JPS62980Y2 - - Google Patents

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JPS62980Y2
JPS62980Y2 JP1979150332U JP15033279U JPS62980Y2 JP S62980 Y2 JPS62980 Y2 JP S62980Y2 JP 1979150332 U JP1979150332 U JP 1979150332U JP 15033279 U JP15033279 U JP 15033279U JP S62980 Y2 JPS62980 Y2 JP S62980Y2
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JP
Japan
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valve
hydraulic
pressure oil
control valve
main control
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JP1979150332U
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JPS5669534U (ja
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本件考案は農用トラクターの油圧装置のうち特
にトラクター後部の作業機装着装置以外に装着さ
れるハイダツプ装置や、バツクホー装置の油圧シ
リンダーに圧油を供給する為の考案である。従来
のトラクターの利用の仕方としてはトラクター後
部の三点リンク式作業機装着装置にロータリー耕
耘装置等を装備して圃場の耕耘作業を行なうのが
殆んどであつた。しかし最近は耕耘作業にとどま
らず溝堀り作業や運搬作業をもトラクターにて行
なおうとする場合が多くなつた。トラクターに付
設されている従来の油圧装置は三点リンク式作業
機装着装置のうちロアリンクを持ち上げて、作業
機を回動昇降する為の油圧装置であり、バツクホ
ーやハイダンプ用のシリンダーに圧油を供給する
ようには構成されていなかつた。その為に圧油回
路内に異常高圧が発生した場合の回路の安全装置
に充分な配慮がなされていなかつたのである。例
えばロータリー耕耘装置等を油圧装置に持ち上げ
て農道等を輸送走行する場合に、振動や上下シヨ
ツクがロータリー耕耘装置に加わる為、リフトア
ームに荷重がかかり、ピストンロード、ピスト
ン、作動油と荷重が伝わり、第7図において示す
従来回路の如くストツプバルブが閉じている為に
リリーフバルブから異常高圧が逃れることが出来
ず、第4図の油圧ケース53のB部に応力集中現
象が表われていたのである。結果として油圧ケー
スの亀裂等に結びついていた。又トラクター後部
の作業機以外の他の作業機の装着が近年多くな
り、第7図の従来の油圧回路図のように主コント
ロールバルブ4の前の配管の途中に圧油取出口を
設けて他の作業機の油圧コントロールバルブに接
続する場合が多いが、異常高圧用のリリーフバル
ブが設けられていなかつた為に他の作業機側のコ
ントロールバルブにリリーフバルブが設けられて
いない場合は接続パイプやポンプの破損につなが
つていたのである。本件考案はこれらの従来の装
置の不具合を解消する為に適正な位置にリリーフ
バルブ及びセイフテイバルブを設けたものであ
る。
本件考案の目的は以上の通りであり、添付の実
施例に示した図面の構成に基づいて本件考案の構
成を説明すると。
第1図は農用トラクターの全体側面図である。
ボンネツト41の内部にエンジン9を内蔵し、エ
ンジン9の下方側面から突出する前フレームに前
輪45を配設する。エンジン9の後面にクラツチ
ハウジング42を固設し、該クラツチハウジング
42の後面にミツシヨンケース43を固設する。
ミツシヨンケース43の後面に更にリアアクスル
ケース44を固設し、該リアアクスルケース44
の上面に本考案の油圧装置Aを座設している。後
輪46はリアアクスルケースから突設するリアア
クスルハウジングにて支持している。27は油圧
操作レバー37はリフトアームである。
第2図は本考案のトラクターの油圧装置Aの全
体平面図である。
油圧装置の役目は、トラクターのリアアクスル
ケース44の後面に設けられた作業機装着装置等
を上下回動し、作業機を機械的に昇降することで
あり、リフトアーム37の先端にピンでリフトリ
ンクを枢結して、該リフトリンクの先端を更にピ
ンにてロアリンクに枢結する。作業機の上部はト
ツプリンクにて枢結して上下回動する。作業機の
高さを自動制御する必要から、リフトアーム37
の位置を感知して油圧制御弁の操作にフイードバ
ツクする為のポジシヨンコントロール装置が設け
られている。リフトアーム37の回転軸部にフイ
ードバツクアーム39が固定され、該フイードバ
ツクアーム39からフイードバツクシヤフト30
のフイードバツクレバー30aに向けて、フイー
ドバツクロツド48が延設される。フイードバツ
クシヤフト30の外周上にフイードバツクピン3
1が溶接固定され、該フイードバツクピン31が
バルブコントロールレバー29の上部後側面を押
して、制御信号量をスプール39の操作に変えて
いる。一方作業機高さの設定は、油圧操作レバー
27によつて行なう。油圧操作レバー27はレバ
ーガイド28の溝内を移動して回動するものであ
り、回動中心部にコントロールレバーシヤフト3
3を固設している。コントロールレバーシヤフト
33の先端外周にコントロールレバーシヤフト軸
心とは偏心してコントロールレバーシヤフトピン
32を溶接固定し、該コントロールレバーシヤフ
トピン32にバルブコントロールレバー29を枢
結している。故にバルブコントロールレバー29
は下方でスプール39により押され、中央部でバ
ルブコントロールシヤフトピン32で移動させら
れ、上部を後面をフイードバツクピン31によつ
て押されている。更にその上部に弾機34が架設
され、常時後方に弾性保持されている。これら4
つの移動素子の力関係によつてスプールが上昇、
中立、下降の三位置に移動し、これに基づいてリ
フトアーム37が移動することから4つの移動素
子の力関係がバランスするまでスプールが微細に
移動し、最後には油圧操作レバーの設定した位置
でリフトアームが固定され必然的に作業機位置が
設定される。本考案の要部はこの主コントロール
バルブとそれに関連する油圧機器類の配置に関す
る考案である。第3図は油圧装置Aの左側面一部
断面図。
第4図は油圧装置Aの右側面断面図。
第5図はシリンダーヘツド及びトツプバルブケ
ースの部分の前面図である。
第6図はシリンダーヘツド及びトツプバルブケ
ースの1部断面側面図である。油圧ケース53の
シリンダー1の左側面にシリンダーヘツド52が
嵌入ヘツド1a部をシリンダー1内に嵌入して固
定されている。更に該シリンダーヘツド52の左
面上に、ストツプバルブケース51が貼設されて
いる。該ストツプバルブケース51にストツプバ
ルブ3が設けられている。シリンダー1を操作す
る主コントロールバルブ4は油圧ケース53の上
部に座設されているが、その他にトラクターに付
設される他の作業機用のコントロールバルブ5が
シリンダーヘツド52の側面に固設可能に構成さ
れている。これら主コントロールバルブ4及び他
の作業機用のコントロールバルブ5等の油圧系統
を例示する為に第8図の本考案の油圧回路図によ
り説明すると。作動油タンク10はミツシヨンケ
ース43、リアアクスルケース44であり、その
内部の潤滑油がフイルターを通つて作動油として
利用される。油圧ポンプ8はエンジン9に貼設さ
れており、該ポンプ8からの圧油が、まず作業機
用コントロールバルブ5に入り、それを通過した
後に主コントロールバルブ4に入るべく構成され
ている。他の作業機用コントロールバルブ5は蓋
体14を外して、該部に貼設することにより圧油
口22及び戻り油口21を持つた作業機用コント
ロールバルブ5となる。第5図に示すように他の
作業機を使用しない場合には蓋体14を直接にシ
リンダーヘツドに固定すれば破線の如くポンプ8
からの圧油が直接に主コントロールバルブ4に入
る。
第7図の従来の油圧装置の油圧回路図と本件考
案の油圧回路図を比較すると。従来はリリーフバ
ルブ7が他の作業機用のコントロールバルブ5を
取付ける蓋体14の後で、コントロールバルブ4
よりも更に後に設けられていたが本考案では該リ
リーフバルブを蓋体14よりも前におき、第7図
のリリーフバルブ7の代りにストツプバルブ3と
油圧シリンダー1の間にセイフテイバルブ2を内
蔵させたものである。
第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第
8図の図面により圧油の流れを説明すると。油圧
ポンプ8から高圧パイプで送られた圧油は圧油口
12からシリンダーヘツド52内に入る。圧油口
12の直上部にリリーフバルブ7が設けられてい
て異常高圧が発生した場合は該リリーフバルブ7
へ逃がす。圧油は通常は高圧油路24を通過し
て、作業機用コントロールバルブ5内に入る。作
業機用コントロールバルブ5を2個3個と重設す
る場合は、重設したこれらバルブに次々と圧油が
通過してゆく。しかし2本−3本の作業機用シリ
ンダーを同時に作動させることはできず、前の段
のコントロールバルブが中立の時のみ後段のシリ
ンダーが作動可能となる。これについては主コン
トロールバルブ4も同様で作業機用コントロール
バルブが全て中立の時のみ主コントロールバルブ
4が作動可能となる。作業機用コントロールバル
ブ5で制御された高圧油は22の圧油口よりバツ
クホー等の作業機に至り、シリンダー作動機低圧
となつて戻り油口21に戻つてくる。低圧油はシ
リンダーヘツド52の低圧油路17内に流入す
る。作業機用コントロールバルブ5の全てが中立
の場合、又は作業機用のコントロールバルブ5が
付設されていない場合に、蓋体14内のU形油路
を通過して圧油は高圧油路25に至る。高圧油口
23より継手13及びパイプ26を経て主コント
ロールバルブ4内に入る。リリーフバルブ7より
噴き出した低圧油も低圧油路17内に流入する。
主コントロールバルブ4のスプールにて制御され
た高圧油は高圧油路19を経てストツプバルブ3
の先端に至る。ストツプバルブ3の先端位置より
高圧油路が2手に分れており、1方はシリンダー
1内に流入する高圧油路19aでり、他方は高圧
出口油路6を経て圧油取出用継手18に至る作業
機用油路である。圧油取出用継手18を利用して
使われる作業機は主コントロールバルブ4の操作
によつて制御され、トラクター後部の作業機装着
装置の作業機を昇降する必要のない場合に利用さ
れる。ストツプバルブ3がトラクター後部の作業
機の昇降に使うか、継手18上の作業機を使うか
の切換えを行なう。該作業機からの戻りの低圧油
は継手11に戻り、低圧油路16を経て、セイフ
テイバルブ2の設けられている孔内に流入し、低
圧タンク15に至る。低圧タンク15とシリンダ
ー1を結ぶ通路内にセイフテイバルブ2が嵌設さ
れており、シリンダー1内の圧力がトラクターの
振動に基づく作業機の揺れにより異常に高くなつ
た時に圧力を抜く役目をする。低圧タンク15の
上部に低圧油路20が開口しており、シリンダー
ケース53内を通過して主コントロールバルブ4
の低圧油と合流した後リフトリンク部に噴流され
ている。バルブ38はスローリターンバルブであ
り戻り油の流量を絞ることにより作業機の落下速
度を緩やかにするものである。リンク装置38a
にて油圧装置前面に操作部を突出させ操作を容易
に構成している。以上のように本件考案は、主コ
ントロールバルブの前と、主コントロールバルブ
の後とに、他の作業機用の圧油取出口を設け、主
コントロールバルブよりも前の圧油取出口である
蓋体14よりも更にリリーフバルブ7を置き、ス
トツプバルブと油圧シリンダーの間にセイフテイ
バルブを配置したのでロータリー耕耘装置等を上
げて輸送する際のシリンダー1に発生する異常高
圧はセイフテイバルブ2で逃がすことが出来、他
の作業機使用中に発生する異常高圧はリリーフバ
ルブ7で逃がすことが出来るので、油圧装置の破
壊を防ぐことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は農用トラクターの全体側面図。第2図
は本考案の農用トラクターの油圧装置の全体平面
図。第3図は同じく左側面一部断面図。第4図は
同じく右側面断面図。第5図はシリンダーヘツド
及びトツプバルブケース部の前面図。第6図はシ
リンダーヘツド及びトツプバルブケースの1部断
面側面図。第7図は従来の油圧装置の油圧回路
図。第8図は本件考案の油圧回路図。 A…油圧装置、B…応力集中部、1…油圧シリ
ンダー、1b…ピストン、2…セイフテイバル
ブ、3…ストツプバルブ、4…主コントロールバ
ルブ、5…他の作業機用のコントロールバルブ、
7…リリーフバルブ、8…油圧ポンプ、14…蓋
体、18…油圧取出継手、35…ピストンロツ
ド、36…回動アーム、40…ブリーザーパイ
プ、51…ストツプバルブケース、52…シリン
ダーヘツド、53…油圧ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主コントロールバルブの前と主コントロールバ
    ルブの後とに他の作業機用の圧油取出口を設け、
    主コントロールバルブよりも前の圧油取出口であ
    る蓋体14よりも更に前にリリーフバルブを置
    き、ストツプバルブと油圧シリンダーの間にセイ
    フテイバルブを配置したことを特徴とする農用ト
    ラクターの油圧装置。
JP1979150332U 1979-10-29 1979-10-29 Expired JPS62980Y2 (ja)

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JP1979150332U JPS62980Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29

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JPS5669534U JPS5669534U (ja) 1981-06-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5637805B2 (ja) * 1971-12-01 1981-09-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610083Y2 (ja) * 1972-07-26 1981-03-06
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JPS5637805B2 (ja) * 1971-12-01 1981-09-02

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