JPS6310547Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来、時分針附着の時計は文字板に対し、長・
短針の指示により、時刻を知る事が慣例であつ
た。本考案は時分針を必要とせず、時刻を知り得
る画期的な時計である。その構成はムーブメント
１・時針軸２・アーム３・バランス錘４・分針軸
５・スプロケツトホイル６・ラダーチエン７・ス
プロケツトホイル８・連結分回軸９・分回転板１
０・分標示刻線１１により組み合わせられた時計
で、これら構成された機構について説明するとム
ーブメントより突出せる時針軸２にアーム３孔部
を挿入固着し、そのアーム先端孔にスプロケツト
ホイル８が圧入された連結分回軸９を回転可能に
挿入し、反対表面位置に分回転板１０を附す、他
方時針軸内より出ている分針軸５にスプロケツト
ホイル６を圧入、スプロケツトホイル６・８の伝
達回動にラダーチエン７が使用される。軸間短距
離の際は歯車により伝達される事もある。その作
用について述べれば時針軸２に固定されたアーム
３は、12時間に１回転し時を表わし、分針軸５に
圧入されたスプロケツトホイル６の分回転はラダ
ーチエン７により同型スプロケツト８に伝達さ
れ、連結分回軸９が同比回転され、それに伴い分
回転板１０は60分１回転の回動が行われる。時刻
を知るには、文字板内をアーム３の動きにより衛
星運動する分回転板１０の位置により時刻を知
り、分針軸５より伝達回転する分回転板１０に印
された分標示刻線の回転角度にて分を読み取る事
ができる。一つの分回転板にて、時・分が標示さ
れるものである。

第２図は11時00分を示したものである。11時30
分の際は分回転板は文字板内11時と12時の中間に
位し、分標示刻線は同板の下部に位示する。

本考案は、実的・感覚的すぐれたデザインと共
に、利用価値は室内装飾的時計として効果の高い
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図組立斜図、第２図正面図、第３図側面
図。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ムーブメントより突出せる時針軸２にアーム３
   を固着し、アーム先端孔に連結分回軸９を回転可
   能に挿入、分針軸５にスプロケツトホイル６を圧
   入、ラダーチエン７により連結分回軸９に圧入さ
   れたスプロケツトホイル８を伝達回転させ、分回
   転板１０が回動し時・分を同時に知る、これら組
   み合わせられた時計の構造。