JPS6310059B2 - - Google Patents

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JPS6310059B2
JPS6310059B2 JP55071705A JP7170580A JPS6310059B2 JP S6310059 B2 JPS6310059 B2 JP S6310059B2 JP 55071705 A JP55071705 A JP 55071705A JP 7170580 A JP7170580 A JP 7170580A JP S6310059 B2 JPS6310059 B2 JP S6310059B2
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JP
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crushed ice
crusher
conveyor
casing
crushed
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JP55071705A
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Takeshi Hayashi
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Kyoei Zoki Co Ltd
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Kyoei Zoki Co Ltd
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Publication date
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、砕氷を一時貯留して、所定の時間経
過後に砕氷を動力によつて搬出する砕氷の供給装
置に関する。
[従来の技術並びにその問題点] 魚を陸掲げする漁港に於ては、短時間に多量の
砕氷を必要とする。従来は、ダンプトラツク等で
運搬されてくる砕氷を岸壁に積み上げ、これを人
夫がスコツプ等ですくい取つて魚と一緒に箱詰め
した。この作業は極めて重労働で多くの人手を要
する為、何とか機械化が強く要求されてきた。し
かしながら、砕氷は、短時間に多量に使用される
ので、一旦これを貯える必要があるが、貯えた砕
氷はその後の取り出しが著しく困難になる。この
砕氷独特のものであつて、他の粉粒体にない特質
が、簡単で安価な砕氷供給装置の実用化を阻害し
た。
このことを実現すべく、これまでに種々の構造
の砕氷の供給装置が開発されている。例えば、実
公昭51―4367号公報に開示される砕氷の搬出装置
は、上方が開口した箱形ケーシングの一方の側面
に鉛直にクラツシヤを設け、クラツシヤの下方に
搬出用のスクリユーコンベアを設け、底面をスク
リユーコンベアに向けて緩く傾斜している。この
構造の装置は、底面の傾斜角が緩いので、砕氷が
自重のみではクラツシヤに向けて滑つて移動でき
ず、砕氷の上面を押圧してクラツシヤに移送する
搬出手段を必要とし、構造が複雑になる。
又、ケーシング内で氷結した氷は、極めて強い
力で押圧しないとクラツシヤに向かつて移動せ
ず、搬出手段は相当に強く砕氷を押圧して強い力
で水平に押す必要があつた。
底面の傾斜角をきつくすることによつて、砕氷
は滑り易くなる。ところが、底板を急斜面に傾斜
すると、砕氷の自重によるクラツシヤの横向き押
圧力が著しく強くなる。例えば、10トンの砕氷が
45度の傾斜面に沿つて滑動する時、傾斜面に沿つ
た滑り力は、8.7トンにもなる。クラツシヤには
常時8.7トンも強大な折曲力が作用し、長いシヤ
フトが曲がり易い欠点がある。クラツシヤの強い
押圧力を解消する為に、従来の装置は、底面の傾
斜角を少なくして、砕氷の上面を搬出手段で押圧
している。しかしながら、いかなる手段で砕氷を
クラツシヤに向けて移動させるにしても、ケーシ
ング内で氷結した砕氷を移動させる為に、強大な
横向力を必要とする。従つて自重の滑り力に代わ
つて、搬出手段で砕氷をクラツシヤに移送するに
しても、10トンの砕氷で数トンもの強い横移動力
を必要とし、強い移送力の搬出手段が必要でこれ
が相当に高価になる欠点があつた。
更に、底面を円筒状に湾曲して中央にスクリユ
ーコンベアを配設し、このスクリユーコンベアの
上方に、これから離してオーガを水平に設けた砕
氷の貯蔵装置も開発されている(特開昭50―
42450号公報)。
この装置は、一定の形状に氷結された角氷を貯
えるもので、砕氷の氷結状態が弱く、比較的簡単
に氷結状態が解除できる場合、砕氷の取り出しが
可能である。しかしながら、ケーシング内で砕氷
が強固に強く大きな塊状に氷結すると、これを破
砕して取り出しできない。ケーシング内で氷結し
た砕氷は、スクリユーコンベアで底部から破砕
し、上部をオーガで破砕しても、中間で砕氷が氷
結されて連結される限り、自重でスクリユーコン
ベアに向かつて滑動し、あるいは崩壊してスクリ
ユーコンベア上に落下できない。この為、この構
造の装置は、長時間貯えて強固に氷結した砕氷が
スムーズに取り出しできず、用途並びに使用環境
に制約を受ける。
更に又、底面の勾配をスクリユーコンベアに向
かつて相当にきつくした装置も開発されている
(実公昭51―12765号公報)。
しかしながら、この装置も、ケーシング内で氷
結した砕氷のスムーズな取り出しができない。
[発明の目的] 本発明は従来のこれ等の欠点を除去することを
目的に開発されたもので、本発明の重要な目的
は、構造が簡単で低コストにでき、しかも大量の
砕氷が貯留できると共に、砕氷の取り出しに無理
がなく、更に、耐久性があつて故障せず、更に
又、保守に手間が掛からない砕氷の供給装置を提
供するにある。
[従来の問題点を解決する為の手段] この発明の砕氷の供給装置は、所要量の砕氷を
貯える容積を有するケーシングと、このケーシン
グ内で再氷結した砕氷を破砕するクラツシヤと、
このクラツシヤで破砕された砕氷を移送するコン
ベアとを備える。
コンベアはケーシングの中間底部に水平ないし
ほぼ水平に配設されている。クラツシヤはコンベ
アの上方に位置して配設さると共に、貯留される
砕氷の上面からコンベアまで鉛直に延長される高
さを有する。このクラツシヤでもつてケーシング
内に貯留された砕氷を、非連結状態に2分割して
破砕する。ケーシング底面は、砕氷がそれ自体の
自重で滑降する角度に、コンベアの両側からコン
ベアに向かつて下り勾配に傾斜されている。
クラツシヤを駆動することにより、クラツシヤ
の両側に位置する砕氷が鉛直面で破砕されて下方
のコンベア上に落下され、コンベアの送出側がケ
ーシングに開口する砕氷の送出口に連結されてお
つて、コンベアで砕氷が、送出口からケーシング
外に排出される。
[作用] 本発明の砕氷の供給装置は、底に配設されたコ
ンベア両側の底面が、これに沿つて砕氷がスリツ
プする急勾配に傾斜する。従つて、砕氷の自重
で、鉛直状に配設されたクラツシヤに押圧され
る。底面の傾斜角は、砕氷が氷結してもスリツプ
できる急勾配に調整され、砕氷が底面に沿つて滑
動する力は極めて大きい。例えば、傾斜角45度に
あつては、砕氷全量の約87%と極めて巨大なスリ
ツプ力が作用する。このスリツプ力は常時クラツ
シヤに支持され、クラツシヤの押圧力となる。強
く押圧される砕氷は、クラツシヤが運転されると
確実に破砕されてコンベア上に掻き落とされてケ
ーシング外に搬出される。クラツシヤは、コンベ
アから砕氷の上面までの間に鉛直に延長されてお
り、これでもつてケーシング内の砕氷を、クラツ
シヤの両側に非連結状態に2分割する。クラツシ
ヤ両側に2分割された砕氷は、それぞれの自重に
よつてクラツシヤに押圧されて鉛直面内で破砕さ
れる。又、2分割された砕氷は、クラツシヤを互
いに反対方向に押圧し、クラツシヤの折曲力を互
いに打ち消す方向に作用する。この為、クラツシ
ヤは、両側から極めて強い押圧力が作用するにも
かかわらず、折曲力が極減できる。
[好ましい実施例] 本発明はこのことを実現することを目的に開発
されたものであつて、以下、本発明の実施例を図
面に基づいて説明する。但し、以下に示す実施例
は、この発明の技術思想を具体化する為の装置を
例示するものであつて、この発明の装置を下記の
装置に特定するものでない。この発明の装置は、
特許請求の範囲に記載の範囲に於て、種々の変更
が加えられる。
第1図および第2図に示す砕氷の供給装置は、
所要量の砕氷を貯えるべく、上方が開口された箱
形に形成されたケーシング1と、このケーシング
1の底に中央に位置して水平に配設されたコンベ
ア2と、このコンベア2の上方に配設されたクラ
ツシヤ3とを備えている。
ケーシング1は、断熱処理された外壁1aと、
金属板が箱形に溶接された内面が平滑な内壁1b
とからなり、底面1cは、中央に配設されたクラ
ツシヤ3に向かつて、内部の砕氷がそれ自体の自
重で滑動するように、中央に向かつて下り勾配に
傾斜してており、第1図および第2図に於て、底
の右端中央部に砕氷の送出口4が開口されてい
る。
第1図と第2図に示されるケーシング1は、長
さLが幅Wよりも大きく、即ち、平面形状が長方
形に形成されており、コンベア2は、長手方向に
延長して配設されている。
この形状のケーシング1は、滑動時における砕
氷のケーシング接触面積を減少できて、砕氷はよ
りスムーズにクラツシヤに向かつて滑動し、しか
も、フオークリフト等の運搬に便利となる。
砕氷の滑動がよりスムーズとなる理由は、第1
図に示すように、貯えられていた砕氷がクラツシ
ヤに向かつて移送されると、氷結した砕氷が両側
面の内壁1b面から離れ、両端面だけがケーシン
グの内壁に接触して架橋状態となるが、縦長のケ
ーシングは両端面6の面積が小さくて砕氷との接
触面積が狭く、しかも架橋状態となる砕氷の全長
が長くなる為内壁との摺動抵抗が少なくなる為に
外ならない。
フオークリフトで運搬に便利な理由は、第1図
と第2図に示すように、横にフオーク7を挿入す
ることによつて、大きなケーシング1の重心が、
フオークの先端でなく付根付近に位置する為、安
定に運搬できるのである。
ケーシング1の底には脚8が固定され、脚8が
台9の上に載置されて、使用場所に於て、使い易
い高さに配設される。
第3図の平面図に示されるケーシング1は、砕
氷が更にスムーズにクラツシヤ3に向かつて滑動
されるように、両端面6が中央で長くなるように
折曲されており、砕氷が中央に移動することによ
つて、氷結した砕氷両端が内壁の両端面6から離
れ、あるいは軽い力で押圧し、砕氷と内壁両端面
6との摩擦抵抗を減少する。
又、第1図と第2図に示すように、外壁1aを
断熱して内壁1bを断熱せず、しかも外壁1aと
内壁1b内の空気を強制的に0℃以下に冷却しな
いものは、砕氷が内壁1bに付着せず、あるいは
ほとんど付着しない特長がある。
ただ、内壁を断熱処理し、更に、内壁と外壁の
両方を断熱することは、砕氷の溶解損失を減少す
ることに効果がある。
ケーシング1の底面には、第1図に示す如く、
バイブレータ10を固定し、これでもつて底面を
振動することも、砕氷の滑動をスムーズにする。
第1図および第2図、並びに第4図に示される
供給装置のコンベア2はスクリユーコンベアで、
ケーシング1の中央に水平に配設された2本のス
クリユーを備え、下方のスクリユーが送出スクリ
ユー2aで、上方のスクリユーが反送スクリユー
2bである。
送出スクリユー2aは、右端がケーシングの底
に開口する送出口4に連通され、更に、送出口4
の上方に位置する回転軸の右端には、送出スクリ
ユー2aでもつて送られてくる砕氷を掻き落とす
掻落爪11が固定されており、この送出スクリユ
ー2aの真上には、これに接近して逆ピツチの反
送スクリユー2bが配設されており、この反送ス
クリユー2bと送出スクリユー2aとは、駆動手
段12でもつて同方向に回転される。
反送スクリユー2bは、螺旋状のフインが固定
された反送部分の長さが送出スクリユー2aの全
長よりも短く、かつこの反送部分が送出スクリユ
ー2aの送出側、第2図におよび第4図に於て右
側に遍在して配設されている。
このように、送出スクリユー2aの上方に反送
スクリユー2bが配設されたものは、クラツシヤ
3で掻き落とされて来る砕氷を均一に移送できる
特長がある。というのは、1本のスクリユーコン
ベア2では、第5図に示すように、送出口4に近
い側のフインはその間隔に砕氷が埋まつて移送能
力を失う為、送出口4に近い側の砕氷送り出し量
が少なくなるが、送出スクリユー2aの上に、砕
氷を反対方向に移送する反送スクリユーが配設さ
れたものは、送出口4に近い側に溜つた砕氷を反
送スクリユー2bで送出口4の反対側に移送する
為、第5図に示すようにコンベア2の送出側に溜
ることなく、第6図に示すように均一に砕氷が送
り出されるのである。
コンベア2でもつてケーシングの底の送出口4
から落下される砕氷は、例えば、第2図に示す如
く、送出口4の下方に配設されたベルトコンベア
13上の容器14に送り込まれる。容器14への
砕氷供給量は、スクリユーコンベア2並びにクラ
ツシヤ3の時限運転により一定量に調整できる。
第7図および第8図は、砕氷が、ケーシングの
底に開口する送出口4よりも高い位置に移送され
るもので、送出口4に、水平面内で回動自在に斜
昇コンベア15が連結されている。
斜昇コンベア15は、上向きに開口された送入
口16に垂直に外筒17が固定されており、この
外筒17が、送出口4に垂直に固定された内筒1
8に回動自在に挿通されおり、この外筒17と同
軸に、斜昇コンベア15に回転軸19が固定さ
れ、この回転軸19がケーシング1に固定された
アーム20に支承されている。
図示しないが、この斜昇コンベアをケーシング
内に配設し、この斜昇コンベアで持ち上げられた
砕氷を、例えばケーシングの周壁に開口する送出
口から送り出すことも可能で、この場合、スクリ
ユウーコンベアはケーシングの底に水平状に配設
された水平スクリユーコンベアと、この水平スク
リユーコンベアに連結された斜昇コンベアとから
なる。
ケーシング1の送出口4に砕氷を移送する送出
スクリユー2aは、これが回転して砕氷を送出口
方向に向けて移送することにより、砕氷が送出口
4からスムーズに落下するように、第9図に示す
如く、送出スクリユー2aで砕氷が押し付けられ
る箇所に斜板21が配設されており、この斜板2
1に押し付けられた砕氷が、斜板に沿つて送出口
4からスムーズに落下される。
ところで、コンベア2に向かつて下り勾配に傾
斜される底面が水平面となす角、即ち傾斜角度
は、ケーシング1の形状、容積、内面の平滑度、
使用される場所の温度条件等を考慮して決定され
るが、一般的には10〜60度に、好ましくは15〜45
度程度に決定される。傾斜角が急峻な底は砕氷の
滑動がよく、傾斜角が小さい底は砕氷の貯溜量が
増大する。
クラツシヤ3はコンベア2の上方に配設さてい
る。このクラツシヤ3が回転することによつて、
ケーシング内で再氷結して大きな塊に氷結した砕
氷は、非連続状態に2分割されて鉛直面で掻き落
とされ、両側の氷塊とクラツシヤの間隙部を通過
してコンベア2上に落下される。第1図および第
7図に示す供給装置は、ケーシング1の中央に配
設されたクラツシヤ3でもつて、ケーシング内の
砕氷が左右に2分割された状態で、底面の勾配に
よつてクラツシヤに押し付けられ、クラツシヤの
回転によつて砕氷が中央内側面から掻き落され
る。
第1図および第7図に示すクラツシヤは、複数
本の爪付シヤフト3aが、スクリユーコンベア2
を含む鉛直面内に水平に配設されたもので、爪付
シヤフトの爪3bと爪3bとの間隔T、並びに爪
付シヤフトの爪3bとスクリユーコンベアのフイ
ンとの間隔Tは、第10図および第11図に示す
ように、左右に分割された砕氷がこの間の砕氷で
連結されないように、即ち、クラツシヤ3の間の
砕氷が、左右の砕氷の活動を阻害しないように、
通常は10cm以下に、好ましくは30〜50mm以下から
多少ラツプする状態に決定される。
爪付シヤフト3aに固定される爪3bの間隔、
正確には隣接する爪3bの回転軌跡の間隔Tは、
これが砕氷の側面を残らず掻き落とせるように狭
いことが好ましく、通常100mm以下、好ましくは
30〜50mm以下に決定される。
クラツシヤによつて左右の砕氷が非連結状態
に、完全に分断されない場合、即ち、一部分でも
連結されていると、その部分の砕氷が橋掛け状態
となつて、左右の砕氷が滑り落ちない。この橋掛
状態となる部分は両側の砕氷から圧縮荷重を受け
るので、わずか一部分でも壊れにくく、全体の砕
氷が滑動しないのである。
第13図に示すクラツシヤ3は、複数本の爪付
シヤフト3aがスクリユーコンベア2の上方に縦
2列に配設されている。
第13図に示すクラツシヤ3は、爪付シヤフト
3aが千鳥に配設されており、各爪付シヤフト3
aは、砕氷を下に押し付けて破砕し、かつ、破砕
した砕氷を下段の爪付シヤフト3aに向けて送り
込むように、右列の爪付シヤフト3aは右に、左
列の爪付シヤフト3aは左に回転される。この構
造のクラツシヤ3は、左右の砕氷が完全に切り離
されてブリツジ状態とならず、しかも破砕された
砕氷が下方に落下し易い効果がある。
本発明の砕氷の供給装置は、第1図に示すよう
に、使用箇所に設置して、あるいは第7図および
第8図に示すように車に搭載して、ベルトコンベ
ア等で次々と運ばれてくる容器に砕氷を定量供給
し、又は、第14図に示すように、車に搭載して
岸壁に移動し、貯留した砕氷を、岸壁から漁船に
供給する等の用途に最も便利に使用される。
[本発明の効果] 本発明の砕氷の供給装置の特筆すべき特長は、
クラツシヤに砕氷が強く押圧され、クラツシヤで
もつて氷結した砕氷が確実に破砕されて搬出でき
るにもかからわず、クラツシヤに無理な過大荷重
が作用しないことにある。この特長は、クラツシ
ヤがケーシング内の砕氷を非連結状態に2分割
し、分割された砕氷が互いに干渉することなくク
ラツシヤに押圧され、しかもその押圧方向が反対
で、クラツシヤの折曲力を打ち消す本発明の独特
の構成によつて実現される。即ち、ケーシング内
の砕氷は、いかに大きな塊状に強く氷結されて
も、2分割されてブリツジ現象を起こすことな
く、確実に破砕して取り出しでき、クラツシヤに
作用する砕氷の強大なスリツプ力は、互いに打消
力が作用して極減され、クラツシヤ並びにこれの
支持部材に無理な過大荷重が作用せず、クラツシ
ヤ部材を軽荷重のもので充足でき、耐久性があつ
て故障せず、保守が簡単で取扱に便利な等数々の
卓効を実現する。
又、この発明の砕氷の供給装置は、強く氷結し
た砕氷が確実に取り出しできる為、砕氷を長時間
保存する用途、並びに外的環境条件が悪くて砕氷
が氷結し易い用途にも安心して使用できる特長も
実現できる。
更に又、本発明の砕氷の供給装置は、所要量の
砕氷を貯える容積を有するケーシングと、このケ
ーシング内で再氷結した砕氷を破砕するクラツシ
ヤと、このクラツシヤで破砕された砕氷を移送す
るコンベアとを備え、クラツシヤが砕氷を鉛直面
で破砕してスクリユーコンベア上に掻き落とすに
従つて、砕氷がそれ自体の自重でクラツシヤに向
かつて両側から滑動するように、ケーシングの底
面がコンベアに向かつて両側から下り勾配に傾斜
されているので、ケーシング内に貯えられた砕氷
が無理なくスムーズに破砕されて取り出されるこ
とに加えて、砕氷を鉛直面で掻き落とすことによ
つて、砕氷の自重でクラツシヤに向けて滑動させ
る為、砕氷を破砕して取り出す機構がすこぶる簡
単で装置全体を簡素化できて安価にできる特長が
実現できる。
更に又、コンベアに向かつて急勾配に傾斜する
底面は、コンベアから遠くなるに従つて高く、言
い替えれば、この部分のケーシングが浅くなつて
砕氷の貯留量が減少する。ところが、本発明の砕
氷の供給装置は、中間にコンベアを配設するの
で、同一面積に於て容積効率を高くして、多量の
砕氷が貯留できる特長も実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示す
砕氷の供給装置の垂直断面図および平面図、第4
図はスクリユーコンベア送出口付近のみを示す断
面図、第5図および第6図はスクリユーコンベア
が砕氷を送り出す状態を示す概略断面図、第7図
および第8図は別の実施例を示す砕氷の供給装置
の断面図、第9図はスクリユーコンベアの送出口
付近のみを示す断面図、第10図および第11図
はクラツシヤとスクリユーコンベア付近のみを示
す断面図、第12図は爪付シヤフトの一部を示す
正面図、第13図は更に別の実施例を示す砕氷の
供給装置の断面図、第14図は本発明の砕氷の供
給装置の使用状態の一例を示す断面図である。 1…ケーシング、2…スクリユーコンベア、3
…クラツシヤ、4…送出口、6…端面、7…フオ
ーク、8…脚、9…台、10…バイブレータ、1
1…掻落爪、12…駆動手段、13…ベルトコン
ベア、14…容器、15…斜昇コンベア、16…
送入口、17…外筒、18…内筒、19…回転
軸、20…アーム、21…斜板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所要量の砕氷を貯える容積を有するケーシン
    グと、このケーシング内で再氷結した砕氷を破砕
    するクラツシヤと、このクラツシヤで破砕された
    砕氷を移送するコンベアとを備えた砕氷の供給装
    置であつて、該コンベアはケーシングの中間底部
    に水平ないしほぼ水平に配設されており、該クラ
    ツシヤは該コンベアの上方に位置して配設さると
    共に、貯留される砕氷の上面から該コンベアに至
    るまで鉛直方向に延長される高さを有し、このク
    ラツシヤでもつてケーシング内に貯留された砕氷
    を非連結状態に2分割して破砕し、該ケーシング
    底面は、砕氷がそれ自体の自重で滑降する角度
    に、該コンベアの両側からコンベアに向かつて下
    り勾配に傾斜されており、該クラツシヤを駆動す
    ることにより、クラツシヤの両側に位置する砕氷
    が鉛直面で破砕されて下方のコンベア上に落下さ
    れ、該コンベアの送出側がケーシングに開口する
    砕氷の送出口に連結されており、コンベアで送ら
    れてくる砕氷が、送出口からケーシング外に排出
    さるように構成された砕氷の供給装置。 2 ケーシングの水平断面が縦長の長方形で、長
    手方向の中央に延長してコンベアとクラツシヤと
    が配設されている特許請求の範囲第1項記載の砕
    氷の供給装置。 3 ケーシングの底にバイブレータが取り付けら
    れている特許請求の範囲第1項記載の砕氷の供給
    装置。 4 クラツシヤが、縦に2列に千鳥状に配設され
    た爪付シヤフトからなる特許請求の範囲第1項記
    載の砕氷の供給装置。 5 コンベアが、互いに上下に配設された反送ス
    クリユーと送出スクリユーとからなり、送出スク
    リユーの送出端はケーシングの送出口に連結され
    ておつて砕氷を送出口に向けて移送し、反送スク
    リユーは砕氷の移送方向が送出スクリユーの反対
    で、送出スクリユーの上方に配設されている特許
    請求の範囲第1項記載の砕氷の供給装置。
JP7170580A 1980-05-27 1980-05-27 Crushed ice supplying device Granted JPS571130A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7170580A JPS571130A (en) 1980-05-27 1980-05-27 Crushed ice supplying device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7170580A JPS571130A (en) 1980-05-27 1980-05-27 Crushed ice supplying device

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Publication Number Publication Date
JPS571130A JPS571130A (en) 1982-01-06
JPS6310059B2 true JPS6310059B2 (ja) 1988-03-03

Family

ID=13468216

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JP7170580A Granted JPS571130A (en) 1980-05-27 1980-05-27 Crushed ice supplying device

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JPS61237983A (ja) * 1985-04-12 1986-10-23 ホシザキ電機株式会社 集積固結した塊状物の崩壊装置
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JPS5042450A (ja) * 1973-05-18 1975-04-17
JPS514367U (ja) * 1974-06-27 1976-01-13
JPS5112765U (ja) * 1974-07-11 1976-01-30

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