過度にならず
適量であることである。
の静電容量だけではなく、陰極用箔の静電容量をも増大
させることが必要である。箔の静電容量を増大させるに
は、箔にエツチングを施して表面に微細な凹部を高密度
に形成することにより、その表面積を大きくすることが
有効であるが、エツチングが過度になると、腐食減量も
過度になり、結果的に箔の静電容量が低下し、また、機
械的強度も低下する。したがって、電解コンデンサ陰極
用アルミニウム合金箔の具備すべき条件は、静電容量が
大きくかつエツチングのさいの腐食減量が過度にならず
適量であることである。
この発明は、上記の条件を満足しうる電解コンデンサ陰
極用アルミニウム合金箔を提供することを目的とする。
極用アルミニウム合金箔を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
この発明による電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金
箔は、 ケイ素0.03〜1,0%、 を含有し、 銅0.1〜1.0%、 バナジウム0.0’03〜0.3%、 のうち少なくとも1種を含有し、さらに不純物としての
鉄0.5%以下、 を含有し、 残部アルミニウムおよび不可避不純物からなることを特
徴とするものである。
箔は、 ケイ素0.03〜1,0%、 を含有し、 銅0.1〜1.0%、 バナジウム0.0’03〜0.3%、 のうち少なくとも1種を含有し、さらに不純物としての
鉄0.5%以下、 を含有し、 残部アルミニウムおよび不可避不純物からなることを特
徴とするものである。
ケイ素は、これをアルミニウム中に含有せしめることに
より、アルミニウム合金箔の静電容量を増大させる性質
を有するが、その含有量が0.03%未満では上記効果
は得られず、1゜0%を越えると微細なエツチング組織
を得られないので静電容量が小さ゛くなり、腐食減量も
過度になる。したがってケイ素の含有量を0.03〜1
.0%の範囲内で選ぶべきである。
より、アルミニウム合金箔の静電容量を増大させる性質
を有するが、その含有量が0.03%未満では上記効果
は得られず、1゜0%を越えると微細なエツチング組織
を得られないので静電容量が小さ゛くなり、腐食減量も
過度になる。したがってケイ素の含有量を0.03〜1
.0%の範囲内で選ぶべきである。
ケイ素がアルミニウム合金箔の静電容量を増大させるの
はつぎの理由による。周知のごとく、箔の静電容量は箔
の表面積と比例するが、箔の表面積を増大させるために
は、エツチングによりで箔の表面に微細な凹部を均一か
つ高密度に生じさせることが必要である。ケイ素は、こ
れを0.03%以上アルミニウム中に含有せしめると、
アルミニウム・マトリックス中にケイ素が微細かつ均一
に析出した組織を得ることができる。この析出ケイ素は
電位的にアルミニウムよりもかなり責であるために、ア
ルミニウム・マトリックスと大きな電極電位差を生じ、
これをエツチングするさいにアルミニウム・マトリック
スを優先的に腐食させて、箔の表面に均一かつ高密度に
凹部が生ずる。しかしながら、ケイ素の含有量が1.0
%を越えると、腐食減量が過度になって微細なエツチン
グ組織が得られず、静電容量も低下する。
はつぎの理由による。周知のごとく、箔の静電容量は箔
の表面積と比例するが、箔の表面積を増大させるために
は、エツチングによりで箔の表面に微細な凹部を均一か
つ高密度に生じさせることが必要である。ケイ素は、こ
れを0.03%以上アルミニウム中に含有せしめると、
アルミニウム・マトリックス中にケイ素が微細かつ均一
に析出した組織を得ることができる。この析出ケイ素は
電位的にアルミニウムよりもかなり責であるために、ア
ルミニウム・マトリックスと大きな電極電位差を生じ、
これをエツチングするさいにアルミニウム・マトリック
スを優先的に腐食させて、箔の表面に均一かつ高密度に
凹部が生ずる。しかしながら、ケイ素の含有量が1.0
%を越えると、腐食減量が過度になって微細なエツチン
グ組織が得られず、静電容量も低下する。
銅およびバナジウムは、これらのうちの少なくとも1種
をケイ素を含有するアルミニウム合金中に含有せしめる
ことにより、ケイ素の固溶限を低下させるとともに、そ
れ自身アルミニウム・マトリックス中に固溶し、マトリ
ックスのエツチング性を向上させて、上述したようなケ
イ素の効果を増大させる性質を有する。ところが、それ
ぞれの含有量が上記下限値未満であると、エツチング性
を向上させる効果は少なく、上限値を越えるとエツチン
グが過度になり、かえって静電容量が低下する。したが
って、それぞれの含有量は上記の範囲内で選択するべき
である。
をケイ素を含有するアルミニウム合金中に含有せしめる
ことにより、ケイ素の固溶限を低下させるとともに、そ
れ自身アルミニウム・マトリックス中に固溶し、マトリ
ックスのエツチング性を向上させて、上述したようなケ
イ素の効果を増大させる性質を有する。ところが、それ
ぞれの含有量が上記下限値未満であると、エツチング性
を向上させる効果は少なく、上限値を越えるとエツチン
グが過度になり、かえって静電容量が低下する。したが
って、それぞれの含有量は上記の範囲内で選択するべき
である。
上記アルミニウム合金箔は、鉄など不可避の不純物を含
んでいるが、とくに鉄の場合は、その含有量が0.5%
を越えると鋳造時に粗大なA/−5i−Fe化合物を晶
出し、上述したようなケイ素を添加することにより得ら
れる効果を阻害するので、不純物中鉄の含有量は0.5
%未満にするべきである。
んでいるが、とくに鉄の場合は、その含有量が0.5%
を越えると鋳造時に粗大なA/−5i−Fe化合物を晶
出し、上述したようなケイ素を添加することにより得ら
れる効果を阻害するので、不純物中鉄の含有量は0.5
%未満にするべきである。
実施例
つぎに、この発明の実施例を対照例とともに示す。
9種類の合金を、通常の製箔法によって箔とした後、液
温60℃の3%塩酸および0.596シユウ酸水溶液中
に浸漬し、電流密度30A/dn′?の交流電流を通じ
て1分30秒間エツチングを行なった場合の静電容量を
測定した。その結果は、下表のとおりであった。
温60℃の3%塩酸および0.596シユウ酸水溶液中
に浸漬し、電流密度30A/dn′?の交流電流を通じ
て1分30秒間エツチングを行なった場合の静電容量を
測定した。その結果は、下表のとおりであった。
(以下余白)
上表から明らかなように、所定量のケイ素、銅、バナジ
ウム、鉄を含有するアルミニウム合金箔は、そうでない
ものに比較して、はるかに静電容量が増大している。
ウム、鉄を含有するアルミニウム合金箔は、そうでない
ものに比較して、はるかに静電容量が増大している。
発明の効果
この発明のアルミニウム合金箔によれば、静電容量が増
大するとともに、腐食減量が過度にならず強度が低下し
ないという効果を奏する。
大するとともに、腐食減量が過度にならず強度が低下し
ないという効果を奏する。
以 上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ケイ素0.03〜1.0%、 を含有し、 銅0.1〜1.0%、 バナジウム0.003〜0.3%、 のうち少なくとも1種を含有し、さらに 不純物としての鉄0.5%以下、 を含有し、 残部アルミニウムおよび不可避不純物からなる電解コン
デンサ陰極用アルミニウム合金箔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11987387A JPS63106A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11987387A JPS63106A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63106A true JPS63106A (ja) | 1988-01-05 |
JPH0344411B2 JPH0344411B2 (ja) | 1991-07-05 |
Family
ID=14772365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11987387A Granted JPS63106A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63106A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57126943A (en) * | 1981-01-27 | 1982-08-06 | Showa Alum Corp | Aluminum alloy foil for cathode of electrolytic capacitor |
JPH0259052A (ja) * | 1988-08-25 | 1990-02-28 | Kurimoto Ltd | ジョークラッシャーの歯板 |
JPH0339437A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-02-20 | Showa Alum Corp | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5197520A (ja) * | 1975-02-26 | 1976-08-27 | ||
JPS5395265A (en) * | 1977-01-31 | 1978-08-21 | Mitsubishi Keikinzoku Kogyo | Aluminum anode foil for electrolytic capacitor and method of making same |
JPS5432112A (en) * | 1977-08-16 | 1979-03-09 | Showa Aluminium Co Ltd | Aluminum alloy foil for electrolytic capacitor cathode |
-
1987
- 1987-05-15 JP JP11987387A patent/JPS63106A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5197520A (ja) * | 1975-02-26 | 1976-08-27 | ||
JPS5395265A (en) * | 1977-01-31 | 1978-08-21 | Mitsubishi Keikinzoku Kogyo | Aluminum anode foil for electrolytic capacitor and method of making same |
JPS5432112A (en) * | 1977-08-16 | 1979-03-09 | Showa Aluminium Co Ltd | Aluminum alloy foil for electrolytic capacitor cathode |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57126943A (en) * | 1981-01-27 | 1982-08-06 | Showa Alum Corp | Aluminum alloy foil for cathode of electrolytic capacitor |
JPH0116900B2 (ja) * | 1981-01-27 | 1989-03-28 | Showa Aluminium Co Ltd | |
JPH0259052A (ja) * | 1988-08-25 | 1990-02-28 | Kurimoto Ltd | ジョークラッシャーの歯板 |
JPH0512026B2 (ja) * | 1988-08-25 | 1993-02-17 | Kurimoto Ltd | |
JPH0339437A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-02-20 | Showa Alum Corp | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0344411B2 (ja) | 1991-07-05 |
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