JPS63100199A - 貴金属メツキ液の調整方法 - Google Patents

貴金属メツキ液の調整方法

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JPS63100199A
JPS63100199A JP16076186A JP16076186A JPS63100199A JP S63100199 A JPS63100199 A JP S63100199A JP 16076186 A JP16076186 A JP 16076186A JP 16076186 A JP16076186 A JP 16076186A JP S63100199 A JPS63100199 A JP S63100199A
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soln
gold
plating
noble metal
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Noriyuki Sugita
杉田 則行
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Electroplating Engineers of Japan Ltd
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は貴金属メッキ液の調整方法に関する。
【従来の技術及び問題点】
金、銀、パラジウム、ロジウム等の稀少貴金属は、近代
技術においてますます重要な役割を果たす傾向にあり、
無駄のない有効な利用・消臂が強く望まれている。 しかしながらこのような社会的要請とは逆に、貴金属メ
ッキ処理における各種の処理液、例えば貴金属メッキ液
の廃液、洗浄液、剥離液などは、貴金属化合物を含有し
ながらもあまり有効に利用されていなかった。 例えば貴金属としての「金」などの場合は、金含有の処
理液を電気分解し、陰極上に金を析出させて回収する方
法が知られているが(特開昭55−164045号公報
参照)、この方法では金の回収形態がメタル(金属金)
であり、メッキ処理などで再利用する場合、シアン化金
カリウムなどの化合物に再加工しなければならない煩わ
しさがある。 また、処理液中の金をイオン交換樹脂や活性炭などに吸
着させて回収する方法も知られているが、この方法の場
合、金が一度イオン交換樹脂等に吸着してしまうと、そ
の吸着した金の溶解回収がなかなか困難であるため、イ
オン交換樹脂等を焼いて灰化することにより金を金属金
として回収していた。従って、高価なイオン交換樹脂を
その都度灰化しなければならないためにコスト的な問題
があり、また先の方法と同様、金の回収形態がメタルで
あるために再利用しにくいという問題もある。 この発明はこのような従来の技術に着目してなされたも
ので、貴金属化合吻合をの処理液から、貴金属化合物だ
けを貴金属化合物の形のまま回収し、そして回収した貴
金属化合物にて貴金属メッキ液の調整を行うことができ
る貴金属メッキ液の調整方法を提供せんとするものであ
る。
【問題点を解決するための手段】
本発明者は、上記の目的を達成するために鋭意研究を続
けてきた結果、本発明を完成するに至ったものである。 即ち、処理液中の貴金属化合物を逆浸透膜にて分離し、
次に分離した貴金属化合物を陰陽両イオン交換膜利用の
電気透析にて濃縮してから回収し、そして回収した貴金
属化合物を貴金属メッキ液中に逐次添加するようにした
ものである。
【作    用】
一般に、貴金属メッキ処理における処理液、即ち貴金属
メッキ廃液や洗浄液や剥離液には貴金属化合物のイ也に
も有機酸や不純金属などが多(含まれているので、この
処理液中からまず貴金属化合物だけを分離しなければな
らない、そこで、本発明者は逆浸透膜が貴金属化合物の
選択透過性を有している点に着目し、処理液をまず逆浸
透膜に透過せしめることにより、処理液中から貴金属化
合物だけを分離した。 そして、この分離した貴金属化合物を再利用するために
は、分離した貴金属化合物を貴金属化合物のままの形で
濃縮する必要がある。そこで、陰陽両イオン交換膜利用
の電気透析にて濃縮してから回収するようにしたもので
ある。イオン交換膜の場合はイオン交換樹脂のように吸
着交換を行うものでなく、イオンをイオンのまま透過さ
せるので、電離した陽イオンは陽イオン交換膜から透過
し、陰イオンは陰イオン交換膜から各々透過するので、
結果として貴金属化合物をそのままの形で濃縮すること
ができる。従って、この回収した貴金属化合物をそのま
ま貴金属メッキ液に添加することにより、貴金属メッキ
液の調整を容易に行うことができる。
【実 施 例] く第1実施例〉 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 第1図は「貴金属化合物」としてシアン化金カリウムを
回収して利用するための装置を示している0図中、1は
メッキ槽で、内部にはシアン化金カリウム含有の金メッ
キ液が入れられている。2は回収槽で、内部には「処理
液」としてのメッキ物洗浄用の洗浄水3が1001入れ
られている。メッキ後のメッキ物はメッキ処理後この回
収槽2の洗浄水3にて洗浄されるものである。また、4
はポンプで、5は固体不°純物濾適用のプレフィルタ−
を各々示している。そして、6は逆浸透膜装置で、セル
ロースアセテート系の逆浸透膜が用いられており、前記
ポンプ4により洗浄液3が一定の圧力で圧送されている
。但しこの逆浸透膜装置6での透過量は逆浸13NII
の性質上あまり大きくないので、逆浸透膜装置6へ圧送
されて(る洗浄液3のうち、透過しない大部分は循環路
7から元の回収槽2へ戻るようになっている。8は中間
槽で、逆浸透膜装置6を透過してきた透過液3aを10
j!だけ一旦溜めておくところである。 そして、9は電気透析装置である。この電気透析装置9
には、陰イオン交換FIAと陽イオン交換INKとで交
互に仕切って形成した希釈室10と濃縮室11とが備え
てあり、希釈室10には希釈液として前記中間槽8内の
洗浄液3がポンプ12により循環するようになっており
、濃縮室11には濃縮液13として水酸化カリウムとシ
アン化カリウムの希薄液3.51がポンプ14により濃
縮槽15から循環されるようになっている。またこれら
交互に配した希釈・濃縮室10.11の一端側には陰極
16が、他端側には陽極17がそれぞれ設けられている
。これら陰・陽極16.17は電極室18.19内に各
々設けられており、この電極室18.19には図示せぬ
ポンプから電極液20として水酸化カリウムの希薄液が
循環されている。 なお、陽極17に面する膜には、金シアノ錯イオンが漏
れないように陽イオン交換ffIKを使用しである。 そして、更に濃縮槽15内の濃縮液13は、メッキ槽1
中のメッキ液の金濃度に応じて「注入装置」としてのポ
ンプ21により適宜メッキ槽1へ注入することができる
ようになっている。 また、22は乾燥装置で、濃縮槽15から濃縮液13を
取り出し、取り出した濃縮液13を減圧蒸留してシアン
化金カリウムを結晶化させ、そして結晶化したシアン化
金カリウムを冷水にて洗浄後、温風乾燥によりシアン化
金カリウムの粉末を得ることができるようになっている
。 23はイオン交換樹脂塔で、電気透析装置9による濃縮
がすすんで、中間槽8内におけるシアン化金カリウムの
濃度が極めて低くなった際に、その残りの低濃度シアン
化金カリウムを最終的に回収するものである。 次に、この装置の作用を詳述する。 回収槽2内の処理液としての洗浄水3を分析してみたと
ころ、金がシアン化金カリウムの形で500mg/iク
エン酸カリウムが15g/f、鉄が25mg/β、ニッ
ケルが25mg/β、銅が10mg/lであった。そし
て、この洗浄水3をポンプ4にて28kg/−の圧力で
逆浸透膜6へ循環し、洗浄水3を徐々に透過させていっ
た。そして、この逆浸透膜6を透過させた時点で、透過
した透過液3aの分析を行ったところ、この透過液3a
中からは、鉄、ニッケル、銅などの不純金属やクエン酸
カリウムなどを検出することができず、1g/lのシア
ン化金カリウムだけを検出することができた。このこと
はセルロースアセテート系の逆浸透1m!6がシアン化
金カリウムの選択透過性を有していることを示している
。そして、このようにして逆浸透1116を透過した透
過液3aは、次に中間槽8に採取され、この中間槽8で
101採取される毎に、ポンプ12にて電気透析装置9
の希釈N10へ61/分で循環されていった。この時濃
縮液13も濃縮槽15からポンプ14にて電気透析装置
9の濃縮室11へ循環されると共に、電極室18.19
の電極液20もそれぞれ循環している。 そして、通過液3aと濃縮液13とをそれぞれ循環させ
ている間に、陰8il 6、陽極17にて通電面積に対
して0.2A/drdで40分間の電解を行い、透過液
3aを交換した後に同様の操作を4回繰り返した。透過
液3a中においてシアン化金カリウムはカリウムイオン
と金シアノ錯イオンとに電離しており、通電することに
より希釈室10内のカリウムイオンは陽イオン交換11
1Kを透過して陽イオン交換膜に側の濃縮室11へ移動
し、金シアノ錯イオンはカリウムイオンとは反対側の陰
イオン交換Ml!Aを透過して陰イオン交換膜A側の濃
縮室11へ移動する。従って、シアン化金カリウムを構
成するカリウムイオンと金シアノ錯イオンとは共に希釈
室10から濃縮室11へ次々に移動するので、結果的に
透過液3a中のシアン化金カリウムが濃縮液13中へど
んどん濃縮されていくことになる。そして、濃縮前にお
ける中間槽8内の透過液3aの金濃度はIg/j!Lか
なかったが、濃縮槽15内の濃縮液13中の金濃度を分
析してみたところ、11 gllもの高濃度の金がシア
ン化金カリウムの形で存在していた0以上の試験結果を
表に表すと以下の通りとなる。 尚、イオン交換!IASKの状態は、それに印加される
電圧や電気伝導度にて検知することができ、イオン交換
の終点を知ることができる。 そして、この濃縮液13をポンプ21にて逐次メッキ槽
1へ戻すことにより、シアン化金カリウムの補充ができ
、金メッキ液の調整を行うことができる。また、濃縮液
13自体に所定の添加剤を加えることにより、金メッキ
処理用の金メッキ液を新たにつくることもできる。 更に、濃縮液13を乾燥装置22にて乾燥し、シアン化
金カリウムの粉末をつくり、この粉末をメッキ槽1へ添
加しても良く、この粉末から新たなメッキ液を調整する
こともできる。尚、乾燥装置22では温風乾燥にて粉末
化する前の状態、即ち、減圧蒸留により結晶化させたも
のを利用することもできる。 く第2実施例〉 次に、洗浄水3でなくメッキ槽1内の金メッキ廃液を処
理液として直接処理した。装置及び条件は前記第1実施
例の場合と同様にした。但し、電解は2回しか行わなか
った。試験結果は以下の通りである。 処理液がメッキ廃液なので、処理液中における各成分の
濃度が高く、濃縮液にもクエン酸カリウム等が若干残っ
てしまったが問題にならない程度の低濃度である。 く第3実施例〉 次に、金メッキ液の種類を換えて試験を行ってみた。即
ち、シアン系の金メッキ液に代えて非シアン系金メッキ
処理における洗浄水を処理液として試験した。尚、金は
メッキ液中に亜硫酸金ナトリウムの形で含有されている
。また、電気透析装置の濃縮液としては、水酸化ナトリ
ウム、亜硫酸ナトリムの希薄水を用いた。その他は先の
実施例と同様にした。試験結果は以下の通りである。 亜硫酸ナトリウム等の成分は全て、逆浸透膜を透過させ
た時点で除去されていた。 く第4実施例〉 次に銀メッキの場合について試験してみた。処理液とし
ては、銀メッキ処理における洗浄水を試験した。尚、銀
はメッキ液中にシアン化銀カリウムの形で含有されてい
る。また、濃縮液としては水酸化カリウム、シアン化カ
リウムの希薄水を用いた。試験結果は以下の通りである
。 クエン酸等の成分は全て、逆浸透膜を透過させた時点で
除去されていた。 く第5実施例〉 次にロジウムメッキの場合について試験してみた。処理
液としては、ロジウムメッキ処理における洗浄水を試験
した。尚、ロジウムはメッキ液中に硫酸ロジウムの形で
含をされている。また、濃縮液としては、硫酸の希薄水
を用いた。更に、ロジウムメッキの場合は、イオンの関
係で、電気透析装置における陰・陽イオン交換膜が第2
図に示す如(逆になる。試験結果は以下の通りである。 硫酸等の成分は全て、逆浸透膜を透過させた時点で除去
されていた。 〈第6実施例〉 次にパラジウムメッキの場合について試験してみた。処
理液としては、パラジウムメッキ処理における洗浄水を
試験した。尚、パラジウムはメッキ液中にジアミノジ亜
硝酸パラジウムの形で含有されている。また、濃縮液と
しては、アンモニア水、亜硝酸ナトリウムの希薄水を用
いた。更に、パラジウムメッキの場合もロジウムメッキ
と同様に、第2図に示した如きイオン交換膜の配置がな
されている。試験結果は以下の通りである。 亜硝酸ナトリウム等の成分は全て、逆浸透膜を透過させ
た時点で除去されていた。また、パラジウムメッキ処理
に関しては、パラジウムがパラトスアミンクロライドの
形で含有されている場合にもほぼ同様の試験結果を得る
ことができる。 以上の実施例の如く、「貴金属化合物」としてはシアン
化金カリウムに限らず、亜硫酸金ナトリウム、シアン化
銀カリウム、硫酸ロジウム、パラトスアミンクロライド
、ジアミノ亜硝酸パラジウムなど全てのものに通用する
ことができる。即ち、メッキ液中に含まれている各種成
分や他金属を含まず、貴金属化合物だけを、その貴金属
化合物の形のままで回収することができ、メッキ槽1へ
逐次添加・注入して貴金属メッキ液の調整を行うことが
可能である。また、貴金属化合物の濃縮液を乾燥装置に
て結晶又は粉末化することができ、この結晶・粉末化し
た貴金属化合物により貴金属メッキ液の調整を行うこと
もできる。そして、処理液としては、メッキ廃液、洗浄
水などに限定されず、メッキ剥離液などのように貴金属
化合物を含有しているものであれば他のものでも良い、
また、上記の実施例では逆浸透膜として、セルロースア
セテート系の逆浸透膜を例に示したがこれに限定されな
い。 【効   果】 この発明に係る貴金属メッキ液の調整方法は、以上説明
してきた如き内容のものなので、各種の成分や他金属を
含んだ処理液から貴金属化合物だけを、貴金属化合物の
形のまま高濃度で回収するでき、回収したその貴金属化
合物でそのまま貴金属メッキの調整を行えるので、メタ
ル化して回収する場合に比べて無駄な費用を省くことが
できるという効果がある。しかも、回収後の濃縮にイオ
ン交換膜による電気透析装置を用いるので、イオン交換
樹脂を使用する場合のような再生を必要とせず、長期間
にわたって使用することができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1〜第4実施例に係る貴金属化合
物を回収してメッキ液を調整するための装置を示す概略
図である。 第2図はこの発明の第5又は第6実施例に係る貴金属化
合物を回収してメッキ液を調整するための装置を示す概
略図である。 3 ・・・ 洗浄水 3a・・・・ 透過液 6 ・・−逆ンj1透膜装置 9−・−・ 電気透析装置 13 ・−・ 濃縮液 21−・ ポンプ(注入装置) 22 ・−・ 乾燥装置 A −・−陰イオン交換膜 K ・−・ 陽イオン交換膜 手続補正書(自発) 昭和62年 5月27日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 処理液中の貴金属化合物を逆浸透膜にて分離し、次に分
    離した貴金属化合物を陰陽両イオン交換膜利用の電気透
    析にて濃縮してから回収し、そして回収した貴金属化合
    物を貴金属メッキ液中に逐次添加することを特徴とする
    貴金属メッキ液の調整方法。
JP16076186A 1986-05-16 1986-07-10 貴金属メツキ液の調整方法 Granted JPS63100199A (ja)

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JP61-110865 1986-05-16
JP11086586 1986-05-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3395769B1 (en) * 2003-11-13 2021-01-06 Evoqua Water Technologies LLC Water treatment system and method
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WO2024095343A1 (ja) * 2022-10-31 2024-05-10 株式会社ダイセル セルロースアセテートフレーク及びこれを用いた金回収方法、濃縮方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50117254A (ja) * 1974-02-28 1975-09-13

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JPH028040B2 (ja) 1990-02-22
JPS63100141A (ja) 1988-05-02
JPH0244893B2 (ja) 1990-10-05
JPS63100200A (ja) 1988-05-02
JPH0244892B2 (ja) 1990-10-05
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