JPS63103055A - リ−ドフレ−ム用鉄銅合金薄帯の製造方法 - Google Patents

リ−ドフレ−ム用鉄銅合金薄帯の製造方法

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JPS63103055A
JPS63103055A JP24916586A JP24916586A JPS63103055A JP S63103055 A JPS63103055 A JP S63103055A JP 24916586 A JP24916586 A JP 24916586A JP 24916586 A JP24916586 A JP 24916586A JP S63103055 A JPS63103055 A JP S63103055A
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弘 武智
Satoru Nishimura
哲 西村
Kunio Watanabe
渡邊 國男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱・電気伝導性および強度、加工性に優れた
低コストの半導体rc、LsI等に用いられるリードフ
レーム用鉄銅合金薄帯の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 半導体IC,LSI等用リードフレーム材としては、た
とえば特開昭59−198741号公報に示されている
鉄に26〜30重量%Ni、11〜16重世%Coを含
む合金(コバール合金)、また特開昭60−11144
7号公報に示されているFeに30〜55重景%Niを
含む合金(42%Ni合金が代表的成分)等がガラス封
止剤やSiと熱膨張特性のマツチングが優れている理由
で用いられている。また一方銅、銅合金も高い熱・電気
伝導性を必要とするICに次第に用いられるようになっ
た。
即ち、以上で述べたコバール合金や42Ni合金は強度
、耐熱性は優れているが、熱・電気伝導性が悪く、加工
性が劣りコストが高いため近年ICの高度集積化に伴い
安価で熱・電気伝導性、加工性の良い銅合金へ移行する
傾向にある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、一般に銅合金は耐熱性ならびに強度が劣
るため、たとえばCA−195合金、特開昭60−21
8442号公報はそれを改善するために錫、鉄、ケイ素
、燐、コバルト等を添加したものであるが、これらを添
加することにより合金コストが上がり、更に熱・電気伝
導性を劣化させるなどの問題点があった。
本発明は、鉄−銅二元合金に他の合金元素を添加するこ
となくリードフレームとしての熱・電気伝導性および、
強度・加工性を改善したリードフレーム用鉄銅合金薄帯
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明の要旨とするところは下記のとおりであ
る。
(1)  銅を20重量%以上90重量%以下含み、残
部が主としてFeからなる組成の鉄銅合金薄鋳片を10
0℃/sec以上の冷却速度で連続鋳造し、冷間圧延後
450〜650℃で20分以上500分以下の時効処理
を施すことを特徴とするリードフレーム用鉄銅合金薄帯
の製造方法。
(2)銅を20重量%以上90重量%以下含み、残部が
主として鉄からなる組成の鉄銅合金薄鋳片を100℃/
sec以上の冷却速度で連続鋳造し、冷間圧延後650
〜1050℃で5分以上60分以下の焼鈍を行い、45
0〜650℃で20分以上500分以下の時効処理を施
すことを特徴とするリードフレーム用鉄銅合金薄帯の製
造方法。
(3)銅を20重景%以上90重量%以下含み、残部が
主として鉄からなる組成の鉄銅合金薄鋳片を100℃/
sec以上の冷却速度で連続鋳造し、冷間圧延後650
〜1050℃で5分以上60分以下の焼鈍を行い、45
0〜650”Cで20分以上500分以下の時効処理を
施した後、最終冷間圧延を圧下率15〜80%で行うこ
とを特徴とするリードフレーム用鉄銅合金薄帯の製造方
法。
以下本発明の構成要件の限定理由について詳細に説明す
る。
この発明においてはまず、化学組成を限定する理由は以
下の通りである。
銅は、熱・電気伝導性の観点からは含有量が高い程好ま
しいが、用途上から強度の要求が強い場合には、鉄の含
有量を高めることが望ましい、銅含有量が20重量%(
以下−tχと記す)以下ではICリードフレームとして
必要な熱・電気伝4度が得られないので下限を20wt
Xとする。また上限を90imtXとするのは、鉄含有
量が10wtX以下では、組織の微細化に有効に働く鉄
相の分布が不充分になるからである。
また、その他の鉄と銅の原料より不可避的に混入する不
純物としての酸素は、熱・電気伝導性の観点からは好ま
しくないが、0.03ht%以下の量については、熱・
電気伝導性への影響は小さく、強度への寄与もあるので
0.03wtX以下であれば許容される。
また、それ以外は原料および溶製中に不可避的に混入す
る不純物元素とする。
次に本発明の製造方法について説明する。
本発明では連続鋳造により鉄銅合金の薄鋳片を製造する
が、かかる連続鋳造時の一次冷却速度を100℃/se
c以上に限定する。
一般に凝固後の組織サイズは鋳造時の冷却速度に依存し
、冷却速度が大きい程、組織サイズは小さくなり高強度
が得られるが、上記冷却速度かり一ドフレームの所望強
度を得るために必要である。
以下に、上記冷却速度について説明する。まず最も強度
の得にくい90−tχ銅−鉄合金を鉄鋳型、銅鋳型およ
び双ロール鋳造機を用い鋳込み厚を変化させて約1〜1
ooo℃/secの範囲の冷却速度で鋳造した。これら
の鋳片を研削して厚みを揃え、800℃−30分の熱処
理を施した後に85%の冷間圧延を行った。次に480
℃で500分の時効処理を行い断面174層のビッカー
ス硬度を測定し、冷却速度と硬度の関係を得た。これを
第1図に示す。第1図からビッカース硬度が150以上
になる臨界冷却速度を求めた。ここでビッカース硬度を
150以上としたのは、現在のリードフレーム用材料の
必要強度の指標としてこの値が一般に用いられているの
で、ここでもこの値を採用した。この結果より100℃
/sec以上の冷却速度の時には150以上のビッカー
ス硬度が得られていることが明らかであり、これから冷
却速度は100℃/sec以上が必要とされる。
また、70wt%以下の銅含有の場合、または前段の冷
間圧延圧下率が50%以上の場合には、冷間圧延時の割
れを防止するための対策が必要である。その方法として
は、鋳造後の徐冷と一旦常温まで冷却した後の再加熱が
有効で、その条件としては鋳造後850〜750℃の温
度域を、10〜b 450℃で20分以上で長時間程効果は大きいが粒の粗
大化および急速冷却による鉄、銅の過飽和度の低下を少
くするために60分以下とする。この効果は鋳造後の冷
却途中に生じる残留オーステナイトまたはマルテンサイ
トの発生を防止するか、あるいは焼戻し軟化により鉄、
銅組織間での硬度差を縮めることによるものである。
更に、引き続き冷間圧延、時効を行う。冷間圧延はリー
ドフレームに必要な板厚を得るのが主要目的であるが、
前段の冷間圧延の圧下率は化学組成、鋳造厚みと最終冷
間圧延工程の組み合せにより、目的とする板厚強度、加
工性が得られる条件を定める。効果的な圧下率の範囲は
30〜95%である。
時効処理は、熱・電気伝導性を高めるために、製造工程
に必須のものであり、化学組成と前工程条件により適性
な温度を選定すべきであるが、一般に低温で行う程良好
な特性が得られ易いが、低温過ぎると析出物が母相との
周辺に歪場を持ってしまい、特性を劣化させてしまうこ
とや、加熱時間が長くなるため設備、製造能率が悪い。
また高温過ぎると充分析出しないため良い特性が得られ
ず、更に析出物が粗大化して、強度確保上不利な条件に
なってしまうので、適性条件としては450〜650℃
の温度域で20分以上500分以下が良好な特性を得る
ための条件である。
また、リードフレームとして加工性が特に要求される場
合は、時効処理の前に650〜1050℃の温度域で焼
鈍を実用的な時間として、5分以上60分以下行うこと
により、冷間圧延で4入された加工歪の除去と再結晶・
粒成長により加工性を向上させることが可能である。
更に、リードフレームとして加工性と高強度が要求され
る場合には、上記焼鈍を行った後に冷間圧延を15〜8
0%の圧下率で行い再結晶組織に加工歪を与えることに
より強度を高めるものであり、圧下率15%以下では強
度に対する寄与が小さく、80%以上では、熱・電気伝
導性を大きく低下させるのでこの範囲とする。
(実施例) 以下本発明の効果を実施例により説明する。
実施例1 第1表に記載した化学組成を有する合金A−F(A、F
は比較例)を、双ロール鋳造機を用いて3 X 10”
 ’C/secの冷却速度で連続鋳造し2.0鶴の板厚
の薄鋳片とし、次いで以下の処理を行った。
電 鋳造後、一旦常温になった薄鋳片を800℃で30分の
保定を冷間圧延時の割れ防止のために行い、冷間圧延の
全圧下率を85%として0.3B板厚の冷延板とした。
更に480℃で200分の時効処理を行い空冷した。
次に得られた試料の電気抵抗を測定し、熱・電気伝導性
の評価を、電気伝導率(%IACS)で表示した。また
強度と伸びはJIS 13号B試験片を用いて常温の引
張試験を行って求めた。
その結果を比較例と共に第2表2に示した。この結果よ
り明らかなように本発明合金B−Eでは50kgf/a
m”以上の強度と銅含有量に伴った電気伝導率を示し、
一方AおよびFにおいては、Aでは強度が優れるが電気
伝導率が不足し、またFは電気伝導率は良好であるが強
度が低いことは明らかである。
実施例2 実施例1の第1表に記載したCの化学組成を有する合金
を2.0鴎厚の銅鋳型で約50℃/secの冷却速度で
鋳造して、実施例1の場合と鋳造後の条件を同一にして
処理を行い、同様の評価を行った。
その結果を第3表に示した。この結果より明らかなよう
に、鋳造時の冷却速度がこのように遅い場合には、強度
が得にくいことは明らかであり、更に電気伝導率も冷却
速度が遅い場合に低い値となっている。
実施例3 実施例1の第1表に記載したCの化学組成を有する合金
を実施例1と同様に鋳造後冷間圧延まで同一条件で行い
、時効処理温度を400 ’Cと700℃で200分行
い、空冷し、実施例1と同様の評価を行って、第4表に
示した。
第4表に示したように、時効温度が低温過ぎると良好な
電気伝導性が得られず、また、高温過ぎても電気伝導性
と強度の劣化が生じることは明らかである。
実施例4 実施例1の第1表に記載したCの化学組成を有する合金
を実施例1と同様に鋳造後冷間圧延まで同一条件で行い
、時効処理の前に950℃で30分の焼鈍を行い空冷し
、時効処理を480°Cで200分行って空冷し、実施
例1と同様の評価を行い、実施例1のCを比較例として
第5表に示した。
この結果より、焼鈍を行うことにより強度かいくぶん低
下するが伸びと、電気伝導率が向上することは明らかで
ある。
豐 実施例5 実施例4で時効処理まで行った試料に更に冷間圧延を圧
下率50%で行って実施例1と同様の評価を行い、実施
例4の本発明を比較例として第6表に示した。
この結果より、焼鈍、時効後更に50%程度の冷間圧延
を行うことにより、リードフレームに必要な伸びを確保
して、強度を向上させることが可能であることは明らか
であり、またこの時には電気伝導率の低下は微小である
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明は鉄と銅の特定の化
学組成、急速冷却の効果と後工程の組み合せにより他の
合金元素を特別に添加せずに、ICリードフレーム材料
としての必要強度を有し、熱・電気伝導性および加工性
に優れた、低コストのリードフレーム川鉄銅合金薄帯の
製造方法であり、工業的に優れるとともに経済的に優れ
た方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷却速度とビッカース硬度の関係を示す図であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)銅を20重量%以上90重量%以下含み、残部が
    主として鉄からなる組成の鉄銅合金薄鋳片を100℃/
    sec以上の冷却速度で連続鋳造し、冷間圧延後450
    〜650℃で20分以上500分以下の時効処理を施す
    ことを特徴とするリードフレーム用鉄銅合金薄帯の製造
    方法。
  2. (2)銅を20重量%以上90重量%以下含み、残部が
    主として鉄からなる組成の鉄銅合金薄鋳片を100℃/
    sec以上の冷却速度で連続鋳造し、冷間圧延後650
    〜1050℃で5分以上60分以下の焼鈍を行い、45
    0〜650℃で20分以上500分以下の時効処理を施
    すことを特徴とするリードフレーム用鉄銅合金薄帯の製
    造方法。
  3. (3)銅を20重量%以上90重量%以下含み、残部が
    主として鉄からなる組成の鉄銅合金薄鋳片を100℃/
    sec以上の冷却速度で連続鋳造し、冷間圧延後650
    〜1050℃で5分以上60分以下の焼鈍を行い、45
    0〜650℃で20分以上500分以下の時効処理を施
    した後、最終冷間圧延を圧下率15〜80%で行うこと
    を特徴とするリードフレーム用鉄銅合金薄帯の製造方法
JP24916586A 1986-10-20 1986-10-20 リ−ドフレ−ム用鉄銅合金薄帯の製造方法 Granted JPS63103055A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100395077C (zh) * 2006-04-05 2008-06-18 宁波海王机电科技有限公司 一种高导、高强异型电子框架材料的制备方法
JP2009127667A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Aichi Mach Ind Co Ltd 動力伝達装置

Cited By (2)

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