JPS63101432A - 二軸延伸ポリエステルフイルム - Google Patents

二軸延伸ポリエステルフイルム

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JPS63101432A
JPS63101432A JP24734986A JP24734986A JPS63101432A JP S63101432 A JPS63101432 A JP S63101432A JP 24734986 A JP24734986 A JP 24734986A JP 24734986 A JP24734986 A JP 24734986A JP S63101432 A JPS63101432 A JP S63101432A
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polyester film
inert solid
average particle
polyester
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は磁気記録用二軸延伸ポリエステルフィルムに関
し、更に詳しくは優れたN磁変換性2表面平坦性及び走
行性に加え、光透過率の低い磁気記録用二軸延伸ポリエ
ステルフィルムに関する。
〈従来技術〉 ポリエステルフィルムは、磁気テープ用途、電気用途な
ど種々な用途に用いられる。磁気デープ用途、就中ビデ
オテープ用途においては、近年、高密度記録に向い、電
磁変換特性を向上させるために平滑なフィルム表面が要
求されると共に、デツキにおけるテープの走行性、耐摩
耗性及び耐久性の向上のために摩擦係数の低いことが要
求されている。これと同時に、これら磁気テープに用い
る強磁性粉末はますます微粉末化している。磁性粉が微
粉末化されると、波長の長い光は磁性粉によって散乱さ
れにくくなり光透過率が高くなる。
このため、非磁性支持体と磁気記録層の光透過率の差を
利用して終端検出を行なう磁気記録媒体では、光透過率
を下げる必要がある。従来、磁気記録層中に帯電防止剤
、研磨剤等の有色の無機微粉末を含有させて、光透過率
を下げていたが、この方法は他方で電磁変換特性、ヘッ
ド摩耗等の面で限界があった。
そこで、ベースフィルムの光透過率を下げることが検討
され、ポリエステルフィルムにカーボンブラック等の遮
光剤を含有させることが提案されている。しかし、光透
過率を低くするのに充分な母のカーボンブラックを用い
るとポリエステルフィルムの表面が粗面化し、該粗面化
に起因して磁気塗料を塗布後の表面が粗れ、電磁変換特
性が態化する傾向がめる等の問題が新たに生じる。この
問題を改善プる方法としてカーボンブラックの分散を良
くするための分散剤が検討されている。しかし、フィル
ム表面の平坦性を満足できるものは未だ見出されていな
いのが現状である。
〈発明の目的〉 本発明者は、表面平坦性が更に改善され、かつ遮光性に
優れた二軸延伸ポリエステルフィルムを得るべく研究し
た結果、光吸収能の高いカーボンブラックと光学的屈折
率の高い不活性固体微粒子とを組合せて用いると、これ
らの相乗作用によってカーボンブラック量を少なくして
も充分な遮光性を発現できることを見出し、本発明に到
達した。
本発明の目的は、優れた電磁変換特性9表面平坦性及び
走行性に加え、光透過率の低い磁気記録用二軸延伸ポリ
エステルフィルムを提供することにおる。
〈発明の構成・効果〉 本発明の目的は、本発明によれば、平均粒径0.02〜
1μmのカーボンブラック(A)0.5〜2.5重足%
と平均粒径0.1〜0,5μmの光学的屈折率1.8以
上の不活性固体微粒子(B)0.05〜2.0重間%と
を分散含有せしめた二軸延伸ポリエステルフィルムであ
って、該フィルムの波長900nmにおCプる光線透過
率が30%以下でおり、かつ表面粗さが0.007〜0
.024μmでのることを特徴とする磁気記録用二軸延
伸ポリエステルフィルムによって達成される。
本発明におけるポリエステルとは芳香族ジカルボン酸を
主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを主たるグリコー
ル成分とするポリエステルである。
かかるポリエステルは実質的に線状であり、そしてフィ
ルム形成性特に溶融成形によるフィルム形成性を有する
。芳香族ジカルボン酸としては、例えばテレフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルエ
タンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニ
ルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボ
ン酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、アンスラセンジ
カルボン酸等をめげることができる。脂肪族グリコール
としては、例えばエヂレングリコール°、トリメヂレン
グリコール、テトラメチレングリコール。
ペンタメヂレングリコール、ヘキサメチレングリコール
、デカメチレングリコールの如ぎ炭素数2〜10のポリ
メチレングリコールあるいはシクロベキ1ノンジメタツ
ールの如ぎ脂環族ジオール等をあげることができる。
本発明において、ポリエステルとしては例えばアルキレ
ンテレフタレート及び/又はアルキレンナフタレートを
主たる構成成分とするものが好ましく用いられる。
かかるポリエステルのうちでも例えばポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレートはもちろんのこ
と、例えば全ジカルボン酸成分の80モル%以上がテレ
フタル酸及び/又はナフタレンジカルボン酸であり、仝
グリコール成分の80モル%以上がエヂレングリコール
である共車合体が特に好ましい。その際仝酸成分の20
モル%以下のジカルボン酸は上記芳香族ジカルボン酸で
あることができ、また例えばアジピン酸、セパチン酸の
如き脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサン−1,4−ジ
カルボン酸の如ぎ脂環族ジカルボン酸等であることがで
きる。また、仝グリコール成分の20モル%以下は、エ
チレングリコール以外の上記グリコールであることがで
き、あるいは例えばハイドロキノン、レゾルシン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの如き芳
香族ジオール;1.4−ジじドロキシメチルベンゼンの
如き芳香環を含む脂肪族ジオール;ボリエヂレングリコ
ール。
ポリプロピレングリコール、ポリデトラメヂレングリコ
ールの如きポリアルキレングリコール(ポリオキシアル
キレングリコール)等であることもできる。
また、本発明にa3けるポリエステルには、例えばヒド
ロキシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸;ω−ヒドロキシ
カプロン酸の如き脂肪族オキシ酸等のオキシカルボン酸
に由来する成分を、ジカルボン酸成分およびオキシカル
ボン酸成分の総組に対し20モル%以下で含有するもの
も包含される。さらに本発明にお【シるポリエステルに
は実質的に線状である範囲の間、例えば全酸成分に対し
2モル%以下の但で、3官能以上のポリカルボン酸又は
ポリヒドロキシ化合物S例えばトリメリット酸。
ペンタエリスリトール等を共重合したものをも包含され
る。
かかるポリエステルとしては、0−クロロフェノール中
の溶液として35℃で測定して求めた固有粘度0.4〜
0.8のものが好ましい。
本発明においては、ポリエステル中に平均粒径0.02
〜1μmのカーボンブラック(八)を0.5〜2.5車
ω%、および平均粒径0.1〜0.5μmの屈折率1,
8以上の不活性固体微粒子(B)を0.05〜2.0重
ω%均一に分散含有さゼる。これにより、カーボンブラ
ック含有量が少ない場合でも充分な遮光性を得ることが
できる。この充分な遮光性を発現する理由は明瞭ではな
いが、光学的屈折率の高い不活性固体微粒子は光散乱能
が高く、これと光吸収能の高いカーボンブラックとの相
乗作用によるものと考えられる。
このカーボンブラック(A)は、特に限定はされないが
、ケッチェンブラック、+j−マルブラック。
チVンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレン
ブラック等が好ましい。また、カーボンブラックは凝集
が起き易いので分散剤を添加し、ボールミル、リントミ
ル等により均一分散させて用いることが好ましい。分散
剤としてはポリビニルピロリドンが好ましく用いられる
カーボンブラックの平均粒径が1μmを越えると、カー
ボンブラックによりフィルム表面が著しく粗れるように
なり、好ましくない。またカーボンブラックの平均粒径
が0.02μmより小さくなると、分散剤を使用しても
凝集が起き易くなり、これによる表面粗れが発生して好
ましくない。これらの点から、カーボンブラックの平均
粒径は0.04〜0.6μmであることが好ましく、0
.06〜0.2μmであることが特に好ましい。
また、カーボンブラックの添加量が0.5重量%より少
なくなると遮光性が不充分となり、また2、5重量%を
越えると、凝集が発生するようになり、更に凹凸が生起
され表面が粗くなるので、好ましくない。カーボンブラ
ックの添7J[+ Wiは0.7〜2.0重量%が好ま
しく、0.8〜1.5重間%が特に好ましい。
さらに、光学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子(
B)としては、特に限定はされないが、二酸化チタン、
黒色酸化鉄(四三酸化鉄)、酸化亜鉛。
カドミウムイエロー、リトポン(硫化亜鉛、硫酸バリウ
ム共沈混合体)などが好ましく例示される。
かかる不活性固体微粒子の平均粒径は0.10−0.5
0μmの範囲、さらに0.15〜0.40μmの範囲、
特に0、20〜0.35μmの範囲にあると好ましい。
不活性固体微粒子の平均粒径が大きすぎると、フィルム
表面の粗さが大となり、例えば磁気テープとしたときの
電磁変換特性が悪くなり、またカーボンブラックとの相
乗効果による遮光性向上も充分でないので、好ましくな
い。また平均粒径が小さすぎると、凝集が発生し易くな
り、粗大突起が生じて、例えばテープとしたときにドロ
ップアウト(信号欠落)となる原因になるので、好まし
くない。
本発明においては、カーボンブラック(A)の含有量に
対する光学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子(B
)の含有量の比(重量化: B/A)が下記式0、05
≦(B/A)≦0.8 を満足することが好ましい。このIt比(B/八)が大
きくなりすぎても、小さくなりすぎても、光学的屈折率
の高い不活性固体微粒子(8)とカーボンブラック(A
)との相互作用が小さくなるためか、充分な遮光性を得
るためには(A−1−8)の合h1の含有量が多くなっ
てしまい、表面が粗れて好ましくない。重量化(B/Δ
)は0.1以上0.6以下が好ましく、0.15以上0
.4以下がさらに好ましい。
本発明においては、ポリエステルフィルムに、磁気テー
プとしたときの走行性、耐久性等を賦与する目的で、カ
ーボンブラック(A)及び光学的屈折率1.8以上の不
活性固体微粒子(B)の他に、滑剤としての不活性粒子
(C)を含有させることが好ましい。かかる不活性粒子
は平均粒径0.1〜1.2μmのものが好ましく、この
最は0.03〜1重組%が好ましい。
ここで言う“不活性粒子″はカーボンブラック(A)及
び光学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子(B)以
外の常温で固体のもの、例えば有機酸の金属塩、無機物
等を意味する。好ましい不活性粒子(C)としては、■
二酸化ケイ素(水和物、ケイ藻土、ケイ砂2石英等を含
む〉、■アルミナ、■5iQz分を30東量%以上含有
するケイ酸塩(例えば非晶貿或いは結晶質の粘土鉱物、
アルミノシリゲート化合物(焼成物や水和物を含む)、
温石綿。
ジルコン、フライアッシュ等)、■Hg、ln及びZr
の酸化物、■Ca及びBaの@酸塩、■Li、Na及び
Caのリン酸塩(1水素塩や2水累塩を含む〉、■[i
、Na及びKの安息香酸塩、■Ca、 Ba、 Zn及
びHnのプレフタル酸塩、■)fg、 Ca、 Ba、
 Zn、 Cd、 Pb、 Sr、 )In、 Fe。
Co及びNiのチタン酸塩、[株]8a及びPbのクロ
ム酸塩、QCa及びNOの炭酸塩、■ガラス(例えばガ
ラス粉。
ガラスピーズ等)、[相]ホタル石、および■Zn3が
例示される。特に好ま、シフ用いられるものとして、無
水ケイ酸、含水ケイ酸、酸化アルミニ【クム、ケイ酸ア
ルミニウム(焼成物、水和物等を含む)。
燐酸1リチウム、燐酸3リヂ「クム、燐酸ナトリウム、
燐酸カルシウム、硫酸バリウム、安息香酸ナトリウム、
これらの化合物の複塩(水和物を含む)、ガラス粉、粘
土(カオリン、ベントナイト、白土等を含む)、タルク
、ケイ藻土等が例示される。
不活性粒子(C)、カーボンブラック(A)及び不活性
固体微粒子(8)の含有は、それぞれ従来から微粒子の
含有法として知られている方法によって行なうことがで
きる。例えば不活性粒子(C)、カーボンブラック(A
)及び不活性固体微粒子(8)をぞれぞれのポリエステ
ル製造の反応系例えば反応前1反応中また反応後に添加
することができる。
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムは、その表面粗
さくRa)が0.007〜0.024 g、mである必
要がある。この表面粗さくRa)が0.024μmを越
えると、磁気テープとした際の電磁変換特性が悪化する
ので好ましくなく、一方0.007μmより小さくなる
と、平坦になりすぎて滑り性が悪く、ベースフィルムの
巻取時おJ:び加工時にシワが発生したりするので好ま
しくない。フィルムの表面粗さくRa)は0.018 
μm以下0.008 μm以上が好ましく、0.014
μm以下0.009μm以上が特に好ましい。
本発明における二軸延伸ポリエステルフィルムは、波長
900nmにおける光線透過率が30%以下である必要
がある。フィルムの光線透過率が高くなり、遮光性が悪
くなると、これを用いて磁気テープとした場合にも光透
過率が高くなり、このため非磁性支持体と磁気記録層部
との光透過率の差を利用して終端検出を行なう方式では
光透過率の差が小さく、終端検出の検知トラブルを起し
易くなる。波長900nmにおける光線透過率は20%
以下が好ましく、10%以下が特に好ましい。
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムの’IJNは、
従来から蓄積された製造法に準じて製造することができ
る。例えば、カーボンブラック(八)。
不活性固体微粒子(8)及び不活性粒子(C)をそれぞ
れ所定量含有するポリエステルを溶融製膜して非晶質の
未延伸フィルムとし、次いで該未延伸フィルムを二軸方
向に延伸し、熱固定し、必要であれば弛緩熱処理するこ
とによって製造できる。その際、フィルム表面特性は、
例えば不活性固体微粒子(B)、不活性粒子(C)等の
形状9粒径、量等によって、また延伸条件によって変化
覆るので適宜選択する。例えば、延伸温度は、1段目延
伸温度(例えば縦方向延伸温度:T+)が(T(]−1
0)〜(Tc++45) ℃の範囲(但し、Tg:ポリ
エステルのガラス転移湿度)から、2段目延伸温度(例
えば横り面延伸温度:T2)は(T+−1−10)〜(
1”1+40)°Cの範囲から選択するとよい。また、
延伸倍率は縦方向の延伸倍率が3.0以上、特に3.5
倍以上でかつ面積倍率が10倍以上、特に12倍以上と
なる範囲から選択するとよい。更にまた、熱固定温度は
180〜250’C1更には200〜230℃の範囲か
ら選択するとよい。
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムは磁気記録媒体
用、特に高級磁気テープ用として優秀な特性を有する。
〈実施例〉 以下、実施例を掲げて本発明を更に説明する。
なお、本発明における種々の物性値及び特性は以下の如
くして測定されたものであり且つ定義される。
(1)粒子の平均粒径 高滓製作所CP−50型セントリフニゲル・パティクル
番サイズ・アナライザー(cent r i fuga
 IParticle 5ize Analyser)
を用いて測定した。
得られた遠心沈降曲線を塁に算出した各粒径の粒子とそ
の存在りとの累積曲線から、50マスパーセント(…a
ss percent)に相当する粒径を読み取り、こ
の値を上記平均粒径とした(1粒度測定技術」日刊工業
新聞社発行、 1975年2頁242〜247参照)。
(2)光透過率 高滓マルチパーパス自記分光光度附()IPS−500
0)を用い、ベースフィルムの波長9001mにおける
光透過率を測定した。
(3)フィルム表面粗さくRa) 中心線平均粗g : Ra (単位μm)としてJIS
−BO601で定義される値である。@小板研究所の触
針式表面粗さff−t (SURFCORDER5E−
30C)ヲ用1.Nで、触針半径:2μm、測定圧:0
.03(7,カットオフ値:0.25mmの条件下にフ
ィルム表面粗さ曲線をかかせ、該フィルム表面粗さ曲線
からその中心線の方向に測定長ざLの部分を抜き取り、
この抜き取り部分の中心線をX軸とし、縦倍率の方向を
Y軸として、粗さ曲線をY = f (X)で表わした
とき、次の式で与えられる値(Ra:μm)をフィルム
表面粗さとして定義する。
本発明では、基準長を2.5mmとして5個測定し、値
の大ぎい方から1細隙いた4個の平均値としてRaを表
わした。
(4)磁気コーティングフィルムの電磁変換特性(クロ
マS/N> フィルム上に、下記組成 Co含有酸化鉄粉末        100重量部エス
レックA(積水化学製塩化ビニル ー酢酸ビニル共重合体)10〃 ニラポラン2304 (日本ポリウレタン製ポリウレタ
ンエラス1〜マー)10〃 コロネートL(日本ポリウレタン製 ポリイソシアネート)       5重量部レシヂン
              1 〃メチルエヂルケト
ン        75〃メヂルイソブチルケトン  
    75〃トルエン             7
5〃添加剤(潤滑剤、シリコン樹脂)   0.15.
/カーボンブラック       別途所定岳を持つ磁
性粉末塗料をグラビアロールにより塗布し、ドクターナ
イフにより磁性塗料層をスムージングし、磁性塗料の未
だ乾かぬ間に常法により磁気配向させ、しかる後オーブ
ンに導いて乾燥キユアリングする。更にカレンダー加工
して塗布表面を均一にし、スリットして約5μの磁性層
を形成した172インチl」の磁気コーティングデープ
を作成する。この磁気コーティングテープの電磁変換特
性(クロマS/N >を下記の方法にて測定する。
市販の家庭用VTRを用いて50%白レベル信号(10
0%白レベル信号はピーク;ツー;ピーりの電圧が0.
714ボルトである)に、100%クロマレベル信号を
重した信号を記録し、その再生信号をシバソクノイズメ
ーター二タイプ925Rを用いて測定を行なう。クロマ
S/Nの定義はシバツクの定義に従い次の通りである。
クロマS/N (dB) =2010(J (ES(1
)−p)/EN(rms) ) ここでES(p−p)は白レベル信号の再生信号のピー
ク ツ ピークの電圧差(p−o)である。
1’1S(1)−1)) =0.714V (1)−1
))また、EN(rms)はクロマレベル信号の再生信
号のピークの電圧の平方根値である。
EN(rms) =AMノイズ実効値電圧(V)(5)
ドロップアウト 上記(4)にて磁性粉末塗料を塗布処理したテープ(1
!2インチ中)を市販のドロップアウトカウンター(例
えばシバツクVHOIBZ型)にて5μSec X10
dBのドロップアウトをカウントし1分間のカウント数
を算出した。
(6)信号トラブル ポリエステルフィルムをベースとし、常法により磁気テ
ープ化し、市販のV HSビデオレコーダにより信号、
検知トラブル発生の有(Q)。
無く×)で評価した。
(7)走行性 前記(4)にて作成したテープを同所に記載の方法で電
磁変換特性を評価すると同時にテープの走行状態を観察
した。
O・・・・・・走行状態は良好で問題なし。
Δ・・・・・・走行状態に若干斑が見られ、張力も高め
でおるが、何とか使用できる。
×・・・・・・走行状態が悪く、張力も高く走行に耐え
ない。
実施例1 エチレングリコール(以下EGと略称する)85重量部
に平均粒径0.58μmの炭酸カルシウム15重量部を
添加した後、混合撹拌を行ないスラリーを1!7と。
次にジメチルテレフタレート100重但部とEG70車
量部を酢酸マンガン4水和物0.035重量部を触媒と
して常法通りエステル交換を行なった。その際、上記で
1qられた炭酸カルシウムのスラリーを攪拌下添h[l
 Lだ。ニスデル交換反応終了後、エチレングリコール
共存下加熱還流された]・リメチルホスフエートをジメ
ヂルテレフタレートに対し0、015モル%添加し、さ
らに、三酸化アンチモンをジメヂルテレフタレ−1〜に
対し0.030モル%添加し、’l TOrr以下の高
真空下で重縮合反応を行なった。重縮合反応終了後ポリ
マーを水冷、切断して、炭酸カルシウム粒子が分散含有
されたポリエチレンテレフタレートペレットを19だ[
以下、ポリエステル■という]。
また、炭酸カルシウム粒子のエチレングリコールスラリ
ーの代りに前以って調製しておいた二酸化チタン粒子の
エチレングリコールスラリーを添加する以外は上記と同
様にエステル交換反応及び重縮合反応を行ない、二酸化
チタン粒子が分散されたポリエチレンテレフタレートペ
レットを17だ[以下、ポリエステル■という]。
更にまた、ポリエステルエの製法において不活性粒子を
添加μずにエステル交換反応及び重縮合反応を行ない、
外部不活性粒子の添加されていないポリエチレンテレフ
タレートペレットを得た[以下、ポリエステル■という
]。
更にまた、炭酸カルシウムのエチレングリコールスラリ
ーの代りに、平均粒径0.06μmのカーボンブラック
のエチレングリコールスラリーを添加する以外は上記と
同様にエステル交換反応および重縮合反応を行ない、カ
ーボンブラック粒子が分散されたポリエチレンテレフタ
レートペレットを(qた[以下、ポリエステルIVとい
う]。
ポリエステル■、ポリエステル■、ポリエステル■およ
びポリエステルIVをカーボンブラック含量が1.4車
量%に、炭酸カルシウム粒子含量が0゜20重mmに、
かつ二酸化チタン粒子含量が0.60i量%になるよう
に混合してブレンド物Aを得た。
得られたブレンド物へを常法により溶融押出して未延伸
フィルムを得、ざらにこの未延伸フィルムを縦延伸温度
105°C1縦延伸倍率3.4倍、横延伸温度110’
C,横延伸倍率3.6倍で逐次二輪延伸を行ない、さら
に215℃で熱処理を施した。
このようにして得られた厚み14μmのポリエステルフ
ィルムの特性を表−1に示す。
この二軸配向ポリエステルフィルムをベースフィルムと
して前述の方法で172インヂrj」のビデオ用テープ
を作成した。その特性を表−1に示す。
表−1から明らかな如く、ベースフィルムの波長900
nmでの光透過率が低く、テープ化後の信号検知トラブ
ルも発生していない。更にベースフィルムの表面粗さも
低く、テープの電磁変換特性・し良好で、ドロップアウ
トも少なく、総合評価としても良好であった。
実施例2,3 カーボンブラックの含有量、二酸化チタン([102)
の含有量を表−1に示すように変更し、更に炭酸カルシ
ウムの代りに平均粒径0.55μmのカオリンクレーを
使用する以外は、実施例1と同様にして厚み14μmの
二軸延伸ポリエステルフィルムを得、ざらにビデオ用磁
気記録テープを得た。この特性は表−1に示す。
表−1から明らかな如く、ベースフィルムの光透過率が
低く、表面粗さも低く、磁気テープとして・し電気変換
特性が良好であり、ドロップアウトの少なく、走行性も
よく、総合評価としても良好であった。
比較例1,2 ポリエステルI、 II、 III、 IVの混合比率
を変えること以外は実施例1と同様の方法で厚み14μ
mの二軸延伸ポリエステルフィルムを得、さらにビデオ
用磁気記録テープを19だ。この特性は表−1に示す。
表−1から明らかな如く、光学的屈折率の高い不活性固
体微粒子を使用しない比較例1においては、カーボンブ
ラックの含有量を増加させることにより光透過率は低下
するが、ベースフィルムの表面粗さが粗くなり、テープ
としても電磁変換特性が悪く、ドロップアウトも多く、
総合評価不良であった。
またカーボンブラックと光学的屈折率の高い不活性固体
微粒子である1iQ2との添加量比を1.33と高くし
た比較例2においては、ベースフィルムの表面粗さは低
いが、光透過率が高く、テープとしても電磁変換特性は
信号トラブル発生が多く、総合評価不良であった。
実施例4 光学的屈折率の高い不活性固体微粒子としてTiQ2の
代りに酸化亜鉛を使用し、ざらに不活性粒子として炭酸
カルシウムとカオリンクレーの2種類を使用プる以外は
実施例2と同様にして厚み14μmの二軸延伸ポリエス
テルフィルムを191ざらに172インチIJ磁気記録
テープを得た。この特性を表−1に示す。
表−1から明らかな如く、ベースフィルムの光透過率は
低く、表面粗さも低いレベルであり、テープとしても電
磁変換特性が良好であり、信号トラブルも少なく、総合
評価として良好であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、平均粒径0.02〜1μmのカーボンブラック(A
    )0.5〜2.5重量%と平均粒径0.1〜0.5μm
    の光学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子(B)0
    .05〜2.0重量%を分散含有せしめた二軸延伸ポリ
    エステルフィルムであって、該フィルムの波長900n
    mにおける光線透過率が30%以下でありかつ表面粗さ
    が0.007〜0.024μmであることを特徴とする
    磁気記録用二軸延伸ポリエステルフィルム。 2、カーボンブラック(A)に対する光学的屈折率1.
    8以上の不活性固体微粒子(B)の重量比(B/A)が
    0.05〜0.8である特許請求の範囲第1項記載のポ
    リエステルフィルム。 3、光学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子(B)
    が二酸化チタンである特許請求の範囲第1項記載のポリ
    エステルフィルム。 4、光学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子(B)
    が黒色酸化鉄、酸化亜鉛、リトポンのいずれかである特
    許請求の範囲第1項記載のポリエステルフィルム。
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