JPS6299178A - 印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 且１じし』 本発明は、モータによって駆動されるワイヤ・ベルト等
をキャリッジに接続し、モータの駆動力をワイヤ・ベル
ト等を介しキャリッジに伝達して該キャリッジを移動さ
せ、それに搭載され印字ヘッジで用紙に順次印字を行う
印字装置において、ワイヤ・ベルト等の張力を自動的に
補正する技術に関し，ディジ・サーマル・熱転写・ドツ
ト・インクジェット等のシリアルプリンタ、またはプロ
ッタやタイプライタなどに適用し得るものである。

従来技術 第５図は従来例を示し、ワイヤ（１）は、左右のプーリ
（２）間に掛け渡されているとともに、ステッピングモ
ータであるスペースモータ（３）によって回転される巻
取ローラ（４）に一部分を巻き付けられ、またキャリッ
ジ（５）に接続されている。スペースモータ（３）が駆
動すると、ワイヤ（１）が動かされてキャリッジ（５）
が移動される。キャリッジ（５）の印字開始位置はセン
サ（６）によって検知される。右側のプーリ（２）は左
右動可能で、張力補正機構のスプリング（７）によって
常時図中右方へ付勢されている。

このような従来の構成において、ワイヤ（１）が経時変
化により伸びたリプーリ（２）となじんだりしてその張
力が変ると、張力補正機構によって右側のプーリ（２）
が図中右方へ移動し、ワイヤ（１）の張力を自動補正す
る。このとき、プーリ（２）がΔＬだけ移動すると、こ
れよりは少ないがキャリッジ（５）も同じく右方へΔ０
移動する。このようにキャリッジ（５）が移動すると、
センサ（６）による検知位置とスペースモータ（３）の
ステップ移動位置にズレが生じ、印字開始位置がズして
しまうこととなる。

第６図および第７図はその関係を示すタイミングチャー
トで、第６図は経時変化が生じる前の状態、第７図は経
時変化が生じた後の状態である。

なお、キャリッジ（５）はセンサ（６）の信号が受信さ
れてから、スペースモータ（３）にスペースパルスが１
個入力された後に停止するものとする。

第６図では、キャリッジ（５）が移動されてから第２番
目のスペースパルスにおいてセンサ（６）による検知が
行われ、第３番目のスペースパルスの立ち下がり後、キ
ャリッジ（５）は規定の印字開始位置Ｐで正しく停止す
る。

第７図は、ワイヤ（１）が経時変化により伸びて張力補
正機構が働き、キャリッジ（５）がΔＱ移動したものと
する。この場合は、センサ（６）の動作位置が、キャリ
ッジ（５）にとっては非常に不安定なハンチング（振動
減衰）過程であるため、破線で示す如く第２番目のスペ
ースパルス前にセンサ（６）が動作し、第３番目のスペ
ースパルスが入力されたときはキャリッジ（５）は規定
の印字開始位置Ｐを既に越えている。このため、キャリ
ッジ（５）の印字開始位置はスペースモータ（３）の少
なくとも１ステップ分ズレることになる。

目　　　　　的 本発明の目的は、ワイヤ・ベルト等の張力補正に伴って
キャリッジの位置が変わり、その印字開始位置が変動す
るのを防止することにある。

構　　　成 そのため、本発明では、張力補正機構（２０）をキャリ
ッジ（１６）に搭載し、それによる張力を、ワイヤ（１
０）やベルト等に対し、キャリッジ（１６）との接続点
の両側で付与する。

以下１本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

第１図において、ワイヤ（ｌＯ）は、左右のプーリ（１
１）間に掛け渡されているとともに、ステッピングモー
タであるスペースモータ（１２）によって回転される巻
取ローラ（１３）に一部分を巻き付けられている。左右
のプーリ（１１）はいずれも常に定位置で回転する。ワ
イヤ（１０）は、その中途を第２図に示す固定部材（１
４）で押さえ、止めねじ（１５）でキャリッジ（１６）
に固定することにより、該キャリッジ（１６）に接続さ
れている。したがって、スペースモータ（１２）が駆動
すると、ワイヤ（１０）が動かされてキャリッジ（１６
）が移動される。キャリッジ（１６）の印字開始位置は
センサ（１７）によって検知される。

キャリッジ（１６）上には、第２図に示す如く左右のア
イドルローラ（１８）とこれらの間に張架されたスプリ
ング（１９）とで構成される張力補正機構（２０）が搭
載されている。左右のアイドルローラ（１８）は、前記
止めねじ（１５）によるワイヤ（１０）とキャリッジ（
１６）との接続点より少し後方（図中上方）でしかもそ
の左右両側位置でキャリッジ（１６）に装着されている
。そして、左右のアイドルローラ（１８）は、キャリッ
ジ（１６）に対し前後動はできないが、左右動は少し可
能で、スプリング（１９）によって互いに接近する方向
に付勢されている。ワイヤ（ｌＯ）は、これらアイドル
ローラ（１８）に案内されてΩ状に屈曲し、前記接続点
の左右両側でスプリング（１９）による張力を付与され
ている。

このような構成において、ワイヤ（１０）が経時変化に
よって伸びたとき、該ワイヤ（１０）は、キャリッジ（
１６）との接続点を基点にその左右両側を平均に張力補
正されるため、キャリッジ（１６）自体は位置ズレを生
じることはない。

第３図は本発明の他の実施例を示し、キャリッジに取り
付けられたバネ性のあるＵ状のブラケット（２１）に、
止めねじ（２２）によってワイヤ（１０）を接続し、ま
た左右のアイドルローラ（１８）をブラケット（２１）
の左右端部にそれぞれ軸受けし、ブラケット（２１）自
体によってワイヤ（１０）の左右両側に張力を付与した
ものである。この場合、部品部数を少なくできる。

第４図も本発明の別の実施例を示し、ワイヤ（１０）を
キャリッジに支持している前後動可能なシャフト（２３
）と、定位置で回転する左右のアイドルローラ（１８）
との間にクサビ状のカム（２４）を介入させ、このカム
（２４）をスプリング（２５）で所定の方向に付勢、す
なわちシャフト（２３）をカム（２４）を介してアイド
ルローラ（１８）から離す方向に付勢したものである。

この場合は、カム（２４）の摩擦抵抗でシャフト（２３
）の戻りを阻止できるため、スプリング（２５）のバネ
力を弱くできる利点がある。

効　　　果 以上のように本発明によると、ワイヤ・ベルト等の張力
変化を、キャリッジに搭載された張力補正機構によって
、キャリッジとの接続点の両側で平均に自動補正できる
ため、従来の如く張力補正に伴ってキャリッジの位置が
変り、その印字開始位置が変動するようなことがなくな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の概念図、第２図はその要部の
平面図、第３図および第４図はそれぞれ本発明の他の実
施例の要部の平面図である。第５図従来例の概念図、第
６図および第７図はその動作を説明するためのタイミン
グチャートで、第６図はワイヤの経時変化前の場合、第
７図は経時変化後の場合である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、モータによって駆動されるワイヤ・ベルト等をキャ
   リッジに接続し、モータの駆動力をワイヤ・ベルト等を
   介してキャリッジに伝達して該キャリッジを移動させ、
   また張力補正機構によってワイヤ・ベルト等の張力を自
   動補正する印字装置において、前記張力補正機構を前記
   キャリッジに搭載し、それによる張力を、前記ワイヤ・
   ベルト等に対し、キャリッジとの接続点の両側で付与し
   たことを特徴とする印字装置。 ２、ワイヤ・ベルト等の中途をキャリッジに接続し、そ
   の接続点の両側部分を一対のアイドラローラで案内し、
   それら１対のアイドラローラ間にスプリングを掛け渡し
   、該両側部分で張力を付与したことを特徴とする前記特
   許請求の範囲第１項に記載の印字装置。