JPS6310676B2 - - Google Patents

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JPS6310676B2
JPS6310676B2 JP55113390A JP11339080A JPS6310676B2 JP S6310676 B2 JPS6310676 B2 JP S6310676B2 JP 55113390 A JP55113390 A JP 55113390A JP 11339080 A JP11339080 A JP 11339080A JP S6310676 B2 JPS6310676 B2 JP S6310676B2
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Japan
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differential
voltage
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double
input
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JP55113390A
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Seishi Myazaki
Jinichi Ito
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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Priority to DE3132483A priority patent/DE3132483A1/de
Priority to US06/293,060 priority patent/US4403174A/en
Publication of JPS5740384A publication Critical patent/JPS5740384A/ja
Publication of JPS6310676B2 publication Critical patent/JPS6310676B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/06Arrangements for speed regulation of a single motor wherein the motor speed is measured and compared with a given physical value so as to adjust the motor speed

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無整流子直流電動機の駆動装置に関す
る。
従来、この種、無整流子直流電動機の駆動装置
について、第1,2図を参照しながら説明する
と、ステータヨーク1の表面にはコイル2,3及
びコイル4,5が同心円上に配設されている。そ
してコイル2,3は直列に接続されて一方の相A
のステータコイルLAを形成し、またコイル4,
5も直列に接続されて他方の相Bのステータコイ
ルLBを形成している。そしてステータヨーク1
の表面のステータコイルLA、LBに対応して、ロ
ータマグネツト6が二点鎖線で示す如く、磁束分
布が正弦波状になるように10極に着磁されて回
動自在に配設されている。2相を形成する前記ス
テータコイルLA、LBは互いに電気角で90゜の奇数
倍だけ位相が異なるように配設され、ホール素子
7,8も夫々の相A、BのステータコイルLA
LBに対応して前記ロータマグネツトの磁極を検
出する位置に、互いに電気角で90゜位相が異なる
位置に配設されている。
次に駆動回路について説明すると、一方の相A
に対応するホール素子7の出力は増幅器9の入力
となり、増幅器9の出力は出力回路10の入力と
なり、出力回路10の出力がステータコイルLA
に接続されている。また他方の相Bもホール素子
8、増幅器11、出力回路12、ステータコイル
LBが一方の相Aと同様に接続されている。そし
て、ホール素子7,8の入力端は直列に接続さ
れ、更に電流制御器13に接続されている。電流
制御器13は、ロータマグネツト6の回転速度を
検出する周波数発電機の発電コイル14から周波
数電圧変換器15、ローパスフイルタ16を介し
て得た回転速度に比例した信号電圧に応じてホー
ル素子7,8の入力電流を制御している。
このように従来例ではホール素子7,8の入力
電流を、周波数発電機14の出力で制御すること
により、ホール素子7,8の出力電圧を変化さ
せ、もつてステータコイルLA、LBへの通電量を
制御し、回転速度を制御している。
ここで電動機の使用状態を考えると、低速回転
で使用したり、あまり負荷のかからない状態で使
用する時は、ステータコイルLA、LBへの通電量
は少なくて良い。このような時にはホール素子
7,8の出力電圧は小さな値となり、増幅器9,
11のオフセツト電圧が無視できなくなる。
即ち、第3図aに示すホール素子の出力電圧
VHに第3図bに示す増幅器のオフセツト電圧Vp
が加わり、プラス側とマイナス側で波高値の異な
つた波形となり、これが増幅されるので、ステー
タコイルへは第3図cに示すように上下で不平衡
な波形の電流ILを供給することになり、安定した
回転が得られなかつた。
本発明は前記増幅器9,11に二重平衡差動増
幅器、(MPX回路)を用いることにより、増幅器
のオフセツト電圧による誤差分をなくし、安定し
た回転を得るものであり、以下に第4図を参照し
ながら、2相の無整流子直流電動機に用いた実施
例について説明する。
一方の相Cに対応するホール素子7は出力端7
a,7bを二重平衡差動増幅器17の差動入力端
17a,17bに接続する。そして差動出力端1
7c,17dは出力回路18の入力端18a,1
8bに接続される。出力回路18の出力端18
c,18dはステータコイルLAに接続される。
他方の相Dに対応するホール素子8は出力端8
a,8bを二重平衡差動増幅器19の差動入力端
19a,19bに接続される。差動出力端19
c,19dは出力回路20の入力端20a,20
bに接続され、出力端20c,20dはステータ
コイルコイルLBに接続される。
ホール素子7,8及びステータコイルLA,LB
の配置は従来例と同様に第1図に示す如き配置と
なつている。
そしてロータマグネツト6の回転速度を検出す
る周波数発電機の発電コイル14は周波数―電圧
変換器15の入力端15a,15bに接続され、
出力端15c,15dはローパスフイルタ16の
入力端16a,16bに接続され、出力端16
c,16dは反転制御回路21の入力端21a,
21bに接続され、出力端21c,21dは二重
平衡差動増幅器17,19の差動制御端17e,
17f、及び19e,19fに接続される。なお
反転制御回路21は制御端21eに信号Sが入つ
た時のみローパスフイルタ16の出力信号を反転
させる。
またホール素子7の入力端7cは電源+Vccに
抵抗R1を介して接続され、入力端7dはホール
素子8の入力端8cに接続され、更にホール素子
8の出力端8dは抵抗R2を介して接地されてい
る。
次に上記実施例の作用を説明すると、ロータマ
グネツト6の回転磁極を検出するホール素子7,
8の正弦波状の出力電圧は二重平衡差動増幅器1
7,19で増幅される。一方ロータマグネツト6
の回転速度を検出する周波数発電機の発電コイル
14からは回転速度に比例した周波数の出力が得
られ、周波数―電圧変換器15で周波数に応じた
出力電圧に変換される。そしてこの出力電圧から
高調波成分をローパスフイルタ16で除去し、反
転制御回路21に入力される。反転制御回路21
の出力は二重平衡差動増幅器17,19の差動制
御端17e,17f及び19e,19fに入力さ
れる。
なお反転制御回路21への制御信号Sの有無
は、二重平衡差動増幅器17,19の差動制御端
17e,17f間の差電圧及び19e,19f間
の差電圧を正にするか負にするかを決めるもので
あり、ステータコイルLA,LBに流れる電流位相
を180゜ずらすかどうかを決めて、ロータマグネツ
ト6の回転方向を決定するものである。
そして差動制御端17e,17f及び19e,
19fへの入力電圧で二重平衡差動増幅器の増幅
度が決まり、ホール素子7,8の出力電圧がこの
増幅度で増幅されて、出力回路18,20をドラ
イブし、ステータコイルLA,LBへ正弦波状の駆
動電流を供給する。
このように本発明では、回転速度制御を行なう
にあたり、ホール素子の入力電流を変化させず、
二重平衡差動増幅器の増幅度を変えて行なうの
で、ホール素子には常に充分大きな電流を流せ
る。従つて、低速回転時や軽負荷時でも、ホール
素子の出力電圧を大きくとれることから、二重平
衡差動増幅器の差動入力電圧が大きくなり、二重
平衡差動増幅器のオフセツト電圧を無視できる。
そしてホール素子の出力電圧がそのまま増幅され
て、ステータコイルには、ロータマグネツトの磁
極変化に比例して発生するホール素子の正弦波状
の出力電圧に応じた駆動電流が供給されるので、
安定した回転が得られる。
また二重平衡差動増幅器は、差動入力電圧を
VH、差動制御電圧をVG、差動出力電圧をVOUT
すると、第5図に示すように差動入力電圧VH
差動出力電圧VOUTとの関係は、差動制御電圧VG
がVG1、VG2、−VG2、−VG1とその大きさが変化す
ることにより、異なる。そして差動入力電圧VH
の絶対値|VH|が大きな範囲では差動出力電圧
VOUTは、ある値に限りなく近づくように出力電
圧が対数的に飽和する特性を有している。従つて
差動入力電圧VHが大きい範囲では、差動入力電
圧VHの少しの差異に対しては差動出力電圧VOUT
はほとんど変化せず、一定と見なせる。
二重平衡差動増幅器はこのような特性を有する
ので、本発明の如くホール素子の入力電流を充分
に大きくとり、ホール素子の出力電圧を大きくし
た場合は、一方の相のホール素子7と他方の相D
のホール素子8との間で、その出力電圧にバラツ
キがあつても、差動出力電圧VOUTにはホール素
子の出力電圧のバラツキが無視できることにな
り、夫々の相のステータコイルに同一波形の電流
が流せることになり、無整流子直流電動機は更に
安定したなめらかな回転を示すことになる。
次に本発明の無整流子直流電動機の駆動装置に
ついて、その1相分、例えば一方の相Cを具現化
した回路の実施例を第6図を参照しながら説明す
る。
即ち二重平衡差動増幅器17を構成するトラン
ジスタQ1とQ2及びトランジスタQ3,Q4、及びト
ランジスタQ5,Q6は夫々差動増幅器を構成し、
トランジスタQ5のコレクタにはトランジスタQ1
Q2の共通エミツタが接続され、トランジスタQ6
のコレクタにはトランジスタQ3,Q4の共通エミ
ツタが接続されている。ホール素子7の一方の出
力端7aはトランジスタQ2とQ3の共通ベース、
即ち一方の差動入力端17aに接続され、他方の
出力端7bはトランジスタQ1とQ4の共通ベース、
即ち他方の差動入力端17bに接続される。トラ
ンジスタQ1のコレクタには電源+Vccとの間に抵
抗R3を接続し、トランジスタQ4のコレクタには
電源+Vccとの間に抵抗R4を接続する。トランジ
スタQ1,Q3のコレクタは共通に接続して一方の
差動出力端17cとなし、トランジスタQ2,Q4
のコレクタは共通に接続して他方の差動出力端1
7dとなす。
定電圧源22は、トランジスタQ7のベースを
ツエナーダイオードDZと抵抗R16との接続点に接
続すると共に、エミツタには、抵抗R5,R6及び
トランジスタQ8からなる直列回路を接続してい
る。
トランジスタQ5のベース、即ち一方の差動制
御端17eとトランジスタQ6のベース、即ち他
方の差動制御端17fとは第4図に示す反転制御
回路21の出力端21c,21dに接続される。
なお反転制御回路21と発電コイル14との間は
第4図に示す通りである。トランジスタQ5,Q6
の共通エミツタはトランジスタQ9のコレクタに
接続され、エミツタは抵抗R7を介して接地され
ている。そしてトランジスタQ8とQ9とはカレン
トミラー回路を構成している。
出力回路18のトランジスタQ10,Q11,Q12
Q13はブリツジ回路を構成し、トランジスタQ10
Q12の共通コレクタとなる接続点Eとトランジス
タQ11,Q13の共通コレクタとなる接続点Fとの
間にコイル2,3からなるステータコイルLA
接続されている。トランジスタQ10,Q11のエミ
ツタは電源+Vccに接続され、トランジスタQ12
Q13のエミツタは接地されている。トランジスタ
Q14,Q15はプツシユプル回路を構成し、共通エ
ミツタは抵抗R8を介して接続点Eに接続され、
トランジスタQ14のコレクタはトランジスタQ10
のベースに接続され、トランジスタQ15のコレク
タはトランジスタQ12のベースに接続されてい
る。トランジスタQ16,Q17もプツシユプル回路
を構成し、共通エミツタは抵抗R9を介して接続
点Fに接続され、トランジスタQ16のコレクタは
トランジスタQ11のベースに接続され、トランジ
スタQ17のコレクタはトランジスタQ13のベース
に接続されている。そしてトランジスタQ14
Q15の共通エミツタとトランジスタQ16,Q17の共
通エミツタとの間には抵抗R10が接続され、更に
接続点E、F間には抵抗R11,R12,R13よりなる
直列回路が接続されている。一方のオペアンプ2
3は一方の入力端23aが二重平衡差動増幅器1
7の一方の差動出力端17cに接続され、他方の
入力端23bは抵抗R12と抵抗R13との接続点G
に接続され、出力端23cはトランジスタQ16
Q17の共通ベースに接続される。他方のオペアン
プ24は一方の入力端24aが二重平衡差動増幅
器17の他方の差動出力端17dに接続され、他
方の入力端24bは抵抗R11とR12の接続点Hに
接続され、出力端24cはトランジスタQ14
Q15の共通ベースに接続されている。
次に上記実施例の作用を説明すると、トランジ
スタQ7のベースには定電圧源DZが接続されてい
るので、コレクタ、エミツタ間には定電流I1が流
れる。そしてトランジスタQ7のエミツタ側に接
続されたトランジスタQ8と二重平衡差動増幅器
17のトランジスタQ9とはカレントミラーを構
成しているので、トランジスタQ9には電流I1に応
じた定電流I2が流れる。そしてトランジスタQ5
Q6を流れる電流I3,I4は差動制御端17e及び1
7fへの入力電圧の度合により電流I2が分流され
ることになる。トランジスタQ1,Q2を流れる電
流I5,I6は差動入力端17b及び17aへの入力
電圧の度合により電流I3が分流されることにな
る。またトランジスタQ3,Q4を流れる電流I7
びI8も差動入力端17a及び17bへの入力電圧
の度合により電流I4が分流されることになる。
ここで抵抗R3,R4の抵抗値をRcとし、トラン
ジスタQ1のコレクタ電圧をVA、トランジスタQ4
のコレクタ電圧をVBとすると、 VA=Vcc−Rc(I5+I7) ……(1) VB=Vcc−Rc(I6+I8) ……(2) となり、差動出力端17c,17d間に発生す
る出力電圧VOUTは VOUT=VA−VB =Rc(I6+I8−I5−I7) =Rc(I6−I5)+Rc(I8−I7) ……(3) となる。そしてこの(3)式はトランジスタQ1
Q2とでなる差動増幅器の差動出力電圧と、トラ
ンジスタQ3とQ4とでなる差動増幅器の差動出力
電圧とが加わつたことを示している。また上記差
動増幅器は共に同じホール素子の出力電圧を入力
としていることから、結局、二重平衡差動増幅器
17の差動出力電圧VOUTはホール素子の出力電
圧VHに応じて正弦波状の出力電圧を発生するこ
とになる。
これら二重平衡差動増幅器の差動制御端への入
力電圧VG、差動入力端への入力電圧VH、差動出
力端の出力電圧VOUTの関係は第5図のグラフに
示す通りである。
次にトランジスタQ14,Q15,Q16,Q17は差動
出力電圧VOUTの正負により、オペアンプ23,
24の出力電圧差でトランジスタQ14,Q17とト
ランジスタQ15,Q16とが交互に導通、不導通を
繰り返している。従つてトランジスタQ10,Q14
Q17,Q13と電流が流れ、トランジスタQ10,Q13
が導通してステータコイルLAへ電流ILを接続点E
からFへと流す。また差動出力電圧VOUTの正負
が逆転すると、トランジスタQ11,Q16,Q15
Q12と電流が流れ、トランジスタQ11,Q12が導通
し、電流ILを接続点FからEへと流す。
一方、オペアンプ23,24は夫々の入力端2
3a,23b間及び24a,24b間がイマージ
ナルシヨートとなるので、接続点G、H間には差
動出力電圧VOUTがそのまま発生する。従つて抵
抗R12に流れる電流I9はVOUT/R12となり、その波
形は正弦波状となる。従つてステータコイルLA
の両端電圧VLもVL=I9(R11+R12+R13)=VOUT
(R11+R12+R13)/R12となりホール素子2の出
力電圧に比例して正弦波状となる。従つてステー
タコイルLAを流れる電流ILも正弦波状の波形とな
る。
なお他方の相Dについても同様の回路構成をと
り、同様の作用をする。
本実施例においても、回転速度制御は二重平衡
差動増幅器の差動制御端の入力電圧を制御するこ
とにより、二重平衡差動増幅器の増幅率を変化さ
せて行なつている。
従つてホール素子には充分な入力電流を流し、
充分に高い出力電圧を得られるので、二重平衡差
動増幅器のオフセツト電圧は無視でき、ロータマ
グネツトの磁極の変化に比例したホール素子の出
力電圧に応じた電流をステータコイルへ流せるの
で、無整流子直流電動機には安定したなめらかな
回転が得られる。
本実施例では反転制御回路21の出力端21
c,21dを二重平衡差動増幅器17の両差動制
御端17e,17fに接続しているが、第7図に
示すように一方の差動制御端17e、即ちトラン
ジスタQ5のベースを、抵抗R14と抵抗R15との接
続点に接続しても良い。この場合は抵抗R14はト
ランジスタQ7のエミツタに接続され、抵抗R15
接地されているので、トランジスタQ5のベース、
即ち一方の差動制御端17eには定電圧が加わる
ことになり、他方の差動制御端17fに反転制御
回路21の出力端21c,21d間の差電圧を加
えるようにすれば良い。そしてこの差電圧をυS
し、一方の差動制御端17eに加わる定電圧をES
とした時、差電圧υSと定電圧ESとの差、即ち(υS
−ES)が正であるか負であるかが電動機の回転方
向を決め、更にその絶対値|υS−ES|の大きさが
回転速度を決める。更に回転速度制御について説
明すると、周波数発電機の発電コイル14で発生
し、周波数電圧変換器15、ローパスフイルタ1
6、反転制御回路21を経て他方の差動制御端1
7fに入る電圧VSと回転数Nとの関係は第8図
の実線VSで示すようになる。そして一方の差動
制御端17eに加わる定電圧ESを所定の回転速度
Nrに対応させる。回転速度がNrより小さくなる
と、他方の差動制御端17fへの入力電圧VS
定電圧ESより小さくなり、差動出力電圧が発生
し、ステータコイルへ通電し、加速する。そして
加速した結果回転速度がNrを超えると入力電圧
VSは定電圧ESより大きくなり、二重平衡差動増
幅器17の差動出力電圧は反転し、ステータコイ
ルを流れる電流の位相も反転して、回転に制動が
かかることになる。そして制動がかかつて回転速
度がNrより低くなると、入力電圧VSが定電圧ES
より低くなる為に、また加速される。
このように、一方の差動制御端17eに加わる
定電圧ESに対応する回転速度Nrに対し、回転速
度が近い時には加速し、高い時には制動がかかる
ことになり、一定の回転速度を良好に維持でき
る。
また回転方向が異なる場合は、反転制御回路2
1の制御端21eに反転信号Sを加えてやれば、
他方の差動制御端17fへの入力電圧VS′は第8
図に示す点線VS′の如くになるので、やはり一定
の回転速度を良好に維持できる。
次に、すみやかに電動機を停止する方法につい
て第7,9図を参照しながら説明すると、停止し
たい時には第9図aに示すように、二重平衡差動
増幅器17の他方の差動制御端17fの入力電圧
VSと一方の差動制御端の定電圧ESとの大小関係
を一時的に逆にし、その後VS=ESとすると第9
図bに示すように短時間で停止する。反対に徐々
に停止させたい時には第10図aに示すように、
入力電圧VSをVS=ESとするだけで第10図bに
示すように徐々に停止する。
また起動時の回転速度のオーバシユートを防止
し、短時間で所定の回転速度に安定させたい時に
は、所定の回転速度をオーバーした時に、一時的
に回転方向を反転させるように入力電圧を逆転さ
せる。即ち短時間で回転を停止させたい時と同様
の制御を行なえば良い。
本発明では二重平衡差動増幅器を用い、二重平
衡差動増幅器の差動制御端への入力電圧により、
回転方向制御及び回転制御を行なつているが回転
方向制御のみを行なわせ、回転速度制御は出力回
路内の増幅度を変化させる、即ち第6図の抵抗
R12の値を可変したり、また二重平衡差動増幅器
と出力回路との間に、回転速度に応じて増幅度が
制御される増幅器を接続しても良い。
このように本発明においては、磁気感応素子、
例えばホール素子の出力電圧を増幅する増幅器に
差動入力電圧の絶対値が大きい範囲では差動出力
電圧が対数的に一定値に至る特性を有する二重平
衡差動増幅器を用い、回転速度制御は二重平衡差
動増幅器の差動制御端への入力信号で行なつてい
るので、磁気感応素子には充分な入力電流を提供
して大きな出力電圧を得るようにすることができ
る。
従つて、二重平衡差動増幅器には、この増幅器
の有するオフセツト電圧より充分大きな磁気感応
素子の出力電圧を入力することができるので、本
発明は増幅器のオフセツト電圧を無視できる。
そしてその為にステータコイルに流れる電流に
は上記オフセツト電圧による誤差分が生じないの
で、無整流子直流電動機には安定したなめらかな
回転が得られることになる。
また二重平衡差動増幅器として差動入力電圧の
大きなところでは差動出力電圧を、ある値に限り
なく近づき、飽和状態を示す特性を有しているこ
とから、磁気感応素子の出力電圧を大きくとる
と、個々の磁気感応素子の出力電圧のバラツキは
無視できることになり、各相の磁気感応素子の出
力電圧を調整する必要もなくなる。
更に、回転方向、起動、停止等の制御が容易で
あるなど、本発明は種々の効果を奏する。
なお実施例では2相10極の無整流子直流電動機
について説明したが、本発明は相数も極数も自由
に選べることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はステータコイル及びホール素子の配置
を示す配置図、第2図は従来例の駆動回路を示す
ブロツク図、第3図aはホール素子の出力電圧波
形図、bは増幅器のオフセツト電圧波形図、cは
従来例でのステータコイル駆動電流波形図、第4
図は本発明の無整流子直流電動機の駆動回路を示
すブロツク図、第5図は二重平衡差動増幅器の入
出力特性図、第6図は本発明の具体的実施例図、
第7図は本発明の他の実施例図、第8図は回転速
度と反転制御回路の出力との関係図。第9図aは
はやく停止する時の二重平衡差動増幅器の差動制
御端への入力電圧変化図、bは停止までの回転速
度変化図。第10図aは徐々に停止する時の前記
差動制御端への入力電圧変化図、bは停止までの
回転速度変化図。 7,8……ホール素子、17,19……二重平
衡差動増幅器、18,20……出力回路、LA
LB……ステータコイル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の磁極に着磁したロータマグネツトと、
    該ロータマグネツトに対応配置した複数のステー
    タコイルと、前記ロータマグネツトの前記磁極位
    置を検出すると共に一定電流が入力される感磁性
    素子と、差動入力電圧端に前記素子の出力を加え
    差動制御電圧端に外部制御信号を加えて比較増幅
    すると共に差動入力電圧の絶対値が大きい範囲で
    は差動出力電圧が対数的に一定値に至る特性を有
    する二重平衡差動増幅回路と、該回路の上記差動
    出力に応じて前記ステータコイルへの通電を制御
    する出力回路を具備し、前記感磁性素子には前記
    二重平衡差動増幅回路のオフセツト電圧よりも充
    分大きくかつ対数的に飽和された出力電圧が得ら
    れる前記一定電流を入力したことを特徴とする無
    整流子直流電動機の駆動装置。
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